レンジャーズ2020-21最新フォーメーションと戦術!注目選手・監督もご紹介!

こんにちは!

今回は、先日10シーズンぶりにリーグ優勝を果たした”レンジャーズ”についてご紹介します。

 

3/7日、2位のセルティックがスコティッシュ・プレミアリーグ第31節でダンディー・ユナイテッドと対戦しましたが、

0-0で引き分けたため、首位レンジャーズの10シーズンぶりの優勝が決定しました。

 

これでリーグ優勝回数は、55回目となり、国内リーグ制覇の回数で世界最多記録を更新しました。

 

しかもその成績はなんと、32試合を消化して28勝4分けで無敗。

特にホームではここまで16戦全勝、得失点差はなんと+68、ここまでたったの9失点のみと鉄壁の守備を誇っています。

圧倒的な強さとしか言いようがありません!

 

ELでも現在ラウンド16に進出し、

先日のスラヴィア・プラハとのアウェイでのファーストレグは、1-1のドローと、

ELでも躍進する可能性を残しております。

 

そんな、今シーズン、「スコットランド史上最強」との呼び声高いチームについて、

チームの特徴と、2020-21最新フォーメーション・戦術、キーマンとなる3選手、現在の監督を見ていきましょう!

 

レンジャーズFC2020-21最新フォーメーションと戦術!注目選手・監督もご紹介!

レンジャーズFCの特徴

スコットランドのグラスゴーに本拠地を置く、レンジャーズ。

同じグラスゴーを本拠地とするセルティックとは長年ライバル関係にあり、

両クラブの試合はオールドファーム呼ばれ、世界的に有名なダービーマッチとして凄まじい熱狂で迎えられています。

 

しかし、2012年にチームは経営破綻し、4部リーグに降格したものの、

リーグ優勝回数54回を誇る名門クラブの意地か、4年間で3度の昇格を果たし、2016-17シーズンにトップリーグに復帰しました。

 

2018年には、リバプールのレジェンド、スティーブン・ジェラードを監督に招聘し、ここ2シーズンは連続2位と奮闘していました

 

そして今シーズン、圧倒的な強さを見せつけて優勝を果したレンジャーズの特徴は、その鉄壁の守備です。

32試合を消化して、失点はわずかに9、クリーンシートは24回を数え、もはやサッカーゲームかのようなスタッツを誇っています。

 

アグレッシブな守備スタイルで、ボール奪取に向かい、ハードなプレスから攻撃に転じる姿勢からは勢いを強く感じます。

その中でも、CBのコナー・ゴールドソンはわずか1試合を除いた全試合でフルタイム出場を果たしているチームの絶対的DFリーダーです。

空中戦の強さはもちろん、対人戦やラインコントロールにも長けており、替えの効かない存在となっています。

 

また、39歳ながら守護神として君臨する、GKのアラン・マグレガーは、

年齢を感じさせないキレでシュートストップを連発し、チームのクリーンシート達成に大きく貢献しています。

 

もちろん、攻撃も破壊力抜群で、どこからでも点を取れることを表すように、

チーム内の6人が5得点以上と得点のバリュエーションも豊富です。

 

レンジャーズFC2020-21最新フォーメーション

レンジャーズ

基本フォーメーションは、4-3-3 です。

 

GK アラン・マグレガー

DF ジェイムズ・タヴァーニア、コナー・ゴールドソン、フィリップ・ヘランデル、ボルナ・バリシッチ

MF グレン・カマラ、スティーブン・デイビス、スコット・アーフィールド

FW ヤニス・ハジ、アルフレッド・モレロス、ライアン・ケント

 

メンバーによっては4-2-3-1にもなりますが、やはり4-3-3がベストパフォーマンスが引き出せるでしょう。

このほかに、今夏、アンデルレヒトから加入したストライカーのケマル・ルーフェは、

モレロスの控えながら18試合に出場し10ゴールとバックアッパーながらもチーム2位の得点数となっています。

 

また、インサイドハーフには、シーズン6ゴールのジョー・アリボライアン・ジャックといった選手もおり、

誰を起用してもチームのクオリティが落ちることはありません。

 

FWには、かつてトッテナムなど、プレミアリーグで大活躍したジャーメイン・デフォーもおり、38歳ながら今だ第一線で現役を続けています。

 

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レンジャーズFC2020-21戦術分析

レンジャーズのサッカーは基本的には縦に早く、局面での強さを生かしたアグレッシブなスタイルです。

各人それぞれが対人に強く、クロスでの得点や、セットプレーでも強さを発揮します。

 

両ウイングは、中に絞る傾向が強く、カットインでのシュートやテクニカルなパスによってチャンスを演出します。

 

ウイングが相手DFラインを下げ、中の空いたスペースにインサイドハーフや逆サイドのウイング、

さらには逆サイドのサイドバックまで絞ってきてフィニッシュをするシーンもよく見られます。

 

