アルテタ監督の戦術と評価・年俸・実績は?現役時代はどんな選手?

こんにちは!

冨安選手が移籍したことで注目を集めているアーセナルですが、

そのアーセナルを現在率いているのが、ミケル・アルテタ監督です。

世界でもトップレベルと言われているプレミアリーグ、

アーセナルの至上命題であるTOP4フィニッシュに向けて、その手腕に期待がかかります。

本記事では、そのミケル・アルテタ監督の戦術や評価とその手腕、また現役時代はどんな選手だったかについてまとめてみました!

 

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アーセナル監督アルテタの戦術・特徴

 

ミケル・アルテタは2015―2016シーズンをもってアーセナルを退団後

同郷であるペップ・グアルディオラ監督率いるマンチェスター・シティで

アシスタントコーチに就任します。

 

そして2019年12月20日、古巣アーセナルの監督に3年半契約で就任し、

クラブ監督としてのキャリアをスタートさせます。

 

アーセナルでは、4-2-3-1のシステムを基本として、

状況によっては4-4-2のシステムを使い分けており、

いずれもサイドからの攻撃と攻守の切り替えの早さが鍵となります。

 

アルテタがとる戦術の基本には、この攻守の素早い切り替えがあり、

ボールを取られてもすぐに取返し、時間をかけずにスムーズにサイドから攻撃を仕掛けます。

そのため、若くてアグレッシブな選手を中心にスカッドが組まれています。

 

その際、トップ下もしくは2トップの一角を担う選手もサイドに流れ、

流動的なパスワークからクロス、もしくは個人技で突破していきます。

 

また、状況によってはSBやセントラルの選手もボールに絡み、

アタッキングサードの位置から前線にスルーパス、もしくはロングシュートを狙うなど、

状況に応じて攻撃のバリエーションが変化します。

 

この戦術は両ウイングのクオリティが重要であり、

現在レギュラーを務めているスミス・ロウとブカヨ・サカの

「スピード、個人技、チャンスメイク、シュート」などがあることで、成せる戦術と言えます。

 

また、特に攻守の素早い切り替えを戦術としているがゆえに、

SBやセントラルのアップダウンが前線の選手に追いつかないシーンが散見されます。

その際には、強引に個人突破していくこともしばしばあり、

サカが2人の相手選手に仕掛けていくシーンも少なくありません。

 

このように、流動的なシステムと攻守の素早い切り替えという戦術は、

ペップ・グアルディオラ監督率いる現在のマンチェスター・シティと多くの共通点があります。

 

プレミアリーグの競争力も年々激しさを増しており、ビッグ6として至上命題である、

4位以内でのフィニッシュに向けて、今後さらにブラッシュアップしていくことに期待がかかります。

 

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アーセナル監督アルテタの評価

 

アルテタ監督の評価ですが、ファンの間では意見が分かれており、

特筆すべき戦術やマネジメント能力が無い点が指摘されるなど、

厳しい声も当初あがっていました。

 

しかし、直近ではトゥヘルやペップ・グアルディオラ、クロップなどの名将を抑えて

2021年9月の月間最優秀監督賞を受賞するなど、

若手中心のチームをまとめあげる手腕が評価されています。

 

迎えた任期3年目である2021-22シーズンは、

プレミアリーグ年間最高額であり、

チーム歴代最高額である総額1億6000万ポンド(240億円相当)の補強を敢行し、

ベン・ホワイトや冨安健洋を獲得し、今後の巻き返しに期待がかかります。

 

なお、現役時代は中盤としての総合力の高さとスペイン人らしい戦術理解度の高さを示し、

アーセナルではキャプテンを務めるなどリーダーシップを発揮していましたが、

監督としてその経験が生かされることに期待です。

 

アーセナル監督アルテタの冨安との関係

 

2021年8月31日、夏の移籍市場閉幕ぎりぎりで、

冨安選手のアーセナル移籍が決定しました。

オリンピックでのネガティブな結果を払拭するかのような嬉しいニュースに、

日本のサッカーファンも大いに盛り上がりましたね。

 

そんな冨安選手ですが、アルテタ監督からの評価は非常に高く

合流して間もない冨安をいきなり右サイドバックで起用したことや、

リーグ戦では移籍後全試合に出場していることからも、その信頼度の高さが伺えます。

 

また、アルテタ監督は「トミからは非常にポジティブなエネルギーを感じた」とも語っており、

プレーだけではなく冨安選手のポジティブなキャラクターそのものに、

好感を抱いているのかも知れません。

 

実際、11月21日に行われたリヴァプールとのリーグ戦では、

リヴァプールのFWサディオ・マネの冨安選手に対する危険な接触プレーに激昂しており、

リヴァプール監督のユルゲン・クロップとともにイエローカードをもらうほど、

ヒートアップしていました。

 

