イングランドプレミアリーグのダービーマッチ一覧!どんな種類がある?

こんにちは!

イングランド・プレミアリーグは、世界最高峰リーグとして人気の高いサッカーリーグです。

ワールドクラスのビッグクラブも多く、各試合はイングランドはもとより、世界中のサッカーファンから注目を集めています。

その中でもさらに盛り上がりをみせるのが「ダービーマッチ」です。

ライバルクラブ同士、お互いのプライドをかけた激しい白熱した試合になることが多いですよね。

そこで本記事では、イングランド・プレミアリーグを代表する有名なダービーマッチついてまとめてみました(^^)/

 

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イングランドプレミアリーグのダービーマッチ一覧!どんな種類がある?

マージーサイド・ダービー  

マージーサイド州リバプールに本拠地を置く、

エバートンFCとリバプールFCの対戦が、マージーサイドダービーです。

 

同じリバプールに住む家族の中に、エバートンとリバプール両方のサポーターがいることが多く、

フレンドリー・ダービーと呼ばれることもあります。

 

そのためダービーにしては珍しく、

スタジアム内で両チームのサポーターが隣同士に座って観戦することもあります。

一方で、特に近年はこの試合が他の試合に比べてレッドカードが多く出るなど、

選手同士がヒートアップしやすいため、

「プレミアリーグで最も乱雑で危険な試合」と評されることもあります。

 

昨季2020-21までのダービー戦績をみると、

プレミアリーグが創設された1992年以降、エバートンの黄金期が終焉を迎えたこともあり、

リバプールの24勝10敗24分と、リバプールが大きく勝ち越しています。

 

エバートンは2010年10月以降一度も勝利できず、ファンは悔しい日々を過ごしてきました。

ところが前回対戦となる2021年2月20日にエバートンが2−0でリバプールを下すと、11年ぶりの勝利、

しかもアンフィールド(リバプールのホーム)に限っていえば1999年以来の勝利となる、

劇的な試合となりました。

 

2021-22シーズンのマージーサイドダービーは、

12月10日4時45分にエバートンのホームで、4月23日23時にリバプールのホームで開催されます。

 

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ノースウェスト・ダービー

イングランド北西部に位置する、

マンチェスター・ユナイテッドFCとリバプールFCの対戦が、ノースウェストダービーです。

別名、ナショナル・ダービーとも言われています。

 

ローカルライバルではありませんが、プレミアで長年優勝を争い合う関係にあり、

ダービーに相当するほどライバル関係は深いです。

現地ではダービーの呼称こそ使いませんが、それに匹敵するプライドのぶつかり合う対戦です。

 

1970年〜80年代に黄金期を迎え、

11回のリーグ優勝と4回のCL優勝を達成したリバプールに対し、

1990年〜2000年代に入ると、

12回のリーグ優勝と2度のCL優勝を飾ったユナイテッドが、リーグ制覇数でリバプールを追い抜くと、

サポーター間のライバル関係はより激しくなっていきました。

 

2019−2020シーズンにリバプールがリーグ覇者となると、

通算優勝回数は19回となり、ユナイテッドの20回に1回差まで詰め寄りました。

 

20年ぶりの優勝を飾ったリバプールと、

8年間リーグタイトルから遠ざかっているユナイテッドにとって、

今季2021-22シーズンはライバルに差をつける、もしくは追いつくための重要な1年になります。

 

なお、2021-22シーズンのノースウェストダービーは、

10月25日0時30分にユナイテッドホームで、3月20日0時にリバプールのホームで開催されます。

 

直接対決ではここ20試合でリバプールの7勝6敗7分とほぼイーブン。

タイトル獲得のためにも、ノースウェストダービーは絶対に落とせない、

見どころたっぷりの試合になるに、違いありません。

 

マンチェスター・ダービー

マンチェスターを本拠地とする、

マンチェスター・シティFCとマンチェスター・ユナイテッドFCの対戦が、

マンチェスターダービーです。

 

