ダニエル・ポヤトス新監督の戦術とフォーメーションは?年俸予想と経歴も調査!

こんにちは!

J1優勝やACL制覇を経験している名門・ガンバ大阪ですが、近年は安定した成績が残せず低迷が続いています。

これまで多くのタイトル争いを演じ、2005年から2015年までの黄金期には11年間で13個ものタイトルを獲得し、国内でも強豪クラブとして君臨していただけに、サポーターにとっては難しい時間を過ごしているはずです。

2023年シーズンからは、徳島ヴォルティスを率いていたスペイン人監督のダニエル・ポヤトスを新監督に迎え、名門復活に向けて大きな期待が掛かっています。

そこで本記事では、ダニエル・ポヤトス新監督の戦術とフォーメーション、年俸予想や経歴についてまとめてみました!

 

ダニエル・ポヤトス | ガンバ大阪新監督の戦術

ポヤトス監督はキャリアの多くで4-3-3のシステムを採用しています。

 

ビルドアップ時にはショートパスを多用しながらボールを支配し、崩しながら攻撃する目的と、相手の攻撃を無効化する狙いがあります。この辺りはスペイン人監督らしい考えになります。

 

このため、中盤の底にはゲームメイクができる選手を起用することが多く、ピッチ内の監督となる司令塔の存在も重要になります。

 

また、何よりも難しいのが、このボール回しを遂行するためのポジショニング、選手同士の距離感、トライアングルの作り方であり、この頭脳的な部分をチームに植え付けるには多くの時間を要することが予想されます。

 

同時に、ポジションを流動的に動かしながらボールを支配するサッカーはリスクもあるため、リスクマネジメントも重視して戦います。

ボールを失った際には即時にプレスを掛け、ボール奪取とともに、相手の攻撃を遅らせる狙いがあり、カウンターへの脅威を排除していきます。

 

さらには、相手にボールを奪われる位置を極力サイドにすることや、サイドに誘導して中央を固めることで、失点に直結し易い中央からの攻撃に制限を掛けます。

 

このようなポゼッションサッカーは、いわゆる「ボールを持たされる」状況と紙一重であり、崩すためのパス回しと、失点しないためのパス回しが噛み合うことで強さを発揮できるため、相手によってはかなり難しくなる試合も想定されます。

 

戦術浸透も含めて、ガンバ大阪のフロント陣、選手、サポーターたちは我慢のシーズン序盤、あるいは1年目になるかもしれません。

 

ダニエル・ポヤトス | ガンバ大阪新監督の予想フォーメーション

予想フォーメーション①:4-3-3

 

※現時点での予想のため、2022年シーズンのメンバーを用いています。

(予想②、予想③のフォーメンションも同様)

 

バックラインは2022年シーズンの基本的な並びを流用しています。

 

中盤3枚はG大阪のスカッドを見るに、どの選手をアンカー、インサイドハーフに起用するか予想をするのが難しく、奥野や山本がアンカーの可能性もあります。

 

また、このポジションには、スペイン代表やバルセロナのセルヒオ・ブスケツのように、中盤の底で安定してボールを受け渡せる選手が重要になるため、ポヤテス監督体制で信頼を掴み、2022年シーズンはJ2(徳島)全試合に出場した白井永地の獲得も噂になっています。

 

センターフォワードには偽9番の役割が与えられる可能性も高いことから、食野の起用を予想しています。

 

4-3-3ではありますが、ビルドアップ時には可変3バックにしたり、守備時には4-4-2になることもあり、状況に応じた流動性が求められるはずです。

 

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予想フォーメーション②:4-4-2

 

4-4-2ではありますが、攻撃時は宇佐美がトップ下のような位置から自由に動いて攻撃を活性化させるシステムであり、守備時のプレスも可変なくスムーズに行えます。

 

このため、このシステムでは食野をSHでの起用を予想しています。

予想フォーメーション③:3-4-2-1

 

ポヤトス監督は、2022年シーズン(徳島)に3バックを得意としているチームに対して、同じく3バックで当てた試合があります。

このため、ガンバ大阪でも相手に合わせてオプションとして3バックを採用する可能性があります。

 

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ダニエル・ポヤトス | ガンバ大阪新監督の年俸予想

就任初年度は「4000万~7000万円」になると推測されます。

 

徳島ヴォルティスがJ1を戦った2021年シーズンのポヤトス監督の年俸は2000万円とされています。

 

