こんにちは!
スペインリーグであるラ・リーガの創設から90年以上が経過し、日本人選手にとっては鬼門となっていたリーグでしたが、乾貴士選手が多くの時間をプレーし、現在は久保建英選手の活躍も目立っています。
ラ・リーガでも2強に数えられるレアル・マドリードとバルセロナは世界中にサポーターを持つビッグクラブですが、近年はアトレティコ・マドリードの台頭や、ヨーロッパリーグでのセビージャの活躍もあり、スペイン勢が欧州の舞台でも存在感を見せています。
その一方で、過去にはこの2強に迫る古豪クラブの活躍もあり、時代毎に変化していきながら歴史を積み上げています。
そこで本記事では、ラ・リーガから人気の強豪チームや古豪クラブの特徴についてまとめてみました!
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ラリーガ | 強豪クラブ
レアル・マドリード
¡Esta temporada luciremos el emblema de campeón de La Liga 2019/20 en nuestra camiseta!#34Ligas | #HalaMadrid pic.twitter.com/W8jNAZvofC
— Real Madrid C.F. (@realmadrid) September 8, 2020
・プリメーラ(リーガ1部):優勝35回
・コパ・デル・レイ:優勝19回
・スーペルコパ:優勝12回
・コパ・デ・ラ・リーガ:優勝
・UEFAチャンピオンズリーグ:優勝14回
・FIFAクラブワールドカップ:優勝4回
・UEFAカップ:優勝2回
・UEFAスーパーカップ:優勝5回
※2021-22シーズン終了時点の成績。主要タイトルのみ
スペイン・マドリードに本拠地を置き、専用スタジアムはエスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウで収容人数は約81,000人です。
愛称は「エル・ブランコ(白い巨人)」であり、現地での主な呼び名は「マドリー(Madrid)」です。
2000年代前半には、膨大な資金力を投じて数多くのスター選手を獲得し「銀河系軍団」と呼ばれていたことでも有名です。
ライバルとなるFCバルセロナとの一戦「エル・クラシコ」は世界一の視聴者数を記録するダービーマッチとなっているほか、アトレティコ・マドリードとの「マドリード・ダービー」も注目の一戦となっています。
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2021-22シーズンを終えた時点で、ラ・リーガ、チャンピオンズリーグ、クラブワールドカップの最多優勝クラブを記録し、数多くのタイトルを手にしている世界屈指の強豪チームです。
クラブの戦術的特徴として、ポゼッションを美学としているバルセロナとは対照的に、多くの時代でカウンター攻撃を主体としていますが、伝統的なスタイルはなく時代毎のスター選手を生かす戦術が取られています。
このスター選手たちの獲得を可能にするブランド力も屈指であり、過去には
ロナウド(ブラジル)、フェルナンド・レドンド(アルゼンチン)、ジネディーヌ・ジダン(フランス)、デビッド・ベッカム(イングランド)、ファビオ・カンナバーロ(イタリア)、クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル)、トニ・クロース(ドイツ)など、国籍を問わず戦力として迎えています。
時代毎の監督の手腕も勿論ですが、それ以上にマドリーが積み上げてきた歴史・伝統・重みから精神面での強さも目立ち、メディアでは「勝者のメンタリティを持つチーム」と表現されることも多くあります。
また、クラブの会長であるフロレンティーノ・ペレスもマドリーにとって欠かせない人物となっています。
第一次政権時の銀河系軍団の栄光と失敗の経験を生かし、第二次政権となった現在は、クラブ経営での手腕が度々称賛を浴びており、近年では新型コロナウイルスの影響で各国のクラブが財政面で苦労する中、黒字を維持し、無観客試合中にスタジアムの改修を行うなど抜け目がありません。
さらには、クリスティアーノ・ロナウド、セルヒオ・ラモス、ラファエル・ヴァラン、カゼミーロといった主力選手やベテラン選手の売却を容認し、若手選手への投資と成長を視野に入れた長期プランでの補強と、適材適所に補強を行うことでスカッドのスリム化を継続しています。
近年は下部組織の育成にも力を入れており、トップチームに定着できない場合でも各国のクラブに育成選手を排出しています。
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FCバルセロナ
[PHOTOS] FC Barcelona shirt now features world champions emblem https://t.co/HXOlia3dxj pic.twitter.com/pZJIsedvKD
