ユーロ2020スペイン代表の注目選手は?最新フォーメーションと戦術・監督もご紹介!

こんにちは!

新型コロナ感染拡大により、開催延期となったEURO2020(UEFA欧州選手権)が

2021年6月より開催されます。

近年、2008年・2012年とEUROを制している無敵艦隊の愛称で知られる強豪スペイン代表

今大会も優勝候補の一角としてその戦いぶりに注目が集まります。

本記事では、そのスペイン代表について、チームの特徴と、キーマンとなる注目メンバー3選手と監督の紹介、さらには最新フォーメーションと戦術分析についてまとめてみました(^^)/

 

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→2021年10月・UEFAネーションズリーグ決勝ラウンドに登場するスペイン代表を紹介(^^)/

 

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ユーロ2020スペイン代表の注目選手は?最新フォーメーションと戦術・監督もご紹介!

スペイン代表の特徴

愛称はLa Roja(ラ・ロハ)であり、日本では無敵艦隊の愛称で呼ばれています。

FIFAワールドカップでは15回出場し2010年に優勝。

UEFA欧州選手権(EURO大会)では10回出場し3回(1964,2008,2012)の優勝を記録しています。

 

EURO2020ではスウェーデン、ポーランド、スロバキアと同じグループEに入り、最新のFIFAランキングを見てもスペインがグループステージ優勢にあります。

また、EURO予選では10戦8勝2分と無敗で本大会に進出し、かつての強さを取り戻す勢いです。

 

スペインと言えば優れた技術とチームの統率力を武器に、常に人を動かしながらパスサッカーを展開し、ポゼッションを高めていくティキタカが有名です。

ボールを支配している時間は相手に何もさせないというのがこのスタイルの特徴です。

 

EURO2008、2010年W杯、EURO2012を制した黄金期、このスタイルの中心にいたのがシャビやイニエスタであり、世代交代された今もそのスタイルが継続されています。

また各ポジションに有望な若手選手も台頭し、復権に向けたチーム作りの最中と言えます。

 

スペイン代表の注目選手(キーマンとなる3選手)

マルコス・ジョレンテ

2019年6月にレアル・マドリードから5年契約でアトレティコ・マドリードへ加入。新天地でも伸び悩んでいましたが、昨シーズン終盤、攻撃的なポジションへコンバートされると才能が開花。

 

今シーズンは主にインサイドハーフや右サイドハーフとして起用されると、これまで公式戦14ゴール11アシストとアトレティコを牽引しています。

 

一番の武器はそのフィジカルであり、スピードを生かしたカウンター体感の強さでボールキープ味方との連携でスペースに入り、ゴールやアシストを狙っていく万能なプレイヤーです。

 

また、元々守備的MFとしてプレーしていたことから、守備への意識も高く最終ラインまで戻っての守備も行います。

 

ルイス・エンリケの下ではそのユーティリティー性からSBとして起用されていますが、これは彼の持ち味を発揮できるポジションではありません。

 

然るポジションで起用されたときに彼の爆発力が発揮できることを期待しましょう。

ペドリ

2020年7月(2019年9月に合意)500万ユーロの移籍金でバルセロナに加入すると、僅か18歳ながらフレンキー・デ・ヨング、セルヒオ・ブスケツと共に中盤のレギュラーとして定着します。

 

18歳にして視野の広さ、冷静な判断、ドリブル、ボールタッチなどバルセロナの黄金期を支えたシャビやイニエスタを彷彿とさせるプレーも多く、今後のバルセロナを支える一人として期待されています。

 

その能力は代表でも発揮していて、チアゴ・アルカンタラやファビアン・ルイスといった選手を差し置き、代表でもレギュラーに定着する勢いです。

ジェラール・モレノ

今シーズンこれまで公式戦26ゴール9アシストを記録し、ビジャレアルの絶対的エースとしてチームを牽引しています。

代表でも2019年の初招集から10試合に出場し、5ゴール4アシストと存在感を見せています。

 

