こんにちは!
いよいよ、2022-23シーズンのラ・リーガが日本時間8月13日(土)(現地時間12日)から開幕します。
昨シーズンは、レアル・マドリードが第34節を終了した時点で優勝を決め、リーガ最多となる35回目のカップを掲げました。
ライバルとなるFCバルセロナは積極的な補強を見せ、スペインを代表するダービーマッチ「エル・クラシコ」もより盛り上がりを見せることが予想されます。
各クラブが新シーズンに向けた補強、強化のときを過ごしており、開幕が待ち遠しいですね。
そこで本記事では、2022-23シーズンのラ・リーガ最終順位を予想するとともに、優勝候補、欧州カップ(CL,EL,ECL)の出場権、残留争いに絡んでくるチームを予想をしてみました!
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>>ラリーガ2023-24優勝候補と順位予想!CL・EL・ECL出場権と降格争いは?
結論!最終順位表を予想
2022-23シーズンのラ・リーガはこのように予想しました!
積極的補強を見せるFCバルセロナが優勝に一番近いチームであると予想しています。
2022-23シーズン 結果順位(今季) | チーム名 | CL・EL・降格等 | 2021-22シーズン 結果順位(昨季) |
1位 | FCバルセロナ | CL出場権 | 2位 |
2位 | アトレティコ・マドリード | CL出場権 | 3位 |
3位 | レアル・マドリード | CL出場権 | 1位 |
4位 | ビジャレアルCF | CL出場権 | 7位 |
5位 | レアル・ソシエダ | EL出場権 | 6位 |
6位 | セビージャFC | EL出場権 | 4位 |
7位 | レアル・ベティス | ECL・PO出場権 | 5位 |
8位 | アスレティック・ビルバオ | 8位 | |
9位 | セルタ・デ・ビーゴ | 11位 | |
10位 | ヘタフェCF | 15位 | |
11位 | バレンシアCF | 9位 | |
12位 | CAオサスナ | 10位 | |
13位 | RCDエスパニョール | 14位 | |
14位 | UDアルメリア | 1位(2部) | |
15位 | エルチェCF | 13位 | |
16位 | RCDマジョルカ | 16位 | |
17位 | レアル・バジャドリード | 2位(2部) | |
18位 | ラージョ・バジェカーノ | 自動降格 | 12位 |
19位 | カディスCF | 自動降格 | 17位 |
20位 | ジローナFC | 自動降格 | 6位(2部) |
あなたが応援するチームはどのような順位となっているでしょうか?
チャンピオンズリーグの出場権は、バルセロナ、アトレティコ・マドリード、レアル・マドリード、ビジャレアルが獲得。
ヨーロッパリーグの出場権は、レアル・ソシエダ、セビージャが獲得。
カンファレンスリーグの出場権は、プレーオフからの出場で、レアル・ベティスが獲得すると予想します。
また、残念ながらラージョ・バジェカーノ、カディス、ジローナの降格を予想しました。あくまでも予想なのでご了承ください。
それでは、各チームの予想内容や状況について掘り下げていきます!
