こんにちは！
欧州チャンピオンズリーグ(CL)も残すところ決勝戦のみとなりました。
決勝戦は、日本時間5月29日(日)4時キックオフが予定されています。
決勝の対戦カードは、
世界最高のサッカーを展開し、国内カップ戦2冠を達成しているリバプール(ENG)と、
ラ・リーガを制し、CLでは劇的な逆転で勝ち進む、勝負強さが光るレアル・マドリード(ESP)。
どちらも欧州で最も完成されたチームの一つで、激戦必至の決勝戦になること間違いなしです。
本記事では、4季ぶりの決勝進出を果たしたレアル・マドリードについて、最新のスタメン・フォーメーションと戦術を予想していきます。
その後、注目の3選手をご紹介し、決勝までの道のりを振り返り、決勝戦の見所についてご紹介します！
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レアル・マドリードCL決勝2022のスタメン予想
【GK】
正GKであるティボー・クルトワの起用を予想します。
長い手足を活かした正確なシュートストップが魅力的で、1vs1でも簡単にゴールを許しません。
加えて、199cmの身長を活かしたハイボール処理にも定評があり、また近年はメンタル面も成長し、守護神として堂々たる活躍を見せます。
決勝戦では比較的出番が多くなることが予想されますが、クルトワのいい意味での”太々しさ”は相手FWに対して大きなプレッシャーとなること間違いなしです。
【DF】
DFは4バックで、
RSB: ダニ・カルバハル
RCB: エデル・ミリトン
LCB: ダヴィド・アラバ
LSB: フェルランド・メンディ
の並びを予想します。
リバプールのCFに入ると予想されるマネはスピードと身体能力に優れます。
それに対応できるミリトンはファーストDFとしてマークにつくと予想。
また、相方に入ると予想するアラバは、守備力に加え攻撃への貢献も高い選手です。
そのため、比較的押し込まれた中で、奪ったボールを中盤を飛ばして前線に供給できる選手として期待できます。
リバプールは厚みのあるサイドアタックが脅威であるため、両SBは経験のあるカルバハルと、身体能力に優れるメンディの起用を予想。
守備で耐え、カウンターを用いてリバプール両SBの裏を狙う形が理想です。
なお、ビハインド時の試合終盤などは攻撃的に行くため、ルーカス・バスケスのRSBでの起用もあり得ます。
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【MF】
中盤は3枚の逆三角形型で、
アンカー: カゼミーロ
CH: ルカ・モドリッチ
CH: トニ・クロース
の並びを予想。
ダブルボランチとSHの4枚を並べる形も予想できますが、3-1で勝利したチェルシー戦ではスタートから3枚での構成でした。
またこちらの方が機能していたため、3枚での構成を予想します。
カゼミーロは守備力が非常に高く、相手攻撃陣に対する防波堤として期待できる選手です。
相手に中盤を支配されると、3トップに質の高いボールが供給されてしまいます。
そのため、中盤の主導権争いはカゼミーロの出来に大きく左右されます。
CHの2枚は熟練のパサーコンビです。
プレミア勢に比べると、強度の面ではやや劣るかもしれませんが、狡猾さやテクニックは世界トップクラスです。
モドリッチもクロースも、劣勢時に一発で状況を変えられる選手で、押し込まれた中でも一本のパスで状況を好転させられます！
試合の中で、より前への推進力を上げるため、カマヴィンガの起用やアーセナルでのプレー経験のあるセバージョスの起用もあり得ます。
【FW】
FWは3トップで、
RWG: フェデリコ・バルベルデ
CF: カリム・ベンゼマ
LWG: ヴィニシウス・ジュニオール
の並びを予想。
LWGに入ると予想のヴィニシウスは今シーズン、ドリブルだけでなく得点力も開花しました。
相手RSBの裏や、CB同士の間を取る動きはリバプール攻略のための大きな武器となります。
バルベルデも中盤に加わり、FWとMFを繋ぐ選手としてビルドアップにも貢献できます。
そしてCFのベンゼマは、準々決勝・準決勝と圧倒的な勝負強さを見せています。
これまで何年にも渡って重要なゴールを決めてきましたが、今大会の活躍は別格です。
リバプール戦での活躍が期待されます。
レアル・マドリードCL決勝2022のフォーメーション予想
4-3-3の並びを予想します。
中盤の構成力は世界でもトップクラスです。
相手の勢いに飲まれることなく、ベテラン2枚で相手を”いなし”、自分たちのペースでゲームを進めることが重要です。
FWのバルベルデは比較的中寄りに、ヴィニシウスは開き気味で高い位置を取ると予想。
ゲームの展開によっては4-4-2のダブルボランチで中盤での勝負を避け、ボールキープを試みる可能性もあり得ます。
とは言え、ここ数試合で最もうまく機能している4-3-3をスタートから採用すると予想します。
また、バルセロナとのクラシコでは、アンチェロッティはモドリッチをCFに配置する”奇策”を採用。
これは機能せずに惨敗となりましたが、この試合でも何らかの奇策を展開する可能性もゼロではありません。
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レアル・マドリードCL決勝2022の予想戦術
