ユーロ2021イタリア代表の最新フォーメーションと戦術!注目選手・監督もご紹介!

こんにちは!

コロナウイルスの影響で延期となり、ついに2021年6月に迫ったユーロ2020(UEFA欧州選手権2020)

優勝候補の一角であり「アッズーリ」の愛称でお馴染みのイタリア代表についてまとめていきたいと思います!

 

歴史と伝統の堅守速攻「カテナチオ」を誇るイタリア代表。

しかし4年前の2018年ロシアワールドカップ出場を実に60年ぶりに逃してしまうという非常事態に陥っていました。

その再建を担うのが名選手であり名将ロベルト・マンチーニ監督。攻撃的でモダンなフットボールを展開するアッズーリに大きな注目が集まっています!

 

本記事で、ユーロ2020(UEFA欧州選手権)に臨むイタリア代表のチームの特徴と、最新フォーメーション・戦術、キーマンとなる選手、監督を見ていきましょう!

 

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ユーロ2021イタリア代表の最新フォーメーションと戦術!注目選手・監督もご紹介!

イタリア代表の特徴

観光大国であり、世界遺産の宝庫、イタリア。

世界で2番目に多い4度のワールドカップ優勝を誇るサッカー伝統国です。

 

元のイタリア王国の王家であったサヴォイア家のシンボルカラーであるブルーをモチーフとし、「アッズーリ(イタリア語で“青”の複数形)」という愛称で世界中のサッカーファンに親しまれています。

 

そのアッズーリですが、現在(2021/05/10時点で)25試合無敗

2018年9月のポルトガル戦以来、負けを知りません。実に2年半以上!その間63得点7失点。 、、、強すぎます。

この無敗記録は、イタリア代表では名将マルチェロ・リッピ体制以来の偉業だそうです!

 

そんなイタリアを語る上で欠かせないのが、国内リーグであるセリエA

現アッズーリのほとんどがセリエAの選手で構成されており、まさに「セリエAオールスターズ」と言っていいチーム編成になっています!

 

1990年代~2000年代前半、セリエAは各国のスター選手が集まり不動の世界最強リーグとしてサッカー界を席巻していました。

そんなセリエAも八百長問題や税制改革の影響で以前ほどの盛り上がりはなくなってきたとの見方が多くありました。

 

しかし、魅力的なチームが増えており覇権争いが激化。ここ10年程のユベントス1強時代が終焉を迎え、新たなフェーズへと進化しています。

 

若手の台頭も見られ、今現在注目すべきリーグの一つとなっています!

 

イタリア代表の最新フォーメーション

基本フォーメーションは4-3-3です。

GK  ドンナルンマ

RCB ボヌッチ

LCB キエッリーニ

RSB フロレンツィ(ディ・ロレンツォ)

LSB エメルソン・パルミエリ(スピナッツォーラ)

DMF ロカテッリ(センシ、ジョルジーニョ)

CMF ヴェラッティ

CMF ペッレグリーニ(バレッラ)

RWG ベラルディ(キエーザ)

LWG インシーニェ

CF  インモービレ(ベロッティ)

 

マンチーニ体制は基本的にサイドを起点とした4-3-3を採用しています。

 

左サイドを軸に攻撃を組み立てる事が多く、攻撃時にLSBを上げ3-4-3に可変する傾向にあります。

 

その中でエメルソン・パルミエリは代表でのLSBファーストチョイスとして起用される傾向にあります。

しかし所属のチェルシーでの出場機会はプレミアリーグでも2試合(5/7現在)に留まっており、ASローマで地位を高めているスピナッツォーラとのポジション争いにも注目が集まります。

 

RWGの序列争いとしてベラルディキエーザが矢面に立っています。ユベントス所属のベルナルデスキもチョイスとして上がりますが、ここ数試合はクラブでも思うようなパフォーマンスを見せられず、ポジション争いからは一歩退いている印象。

 

CF争いは熾烈を極め、インモービレを基本としていますが、純粋な代表での得点数としてはベロッティの方が多くあります。

ここは疲労度やコンディションにより変えることのできる“オプション”として、国際大会では強みになることでしょう!

 

 

各ポジションでタレントがそろっている印象ですが、全体としては連携や戦術にフィットするか否かで選出を行っている印象。

本大会へ向け各プレイヤーがどう仕上げていくかにも期待です!