優勝候補・優勝予想とCL出場権争い(1~4位)
優勝の勝ち点ラインは「86」前後と予想されます。
直近4シーズンの優勝勝ち点が「86」「86」「87」「87」と、横ばいの数字であり、優勝には「86」ポイントを目安に重ねていきたいところですね。
2021-22シーズン・リーグ成績:2位
2022年(シーズン後半戦)の成績に絞ると、リーガ首位の実績を誇り、この夏の移籍市場では金銭面のテコ入れにより大型補強にも成功し、チャビ監督による戦術の上積みにも期待できるため、昨シーズンと比べて最も伸びしろがあるチームと予想しています。
補強面ではロベルト・レヴァンドフスキ、ジュール・クンデといったチームの主軸となる選手の獲得に成功。さらにフランク・ケシエ、アンドレアス・クリステンセン、ハフィーニャの加入と、ウスマン・デンベレの残留、そして昨シーズンの殆どを怪我で離脱していた10番アンス・ファティが復帰し、選手層・戦力面はリーガ屈指となっています。
2022-23シーズンは、リーガNo.1の攻撃力を誇ると予想しており、流れ・崩しでの得点は勿論ですが、ハフィーニャの加入により理不尽な一発にも期待できます。
その一方で、チャビ監督就任後も守備強度はそれほど高くはありませんが、攻撃力でカバーできるため、リーグ戦を戦うには強く、チャンピオンズリーグという限られた試合の大会では、優勝候補とまでは行かないと予想します。
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2021-22シーズン・リーグ成績:3位
複数選手の退団がありましたが、補強・復帰組により戦力はプラスと言えそうです。
特に課題となっていた右SB・WBのレギュラー格となるナウエル・モリーナの獲得により、マルコス・ジョレンテをより攻撃的なポジションで起用でき、優勝した2020-21シーズンの活躍が見られるか注目です。
昨シーズンは、シメオネ政権ワーストとなる失点数を記録してしまいましたが、チームの方向性は見えているため、昨シーズン程の崩壊は起こらないと予想されます。
また、2チーム分作れる選手層を揃え、豊富な攻撃陣の中でもエースとしての片鱗を見せるジョアン・フェリックスを活かしたいところであり、彼にとっても勝負のシーズンになりそうです。
プレシーズンでの仕上がりは順調であり、特に開幕から強豪相手との連戦が続くアトレティコは、スタートからギアを上げる必要があるため、序盤の勝ち点は落とせません。
この序盤戦を好成績で乗り超えることができれば、シーズン終盤まで優勝争いを演じられるチームであると予想します。
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2021-22シーズン・リーグ成績:1位
クラブの伝統・勝者のメンタリティを体現し、2021-22シーズンはラ・リーガと、チャンピオンズリーグを制覇しました。
今シーズンの課題は「調子の維持」であり、ハイパフォーマンスを見せたベンゼマ、ヴィニシウス、ベテラン勢の継続性と、見事にチームの質を底上げしたロドリゴ、バルベルデ、カマヴィンガの活躍、そして新加入選手(リュディガー、チュアメニ)たちのフィットにより、昨シーズンのレベルを維持したいところです。
さらに、残留を決めたエデン・アザールのパフォーマンスに期待したいシーズンであり、トップコンディションに仕上げて、マドリーの7番の意味を活躍で示して欲しいですね。
その一方で、昨シーズン浮き彫りとなったベンゼマが不在時の最適解を見つけられていない状況であることや、モチベータータイプであり、リアリストのアンチェロッティ監督が昨シーズンを超える手腕を見せられるのかは微妙なところであり、
リーグ戦では昨シーズンと比べて失速し、チャンピオンズリーグの舞台では、強さを見せるシーズンになると予想しています。
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2021-22シーズン・リーグ成績:7位
昨シーズンはチャンピオンズリーグ・ベスト4という快挙を果たし、ウナイ・エメリ監督の評価も上げたシーズンとなりました。就任3年目となる2022-23シーズンは、ビジャレアルでの集大成を見せるシーズンとなりそうです。
