スペイン代表最新フォーメーション2022!スタメンは?若手や注目・有名選手と監督もご紹介!

こんにちは!

2022-23シーズンのUEFAネーションズリーグ開幕が目前に迫り、欧州の各国はカタールW杯への準備期間としても重要な試合が続きます。

前回大会で準優勝を果たしたスペイン代表は、黄金期の終焉から約10年の時を経て、再び欧州の中でも存在感を高め、新しいラ・ロハ(スペイン代表の愛称)の姿を見せつつあります。

また、W杯本大会では日本代表と同じグループに入っていることからも、より注目度が高いナショナルチームだと思います。

そこで本記事では、スペイン代表の最新フォーメーションやスタメン、注目の選手、若手選手、そして監督についてまとめてみました!

 

\ 2022年6月ネーションズリーグ開幕! /

>>UEFAネーションズリーグ2022-23のテレビ放送・配信は?日程・結果速報も!

 

サッカースペイン代表の最新スタメン・フォーメーション

フォーメーション:4-3-3①

 

2021.11.11 カタールW杯 欧州予選 vsギリシャ戦

 

ジェレミ・ピノの負傷により、ラウール・デ・トマスが追加招集され、この試合を含む代表2連戦で起用されました。

急遽招集され代表デビューを飾ったデ・トマスでしたが、ルイス・エンリケ監督の中でも起用法を模索し、2連戦の中で左ウイング、センターフォワードと、複数のポジションで起用されました。

 

また、CB争いではイニゴ・マルティネスのパフォーマンスも良好であり、順調に行けば代表に定着しそうです。

フォーメーション:4-3-3②

 

2022.3.29 親善試合 vsアイスランド戦

 

①で紹介したスタメンと比べても分かるように、ラ・ロハのSBの選手層は非常に厚くなっています。

ジョルディ・アルバ、ホセ・ルイス・ガヤ、ダニエル・カルバハル、セサール・アスピリクエタ、マルコス・アロンソと、どの選手も主力を務められる実力があります。

 

また、この試合ではコケがアンカーのポジションに入りました。

このナショナルウィークではセルヒオ・ブスケツの招集が回避されていたため、仮に本大会でブスケツが欠場となったときのオプションとして起用したと見られます。

 

インサイドハーフには、より深い位置に侵入して攻撃に絡むソレール、ジョレンテが入りました。

 

スポンサーリンク

サッカースペイン代表の予想スタメン・フォーメーション

フォーメーション:4-3-3 予想①

 

ルイス・エンリケ監督は、相手によって中盤、最終ラインの構成を変えるため、予想が難しいところです。

 

CBの序列で上位に着けているアイメリク・ラポルテは、怪我のため招集が見送られ、リーズ・ユナイテッドのディエゴ・ジョレンテが追加招集されています。

 

このため、パウ・トーレス、イニゴ・マルティネスの並びを予想しています。

右SBには、ネーションズリーグ初戦となるポルトガル戦で、ディオゴ・ジョタとの対峙を想定し、プレミアリーグで対戦経験があるアスピリクエタを起用してくると予想します。

 

中盤は、アンカーのブスケツ、インサイドハーフのペドリが中心メンバーになると見られますが、今回は怪我でペドリが招集外となっているため、同じくルイス・エンリケ監督からの信頼が厚いガビを中心に構築していくと予想します。

 

コンビとなる選手は、どのようなゲームの進め方をするかで、コケ、ソレール、ジョレンテ、チアゴの中から起用する選手が変わってきます。

 

また、状態が万全であれば、左ウイングにはアンス・ファティが入る可能性が高くなります。

フォーメーション:4-3-3 予想②

 

現時点でのラ・ロハは、ズバ抜けた絶対的な選手はいませんが、見劣りしない2チーム分を作れる選手層を確保しているため、先発で出ても不思議ではない選手を入れ替えてみました。

 

サラビアはルイス・エンリケ監督の信頼を勝ち取っている選手の一人で、EURO2020以降、継続して招集&出場を続けています。

 

カルバハルは、3月の代表戦ではパフォーマンス不良でしたが、チャンピオンズリーグ決勝のパフォーマンスを見るに、やはり好調であれば十分にスタメンを張れる実力があります。

 

6月のネーションズリーグは4連戦であり、ルイス・エンリケ監督の傾向からも、この4試合の中で先発メンバーの入れ替え、ターンオーバーは確実にしてくると見られます。

 

スポンサーリンク

サッカースペイン代表の若手メンバー

アンス・ファティ(FW)

 

