サッカー戦術の基本やセオリーは?種類(攻撃・守備)別にご紹介!

こんにちは!

現在世界中どこの国でもプレーされているサッカーですが、プロの世界でプレーする選手たちは、基本的に監督の戦術に従って、プレーしています。

その戦術は現在のサッカー界で非常に複雑なものに発展していて、個の力だけでは勝てない時代になってきています。

そこで本記事ではサッカー戦術の基本やセオリー、また戦術を種類別に説明していきたいと思います。

 

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サッカー戦術の基本基礎やセオリーや相性の良さは?

まずサッカーというスポーツでは、監督がメンバーを選び、チーム全体のトレーニングで監督が志向する戦術を伝えていくわけですが、監督一人一人が違う戦術を持っているため、何千通りの戦術が存在します。

しかしながら、大きく分けるとサッカーは攻撃と守備の2局面に分かれるため、監督はこの2つの場面でどのようなサッカーをしてもらいたいのかを選手に浸透させていきます。

 

そして、攻撃ではカウンターやショートパス、守備ではハイプレスやリトリートなど基本的な戦術が存在していて、監督たちはそこから細かい戦術を派生させて、独自の戦術を生み出していくのです。

また強豪クラブなどでは、自分たちの戦術を貫き通すことが多いですが、少し力で劣るクラブなどは相手の戦術に合わせて、戦術を変えていくこともセオリーとなっています。

 

このようにサッカーの戦術というのは、かなり奥が深く、正解、不正解というものは存在しないのが、面白い部分でもあります。

 

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サッカーの主な攻撃的戦術

カウンター戦術

まず攻撃的戦術における代表格の1つであるカウンター戦術です。

カウンター戦術はボールを奪った直後、そのままスピードを緩めることなく、ゴールへとむかっていく攻撃的戦術です。

 

そのためボールを奪う位置が重要になりますが、特にこのカウンター戦術を得意としているのが、ユルゲン・クロップ監督率いるリバプールです。

クロップ監督のリバプールといえば、ゲーゲンプレッシングを連想させますが、カウンター戦術も抜群で相手のコーナーキックを奪ったところから、一気に前線へ残っている選手へとボールを繋ぎ、相手の守備人数より多い選手が凄まじいスプリントで上がっていき、ゴールを決める姿は何度も見られてきました。

 

またマンチェスター・シティなどといった強豪クラブは、より高い位置でボールを奪い、一気に直結していくシーンがよく見られるため、カウンター戦術は強豪クラブが使うものと思われがちです。

しかしながら、強豪クラブと対戦する下位に位置するクラブも徹底的に守り続け、一瞬の隙を見つけてのカウンターアタックで点を奪うこともよくあるので、どんなクラブでもカウンター戦術は使える戦術となっています。

 

ポゼッション戦術

続いて、カウンター戦術と同じく攻撃的戦術で代表的なのがポゼッション戦術です。

このポゼッション戦術というのは、チーム全体でボールを支配し、ピッチを広く使いながら、攻撃の糸口を見つけていく戦術です。

 

ただポゼッション戦術を行うためにはGKからFWまで全ての選手が、しっかりとした技術力を持っていなければいけないため、主にボールを支配できる強豪チームで使われることが多くなっています。

中でも代表的なポゼッション戦術の使い手が現在マンチェスター・シティを率いるジョセップ・グアルディオラ監督で、バルセロナ、バイエルン・ミュンヘン、そして現在のシティと全てのクラブで基本的にはポゼッション戦術を使って、輝かしい実績を残してきました。

またポゼッション戦術と同じくボールを支配する戦術として、スペインではティキタカという言葉もありますが、この言葉はスペイン語でパスが小気味よくポンポン繋がっていくという意味なので、大きな枠組みで見れば、ポゼッション戦術に分類されます。

 

そんなポゼッション戦術は上手くハマれば、本当に魅力的なサッカーに繋がるので、ロマンあふれる戦術ともいえます。

プレス戦術

次に紹介するのは、プレス戦術です。

プレスといえば守備のイメージがあると思いますが、現代サッカーでのプレスは攻撃の第一歩となることが多くなっています。

その代表格ともいえるのが、先ほども紹介したクロップ監督のゲーゲンプレッシングで、もちろん守備戦術ともいえるわけですが、より高い位置でボールを奪うことによって、素早い攻撃に繋げていけるという部分ではゲーゲンプレッシングも攻撃的戦術に分類されるはずです。

 

そしてゲーゲンプレッシングではなくとも、相手がDFラインでボールを持った時に、チームで連動しながらパスコースを切ることによって、よりボールを奪える確率が高くなるので、プレス戦術を極めることで攻撃へ繋がる可能性が高くなっていくのです。

 

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偽SB戦術

続いては、最先端の戦術として話題になっている偽SB戦術です。

この偽SB戦術というのは、名将グアルディオラ監督がバイエルン時代に開発・導入した戦術で、攻撃時にサイドバックがボランチの位置にポジションを取り、より攻撃に厚みを持たせることができる戦術です。

