アトレティコマドリード2022冬移籍情報!噂の獲得候補・狙っている選手や補強ポイントは?

こんにちは!

夏の移籍市場では、ロドリゴ・デ・パウルの獲得や、

アントワーヌ・グリーズマンの復帰など、戦力の確保にも成功し、

リーグ優勝を果たした昨シーズンの勢いそのままに連覇を目指したいアトレティコでしたが、

12月のリーグ戦では4連敗を喫するなど、波に乗り切れないシーズンを送っています。

後半戦では、来季のチャンピオンズリーグ出場圏内でフィニッシュするためにも、

調子を上げていく必要があります。

本記事では、そのアトレティコ・マドリードの2022年冬の獲得候補となっている選手や退団・放出候補の選手、そして補強ポイントについてまとめてみました!

 

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アトレティコ・マドリード2022冬移籍で獲得と噂の補強候補・狙っている選手

ダニエル・ヴァス(DF)

 

所属チーム:バレンシアCF

市場価値:600万ユーロ(約7億8000万円)

 

退団したトリッピアーの後釜として、

経験豊富なヴァス獲得に動いていますが、バレンシアにとっても需要な選手であるため、

代替選手の確保に成功しない限り、シーズン中の放出は消極的と見られ、

一部報道では既に破談になったとも伝えられています。

 

一方で、ヴァス本人はアトレティコ移籍を希望していることや、

バレンシアとの契約が2022年6月30日で切れるため、

移籍金が発生するこの冬に移籍を容認する可能性も残されています。

 

ヴァスは、どのポジションで起用されても本職の選手のような器用さを持つ選手であり、

今シーズンは、これまでの右SBのポジションから、2ボランチの一角を主戦場としてプレーし、

デンマーク代表でも最近はボランチで起用されています。

 

まさに「安定感」がヴァスの強みであり、それを裏付けるのが、

リーガではセルタ時代から、暫定監督を含めて8人の監督の下でプレーしましたが、

どの監督の下でも継続して起用されています。

 

このことからヴァスは、

マルチロールプレイヤーであり、戦術理解度が高い選手であることが伺えます。

 

ヴァスのプレーの特徴としては、

右足から高い精度のパスやクロスを配給し、チャンスを演出することが出来る選手であり、

身長も181cmとサイズがあることから、SBに入っても体格面で穴になることはありません。

 

ヴァスは、ラ・リーガへの適応の心配がないことや、

トリッピアーが担っていたゲームメイクの部分でも貢献ができる選手でもあるため、

サポーターからも獲得に期待が持たれています。

パブロ・マフェオ(DF)

 

所属チーム:RCDマジョルカ(保有元:シュトゥットガルト)

市場価値:400万ユーロ(約5億2000万円)

 

トリッピアーの後釜として、

ダニエル・ヴァスの獲得に向けて交渉が行われていましたが、

破談となった場合の候補の一人として挙げられています。

 

マフェオは、

マンチェスター・シティのユースからトップチームに上がった逸材でもありましたが、

当時出番はなく、ジローナFCへのローン移籍を経て、

2018年に現在の保有元であるシュトゥットガルトへ完全移籍をしています。

 

半年間ドイツでプレー後は、ジローナFC、SDウエスカ、RCDマジョルカと、

3シーズン連続で母国のスペインにローン移籍でプレーしていることから、

母国のスペインでのプレーが肌に合う選手と言えます。

 

シュトゥットガルトとマジョルカの間には、

今季マジョルカがプリメーラ(1部)残留を果たした場合、

350万ユーロ(約4億5000万円)の買い取り義務の契約を交わしていることから、

アトレティコが獲得する場合には、

シュトゥットガルトとマジョルカの2クラブと交渉する必要があります。

 

マフェオは、20歳の時に自身の名を広めるきっかけとなった試合があります。

 

それは、2017-18シーズンのジローナ時代に、バルセロナと対戦した際、

対峙するリオネル・メッシに徹底的なマークに着き、自由を与えず、

見事完封したことで当時賞賛を浴びました。

 

この試合後にメッシ本人がマフェオの下に訪れ、賛辞を贈ったというエピソードもあります。

 

一方で、マフェオのプレースタイルは、

SBの選手ながら力強いドリブルが持ち味の選手であり、メッシを完封した様に、

一つのタスクに専念させることで、粘り強いマークや守備で貢献出来る選手ですが、

普段のプレーとしては、攻撃参加を得意としている選手です。

 

しかし、若さゆえに不安定なプレーを見せることもあり、

サイドを突破した後のパスやクロスの精度が課題でもあり、

今後経験を積んで改善される事が期待されます。

 