補強面では、降格となったレバンテで13ゴールをあげたホセ・ルイス・モラーレスを獲得し、ローン復帰した選手たちも、それぞれのローン先で出場数を確保し成長を見せました。
エースであるジェラール・モレノは度重なる怪我から離脱も多く痛手となりましたが、昨シーズンは彼が不在時の戦い方に加え、CLでのユナイテッド、ユヴェントス、バイエルン、リヴァプールといったビッグクラブとの対決は、チームとして大きな糧となっているはずです。このため、台風の目となることを予想しています。
また、残りの移籍市場の期間でパウ・トーレスが引き抜かれないことも、躍進に向けて重要なピースとなります。
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中位・EL・ECL出場権争い(5~9位)
近年のラ・リーガの構図は、3強(レアル・マドリード、バルセロナ、アトレティコ)に加えて、好調を見せる1チームが優勝争いに絡んでくるため、5位からは勝ち点が一段階下がる傾向があります。
2021-22シーズン・リーグ成績:6位
2021-22シーズンは、クリーンシートの数ではリーガトップとなる20試合を達成しました。
昨シーズンの終盤から続くオヤルサバルの長期離脱は痛手となっており、その影響から(ポジション上)ウイングを無くしたダイヤモンド型の4-3-1-2のシステムが採用され、トップ下のポジションはダビド・シルバを筆頭に、新加入のブライス・メンデス、久保建英が争います。
複数のポジションをこなすことで、オヤルサバル復帰までのオプションも増やしたいところです。
育成に定評があるラ・レアルの下部組織から培われている攻守に渡るポジショナルプレーは強みであり、新加入選手がどれだけアジャストできるかが選手層の厚さを生み出す鍵となります。
さらには、前十字靭帯断裂の大怪我から復帰したカルロス・フェルナンデスの活躍にも期待したいところです。
日本人としては、久保建英の加入により一気に注目度が高まったクラブであり、昨シーズンよりも好成績でのフィニッシュに期待したいですね。
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2021-22シーズン・リーグ成績:4位
2021-22シーズンは、リーガ最少失点数(30)を記録しましたが、ジュール・クンデ、ジエゴ・カルロスという主力CBが同時に退団してしまった影響は間違いなく大きく、すでにマルコンを獲得していますが、守備力の維持は難しいことが予想されます。
また、ロペテギ監督は戦術家としての対応力は見せるものの、攻撃面で選手に依存することも多いため、安定した守備を構築できないことでチームの重心が下がり、スムーズに守→攻への移行ができないという悪循環が懸念されます。
さらに、財政難により売却を優先的に進めなければならず、他のクラブと比べて選手の補強が遅れていることも痛手となっていますが、ようやく複数の選手に対して、獲得に向けた動きを見せています。
このため、今シーズンのセビージャは例年より苦戦を強いられるシーズンになると予想しています。
2021-22シーズン・リーグ成績:5位
2021-22シーズンは、コパ・デル・レイ優勝を果たし、ベティスに久々のタイトルをもたらしました。
ペジェグリーニ監督体制3年目となる今シーズンは、リーグ戦で好調を見せたフアンミ、ボルハ・イグレシアスを筆頭に、ナビル・フェキル、セルヒオ・カナレス、アイトール・ルイバル、若手のロドリ、新加入のルイス・エンヒキらをどう扱っていくのか、ベティスがもう一段階上を目指す上で監督の手腕が求められます。
補強という面では、ラツィオからルイス・フェリペの獲得に成功し、シーズンを通して安定性に欠けるベティスの守備陣を引き締める存在として期待したい一方で、昨シーズンにローン加入し、違いを見せたエクトル・ベジェリンの買取ができていない状況となっています。
彼の穴を完全に埋めるのは難しいことから、余剰戦力の売却によって獲得を進めたいところです。
また、プレシーズンは成績が振るわず、シーズン開幕に向けてやや不安要素となっています。
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2021-22シーズン・リーグ成績:8位
