こんにちは！
2022-23シーズンのUEFAチャンピオンズリーグもベスト8が出揃いました。
昨シーズン優勝のレアル・マドリード、優勝候補のマンチェスター・シティ、バイエルン・ミュンヘンなどが順当に勝ち上がっていますが、久々にイタリア勢の躍進が目立ち、ベスト8に3チームが進出しセリエAの復権の兆しを見せています。
すでに決勝までの組み合わせ順が決定していますが、優勝候補であるレアル・マドリード、チェルシー、マンチェスター・シティ、バイエルン・ミュンヘンが同じ山に固まったことで、この内の1チームのみが決勝に進めることとなり、準々決勝から熾烈な戦いが見られそうです。
そこで本記事では、UEFAチャンピオンズリーグ2022-23シーズンの優勝候補を予想し、まとめてみました！
【結論！】UEFAチャンピオンズリーグ2022-23の優勝予想
UEFAチャンピオンズリーグ2022-23の優勝候補について、次のように予想しました。
◎本命：マンチェスター・シティ
〇対抗：バイエルン・ミュンヘン
▲穴：レアル・マドリード、ナポリ
チャンピオンズリーグ準々決勝進出チーム一覧
・マンチェスター・シティ（イングランド）
・チェルシー（イングランド）
・レアル・マドリード（スペイン）
・バイエルン・ミュンヘン（ドイツ）
・ACミラン（イタリア）
・ナポリ（イタリア）
・インテル・ミラノ（イタリア）
・ベンフィカ（ポルトガル）
それでは、優勝候補となるチームを掘り下げていきましょう！
準々決勝の対戦相手：バイエルン・ミュンヘン
グアルディオラ監督体制は7年目を迎え、6シーズン連続でCLベスト8入りを果たしているものの、悲願のCL制覇にはあと一歩届かない状況が続いていました。
これまで、センターフォワードには偽9番の役割を与えることが多かったグアルディオラ監督でしたが、今シーズンは満を持して9番タイプであるアーリング・ハーランドを獲得し、更なるチームアップを果たしたことで、今シーズンの優勝本命と言えます。
そのハーランドは、ドルトムントで見せていた規格外のポテンシャルをシティでも発揮しており、プレミアリーグでは第27節を終えた時点で28ゴール5アシストを記録、チャンピオンズリーグでは10ゴールを記録し、現時点で両コンペティションとも得点王の位置に着けています。
チームとして気になるのは、ジョアン・カンセロの移籍（ローン）により、グアルディオラ監督の戦術の肝でもある偽SBの役割を果たせる選手が手薄となっていることです。
最近ではベルナルド・シウバにその役割を与え、システムも攻撃時3-2-4-1（3-2-1-4）、守備時4-3-3（5-4-1）のような形を取ることで一時解決しています。
また、昨シーズンに比べて守備の強度はやや落ちていますが、持ち前の攻撃力は圧巻であり、ラウンド16のライプツィヒ戦では2試合合計8-1で勝利しています。
これまでグアルディオラ監督が積み上げてきた高度な戦術を継続しつつ、シンプルにハーランドに点を取らせる戦い方もできるようなったシティが悲願の優勝を果たせるのか見物です！
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準々決勝の対戦相手：マンチェスター・シティ
現地時間3月24日にユリアン・ナーゲルスマン監督を電撃解任し、新監督にトーマス・トゥヘルを招聘しました。
CLでのナーゲルスマン監督の手腕は完璧とも言える成績を残しており、インテル、バルセロナ、パリ・サンジェルマンなどを相手に、ラウンド16までの8試合中7試合でクリーンシートを達成し、驚異的な強さを見せていました。
新監督となったトゥヘルはチームを短期間でまとめ上げる手腕が評価されており、チェルシー時代にはシーズン途中の就任にも関わらず、このシーズンCL優勝も果たしています。
バイエルンの選手層を見ても、トゥヘルが得意とする3バック（3-4-2-1）の採用は可能であり、アルフォンソ・デイビスと、この冬に加入したジョアン・カンセロの強力な両WBが見られそうです。
また、ナーゲルスマン監督の下ではパフォーマンス不良となっていたレロイ・ザネ、セルジュ・ニャブリと、怪我から復帰後に調子を落としているサディオ・マネなども、
残りのシーズンを戦う上で向上させていく必要があり、彼らの起用法についてもトゥヘル監督の手腕に期待が掛かります。
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準々決勝の対戦相手：チェルシー
昨シーズンの王者であるマドリーは、下馬評で見れば優勝筆頭のチームではありませんでしたが、CL最多優勝を誇る伝統は戦術を超えた底力を見せ、パリ・サンジェルマン、マンチェスター・シティ、リヴァプールといった強豪を打ち破り、見事優勝を果たしました。
今シーズンは、チームの中心選手であるカゼミーロが退団しましたが、新戦力のオーレリアン・チュアメニが即座にフィットを見せ、戦術によってはトニ・クロースがアンカーを務めながら穴埋めに成功しています。
昨シーズンから覚醒を見せているヴィニシウスも好調であり、2023年3月下旬の時点で公式戦41試合に出場し、19ゴール11アシストを記録しています。
戦力は維持しているものの、スカッドのスリム化により選手層はそれほど厚くないのが懸念材料であり、マルコ・アセンシオ、ダニ・セバージョス、エドゥアルド・カマヴィンガといった選手たちがどれほどのパフォーマンスを発揮できるか、勝ち上がっていく上で重要なポイントとなりそうです。
また、今シーズンのラ・リーガの優勝争いは厳しいものとなっているため、チャンピオンズリーグにフォーカスして戦うことが予想されます。
準々決勝の対戦相手：ACミラン
ナポリはベスト8に勝ち上がったイタリア勢3チームの中でも、最も勢いのあるチームと言えます。
ナポリのサッカーは、ポゼッション、洗礼された組織的守備、時にシンプルなロングカウンターと、状況に応じて柔軟性を見せるポジショナルプレーが強みであり、今シーズン、セリエAでは第27節を終えた時点で首位に立ち、2位との勝ち点差は19まで開いており優勝を手中に収めています。