 

今までは自分のサイドを上下することが、求められていたサイドバックですが、偽SB戦術が誕生したことによって、攻撃面で違った役割を求められる選手が増えてきました。

現在ではリバプールのアレクサンダー・アーノルド選手が、偽SB戦術の中で、攻撃時にはアンカーの選手の隣に入り、2人でボールをさばく姿が見られています。

 

そしてこの戦術のメリットとしては、偽サイドバックの役割をこなす選手が中央に寄って、ボールを持った際に、対面する相手選手も中央に移動せざるを得ないため、ウイングの選手へ斜めのパスコースが開きやすくなり、リバプールであれば、サラー選手などがより良い状態でボールをもらい、仕掛けることができるのです。

 

他にも中央での数的有利が作りやすいこともメリットとして挙げられる偽SB戦術ですが、既にグアルディオラ監督は昨シーズン新たに偽CB戦術を編み出すなど、さらに自分の作った戦術を進化させているので、今後も新たな偽○○戦術が生まれる可能性は十分にあるはずです。

コーナーキック戦術

ここまではインプレー中の攻撃的戦術を見てきましたが、続いてはコーナーキックでの戦術です。

サッカーというスポーツにおいて、ボールを止まった状態で蹴ることができるセットプレーはどんなチームにも平等に得点のチャンスが訪れるため、様々な工夫を凝らしてゴールを狙っていきます。

 

特にコーナーキックでは様々なパターンがあり、純粋に背の高い人を狙ったり、1人がニアサイドに走り込み、頭ですらしたボールをファーサイドでフリーになった選手が合わせるパターン、さらにはそのまま中に入れるのではなく、ショートコーナーから攻めることもあります。

実際にサッカー界にはセットプレーを専門にしたコーチが雇われることもあり、ジョバンニ・ビオというイタリア人は自らが研究したセットプレーに関する書籍が評価され、その後はイタリア代表やACミランでセットプレーコーチを務めていました。

サッカー界で戦術が発展していく中で、コーナーキックを含めたセットプレーに関するアイデアも、今後さらに発展していくはずです。

 

ロングボール戦術

続いては、DFにとって非常に嫌な戦術のロングボール戦術です。

一概にロングボールをDFラインから一気に前線へと放り込むプレーが、戦術的かと言われると悩んでしまう部分もあるかもしれませんが、強豪チームと対戦する中で、ボールを支配できないチームにとっては前線にフィジカルが優れたFWを起用し、ロングボールで攻めていくというのはれっきとした戦術です。

このロングボール戦術は、またの名を『キック・アンド・ラッシュ』と呼ばれていて、古き良きイングランドサッカーの戦術としても知られています。

 

しかし、ロングボール戦術はDFラインから一気に前線へピンポイントで繋げるという点では、強豪チームも使っていて、リバプールで例えると圧倒的なキック精度を持つアレクサンダー・アーノルドから前線のモハメド・サラー選手などに一本のロングボールを通して、ゴールが生まれるという場面はこれまで何度も見られてきました。

そのためロングボール戦術というのは、前線のポストプレーヤーに当てて、周りがサポートするパターンの他にも、一気にDFラインから中盤を飛ばして、スペースに走り込んだ前線の選手に合わせるロングボールのパターンもあるため、どのチームにとっても重要な攻撃的戦術となっています。

スローイン戦術

最後の攻撃的戦術がスローイン戦術です。

サッカーにおいて、手が使える場面であるスローインですが、比較的ボールをどこに出せばいいのか迷って、ボールを相手に奪われる場面もよく見られます。

 

ただ過去にはプレミアリーグでストーク・シティに所属していたリアム・デラップ選手が驚異的なロングスローで相手に脅威を与えるなど、敵陣近くのスローインが一気にセットプレーと同じ形になるため、高校サッカーなどではロングスローからの得点が多く決まっています。

そしてスローインはオフサイドにならないため、タイミングよく相手の裏へと投げることができれば、一気にチャンスに繋がるのです。

 

そんなスローインにも専門コーチが存在していて、18/19シーズンにはリバプールがデンマーク人のトーマス・グレネマルクという男をスローインコーチとして雇ったことが大きな話題を呼びました。

そのため、今後もスローインはセットプレーと同じように戦術の1つとして、考えこまれた作戦が見られるはずです。

 

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サッカーの主な守備的戦術

プレス戦術

まず守備的戦術の代表格として挙げられるのが、先ほど攻撃的戦術でも出てきたプレス戦術です。

攻撃の第一歩にもなるプレス戦術ですが、やはり守備的な側面が強く、チームごとにどのタイミングでどのくらいの強度で何人の選手がプレスをかけていくのかが、変わってきます

そのため前線からガンガンプレスをかけるチームもあれば、ある程度自陣に敵が入ってきてからプレスをかけるチームもあります。

 

