サッカー代理人で有名な人は誰?日本・海外ヨーロッパ別にご紹介!

こんにちは!

海外サッカーでは冬の移籍市場がオープン間近になってきました!

昨今の移籍市場では選手やクラブだけでなく、代理人がその存在感を高めています。

海外のビッグクラブでは彼らの一挙手一投足に注目して交渉を行い、

現代サッカーの移籍について語る上で、代理人の存在は無視できなくなっています。

また、海外で活躍する日本人選手のマネジメントや、海外挑戦も日本国内の代理人が担当しており、

世界を相手に活躍されている人もいます!

そこで本記事では、日本の先駆者的または革新的な代理人の3名と、海外で有名な代理人を3名ご紹介します(^^)/

 

>>【関連】サッカー代理人の会社は?なるには弁護士資格がいる?仕事や年収・報酬も調べてみた!

 

日本のサッカー代理人で有名な人の一覧

まずは国内の有名代理人についてご紹介します。

3名とも自身の会社を興し、その代表として活躍しています。

近年は日本人選手の海外移籍を積極的に手掛けており、日本サッカーのレベルアップにも間違いなく尽力してくれている方々です(^^)/

 

田邊伸明

株式会社ジェブエンターテイメント: 代表

 

主な契約選手

冨安健洋(アーセナル(ENG))、浅野拓磨(ボーフム(GER))、稲本潤一(SC相模原)、
前田大然(横浜Fマリノス)、高萩 洋次郎(FC東京)など、約90名

 

田邊さんは、1991年からサッカー選手のマネジメント業務を開始し、サッカービデオやDVDの監修も行っていました。

2000年からFIFA公認エージェントとして活動を行い、日本で最も有名なエージェントとなっています。

加えて、JFA公認C級コーチライセンスも取得し、サッカー番組といったメディアにも露出が多いエージェントです。

これまでに契約選手の国外移籍や、国外移籍した選手の国内への出戻り移籍を多く手掛けており、

同氏設立の会社の契約選手数は日本で一番を誇ります。

 

最近では冨安選手のアーセナルへの移籍が最大の功績です。

アーセナルの立て直しにも成功しましたし、冨安選手本人の希望に沿った移籍を行い、

全ての関係者にとって大成功だった交渉を手掛けてくれました(^^)/

 

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秋山祐輔

 

株式会社SARCLE: 代表取締役

 

主な契約選手

乾貴士(セレッソ大阪)、植田 直通(ニーム(FRA))、大迫勇也(ヴィッセル神戸)、
小野伸二(コンサドーレ札幌)、南野拓実(リヴァプール(ENG))など約60名

 

秋山さんは、大学卒業後、広告代理店でサッカーのビジネスに携わります。

そして小野伸二選手のマネジメントや、海外放映権の交渉、獲得業務に従事したことがきっかけで、

2006年にFIFA公認エージェント資格を取得し、2007年に同社を設立しました。

 

「アスリートの視点に立った、トータルマネジメント」を大切にしているようで、

国内外のビッグネームが契約選手となっています。

 

近年の最大の功績といえば南野選手のリヴァプール移籍です。

話題になってから契約を締結するまでの交渉期間が非常に短く、高い手腕を見せつけ、

また、逆オファーであったと明かし、高い交渉力や売り込む力を証明しています。

移籍金自体はザルツブルグの方針から約10億円と比較的安価でしたが、

仲介の手数料は約1億円で、日本市場では考えられないほどの大金を得られました。

 

加えて引退後の内田篤人氏や坪井慶介氏などのタレントもマネジメントしており、

DAZNの企画に秋山氏が登場することもありました。

 

本田弘幸

 

HEROE株式会社: 代表

 

主な契約選手

本田圭佑(スードゥヴァ(LTU))、中山雄太(ズヴォレ(NED))、安倍祐葵(バルセロナB(ESP))、
守田英正(サンタクララ(PRT))、谷晃生(湘南ベルマーレ)など約40名

 

本田さんは、本田圭佑選手の実の兄で、アルゼンチンでプロデビューした異例の経歴を持ちます。

アルゼンチンで4年間プロとしてプレーした後、大手エージェント会社へ入社。

4年後の2012年にHEROE株式会社を設立し、2013年にFIFA公認のエージェント資格を取得しました。

 

これまでに本田選手のミラン移籍や、安倍選手のバルセロナBへの移籍のサポートなど、大きな功績を残しています。

主に国際的な移籍をサポートしており、谷選手など、これから国外へ羽ばたくであろう選手とも契約していることから、

これからのエージェント活動に注目です!

