サッカー史上最高の海外有名監督や年俸は?歴代の名将も格付けランキング!

こんにちは!

サッカー界では時代を象徴する選手やクラブチームが存在し、大会でもサプライズを起こすチームが現れたりしますが、そのチームを導いているのが指導者となる監督です。

監督は、様々な戦術を駆使したり、新たな可能性を引き出す選手起用、選手の士気を上げるモチベーターとしての役割など、それぞれが自身の指導法を用いてチームを100%、あるいは120%にも引き上げる存在となります。

そこで本記事ではサッカー界の監督に焦点を当て、史上最高の海外監督や年俸、歴代の名将を格付けランキングでまとめてみました!

 

現役監督(2023年時点)

ジョゼップ・グアルディオラ

年齢:1971年1月18日(52歳)
国籍:スペイン
年俸:2240万ユーロ(約35億4000万円)※2023年時点

監督歴
2007-2008FCバルセロナB
2008-2012FCバルセロナ
2013-2016バイエルン・ミュンヘン
2016-マンチェスター・シティ
獲得タイトル
FCバルセロナB
・テルセーラ・ディビシオン(2007-08)
FCバルセロナ
・プリメーラ・ディビシオン(2008-09, 2009-10, 2010-11)
・コパ・デル・レイ(2008-09, 2011-12)
・スーペルコパ(2009, 2010, 2011)
・UEFAチャンピオンズリーグ(2008-09, 2010-11)
・UEFAスーパーカップ(2009, 2011)
・FIFAクラブワールドカップ(2009, 2011)
バイエルン・ミュンヘン
・ブンデスリーガ(2013-14, 2014-15, 2015-16)
・DFBポカール(2013-14, 2015-16)
・UEFAスーパーカップ(2013)
・FIFAクラブワールドカップ(2013)
マンチェスター・シティ
・プレミアリーグ(2017-18, 2018-19, 2020-21, 2021-22, 2022-23)
・FAカップ(2018-19, 2022-23)
・EFLカップ(2017-18, 2018-19, 2019-20, 2020-21)
・FAコミュニティ・シールド(2018, 2019)
・UEFAチャンピオンズリーグ(2022-23)
・UEFAスーパーカップ(2023)

 

1人目に挙げるのは現マンチェスター・シティの監督を務めるグアルディオラです。

偽9番、偽SB、偽CB、リベロGKなど、常にサッカー界のトレンドとなる戦術を編み出し、高度かつ精密なサッカーで数々の記録を塗り替えてきた戦術家であり、2022-23シーズンはシティをUEFAチャンピオンズリーグ優勝に導きました。

攻守において常に優位性を持ったポジショナルプレーは高い戦術理解度が求められ、それを体現する選手たちにも高いサッカーIQが必要となり、グアルディオラの指導により一段階、二段階もスケールを増す選手が生まれることからも指導力の高さが伺えます。

また、バルセロナBの監督キャリアのスタートから2023年までの15年(1年間は休養)のうち、12回もリーグ優勝に導いており、率いたチームを「最強のチーム」へと作り上げる手腕と日々進化する戦術は、現代のサッカー界で先頭に立って走る監督と言えます。

 

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カルロ・アンチェロッティ

 