— FC Barcelona (@FCBarcelona) December 30, 2015
・プリメーラ(リーガ1部):優勝26回
・コパ・デル・レイ:優勝31回
・スーペルコパ:優勝14回
・コパ・デ・ラ・リーガ:優勝2回
・UEFAチャンピオンズリーグ:優勝5回
・FIFAクラブワールドカップ:優勝3回
・UEFAカップウィナーズカップ:優勝4回
・UEFAスーパーカップ:優勝5回
※2021-22シーズン終了時点。主要タイトルのみ
スペイン・カタルーニャ州バルセロナに本拠地を置き、専用スタジアムはカンプ・ノウで収容人数は約99,300人です。
愛称は「バルサ」であり、主にサポーターを「クレ」下部組織を「ラ・マシア」と呼んでいます。
ライバルとなるレアル・マドリードとの一戦「エル・クラシコ」は世界一の視聴者数を記録するダービーマッチとなっています。
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バルサの戦術的特徴は、スペインサッカーの代名詞でもあるポゼッションを重視した「パスサッカー」であり、トータルフットボールを体現したヨハン・クライフと、ティキ・タカを哲学として持つジョゼップ・グアルディオラにより、このスタイルは確立され、現在でもアイデンティティとしています。
特に、選手としてもバルセロナでプレーしたグアルディオラ監督が率いた
2009年(2008-09,2009-10)は「史上最高のチーム」とも表現され、
この年(2009年)に獲得できるタイトル(ラ・リーガ、コパ・デル・レイ、チャンピオンズリーグ、UEFAスーパーカップ、スーペルコパ、FIFAクラブワールドカップ)をすべて獲得し、
史上初の6冠を獲得したチームとして現在でもこの記録を保持しています。
また、ラ・マシアによる選手育成も特出しており、黄金期のメンバーからはカルロス・プジョル、チャビ・エルナンデス、アンドレス・イニエスタ、ビクトル・バルデス、リオネル・メッシ、セルヒオ・ブスケツ、ペドロ、ジェラール・ピケがトップチームの主力選手として活躍し、育成能力の高さを物語っています。
この背景には、バルセロナのクラブ規模から、下部組織にも膨大な費用(運営・設備・人件費など)が掛けられ、有望な選手を発掘するためのスカウト網も広く、複数の地元クラブと契約しているほか、世界中にスカウティングを派遣し、サッカースクールを設営することで、次世代の有望な選手の発掘し、最終的な合格者はラ・マシアでの育成カリキュラムが受けられます。
ちなみに現在のトップチームでは、ジョルディ・アルバ、エクトル・ベジェリン、イニャキ・ペーニャ、エリック・ガルシア、ガビ、アンス・ファティがラ・マシア出身の選手です。
日本代表の久保建英もラ・マシア出身の選手であり、2011年8月~2015年3月まで育成年代での指導を受けています。
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※11/5(日)早朝5時キックオフ!
現在は、長年チームのアイコンとして君臨してきたリオネル・メッシが退団し、クラブのレジェンドでもあるチャビを監督に迎え、クラブの過渡期を迎えています。
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アトレティコ・マドリード
Por lo demás, desde esta cuenta y en todos y cada uno de los colectivos que participo, se desea y exige con rotundidad la vuelta de nuestro glorioso escudo, único emblema legítimo y seña de identidad del Club Atlético de Madrid. pic.twitter.com/Vsq7dviG20
— Doniphon (@doniphon62) January 11, 2023
・プリメーラ(リーガ1部):優勝11回
・コパ・デル・レイ:優勝10回
・スーペルコパ:優勝2回
・UEFAチャンピオンズリーグ:準優勝(2013-14,2015-16)
・UEFAヨーロッパリーグ:優勝3回(2009-10,2011-12,2017-18)
・UEFAカップウィナーズカップ:優勝
・UEFAスーパーカップ:優勝3回
※2021-22シーズン終了時点。主要タイトルのみ
スペイン・マドリードに本拠地を置き、専用スタジアムはシビタス・メトロポリターノで収容人数は約67,800人です。
愛称は「Atlético(アトレティコ)」であり、サポーターは主に「コルチョネロス」「ロヒブランコ」と呼ばれています。
一部では「アトレティ」と呼ばれることもありますが、これは厳密にはチーム・選手・スタッフなど、現場で関わっている人たちを指しています。
