アストンヴィラ2022夏移籍最新情報!噂の獲得候補や補強リスト・ポイントは?

こんにちは!

昨シーズン、成績不振からスティーヴン・ジェラード監督を招聘したアストン・ヴィラ。

冬の移籍市場では積極的な補強を実施しチーム力の強化を図りました。

勝率こそ中位チームらしく50 %程度でしたが、今季の躍進へ期待の持てる内容のゲームもありました。

 

そして2022/06/22現在、今夏の移籍市場ではコウチーニョの完全移籍を含む4名の即戦力の獲得に成功しています。

本記事では、さらなる補強が噂されるアストン・ヴィラFCの2022年夏の獲得・放出の噂についてご紹介した後、昨シーズンを振り返り、それを元に補強ポイントについてまとめ、最後に移籍決定情報についてまとめます。

 

アストン・ヴィラFC2022夏移籍で獲得と噂の補強リスト・狙っている選手

ジョー・ゴメス(CB)

所属先: リヴァプール

市場評価額: 2200万ユーロ(約27億円)

移籍金: 2600万ポンド(約42億円)

 

リヴァプールでは将来のDFリーダーとして期待されてきた同選手ですが、怪我の多さに泣かされています。

年齢も25歳になり、W杯や自身の成長のためにも出番を得るために移籍を希望しているとの報道がありました。

 

高い身体能力が魅力的で、スピードに優れ、相手FWとの競争にも対応でき、RSB出場時には高い位置まで駆け上がります。

 

リヴァプールでは時折高精度のクロスも放つことができ、アレクサンダー=アーノルドの控えとして貢献しています。

また、スローインコーチの指導のおかげかスローインの技術も非常に高くなっています。

 

しかし、ビルドアップの面にやや難を残し、縦パスが引っかかる場面も散見されます。

また、CBはコナテに次ぐ4番手、RSBではアレクサンダー=アーノルドの控えが獲得されたために序列低下が心配されます。

 

リヴァプールとしては放出に難色を示しているものの、本人は出場機会を求めているはずです。

また市場価値も徐々に下がっており、獲得のハードルはそこまで高くはないといえます。

 

カルヴァン・バッシー(DF)

所属先: レンジャーズFC(SCO)

市場評価額: 100万ユーロ(約1.4億円)

移籍金: 不明

 

かつてジェラード監督が指揮していたレンジャーズの有望選手で、主戦場は左サイドバックで、非常に攻撃的な現在21歳の若手選手です。

 

イタリア生まれですがルーツはナイジェリアにあり、高い身体能力を活かしたダイナミズムのあるプレーが特徴です。

フィジカルと走力に優れ、攻守両面で活躍できます。

チャンスメイクこそ今ひとつですが、バックアッパーの若返りのため、ディーニュの控えとしては申し分ない選手になり得ます。

 

かつてレスターの下部組織に所属していたこともある同選手。

プレミアには比較的慣れていると言えますし、ターゲットを放出した同クラブにとって将来的にも期待できます。

 

昨シーズン、スコットランドの年間最優秀若手賞を獲得した同選手は、レンジャーズとの契約を2年残します。

契約延長交渉が成立しなければ移籍金の高騰は避けられ、またジェラードのパイプもあるため獲得へのハードルは高くはありません。

 

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アクセル・ヴィツェル(MF)

所属先: ドルトムント(GER)

市場評価額: 400万ユーロ(約5.6億円)

移籍金: フリー

 

2018-19シーズン、中国からドルトムントへ欧州帰還を果たしたヴィツェルは今季限りでドルトムントを去ることが定期路線と言われています。

加入当初は中盤で活躍を見せ、中国帰りというハンデを感じさせないプレーでドルトムントを支えました。

しかし近年はベリンガムなど若手の台頭や、高い年俸に見合わない稼働率の低さで放出候補となっていました。

 

ベルギー代表ではバランサーとしてチームのリズムを整えるプレーを見せることが多い同選手。

またボックス・トゥ・ボックスのようにコート全体を豊富な運動量でカバーすることもできます。

所属のドルトムントではより前よりの位置でのプレーも増え、数字にこそ表れませんが、チームの攻撃を活性化させることができます。

 

絶対的なレギュラーとしての獲得ではなさそうですが、豊富な経験を持つ同選手を中盤に迎え入れることで主力の放出に備えると見られます。

 

正式決定こそありませんが、アトレティコ・マドリー(ESP)への移籍間近と言われています。

横槍を入れるか、別ターゲットに切り替えるか注目したい点です。

 

アレックス・オックスレイド=チェンバレン(MF)

