UEFAネーションズリーグとは?ユーロとの違いは?レギュレーションもご紹介!

UEFAネーションズリーグとは?ユーロとの違いは?レギュレーションもご紹介!

FIFAワールドカップ予選・UEFA欧州選手権(UEFA EURO)に次ぐ第三のUEFA主催の国際大会であるUEFAネーションズリーグ

初回大会は2018-19シーズンにかけて開催され、開催国ポルトガルが優勝、そして2020-21シーズンに開催された第2回大会はフランスが優勝しています。

ヨーロッパの強豪国同士の試合数が増え、サッカーファンにとっては嬉しいイベントの一つではないでしょうか。

とはいえ、EUROに対してどういう位置付けで、どのような違いがあるのか少し分かりにくいかもしれません。

 

そこで本記事では、UEFAネーションズリーグについて、まずは大会概要とEUROとの違いについてご紹介します。

そしてその後、レギュレーションやルールについて、そして本大会の意義や意味についてご紹介します!

 

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>>【関連】UEFAネーションズリーグ2022-23のテレビ放送・配信は?日程・結果速報も!

 

UEFAネーションズリーグとは?

 

UEFAネーションズリーグ(UNL)を一言で表すと、

代表チーム強化の親善試合をより有意義なものにするための大会“です。

 

UNLは2013年の提案後、2014年にUEFA総会で満場一致で採択されました。

当時会長を務めていたプラティニは積極的に導入を促し、「このアイディアは自画自賛するものだ。」とコメントを残していました。

 

詳細はレギュレーション・ルールの章にてご説明しますが、UNLは国によるリーグ戦とラウンド方式を持ちます。

UEFAに所属する55協会をUEFAランキング順に4つのリーグに分け(16×3 + 7ヶ国)、さらに4ヶ国で小分けにした総当たり戦を行います。

その後、最上位のリーグのみ、各グループ1位突破の国でラウンド方式を行い優勝国を決定します。

 

このUNLのメリットは大きく分けると以下の2つです。

  1. 同じレベルの国と真剣勝負が行える
  2. 真剣勝負ゆえ、観客や放映権による利益が期待される

 

まず1について、ほとんどの各協会のスタッフや監督は”親善試合は役に立たないと考えている”というヒアリング結果が出ました。

一方、UNLでは拮抗(きっこう)した国同士のリーグであり、順位付けはもちろん昇格や降格もあるため真剣勝負が求められています。

そのため、一戦一戦を全力で戦うことで戦力の成長に繋がりやすいと考えられます。

 

強豪国や弱小国にとっても、親善試合が真剣勝負の場に変わる事は強化の面で歓迎すべきだとの意見が多く出ています。

 

次に2について、経済的な観点で大きなメリットがあります。

各国協会が個別にマッチメイクする親善試合では、公式戦と比べてファンの興味や関心もあまり期待できません。

しかし、同じレベルの国々との真剣勝負となれば、各国のファンの関心が大いに集まることが予想されます。

 

そのため、スタジアムでの収益はもちろん、TV観戦による収益も期待できます。

 

放映権はUEFAの一元管理により安定的な放映権料収入となり、EUROや欧州クラブのカップ戦(CL/EL)に次ぐ大きな収入源となります。

そしてそれを弱小国にも再分配する事で平等に各国のレベルアップを促せます。

 

UEFA加入の国々には良いこと尽くめと言えます。

 

さらに南米サッカー連盟(CONMEBOL)との交渉で2024年から南米勢の参加も噂されています。

 

また、UNLはW杯とEUROが開催されない偶数年に行われ、国際親善試合に使われていたマッチデー枠のほとんどを置き換えます。

これにより、各国リーグが国際親善試合(=非公式戦)で中断されるという不満が軽減されると考えられています。

また、親善試合が置き換えられるだけなので、過密日程になるわけではないという事も重要な点です。

 

一方、日本からすると国際親善試合の申し込みが困難となり、腕試しの機会が減ってしまう事は寂しいことかもしれません。

 

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UEFAネーションズリーグとユーロ(EURO)の違いは?

こちらではUNLとEUROは何が違うのか表形式で比べてみます。

そして最後に2つのコンペティションの関連についてご説明します!

UEFAネーションズリーグとユーロ(EURO)の比較表

比較カテゴリー UEFAネーションズリーグ(UNL) UEFA欧州選手権(EURO)
開催時期 2年に1回(W杯やEUROがない年)

次回: 2022-23シーズン

4年に1回

次回: 2024年

参加国数 UEFA加盟の55ヶ国 1次ラウンド24ヶ国

本大会16ヶ国

大会の進め方 ①4つのグループ & 4つのリーグ
ホーム&アウェー総当たり戦

②1位4ヶ国
トーナメント方式で優勝国決定

①24ヶ国を6グループに分ける
1回総当たりのリーグ戦

②上位2ヶ国・3位の4ヶ国: 計16ヶ国
トーナメント方式で優勝国決定

大会の価値 代表チームの強化推進

EURO/W杯への出場権獲得

ヨーロッパNo.1の国の決定

 

特に最後の大会の価値ですが、UNLはEURO・W杯の予選の意味合いも兼ねており、その結果によりEURO・W杯プレーオフと本大会への出場の切符を手にします。

UNLにて国同士の真剣勝負を促すため、その延長線上にEUROやW杯が存在している形になっています。

 

それでは次のレギュレーション・ルールの章にて、EURO出場方法も併せてご説明します!