 

なお、日本がサッカー先進国になることを目指しているとのことで、

本田選手と同様に世界基準で物事を考え、言動で周りを引っ張るタイプのようです(^^)/

 

国内でのサッカー討論番組にも出演することもあり、これからもメディアへの露出はありそうです。

 

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海外ヨーロッパのサッカー代理人で有名な人の一覧

次に海外サッカーの代理人をご紹介します。

移籍市場が開幕すると数10億から100億円規模の大金での移籍がありますが、

これからご紹介する3名が、裏でそれを操っていると言われているほどの大物代理人たちで、

近年ではメディアへの露出も多くあり、移籍市場を騒がしていています。

特にミーノ・ライオラに至ってはかなり強引な事例もあり、そちらも併せてご紹介します(^^)/

ジョナサン・バーネット

 

Stellar Football Ltd: 会長

 

主な契約選手

ジャック・グリーリッシュ(マンチェスター・C(ENG))、エドゥアルド・カマヴィンガ(レアル・マドリード(ESP))、ルーク・ショー(マンチェスター・U(ENG))、ベン・チルウェル(チェルシー(ENG))、ギャレス・ベイル(レアル・マドリード)など、会社で約200名(参照:Transfermarket)

 

ジョナサン・バーネットは、2019年10月にアメリカのフォーブスが発表した

「The World’s Most Powerful Sports Agents 2019」で1位に選出されたエージェントです。

Stellar Footballの共同創設者で、現会長職に就いており、主にプレミアリーグで活躍する選手を顧客に抱えています。

 

2006年にはクラブの許可を得ずに、アシュリー・コールと接触し、

アーセナルからチェルシーへの禁断の移籍へ導いた事で物議を醸し、一躍有名になりました。

御年71ですがまだまだ健在で、近年のプレミアリーグバブルによる恩恵を最も受けています。

 

2013年には当時最高額でベイルのレアル・マドリード への移籍を手掛けた事で確固たる地位を築き上げ、

2021年は英国史上最高額となる、約153億円でのグリーリッシュのマンチェスター・シティ移籍を手掛けました。

 

本人は英国人紳士らしい交渉・態度を心掛けているようで、近年大きなトラブルは聞きません。

自身の契約選手でプレミアリーグで上位入賞が狙えるほどの陣容を組む事ができるほどの

スター選手を多く抱えており信用・実績ともに世界一です。

 

なお、ベイルの移籍以降、レアル・マドリードとの結びつきが強くなってきており、

2021年12月には現在レアル・マドリードのフベニールBに所属している

中井卓大(通称”ピピ”)選手の代理人としても契約し、若手有望株もチェック済みと証明しました。

 

そう言ったこともあり、今後もマドリー関連のビッグディールに期待したいですね!

活発に活動を続けていて、まだまだ世界一の立場から降りる気はなさそうです(^^)/

 

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ジョルジュ・メンデス

 

Gestifute: 最高責任者

 

主な契約選手

C・ロナウド(マンチェスター・U)、ルベン・ディアス(マンチェスター・C)、
ベルナルド・シウヴァ(マンチェスター・C)、ファビーニョ(リヴァプール)、
ジョアン・カンセロ(マンチェスター・C)など、会社で約400名(参照:Transfermarket)

 

ジョルジュ・メンデスは、フォーブスの最新ランキングでは世界3位でしたが、

影響力では1位に匹敵するかもしれません。

彼が抱える顧客はポルトガルや南米の選手が多く、世界最高の選手の一人、C・ロナウドをマネジメントしています。

 

元DJで、そこで儲けたお金で地元クラブの広告等に出資したり、マネジメントしたりしていました。

その際に知り合った選手の移籍を成功させたことから代理人としてのキャリアがスタートし、

1996年に事務所を設立するに至ります。

 

