ASモナコの戦術・フォーメーションや注目の若手や有名選手は?

こんにちは!

2021-22シーズンが終わり、移籍期間の真っ最中である欧州サッカーですが、2022-23シーズンはカタールW杯があるため、開幕がいつもより2週間ほど早くなっています。

そんな中、日本人としては日本代表選手の動向が気になると思いますが、いち早く動きがあったのがリバプールに在籍していた南野拓実選手でした。

南野選手は2022年6月28日にフランス、リーグ・アンのASモナコへ移籍が発表され、同時にモナコへの関心が一気に高まることになりました。

そこで本記事ではASモナコの戦術・フォーメーションや注目の若手・有名選手についてご紹介します!

 

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ASモナコの戦術

1919年に設立され、1953年に1部昇格を果たして以降、これまでリーグ・アンで8度の優勝を誇っている、歴史のある強豪クラブのASモナコ。

そんなモナコは2021-22シーズンの前半戦終了時で7位と悪くない位置につけていましたが、コヴァチ監督の選手との不仲、そして彼の方向性に限界を感じるとすぐに解任。

 

そこで白羽の矢が立ったのがクラブ・ブルージュで攻撃的なサッカーを披露していたフィリップ・クレメント監督でした。

こうしてクレメント監督体制になったモナコの戦術としては、常にピッチにいる選手が頭と体を最大限に活用して、スペースを作り出し、より多くの人数をかけて攻撃するムービングフットボールが特徴です。

さらに選手たちは自分のポジションだけに固執するだけでなく、それぞれの選手がもっとも実力を発揮できるシステムをクレメント監督は模索していて、「局面に応じて、試合の中でも臨機応変に戦術を変えられる」、というのが、今後チームとして目指す形となっています。

 

ASモナコのフォーメーション・スタメン

フォーメーション:4-2-3-1

モナコ フォーメーション1

2021-22シーズン、最も使用されたのがこの4-2-3-1のフォーメーションです。

 

この形では新たにトップ下でのプレーに目覚めたフォラント選手の攻撃のアクセントを中心に、2ボランチの運動量を活かした素早いプレスで奪ったボールを一気に前へ運び、最後はベン・イェデル選手が仕留めるという形が理想的となっています。

守備面では2ボランチを採用しているので、DFラインの前でチャンスの芽をことごとく摘み取ることができるのです。

 

フォーメーション:4-4-3

モナコ フォーメーション2

2021-22シーズンのパリ・サンジェルマンで採用し、3-0の大勝に繋がったのが4-3-3のフォーメーションです。

 

この形ではアンカーの選手に負担が大きくかかることになりますが、昨シーズンはチュアメニが務めていたため上手くいきましたが、レアルに移籍してしまったため、もしこの形を採用するならば、フォファナ選手の働きが重要になってきます。

攻撃面では中盤の位置に本来はもう少し前でのプレーが得意なフォラント選手、ゴロヴィン選手を起用できるので、より攻撃的に出たい場面で、この形が使われることがあるかもしれません。

 

フォーメーション:4-4-2

モナコ フォーメーション3

シーズン開幕直後、ニコ・コヴァチ前監督がよく使用していたのがこの4-4-2です。

 

このフォーメーションは、基本的にサイドから攻めるのが基本の形になりますが、そこにボランチの2人のどちらかが絡んでいくことでさらに攻撃に厚みが出ていきます。

守備ではサイドハーフの戻りが重要になるので、運動量豊富な選手が必要となります。

 

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ASモナコで注目の若手選手

ブノワ・バディアシル(CB)

ASモナコで注目の若手選手1人目は、ブノワ・バディアシル選手です。

バディアシル選手は、身長195㎝、2001年生まれ21歳、フランス出身のDF(CB)です。

 

2016年に15歳でモナコの下部組織に入団したバディアシル選手は、2018-19シーズンに当時の監督だったティエリ・アンリ監督に見いだされ、トップチームデビューを果たします。

その後もトップチームで活躍を続けた彼は「ネクスト・ヴァラン」と評され、ビッククラブから狙われる存在となりましたが、2019年12月に2024年までモナコとの契約を延長しています。

 

そんなバディアシル選手は195cmという圧倒的な体格を生かした守備力が魅力で、空中戦では身体能力を生かして、リーグアンでは既にほとんど負けない強さを持っている選手です。

さらにしっかりとスピードもあるため、相手の攻撃の芽を地上戦でも空中戦でもことごとくつぶしてしまうプレーは圧巻です。

 

このように、まだ弱冠21歳ながらモナコの守備の要として活躍が期待されているバディアシル選手が、2022-23シーズン、多くクリーンシートに貢献する姿を期待したいと思います!