年齢:1959年6月10日(64歳)
国籍:イタリア
年俸:1100万ユーロ(約17億3000万円)※2023年時点

監督歴
1992-1995イタリア代表 (アシスタント)
1995-1996レッジャーナ
1996-1998パルマ
1999-2001ユヴェントス
2001-2009ACミラン
2009-2011チェルシーFC
2011-2013パリ・サンジェルマン
2013-2015レアル・マドリード
2016-2017バイエルン・ミュンヘン
2018-2019ナポリ
2019-2021エヴァートン
2021-レアル・マドリード
獲得タイトル
ACミラン
・UEFAチャンピオンズリーグ(2002-03, 2006-07)
・UEFAスーパーカップ(2003, 2007)
・セリエA(2003-04)
・コッパ・イタリア(2002-03)
・スーペルコッパ・イタリアーナ(2004)
・FIFAクラブワールドカップ(2007)
チェルシーFC
・プレミアリーグ(2009-10)
・FAカップ(2009-10)
・FAコミュニティ・シールド(2009)
パリ・サンジェルマン
・リーグ・アン(2012-13)
レアル・マドリード
・コパ・デル・レイ(2013-14)
・UEFAチャンピオンズリーグ(2013-14, 2021-22)
・UEFAスーパーカップ(2014, 2022)
・FIFAクラブワールドカップ(2014, 2022)
・スーペルコパ(2021)
・プリメーラ・ディビシオン(2021-22)
バイエルン・ミュンヘン
・DFLスーパーカップ(2016)
・ブンデスリーガ(2016-17)

 

2人目に挙げるのは現レアル・マドリードの監督を務めるアンチェロッティです。

マネジメント能力に秀でた監督であり、選手のポテンシャルを最大限に引き出す指導力と、時に「父親」のような寛大かつ規律を重んじた振る舞いでチームをコントロールし、常勝軍団としてのメンタルを植え付けることができる監督です。

戦術に捉われず、選手の個性を生かした指導で欧州5大リーグ(ミラン、チェルシー、バイエルン、PSG、マドリー)でリーグ優勝を果たした唯一の監督であり、欧州最高峰のUEFAチャンピオンズリーグにおいても最多優勝監督であることが、その手腕を物語っています。

2024年からはブラジル代表監督への就任が報道されており、新たな舞台に身を移したアンチェロッティの活躍も楽しみですね。

 

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ユルゲン・クロップ

年齢:1967年6月16日(56歳)
国籍:ドイツ
年俸:1780万ユーロ(約28億1000万円)※2023年時点

監督歴
2001-2008FSVマインツ05
2008-2015ボルシア・ドルトムント
2015-リヴァプールFC
獲得タイトル
ボルシア・ドルトムント
・ブンデスリーガ(2010-11, 2011-12)
・DFBポカール(2011-12)
・DFLスーパーカップ(2013, 2014)
リヴァプールFC
・プレミアリーグ(2019-20)
・FAカップ(2021-22)
・EFLカップ(2021-22)
・FAコミュニティ・シールド(2022)
・UEFAチャンピオンズリーグ(2018-19)
・UEFAスーパーカップ(2019)
・FIFAクラブワールドカップ(2019)

 

3人目に挙げるのは現リヴァプールの監督を務めるクロップです。

低迷を迎えていたドルトムント、リヴァプールを再建し、それぞれのリーグで優勝に導いているほか、彼の代名詞でもある「ゲーゲンプレス」の戦術は、ポゼッションサッカーが席巻していたサッカー界に一石を投じ、UEFAチャンピオンズリーグの舞台でも結果を残しました。

戦術面のみならず「熱血漢」としての人柄も特徴的であり、スタジアムのサポーターを鼓舞したり、ゴールシーンでは誰よりも大きなガッツポーズを見せるなど、自身もピッチで戦っているかのような姿にサポーターは愛さずにはいられません。

また、日頃から選手によく目を配り、その選手のモチベーション、ポテンシャルを引き出すマネジメントにも秀でており、彼の指導を受けた香川真司、南野拓実といった日本人選手も彼のパーソナルな部分に感銘を受けた発言をしています。

クロップの今後のキャリアにも注目です。

 