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ヘイニウド・マンダヴァ(DF)

 

所属チーム:リール

市場価値:1000万ユーロ(約13億円)

 

2020-21シーズン、パリ・サンジェルマンらを抑えてリーグ・アン優勝を果たしたリールの一員であり、

2022年6月30日でリールとの契約が切れるため、シーズン終了後、フリーでの獲得が報じられています。

 

マンダヴァには複数のクラブが興味を示しており、争奪戦となることが予想されます。

 

マンダヴァはSBの選手ですが、左SBを本職としているため、

退団したトリッピアーの後釜という可能性は低いと見られます。

 

マンダヴァのプレースタイルは、

攻守において、運動量を武器に様々な場面で顔を出せる選手であり、

味方と連係しながらサイドを駆け上がったり、中央へ流れることでゲームメイクに参加したり、

大外のスペースに走り込んでボールを受けたりと、攻撃の厚みを加えられる選手です。

 

守備の面では、対人守備に強さを持つ選手であり、

アフリカ系の選手特有のリーチの長さ、体幹の強さを活かし、

ボールを刈り取るプレーも多く見られます。

 

アトレティコとしては、

4バック時のSBを見ると、チャンスメイカーとして攻撃に持ち味を持つロディと、

対人守備で強さを見せるマンダヴァの2枚を揃えることができるため、

戦術の幅が広がるという点からも、マンダヴァの獲得に期待が掛かります。

ドゥシャン・ヴラホヴィッチ(FW)

 

所属チーム:フィオレンティーナ

市場価値:7000万ユーロ(約91億5000万円)

 

ヴラホヴィッチは、フィオレンティーナでブレイクしている21歳のセルビア人ストライカーで、

昨シーズンはリーグ戦37試合で21ゴール2アシストを記録し、

今シーズンも既にリーグ戦21試合に出場し、17ゴール5アシスト

昨シーズンを超えるペースでゴールを量産しています。

 

このことから、国内外の多くのビッグクラブが獲得に興味を示しています。

 

特にアトレティコは、2021年の夏の移籍市場で既にオファーを送り、

最終的に7000万ユーロ(約91億5000万円)の金額で合意の報道も出ましたが、

実現には至りませんでした。

 

依然として、獲得に向けて交渉していると見られ、

ルイス・スアレスといったストライカーの去就に関わらず、

成功させたいミッションであるとも報道されています。

 

ヴラホヴィッチは9番タイプのストライカーであり、

スペースや相手の危険なエリアを見つけ、一瞬の動き出しで侵入し、

高い決定力でゴールを狙っていきます。

 

この高い決定力は、

ゴールまでのイメージがしっかり出来ている事や、ボールタッチ、トラップの上手さから、

良い体制でシュートを放つためのボールコントロールが優れている事が要因の一つと考えられます。

 

ボレーなど、ダイレクトシュートにおいても、ボールの芯を捉えるシーンが多く、

空間認知能力や動体視力にも優れていると推測できます。

 

また、190cmという恵まれた長身と優れた体幹から、

ポストプレーで味方の選手が動き出す時間を作ったり、

相手選手を背負いながらプレーすることが出来るため、

戦術の幅を広げられる選手でもあります。

 

一方で、爆発的なスピードは持っていないため、

カウンター時のロングスプリントは得意ではありませんが、

一瞬の動き出しと、密集を抜け出すドリブルスキルもあるため、

現代の万能型ストライカーと言える選手です。

フリアン・アルバレス(FW)

 

所属チーム:リーベル・プレート

市場価値:2000万ユーロ(約26億円)

 

フリアン・アルバレスは、

母国アルゼンチンのリーベル・プレートに所属する21歳の若きストライカーです。

 

冬の移籍市場の人気銘柄の一人であり、

既に代理人は、マンチェスター・ユナイテッド、アトレティコ、

イタリア方面のクラブとの会談が終えていると伝えられているほか、

バイエルン・ミュンヘンやレアル・マドリードも注目している選手であると報じられています。

 

リーベル・プレートとアルベレスの契約は、2022年の12月31日までとなっています。

 

余談となりますが、欧州のシーズン途中に、

南米のクラブから選手を獲得する際のパターンの一つとして、

契約終結後にローン移籍という形でチームに残留し、

欧州のシーズン終了後となる夏に合流するというパターンも考えられます。

 

アルバレスは、今シーズン特にブレイクした選手で、

リーグ戦21試合に出場し、18ゴール9アシストを記録しています。

この活躍から、昨年からアルゼンチン代表にも選出されています。

 