13回のプレミア優勝歴を持ち、ファーガソン監督のもと圧倒的な強さを誇ったユナイテッドに対し、

長らくタイトルと縁のなかったシティでしたが、

2008年にアブダビグループに買収され、資金力を元手に優秀な選手を多く獲得すると、

2012年にプレミア初優勝を飾ると、ビッグ6の仲間入りを果たしました。

 

ユナイテッドが2012−2013シーズン以降、一度もリーグを制覇できていないのに対し、

その間にシティは既に4度の優勝を果たしています。

 

とはいえ、対戦成績はここ20試合でシティからみて10勝9敗3分とほぼ五分の成績となっています。

昨季も22連勝中のシティに土をつけたのはユナイテッドでした。

 

ダービーマッチに、リーグの順位や戦前の調子は関係ありません。

近年の圧倒的な強さを持つシティに対し、

苦しいシーズンを送っていてもユナイテッドが勝ってしまうことがあるように、

絶対に負けてはならないというダービーらしさを見せてくれるダービーでもあります。

 

2021-22シーズンのマンチェスターダービーは、

11月7日0時にユナイテッドホームで、3月6日0時にシティのホームで開催されます。

 

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ビッグロンドン・ダービー

多くのクラブが存在するロンドンの中でも、

特に強豪とされるアーセナルFCとチェルシーFCのダービーマッチが、

ビッグロンドンダービーです。

 

このビッグロンドンダービーという呼び名は日本で定着した呼称で、

現地ではロンドンダービーと呼ばれます。

 

アーセナルがアーセン・ヴェンゲル監督の元で無類の強さを誇っていた頃、

チェルシーも実業家のロマン・アブラモビッチの投資によって強豪の仲間入りを果たしました。

 

2003−04シーズンに無敗優勝を飾ったアーセナルに対し、

翌年にはチェルシーがジョゼ・モウリーニョを招聘し、

失点を38試合中わずか15に抑えるなど驚異的な強さを見せて優勝すると、

それ以降、優勝を争う相手として、互いをライバル視するようになっていきました。

 

近年ではカップ戦の重要な局面で対戦することが多く、

2019−2020シーズンのFAカップ決勝ではアーセナルが、

2018−2019シーズンのヨーロッパリーグ決勝ではチェルシーが、

それぞれ互いを下して優勝を飾っています。

 

直近の20試合では、

アーセナルが昨季のシーズンダブルを含めて8勝6敗6分と若干優勢に立っていますが、

今季開幕前の8月8日に行われたプレシーズンマッチではチェルシーが勝利するなど、

一進一退の戦績を残しています。

 

2021-22シーズンのビッグロンドンダービーは、

8月23日0時30分にアーセナルのホームで、2月13日0時にシティのホームで開催されます。

 

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ノースロンドン・ダービー  

ロンドン北部に本拠地を置く、

アーセナルFCとトッテナム・ホットスパーFCの対戦が、

ノースロンドンダービーです。

 

このダービー関係を特に激しくしたのが、イングランド代表DFのソル・キャンベルです。

1992年にトッテナムに入団すると、

10年間で255試合に出場し、キャプテンを務めるまでになったキャンベルでしたが、

契約延長交渉においてクラブからの信頼を感じられないとして、

アーセナルへのフリー移籍を決断。

 

トッテナムサポーターからは、ライバルチームに移籍したことはもちろん、

キャプテンを務めていたことや移籍金を残さなかったことも相まって、

「裏切り者ユダ」と呼ばれとても嫌われてしまいました。

もともとライバル関係にあった両クラブにますます遺恨を残した出来事でした。

 

プレミアの通算戦績はアーセナルの20勝23分13敗と大きく勝ち越していますが、

ここ14試合に限っては3勝しかあげられていません。

 

両者の最終順位を比較しても、

1995-96シーズンから21季連続でアーセナルを下回っていたトッテナムが

最近5シーズンは上位でフィニッシュという、

プレミア初頭期に躍進したアーセナルと、それに追いつき、追い越そうとしているトッテナム

という構図になっています。

 

