アスレティックビルバオ2020-21最新フォーメーションと戦術!注目選手・監督もご紹介!

こんにちは!

今回は、先日3/4に行われたコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)準決勝セカンドレグにて、2季連続の決勝進出を決めた、

今ホットなチーム、アスレティック・ビルバオについてご紹介します!

 

コパ・デル・レイ準決勝セカンドレグ、レバンテvsアスレティック・ビルバオの一戦は、

延長戦の末にアスレティック・ビルバオが2戦合計3-2(ファーストレグは1-1)で勝利しました。

この結果、ビルバオは4月17日の決勝でFCバルセロナと対戦することになりました。

しかし、同3日には、新型コロナウイルスによって引き起こされたパンデミックの影響により、

延期になっていた昨季のレアル・ソシエダとのコパ・デル・レイの決勝が控えているため、

2週間で2度の国王杯決勝を戦うことになってしまいました。

別の言い方をするならば、2週間で2度タイトル獲得する可能性もあれば、わずか2週間で2度タイトルを失うという事態にもなります。

バスク人の誇りを賭けた、運命の2週間にご注目です!

それでは、アスレティック・ビルバオのチーム特徴と、2020-21最新フォーメーション・戦術、キーマンとなる3選手、現在の監督を見ていきましょう!

 

 

アスレティック・ビルバオ2020-21最新フォーメーションと戦術!注目選手・監督もご紹介!

アスレティック・ビルバオの特徴

アスレティック・ビルバオは、純血主義(バスク人限定)を採用する唯一無二の“ロス・レオネス”

 

バスク純血主義を採用するチームの特徴は、純血主義ゆえの結束力”

 

ビルバオに関わる全ての人間が、自分たちは特別なクラブだと認識し、純血性と理念による限定性”が彼らの強みなのです。

 

近年では、フェルナンド・ジョレンテやアンデル・エレーラ、アイメリク・ラポルト、ケパ・アリサバラガらを輩出した、

育成力に定評のあるチームです。

 

チームは、精神的支柱であったクラブのレジェンドである、

アリツ・アドゥリスが2020年5月で現役を引退し、新たなリーダーを必要としています。

 

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アスレティック・ビルバオ2020-21最新フォーメーション

基本フォーメーションは、4-4-2 です。

手堅く守って、カウンターに転じる堅守速攻が持ち味のチームです。

 

GK ウナイ・シモン

DF ユーリ、イニゴ・マルティネス、ウナイ・ヌニェス、アンデル・カパ

MF ムニアイン、ダニ・ガルシア、ベンセドール、アレックス・ベレンゲル

FW イニャキ・ウィリアムズ、ラウール・ガルシア

 

今夏、トリノから獲得したアレックス・ベレンゲルが唯一の新戦力です。

中盤にはローテーションを組むことが多く、ウナイ・ロペスや、ミケル・ベスガといった選手もいます。

 

チームは第17節終了時、6勝3分け8敗の9位に沈んでいた時点で、ガイスカ・ガリターノ監督を解任。

 

かつてビジャレアルやバレンシアを率いた経験もある、マルセリーノ・ガルシア・トラル氏を新監督に招聘しました。

マルセリーノ監督就任以降、リーグ戦は、3勝3分2敗。

復調の兆しが見えてきました!

敗れた2敗はいずれもバルセロナとなっており、コパ・デル・レイ決勝でのリベンジが期待されます。

 

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アスレティック・ビルバオ2020-21戦術分析

アスレティック・ビルバオの目標はやはり今年も欧州カップ戦出場権獲得でしょう。

 

第25節終了時点で、9勝6分10敗の勝ち点33。EL出場権獲得の6位であるレアル・ベティスは25節消化で勝ち点39。

 

まだ諦めるには、早いですが、これ以上の取りこぼしは許せない状況となっています。

 

そんな彼らの戦術は純血主義によって統率された4-4-2の堅守速攻

局面での強さを生かした、アグレッシブなスタイルを持ち味としています

 

2トップの一角である、イニャキ・ウィリアムズは世界でも指折りの快速の持ち主であり、

 

攻撃時には、サイドに流れたイニャキ・ウィリアムズを狙ったロングボールやスルーパスを送り、

中にラウール・ガルシアやサイドのムニアイン、アレックス・ベリンガルが絞ってくるという形を取ります。

 