ジョゼ・モウリーニョ

年齢:1963年1月26日(60歳)
国籍:ポルトガル
年俸:920万ユーロ(約14億4500万円)※2023年時点

監督歴
2000ベンフィカ
2001-2002ウニオン・レイリア
2002-2004FCポルト
2004-2007チェルシーFC
2008-2010インテル・ミラノ
2010-2013レアル・マドリード
2013-2015チェルシーFC
2016-2018マンチェスター・ユナイテッド
2019-2021トッテナム・ホットスパー
2021- ASローマ
獲得タイトル
FCポルト
・スーペル・リーガ(2002-03, 2003-04)
・タッサ・デ・ポルトガル(2002-03)
・スーペルタッサ(2003)
・UEFAカップ(2002-03)
・UEFAチャンピオンズリーグ(2003-04)
チェルシーFC
・プレミアリーグ(2004-05, 2005-06, 2014-15)
・FAカップ(2006-07)
・EFLカップ(2004-05, 2006-07, 2014-15)
・FAコミュニティ・シールド(2005)
インテル・ミラノ
・セリエA(2008-09, 2009-10)
・スーペルコッパ(2008)
・コッパ・イタリア(2009-10)
・UEFAチャンピオンズリーグ(2009-10)
レアル・マドリード
・プリメーラ・ディビシオン(2011-12)
・コパ・デル・レイ(2010-11)
・スーペルコパ・デ・エスパーニャ(2012)
マンチェスター・ユナイテッド
・FAコミュニティ・シールド(2016)
・EFLカップ(2016-17)
・UEFAヨーロッパリーグ(2016-17)
ASローマ
UEFAカンファレンスリーグ(2021-22)

 

4人目に挙げるのは現ASローマの監督を務めるモウリーニョです。

ボビー・ロブソン、ルイ・ファン・ハールの下で通訳やコーチとして経験を積んだのち、監督キャリアを歩み、ポルトではUEFAチャンピオンズリーグの優勝というサプライズを含む3冠に導いたことで、モウリーニョの名をサッカー界に轟かせました。

その後、チェルシーの監督に就任した際に、自身を指す言葉として放った「スペシャル・ワン」という言葉とともに、複数のタイトルを獲得し「優勝請負人」とまで称される存在となりました。欧州の舞台では、CL(ポルト、インテル)、EL(ユナイテッド)、ECL(ローマ)と3つのカテゴリーで優勝に導いた唯一の監督となっています。

堅守速攻が代名詞でもあるモウリーニョの戦術は、短期間でチームをまとめ上げる手腕を見せる一方で、「3年目のジンクス」という言葉も付きまとい、ピッチ内外の問題、怪我人の続出、戦術のマンネリ化など、様々な要因から歯車が狂う現象が起こり、どのクラブとも長期政権を築けていないのも特徴的です。

現在、就任3年目となるローマではどのような結果を残すのか、そのジンクスも含めて注目となります。

 

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トーマス・トゥヘル

年齢:1973年8月29日(50歳)
国籍:ドイツ
年俸:1200万ユーロ(約18億8400万円)※2023年時点

監督歴
2000-2004シュトゥットガルト ユース
2005-2006シュトゥットガルト U-19 コーチ
2006アウクスブルク U-19
2007-2008アウクスブルク II
2008-2009FSVマインツ05 U-19
2009-2014FSVマインツ05
2015-2017ボルシア・ドルトムント
2018-2020パリ・サンジェルマン
2021-2022チェルシーFC
2023-バイエルン・ミュンヘン
獲得タイトル
ボルシア・ドルトムント
・DFBポカール(2016-17)
パリ・サンジェルマン
・リーグ・アン(2019-20)
・クープ・ドゥ・フランス(2019-20)
・クープ・ドゥ・ラ・リーグ(2019-20)
・トロフェ・デ・シャンピオン(2018, 2019)
チェルシーFC
・UEFAチャンピオンズリーグ(2020-21)
・UEFAスーパーカップ(2021)
・FIFAクラブワールドカップ(2021)
バイエルン・ミュンヘン
・ブンデスリーガ(2022-23)

 

5人目に挙げるのは現バイエルン・ミュンヘンの監督を務めるトゥヘルです。

若くして指導者に道に進み、下位カテゴリーで経験を積むと36歳でマインツの監督に就任。クラブ史上最高位となる5位に導いたことも評価され、以降はドルトムント、PSGと着実に監督としてステップアップを果たしました。

