SCフライブルクはなぜ強い?戦術・フォーメーションや特徴に監督も!

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ワールドカップで大活躍をした日本代表・堂安律選手が所属することでも知られるフライブルクは、今季のブンデスリーガ15節終了時点で2位に位置し、またクラブ史上初のヨーロッパの大会(EL)でのグループリーグ突破を決め、大きな躍進を遂げています。

昨季も、ブンデスリーガ1部でのクラブ歴代3位となる6位でシーズンを終え、さらにはDFBポカールで準優勝を果たしており、継続して結果を残していることからその実力は確かなものであると言えます。

これから始まるシーズン後半戦、破竹の勢いはどこまで続くのか、ブンデスリーガ内でも非常に注目を集めるテーマの一つです。

そこで本記事では、フライブルクの強さの秘訣、主なフォーメーションや特徴、そして監督についてまとめてみました!

 

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SCフライブルク | なぜ強い?好調の理由

今季2022-23シーズンのフライブルクの躍進の理由の一つとして、まずは守備が挙げられます。

15節終了時点での失点数は、首位のバイエルン・ミュンヘンに次ぎリーグで2番目に少ない失点数(17失点)を記録しています。

オランダ代表歴もあるマーク・フレッケンを筆頭に、カタールワールドカップでドイツ代表に選出されたマティアス・ギンター、クリスティアン・ギュンターを擁し強固な守備を形成しています。

 

また、チーム全体としても規律性があり、一人ひとりがハードワークをいとわないチームです。

堂安もインタビューにて「選手の質は特別高いわけではないが、一人ひとりが球際で戦い、サボらないのがチームの持ち味」と話しています。

 

組織的で強固な守備を武器にするチームのもう一つの強みとして、セットプレーでの強さも挙げられます。

まず守備に関して、セットプレーからの失点数はリーグで最も少ない「1」を記録しています。

攻撃面においては、昨季はセットプレーからの得点数はリーグ最多(19点)を記録していて、今季もセットプレーからの得点数はリーグ最多2位タイの7得点を記録しています。

※スタッツデータはWhoScored.com参照

 

そして、セットプレーから多くのチャンスを作り出しているのは、ドイツ生まれのイタリア代表 ヴィンツェンツォ・グリフォ

チームの攻撃の中核を担うグリフォはリーグ屈指のキック精度を持ち、さらに高いテクニックも擁し、セットプレーのみならずオープンプレーからでも正確なキックを武器に多くのチャンス作り出します。

また今季はリーグ戦ですでに9得点を記録しており、すでにリーグ戦でのキャリアハイタイの得点数で、絶好調のシーズンを送っています。

 

組織力・規律性をベースに実力者を揃えるフライブルク。

どのような戦術、フォーメーションで戦っているのかを見ていきましょう。

 

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SCフライブルク | 戦術・特徴

フライブルクの攻撃面の特徴に関しては、ボランチのニコラス・ヘフラーを中心にボールを繋ぐことも可能で、繋ぐことが難しい場合はシンプルにロングボールを使って前進を図ります。

FWでプレーするミヒャエル・グレゴリッチュは身長193cmで、空中戦の勝利回数で今季リーグ2位を記録しているリーグ有数のターゲットマンです。

※スタッツデータはWhoScored.com参照

 

また、基本的にはサイドバックを高い位置に配置し、サイド攻撃を仕掛けていきます。

右サイドの堂安は中に絞ってプレーすることが多く、カットインからのシュートやサイドチェンジを狙います。

左サイドではグリフォ、ギュンターのコンビネーションが冴えわたっていて、高い位置を取るギュンターが空けたスペースを使い、グリフォが下がり目の位置から高精度のパスでチャンスを作り出します。

 

守備面では、高い位置ではプレスをかけ、低い位置になるとブロックを作る形でエリアによって守り方を変え、豊富な運動量でお互いをカバーしあいながら守備を形成します。

 