両サイドバックも超攻撃的であり、右サイドバックのジェームズ・タヴァーニアは、

全公式戦16得点11Aを記録しこのポジションながらチームトップのスコアラー、

左サイドバックのバリシッチも全公式戦13アシストと、ジェラード監督の古巣である現在のリバプールをつい彷彿させてしまうようなスタイルとなっています。

 

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レンジャーズの注目選手(キーマンとなる3選手)

ヤニス・ハジ

ルーマニアの英雄である父親、ゲオルゲ・ハジの息子である現在22歳のヤニス・ハジ。

ルーマニア代表でも10番を背負う彼は、

19/20シーズンに日本代表の伊藤純也とヘンクでチームメイトだったが、出場機会を求めてスコットランドの地へ移籍。

 

182cm、72kgとサイズも申し分なく、左足から繰り出される正確なキックを武器に味方のチャンスを演出します。

両利きと疑われるほど、右足の精度も高く、

同年代では、バレンシアのフェラン・トーレスやユベントスのデヤン・クルゼフスキーを合わせたようなプレースタイルを持っています。

リーグでも現在、現在6ゴール9アシストと本格ブレイクの予感を漂わせています。

 

ルーマニアの英雄となり、ジェラードの下でついに開花するのでしょうか。

ヤニス・ハジのますますの成長に期待です!

 

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ライアン・ケント

生粋のウインガーといっていいでしょう。

若くしてリバプールに加入したものの、1試合も出場することなく多くのクラブへのレンタル移籍を経て、

ついにレンジャーズで自身の立場を確立しました。

 

鋭いカットインからシュートを放ち、そのプレーはリバプール時代のフィリペ・コウチーニョを連想させます。

スピード、キレ、一瞬の加速とウインガーに必要な攻撃要素を多く備えた彼は、

今やイングランド・プレミアリーグへの帰還がささやかれている選手の1人となっています。

 

今シーズンも、リーグ戦全試合に出場し、8G7Aとチームの攻撃陣を牽引する活躍を見せています。

 

今度こそは成長した姿をアンフィールドの地で見せることができるのでしょうか。

ライアン・ケントのプレミアリーグ帰還に期待しましょう!

 

ジェイズム・タヴァーニア

このチームの象徴する選手と言っても良いでしょう!

キャプテンとしてチームを束ね、自身も右サイドバックながら圧巻の全公式戦16G11Aと躍動。

PKやセットプレーのキッカーを務めるほど精度の高いキックが持ち味でクロスの質も高い、超攻撃的サイドバックです。

右足の精度と得点感覚は素晴らしく、全盛期のダニエウ・アウヴェスを彷彿とさせるようなプレーを披露します。

 

年齢がもうすぐ30歳とベテランの域に差し掛かってきますが、今がキャリアハイのパフォーマンスと言っていいでしょう。

もう少し若ければ間違いなく、イングランド代表に名を連ねても良い実力者です。

 

ジェラード監督も

「トップレベルだ。カイル・ウォーカー、グレン・ジョンソン、スティーブ・フィナンなど、

素晴らしい攻撃的な右サイドバックとプレーしてきたが、彼もその中に入る」

と賛辞を惜しみません。

レンジャーズのキャプテンの活躍に今後もご注目です!

 

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レンジャーズ監督

スティーブン・ジェラード

言わずと知れたリバプールのレジェンド!

トップチームで指揮を執った経験がない“新米監督”ながら、2018年、4年契約でレンジャーズの指揮官に就任。

過去2シーズンは連続2位と上々の成績でした。

そしてとうとう今シーズン、

折り紙付きの圧倒的なキャプテンシーでチームを束ね上げ、着実にチーム力を向上させていった結果が実り圧倒的な強さで優勝。

この結果から、今シーズン不振に喘ぐリバプールサポーターから、アンフィールド帰還の声が挙がるようになりました。

 

ジェラードも公言するように、いつか愛する生まれ故郷のクラブを率いる未来は決して想像できないものではないでしょう。

 

将来、”レジェンド”と呼ばれるようになった場所、聖地アンフィールドに帰還し、古巣を率いる姿をぜひ見てみたいものです。

ジェラードは自伝で、

「将来、リヴァプールの監督になった暁には、シャビ・アロンソかジェイミー・キャラガーをアシスタントに据えたい」

と述べており、

リバプールで伝説となったかつてのキャプテンは、スコットランドの地で着実に名監督への道を歩み始めています。

 

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まとめ

以上、10シーズンぶりのリーグ優勝を成し遂げたレンジャーズについて、

最新フォーメーションと戦術、キーマン3選手、監督についてご紹介致しました。

 

魅力的な選手と監督を揃えた、このチームは欧州コンペティションの舞台ではどのような結果を見せてくれるのでしょうか。

今ヨーロッパで最も”負け知らず”なレンジャーズのさらなる躍進に期待です!

 

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