所属先: リヴァプール

市場評価額: 1800万ユーロ(約25億円)

移籍金: 1000万ポンド(約16億円)

 

怪我に泣かされ続けた同選手は、アーセナルでのプレー経験もあり、28歳ながら多くのチームで必要とされるほどの経験豊富な選手です。

アーセナルではサイドアタッカーとしての起用を拒否し、中盤でのプレーを希望してリヴァプールへ移籍。

 

両足から強烈なシュートを放ち、また個人での強引な突破も魅力的で、攻撃的なポジションならどこでもこなせる器用さも持ちます。

 

シーズンが進むにつれて出番が減少し、終盤戦はほとんどベンチ外からの観戦となり、少し寂しげな表情が印象的でした。

現監督のジェラードとプレースタイルこそ異なりますが、ワールドクラスのMFだった同監督の元で一皮むける、そんな姿も想像できます。

 

リバプールでは余剰戦力となっているものの、クロップが来季のプランに含んでいると2022/06/21現在報道されています。

しかし、本人としても出場機会を確保したいでしょうし、またヴィラが獲得に成功した場合、確実に重要な戦力となり得ます。

移籍金もそこまで大金は必要ではなく、獲得チャンスは十分にあります。

 

ロビン・オルセン(GK)

所属先: ローマ(ITA)

市場評価額: 200万ユーロ(約3億円)

移籍金: 350万ユーロ(約5億円)

 

2022年6月4日、完全移籍で獲得。

昨シーズン、ローマからレンタルで加入していた同選手は、買取オプションの行使により完全移籍となりました。

 

スウェーデン代表ではFIFAワールドカップロシア2018とEURO2020ではともに正守護神としてチームを支えました。

前所属のローマではアリソン(現リヴァプール)の後継として獲得されるも、大きな活躍は見せられませんでした。

 

昨夏にルイ・パトリシオがローマに移籍したことで出場機会を求めて移籍となった同選手。

昨シーズン前半はシェフィールド・ユナイテッド、そして後半はアストン・ヴィラへレンタル。

全公式戦で12試合に出場しました。

 

ヴィラではマルティネスの控えとしての立場であり、正守護神としての起用ではありませんが、2ndGKとして信頼のおける活躍を見せました。

 

信頼のおける同選手の加入により、選手層・質ともに十分となりました。

今夏は、オルセンといったGKを含む守備陣の補強に大成功し来たるシーズンへの飛躍が期待されています。

 

アストン・ヴィラFC2022夏移籍で噂の退団・放出候補

ジョン・マッギン(MF)

噂される移籍先: トッテナム

市場評価額: 3200万ユーロ(約45億円)

移籍金: 未提示

 

スコットランドが誇る万能戦士に、コンテ監督のもと本格的に優勝争いを目指すべく、中盤の強化を目指しているトッテナムが獲得を目論んでいます。

 

プレースタイルとしては、身長は178cmと比較的小柄ですが、屈強な体と豊富なスタミナを備え、ハードワークを信条とします。

相手を躱(かわ)して的確にパスをつなげ、技術的にも確かなものを持ちます。

 

そして、最大の武器は戦術理解度の高さで、攻守両面でポジショニングに優れます。

機を見た攻撃参加でチームの攻撃を活性化させることも。

 

2020-21シーズンにはポジションを下げ、チームをコントロールするアンカーとしての才能も開花させた同選手。

今シーズンはジェラード監督の元、よりスケールの大きいMFへと成長しました。

 

トッテナムの他、リヴァプールやユナイテッドも関心を示していると昨冬の移籍市場閉幕後あたりに報道されました。

2022/06/21現在、ポールポジションに立つのはトッテナムのようですが、今後どのような動きがあるか注目です。

 

ドウグラス・ルイス(MF)

噂される移籍先: マンチェスター・シティ、ローマ(ITA)

市場評価額: 3800万ユーロ(約54億円)

移籍金: 未提示

 

ブラジルで頭角を現した同選手は2017年の夏にマンチェスター・シティに加入。

その後セリエAとラ・リーガを経験するもシティの構想には含まれず、19年夏にヴィラが獲得に成功しました。

移籍初年度にも関わらず印象的なプレーを見せ、21歳にしてセレソンデビューを果たしました。

 

ドウグラス・ルイスは豊富なスタミナを誇るセントラルミッドフィルダーです。

ボール奪取能力が高く、鋭いチェックとタイトなマーキングで中盤の守備を締めることができます。

一方で、ブラジルの選手らしく、足下のテクニックにも優れており、前線に良質なパスを供給することも。

自身でボールを持ち運ぶ推進力に加えて中距離砲も装備しており、攻守において存在感を示すことができる万能型と言えます。

 