特にPSGを率いた2019-20シーズンは、国内4冠を達成したほか、クラブ史上初のUEFAチャンピオンズリーグ決勝進出に導き、史上最高のシーズンを築き上げました。さらにトゥヘルの評価を上げる出来事となるのが、チーム状況が崩壊していたチェルシーの監督にシーズン途中から就任すると、即座にチームを整備し、その勢いのままCL優勝を果たしました。

トゥヘルはチーム戦力(上位、下位)に関わらず、限られた戦力から最適なチームを作り上げる手腕に長けており、戦術家でもある彼は戦術の幅も広く、相手や状況によって柔軟にチームを率いることができるのが強みです。

その一方で、フロントとの衝突も珍しくなく、成績とは無関係にクラブを去ることも多いため、扱いが難しい監督ながら、その実力は折り紙付きであり、引く手数多な監督でもあります。

昨シーズン終盤から監督に就任したバイエルンをどのように導くのか、注目が集まります。

 

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レジェンド監督(引退済み)

リヌス・ミケルス

年齢:1928年2月9日(77歳没)
国籍:オランダ
年俸:不明

監督歴
1953-1954アッセル・ボーイス
1960-1964JOS
1964-1965A.F.C.
1965-1971アヤックス
1971-1974FCバルセロナ
1974オランダ
1975-1976アヤックス
1976-1978FCバルセロナ
1979-1980ロサンゼルス・アズテックス
1980-1983FCケルン
1984-1985オランダ代表
1986-1988オランダ代表
1988-1989バイエル・レバークーゼン
1990-1992オランダ代表
獲得タイトル
アヤックス
・エールディヴィジ(1966, 1967, 1968, 1970)
・KNVBカップ(1967, 1970, 1971)
・UEFAチャンピオンズカップ(1971)
FCバルセロナ
・プリメーラ・ディビシオン(1974)
・コパ・デル・レイ(1978)
FCケルン
 ・DFBポカール(1983)
オランダ代表
・FIFAワールドカップ準優勝(1974)
・UEFA欧州選手権(1988)

 

1人目に挙げるのはミケルスです。

現代サッカーにも大きな影響を与えている「トータル・フットボール」を生み出した人物であり、全員攻撃・全員守備によってピッチを支配し、この戦術によりアヤックスをUEFAチャンピオンズカップ(現CL)優勝に導きました。

その一方で、当時この戦術を完璧に体現できる選手は少なく、サッカー界に革命を起こしながらも獲得タイトルはそれほど多くありませんが、その「トータル・フットボール」はアヤックス、バルセロナにDNAとして受け継がれ、世界屈指の育成クラブとして活かされています。

1999年にはミケルスの功績を称え、FIFA(国際サッカー連盟)によって20世紀最優秀監督に選出されました。

アリゴ・サッキ

年齢:1946年4月1日(77歳)
国籍:イタリア
年俸:不明

監督歴
1973-1976フジニャーノ
1976-1977アルフォンジーネ
1977-1978ベッラーリア
1978-1982チェゼーナ (プリマヴェーラ)
1982-1983リミニ
1983-1984フィオレンティーナ・ユース
1984-1985リミニ
1985-1987パルマ
1987-1991ACミラン
1991-1996イタリア代表
1996-1997ACミラン
1998-1999アトレティコ・マドリード
2001パルマ
獲得タイトル
パルマ
・セリエC(1986)
ACミラン
・スーペルコッパ・イタリアーナ(1988)
・セリエA(1987-88)
・UEFAチャンピオンズカップ(1988-89, 1989-90)
・UEFAスーパーカップ(1989, 1990)
・インターコンチネンタルカップ (1989, 1990)

 