また一概にプレスといっても、相手のボールホルダーを徹底的に潰していく形やある程度プレスをかける選手がパスコースを限定するプレスなど、様々な種類があり、色々なチームのプレス戦術を見てみると、発見があるかもしれませんね。

ボランチ戦術

続いては、DFラインの前で相手の攻撃を潰すことが求められるボランチ戦術です。

基本的にボランチと呼ばれるDFラインの前でプレーする選手には、攻撃面ではビルドアップのパス回しでボールをさばくことも求められますが、最も求められる能力がボールを刈り取る能力です。

 

DFラインまで相手に入りこまれてしまうと、必然的にピンチになってしまうため、ボランチに位置する選手の働きは非常に大きなものになってきますが、チームによってボランチを2枚置くか、1枚置くかという部分でも違いが生まれます。

2枚の場合は1枚が積極的にボールへ食らいつき、もう1枚がパスコースを限定する動きなど、役割分担ができますが、ボランチが1枚だけの場合だと、1人でDFラインの前を守らなければならないので、能力的に優れたボランチが必要になってきます。

 

いずれにしてもボランチの選手が守備能力に優れているチームは、チャンスを未然に防ぐと同時にカウンターにも繋げることができるので、チームにとってボランチの選手をどのようにプレーさせるのかという戦術は、非常に大事になりますね。

 

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リトリート戦術

次は強豪チームが苦戦することが多いリトリート戦術です。

リトリート戦術とはほとんどの選手が自陣へ引いて、前へ出すぎないことによって守備を固めるという戦術です。

この戦術は主に強豪チームと残留争いをしているチームなどの試合でよく見られる戦術で、ネット上などではゴールの前にバスを止めるように見えることから、バス止め戦術とも呼ばれています。

そしてこの戦術を極めていたのが、稀代の名将、ジョゼ・モウリーニョ監督で、特に09/10シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ準決勝の2ndlegでは徹底的なリトリート戦術で、当時最強を誇っていたバルセロナを下し、チャンピオンズリーグ制覇まで駆け上がっていました。

 

勝ちにこだわる戦術のため、見ている側からすれば、少し退屈なリトリート戦術ですが、選手たちが必死にゴールを守る姿は心を打つものがあるので、是非違った見方でもリトリート戦術を見てもらいたいと思います。

3バック戦術

ここからはDFラインの枚数によって、変わる戦術を紹介します。

まずは3バック戦術ですが、基本的に3バックを組む際には3人全てが本職センターバックの選手であることが多く、守備が得意な選手が集まっているので、より少ない人数でゴールを守ることができます。

さらに純粋にゴールの近い位置に多くの選手を配置することで、中央を攻略されにくいことがメリットとして挙げられます。

 

その代わり、中央に集中するため、相手は空いているサイドから攻めてくるため、そこはチーム全体で対応することが必要になってきます。

ただ中央に3人が固まっているDFラインは、ラインコントロールが4バックよりも簡単で、オフサイドを取りやすいというメリットも存在します。

 

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4バック戦術

現在のサッカー界で最もオーソドックスなDFラインの構成が4バックです。

左右のサイドバックと2枚のセンターバックで形成する4バックは、サイド攻撃にも中央からの攻撃にも対処できるため、最もバランスのとれた守備戦術を見せることができます。

 

ただ4バックも中盤の構成によって、守り方が変わってくるもので、もしチームがDFラインの前に立つボランチを1枚しか置いていなかった場合には、センターバックが前に出ることが多くなり、DFラインが崩れやすくなってしまいます。

その一方でボランチを2枚置いている場合は、あまりDFラインの選手が前に出なくてもいいというメリットがありますが、逆に攻撃の枚数が減ってしまいます。

 

このようにボランチの枚数によって、影響を受ける4バックですが、やはりバランスの良さを見ると、今後もDFラインを組む際の基本的な形になっていくはずです。

5バック戦術

先ほど紹介したリトリート戦術を使う際に見られるのが5バック戦術です。

5バック戦術というのは、その名の通り、DFラインに5枚の選手を配置することで、守備に多くの枚数をかけることができるというメリットがあります。

そのため中央でもサイドでも固い守備を行うことができて、SBが突破されても3枚いるうち1枚のCBがすぐにカバーリングに行ったとしても、まだゴール前にはCBがまだ2枚いるので、簡単にゴール前へ侵入されることはありません。

 

こうした戦いで守りを固めて、強豪チームに対して、ワンチャンスを決めて勝つという試合が何回か見られるので、サッカーの面白さを引き立てる戦術ともいえますね。

 

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まとめ

サッカー戦術の基本やセオリー、また戦術を種類別に説明しました

現在はサッカーを見る上で、素人でも戦術をしっかり分析しながら観戦する人もいるほどで、戦術というのは1つのトレンドになっています。

そして監督たちはどんどんと新たな戦術へのチャレンジを繰り返していて、今後も革新的な戦術が生まれることは間違いないので、どのような戦術がトレンドになっていくのか、楽しみですね。

 

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