その後はポルトガルを拠点に、国内の選手を国外に送り出す事で名をあげ、

当時、将来有望だったC・ロナウドと契約しました。

2004年にはモウリーニョ監督を顧客リストに加えた事で物議を醸しましたが、

複数のクラブや選手と信頼を築きあげ、影響力は増して行きました。

 

近年では移籍コンサルタントとしてクラブに食い込み、

ウォルバーハンプトンに顧客であるポルトガル人選手を送り出したり、

プレミアリーグのポルトガル人スター選手をマネジメントするなど、

プレミアリーグでの影響力も増している一方、

バーネットとは対照的に自身の顧客の脱税疑惑の影響からかレアル・マドリードとの関係が薄れてきているとの噂もあります。

 

なお、メンデスは人柄にも定評があり、C・ロナウドとともに病気の子供を持つ家族を支援するプロジェクトを立ち上げ、ポルトガルの「2009年の人」に選出されました。

利益よりも顧客選手を第一に考え、関係者全員にとってWin-Winになる交渉に定評があるようです!

 

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ミーノ・ライオラ

 

個人エージェント

 

主な契約選手

アーリング・ハーランド(ドルトムント(GER))、マタイス・デリフト(ユベントス(ITA))、
ジャンルイジ・ドンナルンマ(PSG(FRA))、ポール・ポグバ(マンチェスター・U)、
ズラタン・イブラヒモビッチ(ミラン(ITA))など、約280名(参照:Transfermarket)

 

このイタリア系オランダ人代理人には、移籍市場ではいい意味でも悪い意味でも最も注目すべきかもしれません。

ライオラの代理人としてのキャリアは、1980年代、オランダにて地元クラブのスポーツディレクター職に就いたところから始まりました。

自社設立後は7カ国語に精通していることから、オランダ人選手の海外移籍を担当することになります。

 

1996年には、ネドヴェドをラツィオ移籍に導いた事で脚光を浴び、

大物顧客との契約につながりました。

 

イタリア出身であることからセリエAクラブへのパイプが強く、

ルチアーノ・モッジ(元ユヴェントスGM)、アドリアーノ・ガッリアーニ(元ACミランGM)といった大物と懇意の中と言われています。

 

ライオラの交渉では、マスコミをうまく利用してクラブに揺さぶりをかけ、顧客選手にとってベストな条件を引き出しますが、

ムヒタリアンやドンナルンマのように練習参加を拒否させるという手段にでて、強引に交渉を進めます。

 

かなり強気な人物で、グアルディオラを「腰抜け」「犬」と批判したり、ファーガソン(元マン・U監督)から「ゴミのような代理人がいる」と辛辣に批判されたりしました。

 

また、ポグバの移籍に際してユベントスと「ユナイテッドからユベントスへフリーで移籍させる条件として次回移籍時に移籍金の45%を手数料として受け取る」という条約を交わし、

ユナイテッドの移籍時には約60億円近い手数料を手に入れました。

 

「目的・利益のためならなんでもする」というスタイルでクラブと揉めることもしばしばありましたが、

顧客である契約選手にとって最終的には利益を得られるように交渉しているため、

自身の顧客からは信頼が厚いようです。

 

そして欧州で最も注目されているハーランドも顧客の1人であり、

彼の移籍がどうなるのか、ライオラの動きに引き続き注目が必要です(^^)/

 

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まとめ

今回は移籍市場において重要な代理人について、国内・国外で有名な3名をそれぞれご紹介しました(^^)/

日本の代理人は国内移籍だけでなく、国外挑戦を支援しており、日本サッカー界のレベルアップに間違いなく尽力してくれています。

次は誰が海外へ挑戦するのか、今この瞬間に代理人がどんな駆け引き・交渉を行っているのか、次の移籍発表が楽しみになります。

一方、近年の欧州の移籍市場では「移籍ゲーム」「マネーゲーム」と揶揄されるほど、

代理人の動きが重要になっています。

メディアでの発言が取り上げられることも多く、大物選手の移籍では、

選手の代理人を調べたり、その代理人のニュースを確認したりするのも面白いですよ(^^)/

 

>>【関連】サッカー代理人の会社は?なるには弁護士資格がいる?仕事や年収・報酬も調べてみた!

 

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