 

ヴァンデルソン(RSB、RSH)

ASモナコで注目の若手選手2人目は、ヴァンデルソン選手です。

ヴァンデルソン選手は、身長180㎝、2001年生まれ21歳、ブラジル出身のDF、MF(RSB,RSH)です。

 

2019年4月にブラジルのグレミオとプロ契約を結んだヴァンデルソン選手は、翌年の2020年12月にトップチームデビューを果たしました。

その才能はカフーやダニエウ・アウベスなどに例えられるほどで、ミランやアーセナルが争奪戦を繰り広げましたが、2022年1月にモナコが約1200万ユーロで獲得に成功しました。

 

そんな彼は2021-22シーズン、モナコでは本職の右サイドバックのみならず、ひとつ前のサイドハーフ、ウイングの位置で起用されることが多かったことから分かるように、非常に高い攻撃能力を持っている選手です。

ブラジル人らしい足元の技術でテクニカルなドリブルを見せて、サイドから中央へ侵入しながら、フォワード顔負けの得点能力でゴールにも迫っていくことができます。

さらに持ち前のスピードを生かした縦への突破も得意としており、深い位置からの精度の高いクロスで得点を演出することもできます。

 

2021-22シーズンは途中加入ながら、シーズン終盤にスタメンに定着したヴァンデルソン選手は2022-23シーズン、モナコでさらなるブレイクが期待されている選手なので、南野とのコンビネーションにも期待して見ていきましょう。

 

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ソフィアン・ディオプ(AMF、LSH、LWG)

ASモナコで注目の若手選手3人目は、ソフィアン・ディオプ選手です。

ディオプ選手は、身長175㎝、2000年生まれ22歳、フランス出身のMF(AMF,LSH,LWG)です。

 

ディオプ選手はレンヌの下部組織から2018年7月にモナコへ加入すると、その1ヶ月後のPSGとのフランススーパーカップでトップチームデビューを飾ります。

その後はモナコの新たな希望の星として活躍を続けており、2021-22シーズンはリーグ戦30試合で6ゴールという数字を残しました。

 

本職はトップ下でのプレーながら、2021-22シーズンは主に左サイドでのプレーがほとんどだったディオプ選手。

元々高いテクニックと広い視野を持っていたため、サイドでの起用でも狭いスペースを細かいタッチのドリブルで打開する場面が多く見られました。

さらに攻撃的センスに優れているため、パス、シュートにおいても高いレベルでプレーできるため、真ん中に置いても、サイドに置いてもそつなくプレーできる能力を持っている選手です。

 

このモナコの若き天才プレーヤーは、左サイドやトップ下でのプレーを得意としており、南野とのポジション争いになってくると思うので、どちらがレギュラーに定着するか楽しみな部分です。

 

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ASモナコの有名選手

ウィサム・ベン・イェデル(CF)

ASモナコで注目の有名選手1人目は、ウィサム・ベン・イェデル選手です。

ベン・イェデル選手は、身長170㎝、1990年生まれ31歳、フランス出身のFW(CF)です。

 

2009年にUJAマッカビ・パリ・メトロポールというクラブでプロキャリアをスタートさせたベン・イェデル選手は、2010年にトゥールーズFCに移籍すると、2016年までストライカーとして多くのゴールを決めていきました。

そして、2016年7月にスペインのセビージャへ移籍すると、2018-19シーズンにはリーグ戦で18ゴールを決める活躍を見せたものの、2019年8月にモナコへ移籍となり、再びフランスへ復帰。

モナコでは1年目から18、20、25ゴールと毎年ゴール数を伸ばして、チームのエースとして活躍を続けています。

 

そんなベン・イェデル選手は170cmとストライカーとしては小柄ですが、足元のテクニックに優れていて、最前線でボールをもらうと巧みなボールタッチでチームの攻撃にタメを作ることができます。

そして何と言っても相手DFとの駆け引きを繰り返しての裏への抜け出しに優れていて、しっかりとGKとの1対1を決めきる落ち着きで、これまで多くのゴールを量産しています。

 

今や押しも押されぬモナコのエースに君臨したベン・イェデル選手は、2022-23シーズンも多くのゴールを決めて、チームの勝利に貢献してくれると思うので、得点王争いに絡む動きにも期待したいですね!