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SCフライブルク | フォーメーション・スタメン

フォーメーション・スタメン①

フライブルク システム①

 

相手によってフォーメーションを変えることが多いフライブルクですが、今季もっとも多く採用しているのが4-2-3-1

 

守備時には4-4-2に可変し、高い位置ではボールへの強いプレッシングをかけ、ミドルサード~アタッキングサードではブロックを作る形で守備を行います。

 

ボール保持時は、両サイドバックを押し上げ、ボランチのヘフラーがポジションを下げるなどしてバランスを取りながら、ピッチを幅広く使いビルドアップを行い、サイドからの攻撃でチャンスを作り出していきます。

右サイドでの堂安の仕掛けやキックによるチャンスメイクも見どころではありますが、左サイドでのギュンターとグリフォのコンビプレーは特に強力で、多くのチャンスを作り出します。

 

フォーメーション・スタメン②

フライブルク システム②

 

3-4-3採用時は、守備ではウィングバックを下げて5-4-1にする形で守備を行います。

 

攻撃時の組み立ては両ウィングバックを高い位置に取り、ボランチ2人とシャドウ2人を中央に配置し、中央へのボールの出し入れを駆使しながらピッチを広く使います。

 

ワールドカップ中断前の最後の2試合では3-4-3、また3-5-2も採用している点から、シーズン序盤に比べて3バックの採用が増える可能性もあります。

 

フォーメーション・スタメン➂

フライブルク システム③

 

シュトライヒ監督は起用する選手や対戦相手によってフォーメーションを使い分けるので、4-4-2で試合に臨むこともあります。

 

しかし、0対5の大敗を喫したバイエルン・ミュンヘン戦で採用したフォーメーションで、その後に4-4-2で戦ったヨーロッパリーグでも勝利できていません。(2引き分け)

 

ただし、豊富な運動量が特徴の一つであるフライブルクにとって、チームスタイル的には相性のいいフォーメーションのはずで、なおかつ監督は様々なシステムで戦うので、今後の採用がなくなることはないと予想します。

 

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SCフライブルク | 監督

クリスティアン・シュトライヒ

出身:ドイツ

 

選手経歴

1983~1985 フライブルガーFC

1985~1987 シュトゥット・キッカーズ

1987~1988 フライブルク

1988~1990 ホンブルク

1990~1995 フライブルガーFC

1995年 引退

 

監督経歴

2011/12~現在 フライブルク

 

選手としてはブンデスリーガで10試合、ブンデスリーガで52試合に出場し、最後は怪我のために引退を余儀なくされました。

現役引退後、フライブルクの下部組織の監督に就任し、その後トップチームのアシスタントとなります。

アシスタントコーチとして迎えた2011/12シーズンのウィンターブレイク中にマルクス・ゾルグ監督が解任された後に後任となり、最下位にいたチームを12位にまで浮上させ、残留に成功。

 

その後も継続してフライブルクを率い、2014/15シーズンには2部に降格したものの、1年で1部に復帰し、今ではクラブを1部に定着させています。

そして監督就任から現在まで11年間フライブルクを率いており、現在のブンデスリーガで飛びぬけた連続就任期間となっています。

(2番目に長いのがウニオン・ベルリンのウルス・フィッシャーで4年6か月)

 

資金力のないクラブにおいて、マネージメント力、そして育成力に定評のある監督です。

 

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まとめ

2022/23シーズンのブンデスリーガにおけるサプライズチーム、フライブルクに関してまとめてみました。

堂安が所属していることもあり、シーズン後半戦はより一層目が離せません。

今季のリーグ戦での3敗を喫していますが、その相手はバイエルン、ライプツィヒ、ドルトムントとなっており、シーズン後半戦はそのような強豪チーム相手に結果を残せるかも注目です。

また、ヨーロッパリーグでもグループリーグを突破しているので、ヨーロッパの強豪チーム相手にどのような戦いを見せるのかも非常に興味深いですよね。

 

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