アルバレスは170㎝と長身の選手ではありませんが、同じ上背を持つアルゼンチン人ストライカー、

セルヒオ・アグエロ、ラウタロ・マルティネスが欧州で成功を収めたように、

次なるスター候補として期待されている選手です。

 

プレースタイルも上記の2人と比較されるなど、類似点があり、

プレーエリアの広さからポジションに固執せず、バイタルエリアやサイドなど、

スペースを見つけてボールを受け、ゴールやアシストといったチャンスメイクを行っていきます。

 

スプリント力にも定評があり、攻守に渡って多くのスプリントを見せるほか、

南米特有のテクニックを駆使したドリブルから、スピードに乗ったドリブルで、脅威となる選手です。

 

また、9番の位置で起用される事が多い選手ですが、前述のとおりプレーエリアの広さから、

今シーズンの序盤やアルゼンチン代表ではウイングのポジションでもプレーしています。

 

各ビッグクラブが注目するアルゼンチンの逸材に注目が集まります!

 

アトレティコ・マドリード2022冬移籍で噂の退団・放出候補

キーラン・トリッピアー(DF)

 

市場価値:1800万ユーロ(約24億円)

 

※2022年1月7日にニューカッスル・ユナイテッドへの完全移籍が決まりました。

 

トッテナム・ホットスパーから加入以降、

アトレティコの攻撃を担っていた重要な選手の一人です。

 

特にシステム変更をした昨シーズンのウイングバックのポジションでは、

持ち味の攻撃参加から、多くのチャンスを作り出し、

リーグ優勝の立役者の一人と言っても過言ではない選手です。

 

アトレティコの3-5-2のシステムでは、ウイングを置かないシステムだったため、

トリッピアー、カラスコの両WBの攻撃参加は必須であり、

カラスコは持ち味のドリブルによる推進力で深い位置を取り、チャンスメイクを行うことに対し、

トリッピアーはポジショニング、パス精度の高さからゲームメイクを担い、

同サイドのマルコス・ジョレンテ、アンヘル・コレアへの出し手としても

チームをコントロールしていました。

 

このことからも、トリッピアーのプレースタイルは、

高いパス精度と、クロスからゲームメイク、チャンスメイクを行える選手であり、

SBの攻撃参加に重きを置いているチームで活きる選手です。

 

守備の面では、ディエゴ・シメオネ監督の下で指導を受けたことで、

特に対人守備の強さが磨かれ、イングランド代表にも選出される選手へと成長しています。

エクトル・エレーラ(MF)

 

市場価値:500万ユーロ(約6億5000万円)

 

夏の移籍市場でサウール・ニゲスがチェルシーにローン移籍をしたため、

エレーラへの期待が高まっていましたが、

依然としてシメオネ監督から与えられる出場時間は短く、

不遇の時を過ごしています。

 

一時は、バレンシアのダニエル・ヴァスを獲得する際の

トレード要員になる可能性が報道されていました。

 

アトレティコ加入前のポルトでは中盤の要として、

公式戦245試合に出場し、35ゴール35アシストを記録していたことからも、

活躍が期待されていた選手の一人でした。

 

エレーラの一番武器は豊富な運動量であり、90分を通して攻守に貢献できる選手です。

 

183cmという体格からフィジカルも強く、

守備でもアグレッシブに行くことが出来るだけではなく、

ショートパス、ミドルパスの精度も高く、ゲームメイクの面でも存在感を見せます。

 

一方で、パフォーマンスに波がある選手でもあるため、

シメオネ監督の下で多く起用されない要因になっている可能性もありますが、

サポーターからは起用を望む声も多く上がっています。

 

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ルイス・スアレス(FW)

 

市場価値:1000万ユーロ(約13億円)

 

アトレティコが長年抱えていた得点不足を解消するFWとして期待され、

昨シーズンはその期待に応えるかのように

ーグ戦21ゴールを記録し、ラ・リーガ優勝に大きく貢献しました。

 

続く今シーズンは、第20節を終えた時点でリーグ戦7ゴールをあげているものの、

チーム自体が波に乗り切れず、特に守備の面で問題を抱えているため、

守備では著しく貢献度が低くなってしまうスアレスの起用に一部疑問が持たれています。

 

第18節のセビージャ戦では、後半早々に交代を命じられたことに腹を立て、

シメオネ監督との衝突も報じられていました。

 

アトレティコとスアレスの契約は、

シーズン終了後の2022年6月30日で満了となり、

契約延長の可能性はゼロに近いと見られています。

 