アスレティック・ビルバオ(アトレティック・クルブ)とは姉妹クラブとして紹介されることもあり、1903年のコパ・デル・レイ決勝でビルバオが当時のレアル・マドリードを下し優勝したことで、首都に姉妹クラブを創設する案が浮上し、アトレティコの前身となるクラブが生まれました。
ライバルとなるクラブは、同じマドリードに本拠地を置くレアル・マドリードであり、このマドリード・ダービーは世界でも注目される試合の一つです。
特に、アトレティコ側からのレアル・マドリードに対するライバル意識は根深いものがあり、歴史的背景から社会的にも確立されていたマドリーに対して、アトレティコはマドリード南部の庶民層に熱狂的なサポーターを持ち、クラブ・サポーターの階級の差からも、反骨精神にも似た情熱を持っています。
この熱狂的なサポーターは団結力を生み、このクラブのアイデンティティにも繋がっています。
それが象徴的になったのが、2011年12月から監督を務めるディエゴ・シメオネの存在であり「チョリスモ(シメオネ主義)」という言葉もスペインで確立されました。
守備の意識が強いシメオネ監督の哲学・規律・情熱・意思を選手たちがピッチ上で体現し、最後まで戦う姿勢・落ちることのないインテンシティの強度は泥臭くも、同時にサポーターの心を掴み、2013-14シーズン、2020-21シーズンにはプリメーラ優勝を果たしました。
この守備意識の強さが伺えるのが、シメオネ政権化においてリーグ最少失点GKに与えられるサモラ賞を10年間で7回(ティボー・クルトワ2回、ヤン・オブラク5回)アトレティコが獲得しています。
このスタイルでアトレティコをリーガ2強と肩を並べる程のチームに引き上げ、欧州コンペティションでもシメオネ政権化で2度のUEFAヨーロッパリーグ優勝と、2度のチャンピオンズリーグ決勝に導き、クラブのブランド力を上げたことで次第にリーガ3強と表現されるようになりました。
クラブチームとしては長期政権となる12年目のシーズンを送っていますが、いつか訪れるシメオネ政権の終焉後に、アトレティコがどのような変化を見せるのか注目です。
セビージャFC
Ustedes ahí, discutiendo sobre la nueva camiseta del #SevillaFC @SevillaFC cuando lo más importante lo tenéis delante pic.twitter.com/MF4qDu7tsq
— ℂ (@Ciscosvq78) July 1, 2022
・プリメーラ(リーガ1部):優勝
・セグンダ(リーガ2部):優勝4回
・コパ・デル・レイ:優勝5回
・スーペルコパ:優勝
・UEFAチャンピオンズリーグ:準々決勝敗退
・UEFAヨーロッパリーグ:優勝6回
・UEFAスーパーカップ:優勝
※2021-22シーズン終了時点。主要タイトルのみ
スペイン・セビージャに本拠地を置き、専用スタジアムはエスタディオ・ラモン・サンチェス・ピスフアンで収容人数は約45,500人です。
ライバルとなるのは、同じセビージャに本拠地を置くレアル・ベティスであり、この一戦はセビージャ・ダービーと呼ばれています。
この一戦は歴史的背景も重なり、過激化してしまうことも多く、スペイン国内では重要なダービーマッチとして位置付けられています。
セビージャは育成に定評があるクラブの一つで、基本的にセビージャが位置するアンダルシア地方の子供たちを発掘していますが、この育成年代、またはトップチームに引き入れる選手の発掘にも優れています。
近年のセビージャの特徴として、敏腕なスカウトマンであるモンチ(スポーツディレクター)主導の下で、各国の才能ある選手の獲得を進言し、セビージャでの育成を経てビッグクラブへ高額売却するサイクルを作り出し、リーガの中でも3強に次ぐ立ち位置として成績を残しています。
特にUEFAヨーロッパリーグでは最多となる6回の優勝を記録し、欧州のコンペティションでも強さを見せています。
過去には元日本代表の清武弘嗣もモンチに見出された人物であり、セビージャへの移籍を果たしています。
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ラリーガ | 古豪クラブ
デポルティーボ・ラ・コルーニャ
#ACCIONISTAS | Convocatoria de Xunta Xeral Ordinaria e Extraordinaria de Accionistas do Real Club Deportivo de La Coruña, SAD https://t.co/4anQggiaqZ pic.twitter.com/VpVR7K2llu
— RC Deportivo (@RCDeportivo) November 21, 2022
・プリメーラ(リーガ1部):優勝(1999-20)
・セグンダ(リーガ2部):優勝6回
・コパ・デル・レイ:優勝2回(1994-95,2001-02)
・UEFAチャンピオンズリーグ:ベスト4
・UEFAカップ:ベスト16
・UEFAカップウィナーズカップ:ベスト4