左利きである彼の武器は豊富な得点パターンです。強力な打ち抜くシュート、コースを狙ったシュート、巻いたシュート、ループシュートから、ドリブル突破やカットインからのゴール、クロスに飛び込むゴールなど豊富にあります。

 

また、これらの豊富な得点パターンはオフザボールの質の高さから来ていて、スペースに潜りながら裏に抜けたり、ボールを引き出しながら味方と連携しフィニッシュまで持ち込んで行きます。

 

29歳となり成熟された彼のプレーに期待しましょう。

 

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スペイン代表の最新フォーメーション

基本フォーメーションは4-3-3です。

(2020.11.17 ドイツ戦)

FW
ダニ・オルモ、アルバロ・モラタ、フェラン・トーレス

MF
セルヒオ・カナレス、ロドリ、コケ

DF
ホセ・ルイス・ガヤ、パウ・トーレス、セルヒオ・ラモス、セルジ・ロベルト

GK
ウナイ・シモン

SUB
GK:ダビド・デ・ヘア、ケパ
DF:エリック・ガルシア、イニゴ・マルティネス、マルク・ククレジャ
MF:ミケル・メリーノ、ファビアン・ルイス、マルコス・ジョレンテ
FW:オヤルサバル、ジェラール・モレノ、アセンシオ、アダマ・トラオレ

 

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(2021.3.31 コソボ戦)

FW
ダニ・オルモ、アルバロ・モラタ、フェラン・トーレス

MF
ペドリ、セルヒオ・ブスケツ、コケ

DF
ジョルディ・アルバ、イニゴ・マルティネス、エリック・ガルシア、マルコス・ジョレンテ

GK
ウナイ・シモン

SUB
GK:ダビド・デ・ヘア、ロベルト・サンチェス
DF:ホセ・ルイス・ガヤ、セルヒオ・ラモス、ペドロ・ポロ、ディエゴ・ジョレンテ
MF:セルヒオ・カナレス、ファビアン・ルイス、チアゴ・アルカンタラ、ロドリ
FW:オヤルサバル、ジェラール・モレノ、ブライアン・ヒル

 

直近の代表戦では怪我で招集外となった選手が数名いるため、2020年11月と2021年3月に行われた2つの試合をピックアップして紹介します。

基本フォーメーションはルイス・エンリケが得意としている4-3-3です。

 

GKはウナイ・シモン。アスレティック・ビルバオで正GKを務め、好パフォーマンスを見せる23歳は、ここ最近の代表戦でも継続して起用されています。

安定を求められるポジションだけに本大会では急遽ベテランのデ・ヘアが起用される可能性もあります。

 

最終ラインはジョルディ・アルバ、セルヒオ・ラモス、パウ・トーレス、セルジ・ロベルトという並びが有力になります。

直近の代表戦ではカルバハルやセルジ・ロベルトが離脱中ということもあり、マルコス・ジョレンテが右SBで起用されています。

最新の情報ではカルバハルが再び負傷し、本大会に間に合わない可能性も出てきています。

 

CBは長年セルヒオ・ラモスとコンビを組んでいたピケが代表引退を表明したことから、以降はパウ・トーレスが起用されています。

パウ・トーレス自身も代表での連携を深め、現在ではスペイン代表のCBとして地位を確立しています。

 

中盤はセルヒオ・ブスケツ、コケの組み合わせをベースに、もう一枠をチアゴ・アルカンタラ、ファビアン・ルイス、セルヒオ・カナレス、ペドリが候補となる熾烈な争いとなっています。

 

中盤の底はブスケツとロドリの争いとなります。現状はブスケツがスタメンで起用されていることが多いものの、ロドリとのローテーションが積極的に行われています。

 