このため、スアレスにはアメリカや南米方面から様々なオファーがあったとされていますが、

スティーブン・ジェラードが率いるアストン・ヴィラへの移籍が有力と見られ、

既に他のオファーを断ったと一部報道されています。

 

ヴィラへは、既にフィリペ・コウチーニョがローン移籍をしており、

完全移籍を果たした場合、ジェラード監督を含め、

リヴァプール時代、共にプレーした選手たちとの再会となります。

 

スアレスは、その類稀なるゴール嗅覚と高い決定力でアヤックス、リヴァプール、

バルセロナ、そしてアトレティコでゴールを量産してきました。

 

狙い澄ましたコントロールシュートから、泥臭いゴールまで、

どんな形からでもゴールを奪える技術があり、

試合中に消える時間が多くても、一発で違いを見せられる選手です。

 

また、バルセロナ時代はメッシなどの優秀なキッカーが居たため、

FKを蹴る機会は殆どありませんでしたが、

アトレティコでは直接FKを決める試合もあり、引き出しの多さを見せました。

 

34歳という年齢に差し掛かり、膝の怪我などから、アジリティや走力の部分は落ちてしまいましたが、

ゴールへの嗅覚やゴールセンスなどは、まだまだワールドクラスのプレーを見せているため、

最後にもう一度花を咲かすプレーが見られるのか、残りのキャリアにも注目が集まります。

アルバロ・モラタ(FW)

 

市場価値:3500万ユーロ(約45億円)

 

現在はユヴェントスにローン移籍中であり、

依然として、バルセロナのシャビ監督がモラタ獲得を熱望していると報じられています。

 

ユヴェントスの監督であるマッシミリアーノ・アッレグリが退団を否定したことから、

一度は白紙に戻りましたが、バルセロナはセルジーニョ・デストやウスマン・デンベレの放出を経て、

再び獲得に動くとも新たに報じられています。

 

保有元のアトレティコは、

リーグを争うバルセロナの強化に繋がる手助けを行うことは不本意ではありますが、

現在バルセロナから、グリーズマンを買取オプション付き(※)のローン移籍で獲得しているため、

買取の際のトレード要員や、移籍金の一部として、バルセロナ側からの交渉に含める可能性があります。

(※アトレティコの全試合の50%以上の出場で買取義務4000万ユーロ(約52億円)が発生)

 

ちなみに、1月18日時点でのグリーズマンの出場試合は全体の76%であり、

現時点で買取義務が発生する数字となっています。

 

モラタは、オフ・ザ・ボールの動きからゴールを狙っていく選手であり、

カウンターの場面で本領を発揮します。

 

また、189cmの長身を活かし、セットプレーやクロスのターゲットマンとなり、

ヘディングでのゴールも得意としています。

 

一方で、長身の選手ではありますが、フィジカルを伴ったプレーはあまり得意ではなく、

ポストプレーを行うより、ポジションを変えながらワンタッチパスなどで味方と連係し、

チームのリズムを作る方が得意な選手です。

 

モラタの欠点となるのが、パフォーマンスの波です。

決定機を外してしまう事や、オフサイドトラップに引っ掛かることで

チャンスを潰してしまう事などがあるほか、

悪い時には、試合から消える時間が多くなってしまうなど、

批判も集まってしまうのが難点でもあります。

 

シャビ監督が熱望している選手だけに、

移籍が実現した際には、モラタをどのように扱うのか気になりますね。

 

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アトレティコ・マドリード2021-2022シーズン前半評価

2021-22シーズン前半戦のアトレティコは、

長期政権の難しさに直面しているシーズンと言えます。

 

昨シーズンは、2013-14シーズン以来、7年ぶりのリーグ優勝を果たし、

リーガ3強と表現され始めた近年の評価に相応しい成績を収めました。

 

続く今シーズンは、サウール・ニゲスのローン移籍などがありましたが、

新たにアントワーヌ・グリーズマン、ロドリゴ・デ・パウル、

そして東京五輪2020のブラジル代表・マテウス・クーニャを獲得し、

盤石の態勢でシーズンをスタートさせます。

 

しかし、リーグ優勝を果たした昨シーズンに生み出された5-3-2のシステムが対策され、

思うような結果が出せず、チャンピオンズリーグの舞台でも、ギリギリの戦いが続く状況で

昨シーズンの「勝負強さ」が見られない事も含めて、

シメオネ政権のアトレティコとしては、失点が非常に多くなっています。

 

それは数字にも表れ、

2020-21シーズンのリーグ失点数が24失点であるのに対し、

今シーズンは折り返しの19試合を終えた時点で23失点していることから、

リーグ戦の半分で昨シーズンの失点数とほぼ並ぶ形となっています。

 