古巣のシティは2500万ポンド(約41億円)の買い戻し条項でフェルナンジーニョの後継として呼び戻すことを画策していると言われます。

また、モウリーニョ率いるローマもイタリアでの経験のある同選手の獲得へ興味を示しています。

 

ヴィラとしても適切なオファーがあれば交渉の席に着くと言われており、さらなる補強のために換金する可能性もあります。

 

本人としてもW杯を目指すため重要な移籍市場となりそうです。

 

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オリー・ワトキンス(FW)

噂される移籍先: ウェスト・ハム

市場評価額: 3500万ユーロ(約50億円)

移籍金: 未提示

 

昨シーズンチーム最多となる11ゴールを挙げブレイクを果たした同選手に対して、ウェストハムが興味を示していると言われています。

現在ウェストハムのCFを務めるミカエル・アントニオの後継、または競争相手として獲得を目指しているとのことです。

 

ワトキンスはスピードとポジショニングに優れ、一瞬の駆け引きから得点をあげることに優れます。

試合へ関与してビルドアップに貢献するようなシーンは多くはありませんが、ボックス内での駆け引きの強さが光ります。

また、身長は180 cmで大柄とは言えないものの、質の高いポジショニングとタイミングでヘディングでの得点も挙げられます。

 

エネルギッシュなプレーヤーであり、時には単独でゴールへ迫ることもできる同選手。

ウェストハムのモイーズ監督もその点を評価し、攻撃の質を高められると考えているようです。

 

20代の中盤に差し掛かった同選手ですが、これからもアストンヴィラの攻撃を牽引する存在として期待されており、慰留に努めたいところです。

 

マット・ターゲット(DF)

噂される移籍先: ニューカッスル

市場評価額: 1700万ユーロ(約24億円)

移籍金: 1500万ポンド(約25億円)

 

2022年7月1日付でニューカッスルへの移籍が決定。

 

昨シーズン、現LSBレギュラーのリュカ・ディーニュの獲得により序列が低下。

その際、昨冬の移籍市場最終日にニューカッスルへのレンタル移籍が決定しました。

ニューカッスルでは貴重な戦力となり、2022/06/08、完全移籍でマグパイズへ加入となりました。

 

ターゲットは左足の精度に絶対の自信を持ち、ビルドアップやクロスで貢献します。

またエネルギッシュなプレーで左サイドを上下できるスタミナも持ち合わせます。

 

近年は中盤に近い位置でビルドアップに参加することが増え、プレースタイルの幅を広げていました。

 

ジェラードの元、よりレベルアップすることが期待されていましたが出場機会を求めてニューカッスルへ。

即レギュラーとなり、右のトリッピアーとともに質の高いサイドアタックを展開していました。

 

市場評価額通りの値段での売却に成功し、チーム強化の資金を得ることができたため、今回の移籍は誰にとっても良かったと言えます。

 

新天地でのさらなる活躍に期待しましょう!

 

アシュリー・ヤング(DF/MF)

噂される移籍先: 未定

市場評価額: 100万ユーロ(約1.4億円)

移籍金: 未提示

 

1年の契約満了に伴い、放出が定期路線と見られています。

 

元々は快速ウィンガーとして名を馳せていた同選手。

30代に差し掛かるにつれてポジションを後ろへと移し、現在はLSBとなっています。

 

WGの経験があるため、機を見た攻撃参加が特徴的で攻撃に厚みをもたらしていました。

昨シーズンはディーニュのバックアッパーやゲームを締める際の交代選手としての起用がメインでした。

 

これまでキャプテンを務めた経験もありリーダーシップにも秀でる同選手。

引退も視野に入れる30代後半に差し掛かりましたが、まだまだ一線でプレーできる選手です。

バッシーの獲得に成功した場合は放出されると見られますが、昇格組やセリエでは貴重な戦力となり得ます。

 

今夏に本人はどのような決断をするのでしょうか。

 

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アストン・ヴィラFC2021-2022シーズン評価

アストン・ヴィラFCの昨シーズンの成績

プレミアリーグ: 14位 (勝ち点45, 得失点差-2)

FA杯: 3回戦敗退 (VSマンチェスター・ユナイテッド(0-1))

カラバオ杯: 3回戦敗退 (VSチェルシー(1-1(PK: 3-4)))

 

成績不振からディーン・スミスを解任し、スティーヴン・ジェラードをシーズン途中に招聘したアストン・ヴィラ。

ジェラードはレンジャーズで共闘していたマカリスターなどのスタッフを引き連れてやってきました。

 