2人目に挙げるのはサッキです。

イタリアサッカー界に大きな影響を与えた人物でもあり、サッキが生み出した「ゾーン・プレス」と呼ばれる戦術は、ゾーンディフェンス(マークの受け渡し)、プレスディフェンス(複数人でプレス→ボール奪取)、オフサイドトラップ(守備ラインのコントロール)を組み合わせた守備戦術で、現代サッカーの基本になっています。

ミランの監督時代には、そのゾーン・プレスを用いた戦術で相手に攻撃の自由を与えずピッチを支配し、率いた約3年間でリーグ優勝とUEFAチャンピオンズカップ(現CL)の2連覇を含む8個のタイトルを獲得しました。

この黄金時代は「サッキ・ミラン」と呼ばれ、長い歴史を誇る名門の中でも歴代最強と位置付けられています。

アレックス・ファーガソン

年齢:1941年12月31日(81歳)
国籍:スコットランド
年俸:480万ユーロ(約7億5000万円)※2012年頃

監督歴
1974イーストスターリングシャー
1974-1978セント・ミレン
1978-1986アバディーン
1985-1986スコットランド代表
1986-2013マンチェスター・ユナイテッド
獲得タイトル
セント・ミレン
・スコティッシュ・フットボールリーグ2部(1976-77)
アバディーンFC
・スコティッシュ・プレミアリーグ(1979-80, 1983-84, 1984-85)
・スコティッシュカップ(1981-82, 1982-83, 1983-84, 1985-86)
・スコティッシュリーグカップ(1985-86)
・UEFAカップウィナーズカップ(1982-83)
・UEFAスーパーカップ(1983-84)
マンチェスター・ユナイテッド
・プレミアリーグ(1992-93, 1993-94, 1995-96, 1996-97, 1998-99, 1999-00, 2000-01, 2002-03, 2006-07, 2007-08, 2008-09, 2010-11, 2012-13)
・FAカップ(1989-90, 1993-94, 1995-96, 1998-99, 2003-04)
・フットボールリーグカップ(1991-92, 2005-06, 2008-09, 2009-10)
・FAコミュニティ・シールド(1990, 1993, 1994, 1996, 1997, 2003, 2007, 2008, 2010, 2011)
・UEFAチャンピオンズリーグ(1998-99, 2007-08)
・UEFAカップウィナーズカップ(1990-91)
・UEFAスーパーカップ(1991)
・トヨタカップ(1999)
・FIFAクラブワールドカップ(2008)

 

3人目に挙げるのはファーガソンです。

マンチェスター・ユナイテッドのクラブ価値を世界トップクラスに引き上げた人物であり、在任27年という長期政権の中で13度のリーグ優勝を含む38個のタイトル獲得に導き、唯一無二の監督となりました。

ファーガソンはチームの規律を重視する監督であり、選手を束ねる人心掌握に長けたモチベータータイプの代表格でもあります。時には「先見の明」とも言える確かな目で、将来有望な選手を獲得しトップレベルへと引き上げる育成面でも評価されています。

また、感情を抑えきれずに顔を紅潮させる姿は「ヘアードライヤー」とも呼ばれ、不甲斐ない試合をしたチームをロッカールームで叱咤し、その後にチームが息を吹き返すなど、選手を焚き付けるメンタル面のコントロールも常勝軍団を作り上げる要因となりました。

2000年にはイギリス王室から「ナイトの称号」が与えられ、それ以降は「サー・アレックス」と呼称されることもあります。

 