年齢:2002年10月31日(19歳)

所属:FCバルセロナ

 

今シーズンは、昨シーズンから続く怪我と手術の影響で、満足なシーズンを送ることはできませんでしたが、ようやく復帰しラ・ロハにも名を連ねています。

 

ルイス・エンリケ監督は、インタビューで「復帰祝い」と「戦術面の確認」での招集を公言しており、6月のナショナルウィークでは、怪我の再発に慎重となっていることから、出番は少ないものと予想されます。

 

所属するバルセロナでは、今シーズンからリオネル・メッシの後を継いで背番号10を背負っており、バルセロナ、そしてラ・ロハの新エースとしての期待が掛かっています。

 

ファティは、ドリブルにストロングポイントを持つ選手で、相手をよく観察した上で、緩急を付けたドリブルから、テクニックでかわすドリブル、スピードに乗ったドリブルと多彩であり、DFにとって厄介な存在です。

 

ボール保持時に上手い選手は多く存在しますが、ファティはボール非保持の場面でもオフ・ザ・ボールの質が高く、パスを引き出す動きや、スペースに走り込んでフィニッシュに絡むこともできるため、偽9番で起用されることもあります。

 

また、10代の選手ながら決定力は目を見張るものがあり、デビューした2019-20シーズン以降、ラ・リーガにおいて約120分に1得点を決めており、怪我に悩まされず出場時間を増やして調子をキープできれば、更に数字を伸ばしていきそうです。

 

新エースとして期待されているファティですが、まだ19歳のため、大事に育てながら成長を見せて欲しいですね!

ガビ(MF)

 

年齢:2004年8月5日(17歳)

所属:FCバルセロナ

 

バルセロナの下部組織(ラ・マシア)出身であり、17歳ながらチャビ監督の信頼を掴み、スペイン代表にも続けて招集されています。

 

ガビは、そのラ・マシアの選手らしさを兼ね備えた選手であり、サッカーIQ、足下の技術、パスの精度、ドリブルの技術と、既に高いレベルのものを持っています。

 

ペドリの台頭は大きなインパクトを与えましたが、ガビもそれに匹敵するポテンシャルを持っており、

まだ17歳ながら今シーズンは公式戦48試合に出場し、約3135分のプレータイム(1試合平均約65分)を得られていることからも、主力選手として十分なプレー時間を確保しました。

 

ガビは、バルセロナのレジェンドであるチャビとイニエスタを足して割ったような選手で、チャビのように様々な場面に顔を出しながらゲームメイクに絡み、イニエスタの様にドリブルで運ぶプレーを見せます。

 

また、守備の面でも積極性を見せ、物怖じせずスライディングでボール奪取をしたり、必要であればファールもいとわない選手で、今シーズンはラ・リーガで9枚のイエローカードを貰っていることからも、テクニックだけの選手ではないことが伺えます。

 

まだ17歳の選手であり、ゲームを支配できるほどの絶対的な選手ではありませんが、ラ・ロハのルイス・エンリケ監督からも信頼を得ているように、既に実力がある選手であり、経験を糧にますますの成長を見せて欲しいですね!

エリック・ガルシア(DF)

 

年齢:2001年1月9日(21歳)

所属:FCバルセロナ

 

今シーズンから下部組織時代を過ごしたバルセロナに復帰し、主力として公式戦36試合に出場しました。

 

エリック・ガルリアの特出すべき点はパス精度と展開力であり、後方から組み立てに参加したり、ロングフィードで局面を変えたり、中盤に持ち上がって縦パスを挿したりと、CBながらビルドアップ能力に定評があります。

 

守備の面では、一定の能力は持っているものの、簡単なミスをしたり、裏を取られたりと、守備強度に問題があるため、ディフェンスリーダーとなる選手とのコンビを組むことが理想です。

 

とはいえ、やはり攻撃面での貢献度は目を見張るものがあるため、チャビ監督やルイス・エンリケ監督の下で、主力として出場時間を得ています。

 

エリック・ガルシアが守備の強度を上げることができれば、まさに鬼に金棒ではありますが、彼を活かす案として、アンカーでの起用を望む声も上がっています。

 

カタールW杯後のブスケツの後継者探しが必要なラ・ロハにとっても、一考の余地がある案であり、将来的に見てみたいですね!