この要因は、様々な理由が挙げられ、

昨シーズンから着手している、ポジショナルプレーが徹底出来ていない事で、

リードしていても上手く試合を締められない事がベースとして存在している上で、

 

DFの選手層の薄さや、

ルイス・スアレスの起用により前線から連動したプレスが行えない事にくわえ

チームのバランスを司るコケがシーズンを通して不調である事、

 

そして何より、戦術を超えた気迫でチームを鼓舞し幾つもの戦況を引っ繰り返してきた

「闘将・シメオネ」の覇気が見られず、

「アトレティコらしさ」が体現できていない事が挙げられます。

 

2021年12月には、シメオネ政権10年を迎え、11年目に入りましたが、

優勝の翌シーズンという事もあり、チームのマンネリ化やモチベーションの維持など、

長期政権の難しさが、今シーズンのアトレティコには圧し掛かっていると言えます。

 

今シーズンのプリメーラ(1部)は、2022年1月20日時点で、

レアル・マドリードとセビージャで優勝争いが繰り広げられています。

 

その下に、

レアル・ベティス、アトレティコ、バルセロナ、レアル・ソシエダ、ビジャレアル、

バレンシア、アスレティック・ビルバオの7チームが

勝ち点差「5」以内に並ぶ混戦となっています。

 

シーズン前半戦、難しい時間を過ごしたバルセロナは、

シャビ監督就任以降好調を見せ、順位を上げてきています。

 

しかし当のアトレティコは、スーペルコパやコパ・デル・レイを含む

2022年1月20日時点での直近15試合の成績が5勝2分8敗と奮っていません。

 

現在、シメオネ政権化で一番の苦境に立たされていると言っても過言ではない状況であり、

後半戦の早い内に、チームが浮上するきっかけを掴んで、波に乗りたいところとなっています。

 

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アトレティコ・マドリード2022冬移籍の補強ポイント

冬の移籍市場でニューカッスル・ユナイテッドに移籍した

キーラン・トリッピアーの後釜確保は必須であり、

右SB(WB)の補強が急務となります。

 

同ポジションの控えには、シメ・ヴルサリコがいますが、

トリッピアー在籍時で3番手に位置し、

SB、WBとしても本職ではないマルコス・ジョレンテが優先的に起用されています。

 

そのジョレンテも1月20日現在、怪我での離脱を強いられており手薄な状況から、

3バック時には、左WBで起用されているヤニック・フェレイラ・カラスコが右に回ることもあります。

 

トリッピアーの後釜としては、複数の選手が挙げられていますが、

今シーズンはローン移籍などで凌ぐ措置を取り、

夏の移籍市場で本命の選手を狙う可能性もあります。

 

また、CBの選手層の薄さは昨シーズンから続く課題となっており、現在は、

ホセ・マリア・ヒメネス、ステファン・サヴィッチ、マリオ・エルモソ、フェリペのみとなっています。

 

加えて、シーズンの多くで3バックを採用しているため、

怪我人や出場停止の選手が出た場合、CBの控えが不在となっているほか、

既に複数選手が不在となった時期もあり、そのときは、

ジョフレイ・コンドグビア、シメ・ヴルサリコが代役でCBを務めていました。

 

このため、戦力として計算出来るCBは確保したいアトレティコですが、

この冬での補強の動きは今のところ見られません。

 

以上を踏まえて、現時点での今冬の補強は、

トリッピアーの後釜のみと考えられますが、

アトレティコが狙っている選手は争奪戦となっている選手も多いため、

来シーズンに向けた補強を事前合意という形で、夏の移籍市場を待たずに行う可能性もあります。

 

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最新アトレティコ・マドリード2022冬移籍の新加入・退団決定情報

IN
OUT

キーラン・トリッピアー(DF)
移籍先:ニューカッスル・ユナイテッド
移籍金:1200万ポンド(約19億円)+プレミア残留時ボーナス発生

 

※2022年1月20日時点の情報です。

 

 

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まとめ

アトレティコ・マドリードの2022年冬の獲得候補となっている選手や退団・放出候補の選手、そして補強ポイントについてまとめてみました。

今冬での大型補強の可能性は低いため、補強によるテコ入れは望めず、

闘将・シメオネ監督が作り上げた「アトレティコらしさ」の復活とともに、

チームの復調に繋げたいところとなっています。

来季のチャンピオンズリーグ出場を維持するためにも、後半戦のアトレティコの巻き返しにも注目が集まります!

 

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