カウンターがメインとなると予想します。
リバプールの戦術は”同サイドに相手を圧縮する”ことであるため、比較的押し込まれる展開が続くと予想。
フォーメーション予想の章で記載したように、ヴィニシウスが開き気味でポジションを取ると予想します。
これにより相手の右SBは、ポジショニングに注意しておく必要があります。
すると左サイドへのスライドが若干遅れ、リバプールの守備陣形の構築に淀みが生まれます。
そこにギャップが生じることで、FW陣が動きやすくなります。
この時にヴィニシウスが戻りすぎてしまうと、相手のキーマンであるモハメド・サラーとアレクサンダー＝アーノルドを自ゴールに近づけてしまいます。
そのため、LSBのメンディやアラバらが守備で耐え抜き、我慢強く戦う必要があります。
ここにモドリッチやクロースから正確無比なパスを入れ、チャンスを創り出していく展開がベストと予想。
もちろん相手の攻め疲れによりボールを持つ展開も予想できます。
しかし、「変に奪われてリバプールのカウンターを喰らうくらいなら初めから保持しない。」
というような割り切った戦術も、勝負師のアンチェロッティは採用することもあり得ます。
ノックアウトステージでは2ndレグで劇的な逆転劇で勝利を収めていましたが、決勝戦は一発勝負です。
上記の事から、リバプールの攻撃を耐え、MFの高いパスセンスと、FWのスピードや勝負強さを存分に活かすカウンターの採用を予想します。
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レアル・マドリードCL決勝2022の注目選手
カリム・ベンゼマ
カリム・ベンゼマ = 今季公式戦36試合出場37得点 #UCL pic.twitter.com/w9H7Vw0Rq6
— UEFAチャンピオンズリーグ (@UCLJapan) April 6, 2022
ここまで圧倒的な得点力でレアル・マドリードを牽引するキャプテンです。
相方が誰であろうとコンスタントに結果を残し続ける、世界で最も優れたCFの一人です。
一瞬の駆け引きでクロスに飛び込んだり、絶妙なポジショニングでボールを引き出したり、ストライカーとして抜群の決定力を誇ります。
味方を活かす術にも長け、彼の代わりはいないと言えるほど、マドリーにとっては絶対的な選手です。
決勝戦では数少ないチャンスを確実に活かせるかどうかが重要です。
そしてベンゼマは、そのチャンスを確実に活かすことができるストライカーです。
彼の動きにぜひ注目したいですね！
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ヴィニシウス・ジュニオール
Vini Jr vs Real Betis
• Most dribbles completed(5)
• Duels won (8)
• 2 key passes
• 1 big chance createdNow all focus on the #UCL final next week. pic.twitter.com/hGd5OtWXfS
— (@ViniciusBurner) May 20, 2022
「マドリーの現在であり、未来である。」と言われる同選手は、5/21現在、51試合で21得点と得点力が開花しました。
「ドリブル突破は良いが決定力に課題がある。」と言われていましたが、ここまでベンゼマと並びエース級の活躍を見せます。
徹底した食事制限に、メンタルコーチを雇うなどの効果が如実(にょじつ)に出ていると言えます。
プレースタイルとしては、スピードとテクニックを活かした切れ味鋭いドリブルで敵陣を切り裂くプレーが特徴的です。
ベンゼマとの相性も良く、アシストも得意としています。
リバプールの攻撃では、右SBのアーノルドからの高精度のボールやサラーの突破などが鍵となっています。
ヴィニシウスが積極的に攻めることで、相手右サイドは重心を落とす必要が出てくるため、攻撃が最大の防御となり得ます。
前述のよう、今シーズンは得点力も向上し、とても頼もしい存在です。
決勝戦では左サイドの攻防に大注目です！
カゼミーロ
コメント
レアルMFカゼミーロ、リーガ無期限延期も「今はコロナとの戦いに勝ちたい」https://t.co/N2ATEXYvjf️編集部より
「リーガ・エスパニョーラは、スペイン政府が再開可能と判断するまで無期限延期が決定しています」 pic.twitter.com/6nVN0ZtvTu— サッカーキング (@SoccerKingJP) April 4, 2020
同じく中盤のモドリッチやクロースも重要な選手ですが、今回は対リバプールでの注目選手としてカゼミーロをピックアップしました。
モドリッチやクロースはプレーメーカーに分類される選手ですが、カゼミーロはいわゆる”潰し屋”です。
フィジカルに加え、タイミングの良いプレスで相手からボールを奪い取ります。
対人守備に絶対の強さを見せるだけでなく、スペースを埋める動きやカバーリングも得意とし、高いサッカーIQも誇ります。
カゼミーロがいる・いないでは30 %も勝率に差があるというデータもあるということでした。