ガンバ大阪で見ると、2021年シーズン(5月14日解任)まで監督を務めていた宮本恒靖の年俸は6000万円とされていることから、

ポヤトス監督の年俸は徳島時代よりは多くなりますが、1億円には届かない年俸になると推測しています。

 

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ダニエル・ポヤトス | ガンバ大阪新監督の主要戦績・経歴

 

Jリーグでの成績

2021年 徳島ヴォルティス(J1)

17位 勝ち点36 – 34得点 55失点(J2降格)

 

2022年 徳島ヴォルティス(J2)

8位 勝ち点62 – 48得点 35失点

 

経歴

スペイン人のダニエル・ポヤトスは選手経験がなく、指導者の道を目指します。

 

2008年~2012年までエスパニョールのユースチームのアシスタントコーチとして指導し、2013年からは2年間バーレーンの年代別代表のアシスタントコーチを務めます。

 

2015年には地元カタルーニャのU-19選抜代表監督を務め、翌年はレアル・マドリードU-18の監督を務めた後、2017-18シーズンはイスラエル1部のマッカビ・テルアビブのアシスタントコーチに就任します。

当時このクラブの監督を務めていたのは、ヨハン・クライフの息子であるジョルディ・クライフであり、現在はバルセロナのスポーツディレクターを務めています。

 

2018-19シーズンはレアル・マドリードのユースチームの監督に復帰し、2シーズン指導します。

2020-21シーズンからはギリシャの強豪であるパナシナイコスの監督に就任しますが、開幕から3試合未勝利(2敗1分)となったシーズン序盤に解任されてしまいます。

 

2021年シーズンからは、当時J1の徳島ヴォルティスの監督に就任しますが、新型コロナウイルスによる入国制限の影響から来日が遅れ、リモートによる戦術指導を行う状況となってしまいます。

 

ようやく2021年4月17日の第10節から現場で指揮を執ることができましたが、実質シーズン途中からの指揮ということもあり、初陣となった第10節から4連敗でスタートし、

その後も、シーズン後半戦に6連覇を喫するなど波に乗れず、最終的にJ2降格となってしまいます。

 

2年目となるJ2の舞台では、敗戦こそ少ないものの、J2・42試合中23回の引き分けとなかなか勝ちに結び付けることができず、8位でシーズンを終えました。

リスク回避を重視した戦術からロースコアとなるのも特徴的ですが、守備の面では優勝したアルビレックス新潟と同じく35失点とリーグ最少を記録しました。

 

そして、2022年11月23日に2023年シーズンからガンバ大阪の監督に就任することが発表されています。

 

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ダニエル・ポヤトス | ガンバ大阪新監督2023シーズンへの期待・注目ポイント

ポヤトス監督への期待は、1年目は戦術の浸透と体現を目指し、2年目以降に優勝争いに絡めるチーム作りをすることです。

 

近年のガンバ大阪は、2021年の5月で解任された宮本恒靖から松波正信へと続き、2022年シーズンは片野坂知宏がチームを率いていましたが、

シーズン中の主力選手の怪我などから戦力がまとまらなかった背景もありますが、根本として目指すサッカーがチグハグとなっています。

 

ガンバ大阪の特徴と言えば攻めの「攻撃的サッカー」ではありますが、その理想に捕らわれて守備のバランスを崩し、シーズンを通して安定感に欠けてしまっています。

フロントの意図としては、ポヤトス監督の招聘により、攻撃的なスタイルを継続しつつ、ボール保持による守備の強化を目指す狙いが見えてきます。

 

しかし、前述の通り、戦術の浸透には多くの時間を要することが予想されます。

 

このため、いきなり優勝を狙うには、現状のガンバ大阪を見ても現実的とは言い難く、シーズン前半戦のうちに戦術・方向性をチームに浸透させて、後半戦でそれを体現できるチームを作り目指したいところです。

そして、来シーズン以降にタイトル争いに絡めるチームへとまとめ上げることに期待したいですね。

 

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まとめ

ダニエル・ポヤトス新監督の戦術とフォーメーション、年俸予想や経歴についてまとめてみました!

2022年シーズンは怪我による影響で多くの時間をプレーできなかった宇佐美を始め、2022年の夏の移籍市場では積極的な補強を行ったこともあり、選手層自体は厚くなっています。

その一方で、ポヤトス監督の戦術的にフィットする戦力であるかは難しいところであり、どの選手をどこで起用し、どう噛み合わせるのかも見物であり、ポヤテス監督の手腕が問われます。

名門・ガンバ大阪の復活を覗かせるシーズンとなるのか、2023年シーズンも注目していきましょう!

 

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