 

サッカースペイン代表の注目選手・有名選手

セルヒオ・ブスケツ(MF)

 

年齢:1988年7月16日(33歳)

所属:FCバルセロナ

 

ブスケツは、アンカーの選手に求められる役割を高水準でこなし、ゲームメイク能力や、縦パスでのチャンスメイク、守備時の切り替えや対人守備、試合展開や相手選手を読みボール奪取をしたりと、チームを引き締められる存在です。

 

このため、バルセロナ、ラ・ロハにおいて未だ替えの利かない存在です。

 

また、189cmの長身であることから空中戦にも強く、高身長の選手があまり多くないラ・ロハの中でもボールを跳ね返す存在としても貴重です。

 

最近のラ・ロハではロドリとの併用が見られ、ブスケツの負担を減らしつつありますが、やはり重要な試合では信頼があり、必要なタスクを確実にこなしてくれるブスケツが起用されています。

 

年齢を考慮すると、カタールW杯が恐らく最後のW杯になることが予想され、ブスケツの集大成としても活躍を期待したいですね!

アルバロ・モラタ(FW)

 

年齢:1992年10月23日(29歳)

所属:ユヴェントス(保有元:アトレティコ・マドリード)

 

ラ・ロハにおいて9番タイプの人材不足は長年の課題であり、W杯本大会で好成績を収めるにはモラタの活躍は必須と言えます。

 

モラタはオフ・ザ・ボールの動きから得点を取るストライカーであり、DFの背後を狙ったり、スペースに走り込んで合わせたり、189cmの長身からヘディングでゴールを狙います。

 

ラ・ロハでは、スペースメイクでも重要な役割を果たしており、モラタが空けたスペースをフェラン・トーレスが使うという場面もよく見られます。

 

また、ドリブルでボールを持ち運ぶプレーも得意であり、低い位置から持ち運び起点となったり、サイドからカットインをしてシュートするなど、ウイング適正もある選手です。

 

マドリー時代や、アンダー世代の代表では、ウイングでのプレー経験もあることや、今シーズンプレーしたユヴェントスでは、ヴラホヴィッチの加入以降、左ウイングでの出場時間も増やしており、ラ・ロハにおいても選択肢の一つとなるかもしれません。

 

本大会でも、モラタの選出はまず間違いない状況ではありますが、調子によってパフォーマンスが大きく左右される選手でもあるため、ラ・ロハを引っ張る存在として期待したいですね!

チアゴ・アルカンタラ(MF)

 

年齢:1991年4月11日(31歳)

所属:リヴァプール

 

リヴァプールでは十分な活躍を見せていましたが、ルイス・エンリケ監督の構想には入らず、約1年ぶりの招集となりました。

 

チアゴは司令塔としてのプレーが得意であり、味方の動き出しにピタッと合わせたパスや、広い視野からスペースにパスを出し、チームを動かします。

 

精度の高いパスと、ダイレクトで素早いパスを出すため、選手が流動的に動きながらスピーディーな攻撃を仕掛けるリヴァプールにフィットし、今シーズンは4冠を狙うチームを支えていました。

 

まさに、天才的なパサーと言えます。

 

リヴァプールのチーム上、前線には強力なアタッカーを揃え、インサイドハーフのコンビには、ピッチを駆け回ったり、高い位置で攻撃参加をするヘンダーソン、ナビ・ケイタがいるため、チアゴは比較的低い位置から組み立てを行う役割を担っていました。

 

ラ・ロハのインサイドハーフの候補となるペドリ、ガビ、コケ、ソレール、マルコス・ジョレンテとは、違ったタイプの選手であり、このナショナルウィークでルイス・エンリケのお眼鏡にかなうのか注目です!

 

スポンサーリンク

サッカースペイン代表の特徴・戦術

スペインの伝統としては「ティキ・タカ」が有名なスタイルではありますが、ルイス・エンリケ監督の下では、よりリスク回避したスタイルを基本戦術としています。

 

スペイン伝統の「ティキ・タカ」のスタイルをベースにはしてはいますが、現代サッカーの主要戦術であるカウンター戦術との相性が悪いことから、

ルイス・エンリケ監督はそのカウンターへのリスクを回避し、最終ラインの設定も重要視しています。

 

両SBが高い位置を取り、組み立てに参加するのではなく、基本的に低い位置から組み立てを開始し、攻撃参加にストロングポイントを持つ左SB(アルバ、ガヤ、アロンソ)が上がる分、右SBはバランスを取ります。

 

これは黄金期を支えたカルロス・プジョル、セルヒオ・ラモス、ジェラール・ピケのような、ある程度個の力で対応できるCBが、現在のラ・ロハでは不在であることも考えられます。

 

また、ペドリ、ガビの存在はラ・ロハにおいても重要であり、この2人はボールを引き出せるポジショニング、空間の使い方や入り方が上手く、チームを機能させることができます。