2013~2017年まで同クラブを率いたエルネスト・バルベルデを新監督に迎え、2022-23シーズンを戦います。
8月上旬時点で移籍市場での動きはほぼ無く、セグンダ(2部)で13ゴールをあげたゴルカ・グルセタの復帰に留まっています。とはいえ、一番の目玉はバルベルデの監督復帰であり、ビルバオの特徴とも言えるプレス戦術を継続しつつ、プラスアルファの落とし込みに期待が掛かります。
一方で、前政権時にはアリツ・アドゥリスというシーズン15~20ゴールを取れるストライカーが君臨していましたが、昨シーズンのトップスコアラーがイニャキ・ウィリアムズの8ゴールと乏しく、ストライカーの覚醒も、チーム浮上を目指す重要なポイントとなります。
2021-22シーズン・リーグ成績:11位
エドゥアルド・コウデット監督が指揮している直近2シーズンは、シーズン中盤には残留争いを脱出し、トップハーフ付近でのフィニッシュを続けています。
2022-23シーズンは、イアゴ・アスパスの活躍はもちろんですが、昨シーズンに成長・安定感を見せたジョセフ・アイドゥー、フラン・ベルトランといった選手たちが、チームを牽引する姿も見せて欲しいですね。
補強面では、正GKのマティアス・ディトゥーロ、ブライス・メンデスが退団しましたが、ポルトで正GKも務めたアグスティン・マルチェシンを獲得したほか、オスカル・ミンゲサ、ルカ・デ・ラ・トーレといった新加入選手に加え、
リーガ内から、オスカル・ロドリゲス、ウナイ・ヌニェスのローン加入を完了させ、リーグを戦う選手層を確保しています。
気になるのはFWサンティ・ミナの動向であり、自身のスキャンダルにより懲役4年の判決を受けましたが、ミナ側がこれを控訴したためセルタは契約解除が行えず、控訴審判決(年末予定)に委ねられます。
このため、シーズン前半戦のプレーは絶望的であり、有罪が確定した場合には労働法を行使して契約解除が可能ですが、確定していない現時点での契約解除は、ミナ側から契約分の残りのサラリ-を要求できる立場となってしまうことから、判決を待つ必要があります。
選手面での問題を抱えていますが、今シーズンはトップハーフフィニッシュできるクオリティにあると予想しています。
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中位~下位争い(10~14位)
降格圏内からは脱出し、トップハーフを目指したいチームが揃っています。
2021-22シーズン・リーグ成績:15位
昨シーズンのローン加入組と、契約満了による退団により、チームのバックアップを務めていた選手が大幅に退団していることから、積極的な補強を見せています。
降格したグラナダからルイス・ミジャ、ドミンゴス・ドゥアルテを獲得し、レアル・ソシエダからポルトゥのローン加入、そしてボルハ・マジョラルの買取は大成功と言えます。
さらには、ウエスカ(2部)で14ゴールをあげ、中盤からトップ下、ウイングまでこなせるハイメ・セオアネをフリーで獲得し、大幅な戦力アップが見込めます。
昨シーズン、16ゴールを記録したエネス・ウナルにも引き続きエースとしての活躍が期待され、キケ・サンチェス体制2年目となるヘタフェは侮れない存在となると予想します。
2021-22シーズン・リーグ成績:9位
近年はクラブ内部の問題から、戦力の維持にも苦労しており、トップハーフでのフィニッシュが目標となっています。
昨シーズンを支えたアルデレーテ、ブライアン・ヒル、イライクス・モリバはローン契約が終了し、戦力的に痛手となっています。このため、フリーで獲得したサム・カスティジェホ、ローン加入したサムエル・リーノの活躍に期待したいところです。
一方で、移籍の可能性もあったカルロス・ソレール、ゴンサロ・ゲデスは残留予定であり、チームの核となるこの2人の活躍により、残留争いからは脱出できそうです。
また、新監督にはジャンナーロ・ガットゥーゾを迎え、プレシーズンマッチではチームの方向性は見えたものの、選手層的にも欧州コンペティション圏内での争いをすることは難しく、ガットゥーゾ監督もスペインの地でどこまでできるのか、未知数と言えます。
このため、引き続きトップハーフフィニッシュを目指すシーズンとなりそうです。
2021-22シーズン・リーグ成績:10位