監督が激しく抗議することで、危険なプレーを抑制することも出来ますので、

冨安選手を守ろうとした結果の、審判やリヴァプールに対する抗議だと考えることも出来ます。

 

つまり、それほどまでに冨安選手を大事なプレーヤーとして考えているということであり、

アルテタ監督と冨安選手は非常に良い信頼関係を築けていると言えます。

 

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アーセナル監督アルテタの年俸

2019年12月20日に、アーセナルと3年半契約を結んだアルテタ監督ですが、

アルテタ監督の年棒に関する具体的なデータは見つかりませんでした。

 

しかしアーセナル前監督であり、

2018年からアルテタ監督が就任する2019年までアーセナルを率いていた、

ウナイ・エメリ監督の年棒は「6億8000万円」。

 

プレミアリーグの監督の平均年棒が6億円前後であることから、

少なくとも6億~7億円の間を推移していると考えられます。

 

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アーセナル監督アルテタの実績

監督就任後のリーグ・各カップ戦、主要大会の成績に関してですが、

リーグ戦では先述した通り、2020―2021シーズンはリーグ8位と

UEFAヨーロッパリーグの出場権も逃し、

チームは実に26年振りにヨーロッパの舞台から去る厳しい結果となっています。

 

就任して1年目のシーズンであり、

またアルテタ監督自身もマンチェスター・シティでアシスタントコーチを務めていたとはいえ、

初の監督就任であることを考慮すると、長い目で見る必要があるのかも知れませんね。

 

しかし、前監督のエメリ監督も1年で解任。

また、大型補強を刊行した2021-2022シーズンも決して好調という訳ではなく、

またファンの間でもアルテタ監督の手腕に懐疑的な声も多いため、

アーセナルのフロントの動向も少し気がかりです。

 

しかし、カップ戦に関しては就任後わずか8か月余りでFAカップを制覇するなど、

一発勝負のタイトルレースでは掴みどころのない戦術とアグレッシブなゲーム運びで、

勝負強さを見せつけています。

 

また、前のシーズンの結果を受けて、今シーズンはヨーロッパ主要大会には出場できません。

そのため日程的にも他の強豪に比べ余裕がうまれることから、

今シーズンは4位圏内でのフィニッシュを果たし、再びヨーロッパの舞台に戻ることが期待されます。

 

なお、2020年のFAカップにおいて決勝でチェルシーを下しタイトルを獲得しており

アーセナルにおいて主将と監督の両方でFA杯優勝を果たした最初の人物となっています。

 

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アーセナル監督アルテタの現役時代

在籍クラブ

2000-2002 パリ・サンジェルマン
2002-2004 レンジャーズ
2004-2005 レアル・ソシエダ
2005-2012 エバートン
2012-2016 アーセナル

獲得タイトル

・UEFAインタートカップ
・スコティッシュ・プレミアリーグ
・スコティッシュカップ
・スコティッシュリーグカップ
・FAカップ2回 (2013-14, 2014-15)
・FAコミュニティ・シールド2回 (2014, 2015)
・UEFA U-16欧州選手権
・UEFA-CAF メリディアン・カップ
・エヴァートン年間最優秀選手(ファン投票)2005-06, 2006-07
・エヴァートン年間最優秀選手(選手間投票)2005-06
・プレミアリーグ月間最優秀監督:1回(2021年9月)

参照;ミケル・アルテタ – Wikipedia

 

ミケル・アルテタは15歳の時にバルセロナBに入団しましたが、

トップチームに昇格することが出来ず、

パリ・サンジェルマンにレンタル移籍する形で加入し、

プロとしてのキャリアをスタートさせます。

 

その後、最も長く在籍したエバートンでは、

持ち前のパスセンスと視野の広さ、またシュートセンスも抜群であり、

ペナルティエリアの外から放つミドルシュートは相手GKにとって脅威でした。

 

また、ゲームメイカーでありながらフィジカルも強く、守備に対しても献身的で、

感情を表に出すことは少ない選手でしたが、内に秘めた熱量があり、

アーセナルではキャプテンを務めるなど、現役時代からリーダーシップを発揮していました。

 

では、実際にそのプレーを動画で見てみましょう!

 

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まとめ

アーセナルを率いるアルテタ監督の戦術や評価と手腕、そして現役時代はどんな選手だったかについてまとめてみました。

積極的な補強を敢行した今シーズンですが、1月の移籍市場での補強も噂されていますが、

今後順位を上げていくために、監督や選手にもさらなる変化が求められてきそうです。

アルテタ監督が今後、どのような手腕でチームを率いていくのか、その手腕に期待しましょう!

 

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