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マルチェロ・リッピ

年齢:1948年4月11日(75歳)
国籍:イタリア
年俸:1800万ポンド(約27億2000万円)※中国代表監督時代

監督歴
1982-1985サンプドリア・ユース
1985-1986ポンテデーラ
1986-1987シエナ
1987-1988ピストイエーゼ
1988-1989カッラレーゼ
1989-1991チェゼーナ
1991-1992ルッケーゼ
1992-1993アタランタ
1993-1994ナポリ
1994-1999ユヴェントス
1999-2000インテル・ミラノ
2001-2004ユヴェントス
2004-2006イタリア代表
2008-2010イタリア代表
2012-2014広州恒大
2016-2019中国代表
2019中国代表
獲得タイトル
ユヴェントス
・セリエA(1994-1995, 1996-1997, 1997-1998, 2001-2002, 2002-2003)
・コッパ・イタリア(1994-1995)
・イタリア・スーパーカップ(1995, 1997, 2002, 2003)
・UEFAチャンピオンズリーグ(1995-1996)
・UEFAスーパーカップ(1996)
・トヨタカップ(1996)
広州恒大
・中国サッカー・スーパーリーグ(2012, 2013, 2014)
・中国FAカップ(2012)
・AFCチャンピオンズリーグ(2013)
イタリア代表
・FIFAワールドカップ(2006)

 

4人目に挙げるのはリッピです。

ユヴェントスでは、守備的思考だったチームをハイプレスを用いた攻撃的思考に切り替え、在任8年間(1994-1999, 2001-2004)で5度のリーグ優勝と、UEFAチャンピオンズリーグの優勝を含む13個のタイトルを獲得し、ユヴェントスの黄金期を築き上げました。

イタリア代表監督に就任した際も、ユヴェントスと同様に前任であるトラパットーニ監督が植え付けた守備意識を切り替え「カテナチオからの脱却」を目的として攻撃的な戦術に切り替え、2006年のW杯では優勝に導き、CLとW杯の両方で優勝した史上初の監督となりました。

キャリア上、唯一の国外となる中国では、広州恒大でリーグ3連覇、AFCチャンピオンズリーグでも優勝に導く手腕を見せ、中国国内でも名将としての評価を高めると、当時の世界最高年俸で中国代表も率いることとなりました。

ヨハン・クライフ

年齢:1947年4月25日(68歳没)
国籍:オランダ
年俸:不明

監督歴
1985-1988アヤックス
1988-1996FCバルセロナ
2009-2013カタルーニャ選抜
獲得タイトル
アヤックス
・KNVBカップ(1985-86, 1986-87)
・UEFAカップウィナーズカップ(1987)
バルセロナ
・UEFAチャンピオンズカップ(1991-92)
・UEFAカップウィナーズカップ(1989)
・UEFAスーパーカップ(1992)
・プリメーラ・ディビシオン(1990-91, 1991-92, 1992-93, 1993-94)
・コパ・デル・レイ(1989-90)
・スーペルコパ・デ・エスパーニャ(1991, 1992, 1994)

 

5人目に挙げるのはクライフです。

現役時代は先で紹介したリヌス・ミケルスから指導を受け「トータル・フットボール」を体現し、指導者に進んでからは自身が体現したフットボールを基に、超攻撃的なサッカーを展開し「ティキ・タカ」と呼ばれるサッカーの原型を作りました。

バルセロナの監督就任当初は内容と結果が結び付かず苦しんだものの、自身の思想を貫いた末に「エル・ドリームチーム」と称されるまでの最高チームを作り上げることとなり、この信念とカタルーニャを魅了した美しいサッカーは「クライフの思想」として受け継がれ、バルサのアイデンティティとなっています。

在任8年間でリーグ4連覇やUEFAチャンピオンズカップ(現CL)を含む11個のタイトルを獲得し、選手としても監督としてもクライフは大きな成功を収めました。

 

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まとめ

サッカー界の監督に焦点を当て、史上最高の海外監督や年俸、歴代の名将を格付けランキングでまとめてみました!

先人の名将たちが残した「理想の監督像」「革命的な戦術」は、世界中の監督や選手に大きな影響を与え、そしてアップデートしながら現代サッカーも進化を続けています。

完璧な戦術をも上回るメンタリティを見せてくれたり、そのメンタリティを打ち砕く新たな戦術が生まれたりと、下馬評だけでは終わらないのがサッカーの醍醐味です。

これからも我々サッカーファンを楽しませてくれるエンターテイメントに期待したいですね!

 

 

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