ハコバ・アラサテ監督就任から5年目を迎え、就任初年度には2部の優勝、そして昇格後3シーズンに渡り10位前後でのフィニッシュを継続する手腕を見せています。
キャプテンであるオイエル・サンフラホの退団があったものの、選手層は維持しており、加えてビジャレアルからルベン・ペーニャ、モイ・ゴメスの獲得を決めています。
昨シーズンは、シーズン中盤で10試合連続白星に恵まれず、難しい時期を過ごしました。今シーズンは、W杯の影響により中断期間があるため、失速を見せてもこの期間で改善することができれば、さらなる上位を目指せそうです。
クラブ目標としては、欧州コンペティションの出場権を目指したいところですが、現実的にトップハーフフィニッシュが目標となりそうです。
2021-22シーズン・リーグ成績:14位
主にグラナダを3シーズン率いたディエゴ・マルティネスを新監督に迎えています。
昨シーズン、17ゴールをあげたラウル・デ・トマスの残留(予定)は朗報であり、加えてアラベスで14ゴールをあげたホセルを獲得しています。
また、正GKを務めたジエゴ・ロペスが退団していますが、昨シーズン、モナコからアトレティコにローン移籍をしていたバンジャマン・ルコントを獲得(ローン)しています。ですが、選手層はやや薄く、バックアッパーを増やしたいところです。
今シーズンは、躍進というには難しく、引き続き同格・下位チームに勝ち点を重ね、安定して残留圏内に位置しながら上位を目指したいところです。
2021-22シーズン・リーグ成績:1位(セグンダ優勝)
就任3年目となるルビ監督はベティス、ウエスカ、エスパニョールなどでも指揮を執り、プリメーラの経験もありますが、単年での退任が続いていたためアルメリアで腰を据えて指揮することができています。
9番を背負うウマル・サディクは、昨シーズン18ゴール12アシストとチームを牽引し、優勝の原動力となりました。彼のポストプレーも重要であり、アルメリアの厚みのある攻撃へと繋げていました。複数の選手が得点できるチーム作りができていることからも、豊富な攻撃パターンがプリメーラの舞台で通用するのか見物です。
また、新加入のマルコ・ミロヴァノヴィッチ(19歳)はパルチザンU-19で通算26ゴールをあげており、今後のブレーク選手となるのか注目です。
セグンダでは失点数も1試合平均0.83であり、総合的に見ても残留の可能性は十分にあると予想します。
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残留降格争い(15~20位)
残留の勝ち点ラインは「38」前後と予想されます。
直近4シーズンの残留(17位)勝ち点が「41」「37」「36」「39」となっており、平均すると「38(小数点切り捨て)」となり、残留にはこのポイントを目安に重ねていきたいところですね。
2021-22シーズン・リーグ成績:13位
2021-22シーズンは一時降格圏内へと沈んでいましたが、11月28日にフランシスコ・ロドリゲス監督を招聘すると、チームは立て直しに成功し、シーズン中盤には残留争いから脱出しました。
今シーズンもまずは残留を目標に戦うシーズンになることが予想されますが、昨シーズンに上積みされたエルチェの戦い方(サイドで幅を取り、中にスペース、フリーマンを作る)を突き詰めたいところです。
また、ロドリゲス監督が植え付けたハードワークは、上位相手を苦しめるポテンシャルを見せており、限られたチャンスの中で試合を決定付けるプレーができれば、昨シーズンのラージョのように、強豪相手にも一矢報いる存在となりそうです。
2021-22シーズン・リーグ成績:16位
シーズン終盤にハビエル・アギーレ監督が就任し、見事プリメーラ残留に導きました。
昨シーズンは、残留のための戦術が取られたため、シーズン中の上積みは少なく、このプレシーズン中にチームの基盤を築いていきたいところです。
また、残留した17クラブの内、ワーストとなる63失点を記録しているため、守備陣の改善も必要ですが、プレシーズンは好調であり、ナポリ相手にも引き分けるなど順調に準備を進めています。
残留圏内でのフィニッシュを予想していますが、精神的支柱でもあるベテランのマノロ・レイナ、サルバ・セビージャの退団による影響が懸念されます。
2021-22シーズン・リーグ成績:2位(セグンダ)
バジャドリーは、ロナウド(ブラジル)が会長を務めていることでも有名です。