※2021-22シーズン終了時点の成績。主要タイトルのみ
スペイン・ガリシア州・ア・コルーニャに本拠地を置き、専用スタジアムはエスタディオ・デ・リアソールで収容人数は約32,660人です。
ライバルは同じガリシア州に本拠地を置くセルタ・デ・ビーゴであり、この一戦はガリシア・ダービーとして知られています。
ラ・リーガの中でも古豪として真っ先に挙がるチームです。
1990年代前半~2000年代中期がクラブの黄金期であり、この間に、プリメーラ(リーガ1部)の優勝、コパ・デル・レイの優勝のほか、プリメーラ2位を4回、3位を4回記録するなど、レアル・マドリードやバルセロナに迫る存在として強さを見せました。
この成功の裏には、1988年に弁護士の経験を経て政界へ進出していたアウグスト・レンドイロが会長に就任し、監督にはアルセニオ・イグレシアスを迎えクラブを立て直し、財政面の改善に成功しました。
この成功から補強にも踏み切り、ブラジル代表のベベット、マウロ・シウバ、リバウドを獲得し、ベテランとなった名手との融合によりチームも2強に迫る勢いを見せますが、選手を引き抜かれたことにより一時不振を迎えます。
デポルティーボを更に押し上げたのが、1998-99シーズンから監督を務めた鬼才とも呼ばれるハビエル・イルレタの存在であり、規律・組織力をチームに植え付け、チームをオートマティズム化させました。
この手腕により、1999-2000シーズンにはプリメーラ優勝を記録し、欧州コンペティションではACミラン、ユヴェントス、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッド、バイエルン・ミュンヘンといったビッグクラブに勝利し、この栄光の期間は「スーペル・デポル」と表現されています。
しかし、この成功も長続きはせず、チームとしての新陳代謝やサイクルが上手く回せず、マンネリ化によって成績不振に陥り、イルレタ監督の退任とともに黄金期の終焉を迎えました。
2010-11シーズンには約20年ぶりのセグンダ降格が決まり、現在も低迷期が続いています。
2019-20シーズンは日本代表の柴崎岳を獲得したことでも話題になりましたが、このシーズンをセグンダ19位で終え、3部降格となってしまいました。
レアル・サラゴサ
SORPRESA TREMENDA. Shinji Kagawa es nuevo jugador del Real Zaragoza, club que compite en la Segunda División de España. Sin duda, uno de los fichajes más inesperados del mercado veraniego: https://t.co/BK47cwXOSj pic.twitter.com/4kFKr8Xgzm
— Invictos (@InvictosSomos) August 9, 2019
・プリメーラ(リーガ1部):2位
・コパ・デル・レイ:優勝6回
・UEFAカップ:ベスト16
・UEFAカップウィナーズカップ:優勝
※2021-22シーズン終了時点の成績。主要タイトルのみ
スペイン・アラゴン州サラゴサに本拠地を置き、専用スタジアムはラ・ロマレーダで収容人数は約33,600人です。
ライバルとなるのは、アラゴン州と隣接するナバラ州に本拠地を置くCAオサスナとなっています。
同じアラゴン州に本拠地を置くSDウエスカとの一戦はアラゴン・ダービーと呼ばれていますが、基本的に両者は良好な関係を築いており、両者間の移籍も問題なく行われています。
現在はセグンダ(リーガ2部)に身を置いていますが、1960-61シーズンから8シーズンはサラゴサにとっての黄金期の一つであり、この間にコパ・デル・レイで4年連続決勝に進出し、そのうち2度の優勝を記録しています。
プリメーラの舞台でもこの8シーズンは5位以内でのフィニッシュを維持し、後にバルセロナに移籍するペルー代表のフアン・セミナリオはクラブ初のピチーチ賞(リーガ得点王)を獲得しています。
その後の印象的なシーズンとしては、2006年にアガピト・イグレシアスが会長に就任し、サラゴサを「スペイン国内や欧州の舞台で戦えるチームへと構築」することを公約しました。
監督には、攻撃的な戦術を代名詞とするビクトル・フェルナンデスを迎え、セサル・サンチェス、セルヒオ・ガルシア、パブロ・アイマール、アンドレス・ダレッサンドロ、アルベルト・サパデル、ディエゴ・ミリート、エヴェルトンら各国の代表級の選手を擁しました。
同シーズンは6位で終えますが、その後の成績は振るわず、このシーズンを境にチームは下降し、2012-13シーズンのセグンダ降格を最後にプリメーラへの復帰は閉ざされています。
2019-20シーズンには元日本代表の香川真司が移籍したことでも話題となりました。
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RCDエスパニョール
¡¡¡¡FELICIDADES PERIQUITOS!!!!