 

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イタリア代表の戦術分析

イタリア代表は伝統の堅守速攻、「カテナチオ」とは一変、非常に攻撃的です。

テンポの速いパスサッカーが特徴的なチームになっています。

 

基本はポゼッションで守備の隙を伺い、アタッキングサードでは小気味よくダイレクトパスを使い、そのコンビネーション・機能美でスペースを突きます。

 

ストロングポイントは左サイドにあると思います。

 

基本は4-3-3ですが攻撃時に3-4-3に可変し、LSBエメルソン.Pが攻め上がりサイドハーフの役割を担う。

LWGインシーニェ、CMFヴェラッティ等と多くのトライアングルを形成し、ポジションチェンジを繰り返しハーフスペースを使ってきます。

 

ポゼッションの間にCBやSB、CMFからバシバシ質のいい楔が入るのもポイント。

CFインモービレのポストプレーから展開が広がる場面も多く目にします。

 

サイドチェンジが多いことも特徴で、左サイドの密集から一番遠いサイドへ展開→手薄になった右から決定機というバリエーションも見せています。

 

招集メンバーはセリエAの選手がほとんどですが、セリエAは主要5大リーグで最も総得点が多いそうです!

イタリア全体としても攻撃的でスペクタクルなサッカースタイルへと変わってきているようですね!

 

一方でバックラインではキエッリーニボヌッチフロレンツィらのベテラン勢の安定があり、対人に強い面々が揃い伝統の「カテナチオ」を受け継いでいます。

 

攻守に渡りスーパースターこそいないものの、いぶし銀の多い粒揃いなチームとなっています。個に強い「カテナチオ」と現代攻撃サッカーの融合で隙の無い印象のアッズーリ。

25戦無敗という成績も頷けます!

 

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イタリア代表の注目選手

ジャンルイジ・ドンナルンマ

 

21歳という若さでカテナチオの不動の正GKに君臨する怪物。

わずか16歳で名門ACミランの守護神としてプロデビューした後、2016年9月フランス戦、なんとアッズーリ最年少となる17歳189日で代表デビューを果たしています!

ファーストネームが同じということもあり、アッズーリの伝説、ジャンルイジ・ブッフォンの後継者として国民から多大なる期待を寄せられています!

ミランデビュー時の監督、シニサ・ミハイロヴィッチが「イタリアサッカー界の未来」と称したアッズーリの神童。

その長い手足を生かしたシュートストップやハイボール処理に定評があり、その圧倒的な存在感でチームを引っ張ります!

 

ロレンツォ・インシーニェ

 

マラドーナも所属していた名門ナポリのカピターノ、

ロレンツォ・インシーニェ

 

イタリア代表でもエースナンバーの10番を背負い、多くの得点チャンスに絡む、オフェンスリーダーです。

身長163cmと小柄ながら卓越したアジリティとイマジネーションで小気味よく相手をいなす、日本人のお手本となるようなアタッカーです!

主に左サイドを主戦場とし、そのクイックネスとインテリジェンスで相手ゴールを脅かします。

上下動を繰り返しゲームメイクに関わりつつ、周りも生かしながら点に絡むので、相手にとっては非常に厄介。

今シーズンのセリエAでも17ゴール6アシストを記録。ビッグクラブへの移籍も噂されています。

 

ジョルジョ・キエッリーニ

 

対人に無類の強さを誇り、ユーロ2020を集大成とするカテナチオのディフェンスリーダー、

ジョルジョ・キエッリーニ

 

ハードマークを信条とし仲間を引っ張る、常勝軍団ユベントスの象徴的存在となっているレフティーです。

近年はケガやコンディションも関係し全盛期と比べパフォーマンスは落ちたかとの見方も多いですが、その対人技術にはどこか円熟味が感じられ、チームメイトからも絶大な信頼を勝ち取っています。

今年37歳を迎えプレーにも“渋み”が出てきたカテナチオの精神的支柱が、集大成としてどのような貢献をするのかに期待がかかります!

 

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イタリア代表監督

ロベルト・マンチーニ

選手時代をご存じの方も多いでしょう。そのエレガントなプレースタイルで幾多のゴールを演出しました。

コーナーキックからのヒールボレーを覚えている方も多いでしょう!

 

4年前、ワールドカップ出場を60年ぶりに逃し、伝統のカテナチオは沈んだとまで言われたイタリア代表。そこで伝統再建を託されたのが名選手であり名将ロベルト・マンチーニでした。

 

マンチーニ政権になりアッズーリは、積極的に世代交代を行い、質実剛健な堅守速攻「カテナチオ」サッカーから脱却し可変フォーメーションを採用する攻撃的でモダンなフットボールへと変貌を遂げました。

 

マンチーニは多くの選手を試すことでも知られており、

監督就任から実に80人近くの選手を招集しているそうです。

そのことでチーム内競争も活発化しますし、チーム力の底上げに期待できますね!

 

その上で結果を残しているというところがマンチーニの凄いところ。マンチーニサッカーが着実に浸透している、ということでしょう。国民の期待感の大きさも頷けますね!

 

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まとめ

ベテランと若手、伝統と革新が交差し今ノリに乗っているアッズーリ。

しかしユーロ欧州選手権は1968年自国開催の時以来、実に半世紀以上優勝から遠ざかっています。

それもありこの好調で国民の期待感も今まで以上に高まっているはずです。

歴史と伝統のアッズーリに今後も期待していきましょう!

 

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