補強面では、プリメーラの経験豊富なGKセルヒオ・アセンホが加入し、ジョルディ・マシップ、ロベルト・ヒメネスと共に、ベテランGKたちが昇格したバジャドリーを支えるシーズンとなりそうです。
また、セグンダでのリーグ得点数1位にも輝いた得点力を武器に、まずは残留に向けて戦うシーズンとなりますが、積極的にミドルシュートを撃ってくるチームなだけに、その一発を仕留められれば、上位相手にも爪痕を残せるかもしれません。
選手層の面では、主力選手の流出もなく、セグンダを戦い抜いたメンバーで昇格初年度をスタートできそうです。
2021-22シーズン・リーグ成績:12位
2021-22シーズンの前半戦は、第18節を終えた時点で4位に浮上するなど、好調な時期を過ごしていました。
しかし、2022年に入ると状況は一転し、シーズン後半戦は白星を2つしか上げられませんでした。前半戦の勝ち点の貯金により、残留争いには絡みませんでしたが、リーグ後半戦(第19~38節)だけの成績を見てみると、勝ち点12と単独で最下位となっています。
アンドニ・イラオラ政権3年目となる今シーズンは、この悪い流れを払拭し、新シーズンをスタートさせたいところです。
また、ラージョとしてはフィニッシュ精度も上げたいところであり、ミランデス(2部)で15ゴールをあげたセルヒオ・カメージョ(ローン加入)の得点力にも期待したいですね。
ですが、昨シーズンのチーム状況を加味して、降格候補のチームと予想しました。
2021-22シーズン・リーグ成績:17位
2021-22シーズンは、シーズン(ホーム&アウェー)を通してバルセロナ、バレンシア、ビルバオ、ビジャレアル、レアル・マドリードに負けない集中力を見せた一方で、
白星が少なく、最終節まで残留争いに絡み、なんとか勝利を掴んで残留圏内ギリギリの17位に浮上し、残留を決めました。
補強面では、ソシエダでプレーしていたホセバ・サルドゥア、トルコリーグでプレーしていたアワー・メイビルをフリーで獲得し、ローン加入していたビクトル・チュストの買取に成功しています。
ここぞというときの集中力は凄まじいものがありますが、シーズンを通して安定性に欠けるため、今シーズンの残留は厳しいと予想しました。
2021-22シーズン・リーグ成績:6位(プレーオフを勝ち上がり昇格)
セグンダでは6位にフィニッシュしましたが、昇格プレーオフを勝ち抜いて昇格の切符を掴み取りました。
補強面では、昨シーズンにローン加入し、主力を務めていたアレックス・バエナ、ポル・ロサーノが退団していますが、
ヤンヘル・エレーラ、ロドリゴ・リケルメと、MLSリーグで17ゴール6アシストを記録し、好調を見せるアルゼンチン人ストライカーのバレンティン・カステジャノスをそれぞれローンで獲得し、注目の選手が集まっています。
6位から勝ち上がってきたチームなだけに、ポテンシャルと不安要素が入り混じり、未知数とも言える状況となっていますが、昇格してきたチームの中でもやや失点数が多く、この部分の改善無くしては残留も厳しい状況にあると予想しました。
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まとめ
2022-23シーズンのラ・リーガ最終順位を予想してみました!
優勝を争うのは、やはりリーガ3強に数えられるレアル・マドリード、バルセロナ、アトレティコであり、この3チームを脅かすチームが毎シーズン台頭しているという構図となっています。
8月6日の時点で夏の移籍市場は開いており、特に中堅クラブにとっては、開幕目前に控えたこの時期に主力選手が引き抜かれることは避けたく、なるべく計算できる状態でシーズンをスタートさせたいところです。
また、今年の11月にはW杯を控えていることから、多くのヨーロッパの国内リーグは中断期間が設けられ、その期間に強化試合などにより、チームの成熟度を上げるチームもあれば、代表選手を多く輩出するチームにとってはコンディション面が懸念されます。
そんなイレギュラーである2022-23シーズンは果たしてどのチームが優勝し、どのチームが降格となってしまうのか、今シーズンもラ・リーガを楽しんでいきましょう!
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