スペインサッカーの強さとその理由は?特徴・戦術と黄金期についても!

こんにちは!

スペインには、世界が注目する試合「エルクラシコ」に代表されるように、世界的な人気ビッグクラブであるレアルマドリードやFCバルセロナがあります。また、日本の久保建英選手が躍動中のレアルソシエダのように、近年、欧州の中でもその力を伸ばしているチームもあります。

そして、クラブだけではなく代表レベルでも世界的な強豪のスペイン。

本記事では、そのスペインについて、強さとその理由や、特徴・戦術、そしてサッカー黄金期について、スペインサッカーを知る基礎知識として情報をまとめてみました(^^)/

 

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スペインサッカー|強さ

スペインのサッカーは世界的に見てもトップレベルに位置しています。

クラブレベルでは、レアル・マドリードやFCバルセロナなどのチームがUEFAチャンピオンズリーグをはじめとする数多くの国際大会で優勝しており、リーガ・エスパニョーラ(ラ・リーガ)は世界で最も競争力のあるリーグの一つとされています。

また、スペインのナショナルチーム(代表チーム)は、2008年から2012年にかけてEURO(UEFA欧州選手権、ユーロ)で2回、2010年のFIFAワールドカップで1回優勝するなど、国際大会でも高い実績を残しています。

この時期は「黄金世代」とも呼ばれ、シャビ・エルナンデス、アンドレス・イニエスタ、イケル・カシージャスなどの選手が中心となり、ティキ・タカと称される独自のパスワークとポゼッションを重視した戦術で世界を席巻しました。

育成システムも非常に充実しており、若手の才能を見出し、育成することに長けている点もスペインサッカーの強さの一因です。地域に根差したサッカースクールが多数あり、子供の頃から高い技術と戦術理解を身につけることができます。

ただし、サッカーは常に変化するスポーツであり、他国も追い上げを図っているため、永久に不動の地位を保つことはできません。スペインサッカーは過去の実績を背景に高い評価を受けてはいますが、将来にわたってその地位を維持するためには、継続的な発展と進化が求められています。

 

スペインサッカー|強い理由

スペインサッカーが世界のトップレベルに達した理由は、次のような複数の要素が関係しています。

 

  1. 技術と戦術の教育: スペインでは、若い世代から技術的な基礎と戦術理解を重要視する教育が行われています。子どもたちは小さい頃からボールを扱うスキルを磨き、ポジショニング、スペースの使い方、チームとしての動きなど高度なサッカーの概念を学びます。
  2. クラブの育成システム: レアル・マドリードやバルセロナなどのトップクラブは、カンテラ(ユースアカデミー)を通じて世界クラスの選手を数多く輩出しています。これらのアカデミーでは、個々の技術向上はもちろん、チームとしての連携や戦術の理解を深める教育が行われています。
  3. ティキ・タカスタイル: スペインサッカーは、短いパスを連続してつなぐことで相手を翻弄する「ティキ・タカ」と呼ばれるスタイルを発展させました。このスタイルは、ポゼッションを重視し、攻撃時だけでなく守備時にも組織的なプレーを要求します。
  4. フットサルからの影響: スペインではフットサルが人気であり、サッカー選手たちも幼い頃からフットサルを経験します。フットサルは狭いスペースでの技術や素早い判断を養うのに役立ち、これが大きなフィールドのサッカーにも良い影響を与えています。
  5. 強化されたコンペティション: リーガ・エスパニョーラは世界でも非常に競争が激しいリーグであり、高いレベルの試合が常に求められます。トップチームだけでなく、中位・下位チームも技術的に優れた選手を多く抱え、全体のレベルアップに貢献しています。
  6. コーチの質: スペインは優れたコーチを多く輩出しており、彼らが国内外で成功を収めています。これは指導者の教育に力を入れている結果であり、理論だけでなく実践的なコーチングスキルの高さが選手の成長に繋がっています。

 

以上のように、複数の要素が複合的に作用することで、スペインサッカーは高いレベルに達することができました。そしてこれらの基盤の上に立って、多くの才能ある選手たちが国内外のクラブや代表チームで活躍しているのです。

 

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スペインサッカー|特徴

スペインサッカーの特徴は、技術的な面、戦術的な面、そしてメンタルの面においても独自のアプローチが見られます。

以下にその具体的な特徴をいくつか挙げてみます。

 

  1. 技術的な優位性:
    • 高度なボールコントロールスキル
    • 細かいタッチと緻密なパス交換
    • クロス、シュート、パスなどの正確性
  2. 戦術的な柔軟性:
    • ポゼッションに基づいた攻撃スタイル「ティキ・タカ」
    • 連動した動きとポジショニングでスペースを作り出す
    • 組織的なプレッシングと素早いボール回収
    • バランスの取れた守備と攻撃の切り替え
  3. メンタルの強さ:
    • 試合における粘り強さと集中力
    • 勝利への強い意志と自信
    • チームワークと結束力の強化
  4. 育成システムの質:
    • 幼少期からの優れた技術トレーニング
    • クラブのカンテラ(ユースアカデミー)による体系的な育成
    • 若手選手のトップチームへの積極的な導入と経験の提供
  5. クラブと代表の連携:
    • クラブレベルでの成功が代表チームに波及する構造
    • 同じ国内リーグでのプレーによる選手間の良好なコミュニケーション
  6. クリエイティブな攻撃:
    • 予測不可能な攻撃パターン
    • 技術的な個人プレーとクリエイティブなプレーメイキング
  7. 総合的なフィジカルコンディショニング:
    • スタミナと耐久性
    • 高い運動能力とフィジカルコンタクトへの対応