また、両サイドバックも非常に攻撃的であり、特に左サイドバックのユーリは、

「なぜスペイン代表に呼ばれないんだ」という声も多く上がるほどのハイパフォーマンスを見せています。

 

守備時は徹底した、4-4のブロックを形成し、コンパクトな陣形でソリッドな守備を展開。

チーム全員がハードワークを厭わない献身性を見せます。

 

戦い方は昨季までのアトレティコ・マドリードと似た特徴があります。

 

アスレティック・ビルバオの注目選手(キーマンとなる3選手)

イニャキ・ウィリアムズ

一昨年、シーズン13得点とブレイクの予感を感じさせた快速FW。昨季は右サイドでの起用もあってか、シーズン6ゴールに止まりました。

 

2019年には異例の9年の新契約を締結。クラブ側も契約解除金を1億3500万ユーロに設定するなど、クラブからの期待も伺えます。

 

そんな彼の最大の持ち味はなんといっても、“圧倒的なスピード”

 

相手DFを一瞬で置き去りにするスプリントと加速力は破壊力抜群です。

 

また、抜け出した直後のGKとの1対1も非常に冷静であり、裏抜け後の落ち着いたフィニッシュは彼の18番といってもいいでしょう。

 

改善点は、スペースがない状況での、ポジショニング。

ストライカーらしい、オフザボールでの動きに磨きがかかれば一昨年以上の得点を記録できるでしょう。

 

イニャキ・ウィリアムズの本格的なブレイクに期待です。

 

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アレックス・ベレンゲル

今夏、トリノから獲得した選手であり、ここまでリーグ戦はチーム単独トップ6ゴールをあげています。

 

先日は、コパ・デル・レイ準決勝セカンドレグでの決勝ゴールもあげており、新加入ながら今やチームに欠かせない存在となっています。

 

左右両サイドハーフをこなせるユーティリティ性をもち、身長175cmと小柄ながらも確かなシュート技術とポジショニングでゴールを量産。

 

トリノ時代には、98試合10ゴールにも関わらず、すでに全公式戦28試合で7ゴールをあげています。

 

そんな彼のますますのゴールに期待です。

 

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ウナイ・シモン

アスレティック・ビルバオの堅守を支えているのがこの人、スペイン代表GKウナイ・シモンです。

 

チェルシーへと移籍したケパ・アリサバラガの後継として、現在23歳ながらもアスレティック・ビルバオの正GKに昨季から定着。

 

安定したセービングと質の高いポジショニングが認められスペイン代表にも選出されています。

 

スペイン代表は長らくダビド・デ・ヘアという絶対的守護神がいますが、彼を脅かす可能性のある一人となっています。

 

彼の活躍次第で、ビルバオを今後、上位へと押し上げることができる存在なのは間違いありません。

 

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アスレティック・ビルバオ監督

マルセリーノ・ガルシア・トラル

 

もしかしたらご存知ない方も多いかもしれません。マルセリーノは、2021年1月、ガイスカ・ガイターノ後任としてアスレティック・ビルバオの監督に就任しました。

過去には、2部に沈んでいたビジャレアルを一部昇格に導き、その後2シーズン連続でEL出場圏内にチームを導くなど手腕を発揮しました。

その後、18/19シーズン、バレンシアの監督としてスペイン国王杯を制しチームに久しぶりのタイトルをもたらしました。

そんな、スペイン国王杯と縁のある監督を招聘したことは、このバスク州のチームが今年も再び、

スペイン国王杯のタイトルを狙っていることは明らかでしょう。

 

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まとめ

EL出場権獲得と、2度のスペイン国王杯獲得のチャンスの残るアスレティック・ビルバオについて、最新フォーメーションと戦術、キーマン3選手、監督についてご紹介致しました。

 

1月に就任した、マルセリーノ監督の元、同月に行われたスーパーカップでレアリマドリードとバルセロナを下し、優勝を果たしたアスレティック・ビルバオ。

 

地力のある、バスク純血主義のこのチームが、今シーズンあといくつタイトルを取れるのか、今こそ“結束力”を発揮する時です。

 

彼らの魂のこもったホットなプレーに期待しましょう!

 

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