3トップにはダニ・オルモ、アルバロ・モラタ、フェラン・トーレスが起用されています。

センターフォワードには今シーズン、アトレティコからの期限付き移籍でユヴェントスでプレーするアルバロ・モラタ

左ウィングには今シーズン、ラィプツィヒでこれまで公式戦5ゴール12アシストを記録し、直近の代表戦でも3試合で2ゴールを決め勢いに乗る23歳のダニ・オルモ

右ウィングには今シーズン、マンチェスター・シティでこれまで公式戦10ゴール3アシストを記録しているフェラン・トーレス

最近ではこの3トップがスタメンとして起用されています。

一方でセンターフォワードは人材不足でもあり、好調のジェラール・モレノがファーストチョイスで起用される可能性も十分にあります。

 

5月4日、本大会の選手登録リストの上限を26選手までと発表されました。

例年よりも3選手多く登録できることとなり、選出の幅が増えたことになります。(ベンチ入り出来る選手数は増えません)

 

今年は東京五輪2020も予定されていて、スペイン代表も大会出場を決めています。

大会日程は被っていないものの疲労を考慮すると両大会に選出される可能性は極めて低いため、A代表でのレギュラー格はEURO2020に招集されると見られています。

 

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スペイン代表の戦術分析

スペインサッカーの代名詞、ティキタカのスタイルは現代でも確立しており、ルイス・エンリケが就任した2018年7月以降の全ての試合(27試合中9試合不在。※後述)でポゼッションで相手チームを上回っています

 

一方で、このスタイルでEUROの連覇、2010年W杯を制し、黄金時代と言われたメンバーと比べると役者不足に悩まされています。

 

現在キャプテンを務めるセルヒオ・ラモスですが、35歳となった現在も安定したパフォーマンスを見せチームを牽引しているため、彼が不在のゲームでは最終ラインの不安定さが見られ、彼への依存は拭えません。

 

ルイス・エンリケ自身もチームの改革のため積極的に若手選手を招集し、スペイン代表の復権に力を入れています。このことから、スペインにとって2022年W杯を見据えた大会になるかもしれません。

 

またルイス・エンリケは4-3-3のシステムをベースにチームを組んできましたが、大会前にシステムを変える可能性も僅かに残されています。

 

現在、バルセロナが3バックを採用し復調していることや、レアル・マドリードが3バックを戦術として取り入れたり、今シーズンのアトレティコのベースとなっているシステムであることから、代表でも3バック導入するプランも頭に入れておきたいですね。

 

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スペイン代表監督

ルイス・エンリケ

14-15シーズンにバルセロナの監督に就任すると、就任1年目からリーグ、国王杯、CLの3冠を達成。2017年の退任までの3シーズンで9つのタイトルを獲得し、史上最高の勝率76.2%を記録。

2018年7月からスペイン代表の監督に就任。

2019年3月26日のマルタ戦を前にチームを離脱すると、同年6月に行われたEURO予選の2試合も不在(ロベルト・モレノ副監督が指揮)。同月19日スペインサッカー連盟から監督辞任が発表されました。

 

以降はロベルト・モレノが正式に監督として指揮していましたが、2019年11月19日ルイス・エンリケが代表監督に復帰。一連の離脱と辞任は後に、ルイス・エンリケの愛娘の闘病によるものだったと発表されています。

 

しかしこの復帰後、これまで副監督としてルイス・エンリケを支え、不在時には代行監督として手腕を振るったロベルト・モレノを解任するなど、会長を含めロベルト・モレノとの関係に亀裂が入ることとなります。

 

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まとめ

EURO2020に望むスペイン代表について、チームの特徴と、キーマンとなる注目メンバー3選手と監督の紹介、さらには最新フォーメーションと戦術分析についてご紹介しました。

EURO2008、2010年W杯、EURO2012を制した輝かしい黄金時代からの復権と世代交代を図るスペイン

予選無敗の勢いをそのままに新たな風を吹かすことになるかもしれません。

台頭している若手選手の成長を見守ると共に、ラ・ロハの躍動に期待しましょう!

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