リバプールとのCL決勝では、相手FWにボールを供給できる中盤との攻防や、2ndボールの回収が重要になります。
リバプールにもファビーニョというブラジルの潰し屋がいますが、その両名でのハイレベルな中盤の主導権争いが楽しみですね。
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レアル・マドリードCL決勝2022の見どころ（準決勝までを振り返る）
【グループステージ】
インテル(ITA)、シャフタール・ドネツク(UKR)、シェリフ(MDA)が同居したグループDを首位突破。
ホーム、サンチャゴ・ベルナベウでモルドバ王者のシェリフに大金星を提供してしまい話題となりました。
しかしその後は立て直し、5勝1敗で首位通過を果たしました。
【ノックアウトステージ】
【ベスト16】
ベスト16ではパリ・サンジェルマンとアウェーでの一戦。
後半ロスタイムに失点を喫し、0-1で敗北。
引き分け濃厚な中、最後の失点が悔やまれる一戦となりました。
2ndレグはホームのベルナベウでの一戦。
先制されトータルスコア0-2となりましたが、60分過ぎからの約20分間でベンゼマがハットトリックを達成し、3-2での逆転勝利。
この一戦から逆転劇がスタートしました。
【ベスト8】
ベスト8ではアウェー、スタンフォードブリッジでのチェルシー戦。
アウェーにもかかわらず再びベンゼマのハットトリックで3-1の勝利を収めました。
イングランドクラブとの相性の良さを見せつける形となりました。
2ndレグは再びホームでの一戦でしたが、75分までに0-3でトータル3-4と逆転を喫します。
しかし80分にロドリゴが得点を挙げトータススコアでタイに。
延長96分にはベンゼマが勝ち越しゴールを挙げ、逆転での勝利を収めました。
データ的にもシュート数はチェルシーの1/3と圧倒的に攻め込まれたものの、なんとか勝ち切りました。
リバプール戦でも再現が期待されます。
【ベスト4】
ベスト4の1stレグはアウェー、エティハドにてマンチェスター・シティとの一戦。
シーソーゲームとなり、3-4で敗戦。
データで見るとポゼッションは40 %とマドリーにとってはかなり低い数字を記録。
しかし、その中でも3得点を記録できたのはポジティブに捉えることができます。
リバプール戦でもポゼッションの低下が予想されますが、失点を減らすための策を講じる必要があります。
2ndレグは再びホームでの一戦でしたが、73分に失点を喫しトータル3-5と追い込まれます。
しかし90、91分にロドリゴが2得点を挙げトータルスコアをタイに戻すことに成功。
そして延長95分、ベンゼマがPKを沈め逆転に成功します。
ノックアウトステージに入ってからは全てビハインドな状況から勝ち上がり、圧倒的な勝負強さを見せつけました。
【決勝の見どころ】
決勝戦では、我慢強く耐え、そして一瞬のチャンスを逃さないことが見どころです！
ここまでイングランドのクラブ相手に勝ち進み、過去のデータでもイングランドのクラブには相性が良いと言われています。
今大会での得点も、比較的短い時間で固め打ちといった展開です。
そのため、相手の攻撃を耐え抜き、一瞬の隙を逃さずに得点を挙げることが必要となります。
また勢いと集中を維持し、これまで試合と同様に短い時間で複数得点を挙げられるかどうかも着目したい点です。
リバプールは、マンチェスター・シティ化していると言われるように、ボールを保持することができるチームとなっています。
そこで、シティ戦で見られたように序盤は引く形を取ることで相手を攻めさせます。
その後攻め疲れからボールを奪うと、中盤からの正確なパスでFWに繋ぎ、FWが攻めるというスピーディな展開に注目したいですね。
また要所での見どころとしては、ベンゼマ対ファン・ダイクという世界最高のマッチアップです。
真っ向勝負は難しいかもしれませんが、これまでの経験を活かした駆け引きや周囲を活かす術には期待が持てます。
さらに中盤の主導権争いとして、カゼミーロ対ファビーニョというブラジルの守備的MF同士の戦いも楽しみです。
ポジション的に直接戦うことは少ないですが、どちらがより相手のパスの出手を潰し、2ndボールの回収を行えるかが勝敗の鍵を握ります。
\ 2021-22シーズンの欧州王者が決まる！ /
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\ リバプールのスタメン・フォーメーションを徹底予想！ /
>>リバプールCL決勝のスタメン予想！フォーメーションと注目選手はこちら！
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まとめ
本記事では、CL最多優勝を誇るレアル・マドリードについて、スタメン・フォーメーションの予想と、注目の3選手、そしてこれまでの軌跡と決勝戦の見所についてご紹介しました！
前評判ではややリバプールが優勢とのことですが、マドリーの驚異的な勝負強さは侮れません。
各ポジション毎に魅力的なマッチアップもあり、非常に楽しみな一戦です。
激戦必至になること間違いなしのこの一戦、キックオフが待ち遠しいですね！
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