 

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UEFAネーションズリーグのレギュレーション・ルール

 

こちらではUNLの大会方式についてご紹介します。

 

第2回大会以降はグループA~Cの参加国が増え、グループDの参加国が減りました。

2022-23シーズンでは前回大会の結果に基づいて、55協会を16ヶ国ずつグループA, B, Cに分け、残りの7ヶ国をグループDに分けます。

さらに各グループで4ヶ国(Dは3ヶ国あり)ずつのグループに分けられます。

 

例:

グループA A1: フランス・デンマーク・クロアチア・オーストリア

グループB B2: アイスランド・ロシア・イスラエル・アルバニア

グループC C3: スロバキア・ベラルーシ・アゼルバイジャン・カザフスタン/モルドバ

グループD D1: リヒテンシュタイン・カザフスタン/モルドバ・アンドラ・ラトビア

 

グループリーグの順位はホーム&アウェイの計6試合の勝敗で決定され、グループ首位が上位のリーグに昇格し、最下位が降格します。

 

特にリーグAでは、各ポッド首位の4チームがネーションズリーグ決勝大会に出場し、トーナメントで優勝国を決めます。

 

また、各リーグの優勝国はEUROの予選プレーオフに参加する権利を獲得でき、勝ち抜いた4チームが本大会に出場できます。

つまり、グループDの小国のグループからでも1ヶ国が出場できるようになります。

加えてEUROの予選グループステージで本大会出場を逃したチームのうち、UNLの各リーグ上位の4チームずつが予選プレーオフに進みます。

 

なお、同様にW杯予選へもUNLの結果が用いられるようになりました。

 

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UEFAネーションズリーグの意義・意味とは?

UNLにはチーム強化の推進や、収入の増加が見込まれる一方、以下の懸念点があります。

  1. 新戦力の発掘や新システム・オプションの試行が難しい
  2. EUROの大会価値が下がる

 

まず1について、昇格・降格が付きまとうことから常に結果が求められます。

そのため、若手選手の起用や、戦術・システムの試行錯誤ができる機会が減るという意見があります。

しかしポジティブな意味では指揮官の腕の見せどころや選手の成長に期待したい点と捉える事もでき、重大な懸念とはなりません。

 

次に2について、EURO出場権争いも兼ねている点に批判の矛先が向かっているようです。

グループAやBの国々は通常の予選を勝ち進み、EUROへの出場が見込まれます。

一方、レギュレーション・ルールの章でも述べたよう、UNLを勝ち抜くことでグループDからでもEUROに出場できるようになります。

そのため、強豪国グループの成績下位国より弱小国グループの成績上位国の方が優遇されます。

 

さらに、UNLを勝ち抜くことでグループC, Dの国もプレーオフに参加可能になります。

これらのことから、EURO出場国のレベルが下がることに伴って大会の価値も下がると懸念されています。

 

しかし、参加国が24ヶ国に広がり、また前回大会では初出場国のほとんどがグループを突破した事もあり、不要な心配と考えられます。

加えて、特に贔屓(ひいき)の国が存在しない地域の人から見れば、アウトサイダーやダークホースの存在が増えることになります。

ジャイアントキリングはサッカーの醍醐味の一つでもあり、そういった面白さが増える点は歓迎すべきことかもしれません。

 

なお欧州以外の地域からは親善試合が組みにくくなるという不満点があります。

しかし、CONMEBOL(南米サッカー協会)に続いて他地域の協会も新しいアクションを起こしてくれると期待したいところです。

 

UNLは立案当初から批判がありましたが、各国のレベルアップに確実に繋がります。

また観戦する人にとっても真剣勝負を頻繁に観られることや、ジャイアントキリングの可能性など、楽しみとなることが増えます。

おそらく、これからレギュレーション等が最適化されていく事も見込まれます。

UEFAの動向に引き続き注目していきましょう!

 

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まとめ

本記事では、UEFAネーションズリーグについて大会概要とEUROとの違い、レギュレーション、そして大会の意義についてご紹介しました。

 

新しい取り組みには批判がついて回りますが、UEFA加入協会にとって確実に大きなメリットがあります。

しかし日本や他地域にとっては親善試合の申し込みが困難となり、少しデメリットがあるかもしれません。

そこでUEFA内のみの取り組みに終始せず、他の地域でも何かしらのアクションが起こることに期待したいですね。

 

これからも欧州クラブだけでなく、欧州の国々の戦いにも注目していきましょう!

 

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