 

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ジェルソン・マルティンス(RWG)

ASモナコで注目の有名選手2人目は、ジェルソン・マルティンス選手です。

マルティンス選手は、身長173㎝、1995年生まれ27歳、カーボベルデ出身でポルトガル代表のFW(RWG)です。

 

2014年8月にポルトガルのスポルティングでプロデビューを果たしたマルティンス選手は、直ぐに才能を発揮して、ヨーロッパの強豪から注目を集めると、2018年7月にスペインのアトレティコ・マドリードへ移籍します。

しかし、アトレティコでは全く出場機会を得ることができず、2019年1月にモナコへレンタル移籍となると、同年7月には完全移籍に移行しました。

 

しかし、モナコでレギュラーに定着した矢先の2020年2月1日のニーム戦で、マルティンス選手は味方に対する、レッドカードの判定に異議を唱えると、主審を突き飛ばしてしまい、彼自身もレッドカードを提示されます。

しかし、これだけでは収まらず再び主審を突き飛ばしてしまったマルティンス選手は、この愚行により同年2月6日から8月6日までの6か月の出場停止処分が下されてしまいました。

 

そんなマルティンス選手は、主に右サイドを主戦場とするドリブラーで、細かいタッチと独特の間合いで仕掛けるドリブルで相手DFを惑わせ、その隙に一瞬のスピードで相手を抜き去ることができます。

さらにこれまでゴールよりアシストの方が多いことからも分かる通り、ドリブルからのラストパスの精度も高く、味方を活かすプレーができる選手です。

 

このように今は珍しくなった純粋なドリブラーであるマルティンス選手は、スタメンでも途中出場でもチームの攻撃にアクセントを付けることができる選手なので、2022-23シーズンもそのドリブルに期待です。

 

 

ケビン・フォラント(CF、OMF)

ASモナコで注目の有名選手3人目は、ケビン・フォラント選手です。

フォラント選手は、身長179㎝、1992年生まれ29歳、ドイツ出身でのFW、MF(CF、OMF)です。

 

2010年8月にドイツの1860ミュンヘンでプロデビューを果たしたフォラント選手は、2011年11月にホッフェンハイムへ移籍すると、攻撃の中心選手として活躍。

その後、2016年5月にレバークーゼンにクラブ史上最高額となる2000万ユーロで移籍し、安定した活躍を見せますが、2020年9月にはモナコへ移籍となります。

このモナコでは1年目からリーグ戦16ゴールを決めて、彼自身5年ぶりとなるドイツ代表に呼ばれました

 

そんなフォラント選手は、これまでセンターフォワードでプレーしていましたが、2021-22シーズンは新たにトップ下でのプレーで新境地を開拓し、新たなプレースタイルを見せています。

そして彼自身がフィニッシャーとなることもできれば、味方へのお膳立てをすることもできるという、攻撃において変幻自在の動きを見せることができるフォラント選手は、多くのゴールに絡むことができる選手です。

 

このようにベン・イェデル選手と共に現在のモナコを引っ張る存在であるフォラント選手は、2022-23シーズンもゴール、アシストと共に2桁の数字を残すことが期待されています。

 

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ASモナコの監督

フィリップ・クレメント

ベルギー出身 48歳

 

現役時代はゲンクやクラブブルッヘなどベルギーの名門クラブで守備的ミッドフィールダーとしてプレーし、ベルギー代表としても38試合に出場した経験があるクレメント監督。

そんな彼は現役引退後、ベルギーのクラブで監督に就任すると、2018-19シーズンはヘンク、そして2019-20、2020-21シーズンはクラブブルッヘで国内リーグ戦のタイトルを獲得しました。

その実績が買われ、2022年1月にはコヴァチ監督の後任としてモナコの監督に就任すると、終盤の9連勝などでチームを3位に導きました。

このようにベルギー国内で名を上げ、たった半年でモナコを蘇らせたクレメント監督が開幕前から初めて指揮を執るモナコでどのような采配を見せるのか非常に注目です。

 

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まとめ

今回はASモナコの戦術・フォーメーションや注目の若手・有名選手についてご紹介致しました!

途中就任したクレメント監督の下で、調子を取り戻し、2021-22シーズン後半戦は破竹の勢いで勝利を重ねたモナコ。

しかし、2022-23シーズンは若手有望株のチュアメニ選手が移籍となっただけに、若手、そしてベテランが上手く、抜けた穴を埋めていけるという部分がポイントになってくるのではと考えます。

南野選手も加入し、日本のサッカーファン注目のモナコがこれからリーグ・アンの優勝争いに絡んでいくチーム作りを継続していってほしいですね!

 

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