 

同じインサイドハーフに入るコケは、同じように様々な場面に顔を出しパスを受け、出し手となれる選手ですが、

コケはよりチームのバランスを考えてプレーし、SBが上がったスペースを埋めたりするため、選手の起用法によってルイス・エンリケの意図も見えてきます。

 

現在のラ・ロハのSBには、今回招集されているダニエル・カルバハル、ジョルディ・アルバ、マルコス・アロンソ、セサール・アスピリクエタの他にも、

ホセ・ルイス・ガヤと、今シーズンのブライトンで年間最優秀選手を獲得したマルク・ククレジャといった人材が豊富であることや、マルコス・ジョレンテも起用することができるため、特に層が厚いポジションと言えます。

 

前線の選手としては、得点力不足に悩まされる試合もあるため、アンス・ファティに掛かる期待は大きく「得点力」の部分で解決してくれる最後のピースになるかもしれません。

 

スポンサーリンク

サッカースペイン代表の監督

ルイス・エンリケ

 

現役時代はスペイン代表としても62試合に出場し、レアル・マドリードとバルセロナの両方のクラブでもプレーしました。

 

現役引退から4年後となる2008年からは、バルセロナBの監督に就任し、以降、ASローマ、セルタ・デ・ビーゴ、バルセロナの監督を経て、

2018年の7月からスペイン代表監督に就任(2019年3月~11月まで愛娘の闘病のため離脱)しています。

 

ルイス・エンリケは、良くも悪くも内が読めないのが特徴です。

 

唐突に驚くような起用法を実践して見たりと、どこまでが事前に用意してあるプランかは分かりませんが、ルイス・エンリケの頭の中には常に様々な選択肢・想定を巡らせています。

 

また、メディア対応も有名であり、選手の目線に立ってメディアを相手にできますが、ハッキリと言うスタンスのためメディアを含め敵を作り易く、その発言もニュースになったりします。

 

スペイン代表の戦術としては、戦術の項目で挙げたように、スペインらしさを残しつつ「リスク回避」を重要視しており、カウンターにも備えた陣形で攻撃を進めます。

ですが、やはりプレーするのはテクニックを備えたスペインの選手であり、華のあるプレーが見られ、少ない人数でも崩し切る攻撃の形がデザインされ、チームに落とし込まれています。

 

更に、守りを固めた相手の崩し方も落とし込んでいる最中であり、特に3月の親善試合のアルバニア戦では5バックの引いた相手(ポゼッション:72% – 28%)への崩しの形を見せ、本大会を想定した引き出しを増やしています。

 

また、今回のナショナルウィークでは、約1年半ぶりにマルコ・アセンシオを招集していることからも、選択肢を増やしていることが伺えます。

アセンシオは、東京五輪2020の日本戦でも見せたように、左足からの一発を持っている選手で、本大会でもジョーカー的な役割が期待されるため、このナショナルウィーク中にアピールしたいところです。

 

2010年時代の黄金期と比べると、ネームバリューが劣るのは間違いありませんが、彼らに続くスター候補は台頭しているため、ルイス・エンリケと共に、これから歴史を作っていくラ・ロハと言えます。

 

スポンサーリンク

サッカースペイン代表の主要な戦績・成績

過去5大会の成績を振り返ってみましょう!

 

FIFAワールドカップ

2002年:ベスト8
2006年:ベスト16
2010年:優勝
2014年:グループステージ敗退
2018年:ベスト16

 

UEFA欧州選手権(EURO)

2004年:グループステージ敗退
2008年:優勝
2012年:優勝
2016年:ベスト16
2021年:ベスト4

 

UEFAネーションズリーグ

2018-19:グループステージ敗退
2020-21:準優勝

 

スポンサーリンク

まとめ

スペイン代表の最新フォーメーションやスタメン、注目の選手、若手選手、そして監督についてまとめてみました!

ルイス・エンリケ監督の哲学と、そのお眼鏡にかなう様々な選手を起用しながら、着々と本大会への準備を進めているスペイン代表と言えます。

まだ、優勝候補と言える絶対的な強さはありませんが、選手層の厚さから必要なピースは揃ってきており、本大会への期待感を増してきています。

日本代表としてもスペイン代表の動向は、気になる存在であり、本大会で良い試合が見られると嬉しいですね!

 

\ 2022年6月ネーションズリーグ開幕! /

>>UEFAネーションズリーグ2022-23のテレビ放送・配信は?日程・結果速報も!

 

スポンサーリンク