El @RCDEspanyol es nuevo equipo de Primera División 🤍💙😍 pic.twitter.com/52zjUc9EgJ
— Fran Martínez (@LaLigaenDirecto) May 8, 2021
・プリメーラ(リーガ1部):3位
・セグンダ(リーガ2部):優勝2回
・コパ・デル・レイ:優勝4回
・UEFAヨーロッパリーグ:ベスト32
・UEFAカップ:準優勝(1987-88,2006-07)
※2021-22シーズン終了時点の成績。主要タイトルのみ
スペイン・バルセロナに本拠地を置き、専用スタジアムはRCDEスタジアムで収容人数は約40,000人です。
ライバルは同じバルセロナに本拠地に置く、FCバルセロナでありこの両者の対戦はバルセロナ・ダービーと呼ばれています。
クラブ創設期の1900年頃はスペイン人選手のみで構成されており、1927年のスペインリーグ創設時のプリメーラ(1部)のクラブとして名を連ねた歴史のあるクラブです。
頭の「RCD」はレアル・クルブ・デポルティーボの略であり、スペイン国王から与えられる称号である「レアル」を持ち、エンブレムにもその証である王冠が施されています。
欧州のコンペティションではUEFAカップで2度の準優勝を経験しており、1度目の1987-88シーズンは選手として現役だったエルネスト・バルベルデらを擁し、2度目となる2006-07シーズンは監督としてバルベルデが率いた経緯があります。
この前年度にはコパ・デル・レイを優勝しており、この時期がエスパニョールにとって最後の黄金期と言えますが、当時メンバーにはフアンフラン、パブロ・サパレタ、ルイス・ガルシア、アルベルト・リエラ、そしてUEFAカップで得点王となったワルテル・パンディアーニらが所属していました。
また、歴史的には、アルフレッド・ディ・ステファノや、ラ・リーガに置けるサモラ賞(リーグ最少失点GK)の由来となっているリカルド・サモラ、マウリシオ・ポチェッティーノ、ディエゴ・ロペス、イバン・エルゲラ、ジョアン・カプデビラ、パウロ・ソウザ、フィリペ・コウチーニョ、サミュエル・エトー、マキシ・ロドリゲス、マルコ・アセンシオ、ジェラール・モレノなど、
多くのスター選手や、後に名将となる監督が所属した過去があり、2009-10シーズンには日本代表の中村俊輔の加入も注目されました。
エスパニョールは3度のセグンダ降格を経験していますが、いずれも1シーズンでのプリメーラ復帰に成功しており、低迷期を迎えながらも創設以来殆どのシーズンをプリメーラで過ごしています。
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まとめ
ラ・リーガから人気の強豪チームや古豪クラブの特徴についてまとめてみました!
長い歴史の中でもビッグクラブとして強さを維持しているレアル・マドリード、FCバルセロナの2強はスペインを代表するクラブであり、欧州の舞台に置ける彼らの活躍はリーグ全体にも良い影響を与えています。
スペインリーグとしての財政面の悪化からサラリーキャップ制度が設けられており、膨大な放映権を誇るプレミアリーグとの資金力の差は開いていますが、その分、健全な運営により育成重視に切り替えたクラブも多く存在し、魅力の一つにもなっています。
様々なクラブに黄金期や低迷期があり、その歴史や背景を知ることで興味を持っていただき、ラ・リーガの魅力を知るきっかけとなれば嬉しいですね!
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