2021-22シーズンのノースロンドンダービーは、

9月27日0時30分にアーセナルのホームで、1月16日0時にトッテナムのホームで開催されます。

昨季は1勝ずつを分け合った両チームですが、優勢を取るのはどちらのチームでしょうか。

 

2021年夏の移籍市場でアーセナルに加入した日本代表DFの冨安選手、ノースロンドンダービーでも活躍が期待されています。

無料視聴方法はこちらの記事にまとめていますので、あわせてご覧ください(^^)/

>>アーセナル冨安の無料放送をネット配信の中継で視聴する方法!見逃し・ハイライトも!【プレミアリーグ2021-22】

 

 

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その他(ローズ・ダービー)

マンチェスター・ユナイテッドとリーズ・ユナイテッドのダービーを、

ローズダービーと呼びます。

 

ライバル関係の契機はなんと1455年。

イングランドの王権をかけて戦ったマンチェスターを治めるランカスター家と、

リーズを治めるヨーク家が争った薔薇戦争にまでさかのぼります。

ローズ・ダービーと呼ばれるのはこの戦争の名前からです。)

 

戦後も、両都市間のライバル意識が高く、両チームの試合は、両都市間の代理戦争の性質を

有しているのです。

 

最も近年では、リーズ・ユナイテッドがチャンピオンシップ(2部相当)に所属していたこともあり、

昨季、久々のダービーが行われました。

その際はマンチェスター・ユナイテッドが1勝1分と勝ち越しています。

 

さらに、今季2021-22シーズンは開幕戦から開催されたローズ・ダービーですが、

結果はホームのマンチェスター・ユナイテッドが5−1と圧勝。

リーズ・ユナイテッドはダービーでは2010年以降勝利なしと、苦戦が続いています。

 

2021-22シーズンのローズ・ダービーのもう1試合は、

2月20日0時から、リーズ・ユナイテッドのホームで開催されます。

 

マンチェスター・ユナイテッドが強さを見せつけるのか、

リーズ・ユナイテッドが雪辱を晴らすのか、今からとても楽しみです。

 

>>【関連】リーズユナイテッドの戦術やフォーメーションと注目選手・監督は?日本人選手はいる?

 

その他(M23ダービー)

ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンとクリスタル・パレスのダービーが、

M23ダービーです。

少し変わったネーミングのダービーですが、その名の由来は

ブライトンと、パレスの本拠地である南ロンドンを結ぶ高速道路からきています。

 

試合後に両チームから逮捕者が出るほどで、

イングランド内でも激しいライバル関係として知られていますが、

両チームに所属し、双方のファンから愛されているストライカーがいます。

 

それは、グレン・マレーです。

 

6部でキャリアをスタートしたマレーは、

2008年に当時3部のブライトンに加入すると、リーグ優勝・2部昇格に貢献しますが、

2011年にライバルのパレスに移籍。

 

しかも昇格プレーオフでブライトンを下してプレミア昇格の立役者となります。

さらに2017年にブライトンに再加入すると、

ここでもプレミア昇格やプレミア残留に貢献するという、

キャリアを通して両チームをプレミアリーグに導いた、M23の英雄とも言える選手でした。

 

昨季をもって引退してしまったのは残念ですが、

スタンドで見守るであろうマレーの前で、両チームが熱い試合を繰り広げてくれることに期待です。

 

2021-22シーズンのM23ダービーは、

9月28日4時にパレスのホームで、1月16日0時にブライトンのホームで開催されます。

 

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まとめ

イングランド・プレミアリーグの主要ダービーマッチをご紹介しました。

他にもウェールズの二大クラブであるカーディフとスウォンジーによるサウス・ウェールズ・ダービーや、

古豪サンダーランドとニューカッスルのタイン・ウェア・ダービーなど、紹介しきれなかったダービーはまだまだあります。

気になったダービーマッチを実際に見てみると、よりプレミアリーグを楽しめると思います(^^)/

 

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