それに伴い、フォーメーションも4-3-3に変更し戦い方がガラリと変わりました。

監督交代直後は勝率も高く、また冬の移籍市場でも活発な動きでチーム力を強化し残留を果たしました。

内容としても、パスを繋ぐ攻撃的なスタイルへ移行し所属選手たちの持ち味がより引き出され、相乗効果が生み出されました。

英国メディアではジェラード監督の初年度ということでまずまずの出来であったと評価が下されています。

 

しかし、先制点を挙げながらも追いつかれて引き分けたり、逆転を許したり勝ちきれない試合が目立ちました。

得点も1点のみで複数得点はあまりなく、複数失点により敗北ということも多くありました。

 

今シーズンは、より失点を減らしかつ得点を増やさなければ上位進出は見込めません

 

とは言え、シーズン中盤・終盤の戦い方やメンタリティ、また今夏の既に完了した移籍など、これからの発展に期待が持てます。

 

今シーズンはトップ10以上、または欧州カップ戦をかけて戦うことが予想されます。

ジェラードの勝者のメンタリティや、既存戦力の奮起、そして新戦力の台頭など楽しみに見ていきましょう!

 

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アストン・ヴィラFC2022夏移籍の補強ポイント

今夏の移籍市場では、現有戦力の慰留と攻撃陣の補強が必要です。

 

夏の移籍市場ではシーズン終了前もしくは終了直後から積極的な動きを見せ、GK、CB、DMFと守備的な位置に実力者3名を獲得。

ジエゴ・カルロスやブバカル・カマラはビッグクラブも獲得を目指していた選手達で、来季はカップ戦出場権争いが期待されます。

 

守備陣の補強はすでに完了した一方、攻撃陣はコウチーニョの完全移籍への移行のみとなっています。

シーズン終盤に得点力不足に陥ったことや、ワトキンスに移籍の噂があることから、攻撃陣の獲得が必要です。

コウチーニョ、ブエンディア、ラムジーなどチャンスを創り出せる選手は多くいるため、似たタイプの選手よりはより得点に関与できる選手が理想です。

 

また、別の重要なポイントとして現有戦力の慰留が挙げられます。

今回ご紹介した移籍が噂される選手達は昨シーズン主力として活躍していました。

 

補強によりチーム力の向上は好ましいことではあります。

しかし、よりクラブを高みに導いてくれるであろう主力達の放出は、これまでの豊富な経験を活かすため避けるべきです。

また、将来的な発展のためにも人気銘柄をチームに留め、ブランド力やチーム力の維持が現段階のヴィラには必要です。

 

積極補強を続ける同クラブですが、今後どのような動きがあるのか大注目ですね!

 

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最新アストン・ヴィラFC2022夏移籍の新加入・退団決定情報

IN

ロビン・オルセン(GK)
前所属: ローマ(ITA)
移籍金: 350万ユーロ(約5億円)
契約期間: 不明

ジエゴ・カルロス(DF)
前所属: セビージャ(ESP)
移籍金: 3100万ユーロ(約44億円)
契約期間: 4年

ブバカル・カマラ(MF)
前所属: マルセイユ(FRA)
移籍金: フリー
契約期間: 5年

フェリペ・コウチーニョ(MF/FW)
前所属: バルセロナ(ESP)
移籍金: 2000万ユーロ(約29億円)
契約期間: 4年

 

~レンタルバック~

ロブレ・カリニッチ(GK)
前所属: HNKハイドゥク・スプリト(HRV)

フレデリック・ギルベール(DF)
前所属: RCストラスブール(FRA)

アンワル・エル・ガジ(FW)
前所属: エヴァートン

トレゼゲ(FW)
前所属: イスタンブール・バシャクシェヒルFK(TUR)

ウェズレイ(FW)
前所属: インテルナシオナル(BRA)

OUT

マット・ターゲット(DF)
移籍先: ニューカッスル
移籍金: 1700万ユーロ(約24億円)
契約期間: 3年

 

~契約満了~

コナー・フリハン(DF)
移籍先: 未定

アシュリー・ヤング(DF/MF)
移籍先: 未定

 

※2022年6月22日時点での情報です。

 

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まとめ

アストン・ヴィラについて移籍の噂がある選手たちをご紹介し、昨シーズンの評価と補強ポイントについてまとめ、最後に決定情報についていご紹介しました!

今夏は欧州の人気銘柄の獲得に成功し確実にチーム力を向上させました。

そしてジェラード監督の戦術も徐々に浸透しています。

今シーズンは欧州カップ戦争いに絡んでくることが予想され、シーズン開幕が楽しみですね!

 

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