 

これらの特徴は、クラブチームはもちろんのこと、スペイン代表チームにも見られる要素であり、彼らが国際舞台で成功を収め続ける理由の一端を表しています。

各チームのアイデンティティや監督の戦術によって多少の変化はありますが、上記の特徴はスペインサッカー全体の強さと独自性を形作る基礎となっています。

 

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スペインサッカー|戦術

スペインサッカーの戦術は、主に「ティキ・タカ」と呼ばれるスタイルに代表されるプレースタイルが有名です。このティキ・タカ戦術の基本的な特徴としては、以下のような点が挙げられます。

 

  1. ポゼッション: ボールを保持し続けることを重視します。相手にボールを渡さず、チーム内で短いパスを使って支配することで、試合のリズムをコントロールします。
  2. パスとムーブメント: 連続した短いパス交換によって、相手のディフェンスラインを切り崩します。ボールを受けた選手はすぐに次のパスを出すためのオプションを探し、常に運動を続けることでスペースを作り出します。
  3. プレッシング: ボールを失った際には、すぐに高い位置での集中的なプレッシング(相手への激しいプレッシャー)をかけてボールを取り戻そうとします。これにより、相手に攻撃の機会を与えないようにします。
  4. 縦への展開: 短いパスを繰り返すことで相手を引きつけ、縦方向への急なパスやドリブルで一気に崩します。特に中盤の選手が重要な役割を果たし、スペースを見つけて攻撃を構築します。
  5. 縦横無尽のサイドチェンジ: 広い視野を持ち、ピッチの一方から他方へボールを渡し、相手の守備を移動させて疲弊させます。これによって守備の隙を生み出し、攻撃のチャンスを作ります。
  6. バランスと組織: 常にボールの周囲にはサポートする選手がおり、守備にも迅速に切り替えることができるようなバランスが取れています。

 

このような戦術はFCバルセロナに代表され、特にペップ・グアルディオラ監督時代のチームがその典型でした。代表チームにおいても、ビセンテ・デル・ボスケ監督の下、2008年のユーロ、2010年のワールドカップ、2012年のユーロという国際大会での優勝に大きく貢献しました。

しかし、時間とともに対策を取られるようになり、また他の戦術的要素を取り入れるチームも増えています。現代のスペインサッカーはティキ・タカに加えて、カウンターアタックやセットプレーなど、より多様な戦術を駆使するようになっています。

それに伴い、個々の選手のテクニックだけでなく、戦術理解や物理的な強さなども求められるようになり、よりバランスの取れたチーム作りが進んでいます。

 

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スペインサッカー|黄金期

スペインサッカーの黄金期は、2008年から2012年にかけてとされています。この期間にスペイン代表チームは、FIFAワールドカップとUEFAヨーロッパ選手権(ユーロ)で著しい成果を上げました。

  1. UEFAヨーロッパ選手権2008(ユーロ2008)
    • スペインはこの大会で優勝し、44年ぶりに主要国際大会でのタイトルを獲得しました。
    • 監督はルイス・アラゴネスで、フェルナンド・トーレスが決勝でドイツを破る唯一のゴールを決めました。
  2. FIFAワールドカップ2010(南アフリカ大会)
    • スペイン代表は初めてワールドカップを制覇しました。
    • ビセンテ・デル・ボスケ監督の下、決勝ではオランダを延長戦の末にアンドレス・イニエスタのゴールで1-0で破りました。
  3. UEFAヨーロッパ選手権2012(ユーロ2012)
    • スペインはこの大会も制覇し、ユーロ史上初となる連覇を達成しました。
    • 決勝ではイタリアを4-0で圧勝し、その支配的なプレースタイルを再び示しました。

 

そして、これらの成功は以下の要素に支えられていました。

  • ティキ・タカスタイルの確立:バルセロナの成功したスタイルが代表チームにも採用され、チームのアイデンティティとなりました。
  • 世代交代の成功:新しい才能(例:セスク・ファブレガス、ダビド・ビジャ)と経験豊かな選手(例:イケル・カシージャス、シャビ・エルナンデス)が融合しました。
  • 優れた選手層:世界トップクラスの選手が多数いたため、怪我や不調の選手がいても代わりの選手が高いパフォーマンスを発揮しました。

 

この黄金期はスペインサッカーにおける最高の時代とされ、世界中に「スペインの時代」という印象を強く残しました。これらの成果はスペインサッカーにおける強化システム、技術的な優位性、戦術の革新がうまく機能した結果です。

 

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スペインサッカー|まとめ

サッカー強豪国スペインについて、強さとその理由や、特徴・戦術、そしてサッカー黄金期について、スペインサッカーを知る基礎知識として情報をご紹介しました。

スペインには、世界が注目する試合「エルクラシコ」に代表されるように、世界的な人気ビッグクラブであるレアルマドリードやFCバルセロナがあり、さらには、日本の久保建英選手が躍動中のレアルソシエダのように、欧州の中でもその力を伸ばしているチームもあり、日本からの注目度も高まっています。

本記事での情報を基礎知識として頭の片隅においてもらえると、よりスペインサッカーが楽しく見れると思います(^^)/

 

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