その強さを物語るのが、攻守に置いてバランスが取れていることであり、攻撃面ではセリエA(～第27節)で64ゴール、チャンピオンズリーグ(～ラウンド16)で25ゴールと、
共に最多得点を記録しています。守備面ではセリエA(～第27節)で16失点(リーグ最少失点)、チャンピオンズリーグ(～ラウンド16)で6失点となっています。
2021-22シーズンから監督を務めるスパレッティは、戦術家としても知られ、選手の個性を最大限に引き出しながら、時に熱狂的な指導でチームを鼓舞する人物です。
DF、MF、FW、どのポジションを見てもビッグクラブが狙う選手たちが揃っており、個の力でも優れた選手が多く、破壊力と鉄壁を誇るチームと言えますが、
中でも注目株はエースのヴィクター・オシムヘンであり、2023年3月下旬の時点で公式戦29試合に出場し、25ゴール5アシストを記録しチームを牽引しています。
優勝に向けて足りない部分があるとすればクラブとしての経験値であり、ナポリの躍進はどこまで見せてくれるのか注目です！
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UEFAチャンピオンズリーグ歴代の最多優勝チームと優勝回数
🤍 ESTO ES EL #REALMADRID 🤍#CHAMP14NS pic.twitter.com/l32oBn2keB
— Real Madrid C.F. (@realmadrid) May 28, 2022
歴代最多優勝チームは、レアル・マドリードで14回の優勝を記録しています。
2位はACミランの7回であることから、CLの舞台でのマドリーの強さが伺えます。
それでは、14回目の優勝を飾った2021-22シーズンの決勝を振り返ってみましょう！
59’ヴィニシウス（アシスト：バルベルデ）
試合はリヴァプールが攻勢を見せ、最終的なスタッツもリヴァプールのシュート24本に対し、マドリーは僅か4本と大きな差が開きましたが、マドリーはこの1点を守り切り見事優勝を果たしています。
この試合のMOMにも輝いたティボー・クルトワはシーズンを通して安定した活躍を見せており、この決勝を切り取っても9つのセーブを記録し、守護神として完封勝利の立役者となりました。
試合の攻勢・劣勢に関わらず、内容より結果を求める執念こそ、マドリーの伝統的な強みだと言えます。
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UEFAチャンピオンズリーグ歴代の最多優勝監督と優勝回数
No coach has won more European Cups than Carlo Ancelotti (4) 🏆🏆🏆🏆#UCLfinal pic.twitter.com/LxPz2FGtdI
— UEFA Champions League (@ChampionsLeague) May 28, 2022
最多優勝監督は、カルロ・アンチェロッティで4回の優勝を記録しています。
ACミランで2回（2002-03,2006-07）、レアル・マドリードで2回（2013-14, 2021-22）となっており、2003年と2022年にはUEFA最優秀監督にも輝きました。
2位は、ジネディーヌ・ジダンの3回
3位は、同率でペップ・グアルディオラ、サー・アレックス・ファーガソン、ビセンテ・デル・ボスケ、ユップ・ハインケス、ジョゼ・モウリーニョ、オットマー・ヒッツフェルトの2回となっています。
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UEFAチャンピオンズリーグの優勝賞金
出場権を獲得することは、クラブの価値を上げることは勿論ですが、常連ではないクラブにとっては大きな報酬限となります。
今シーズンにあたる2022-23シーズンでの優勝賞金を含めた各賞金をまとめてみました！
②準優勝：1550万ユーロ（約21億9800万円）
③準決勝進出：1250万ユーロ（約17億7300万円）
④準々決勝進出：1060万ユーロ（約15億360万円）
⑤ラウンド16進出：960万ユーロ（約13億6100万円）
⑥グループステージ勝利：280万ユーロ（約3億9700万円）
⑦グループステージ引分：93万ユーロ（約1億3100万円）
⑧グループステージ出場：1560万ユーロ（約22億1200万円）
このような内訳となっています。
各賞金が加算されていくため、仮に優勝したチームは【①、③、④、⑤、⑥～⑦(6試合分)、⑧】の合計金額を報酬として得ることができます。
加えて、そのシーズンの予算や、放映権料から本大会に進出した32チームに分配金が送られますが、こちらはUEFAランキングや、過去の実績を考慮した金額が設定され、さらにリーグによってはサラリーキャップ制度などをクリアした金額を受け取ることができます。
今シーズン、準々決勝に進出したナポリを例に見てみると、現時点で【⑧＋⑥×5(GS勝利数)＋⑤＋④＝4980万ユーロ（約70億6100万円）】の獲得が予定されており、今後のシーズンにも影響を与える貴重な収入源と言えます。
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まとめ
UEFAチャンピオンズリーグ2022-23シーズンの優勝候補を予想し、まとめてみました！
準々決勝からは優勝候補同士の一戦があったり、ジャイアントキリングが起こる一戦があったりと、決勝まで見逃せない試合が続きます。
自国リーグで好調を見せるチームが欧州最高峰の舞台でどんな試合を見せてくれるのかも興味深いですね。
2022-23シーズンのチャンピオンズリーグも最後まで楽しんでいきましょう！
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