南米サッカーの特徴・強い理由や、ヨーロッパとの違いは?

南米サッカーの特徴・強い理由や、ヨーロッパとの違いは?

こんにちは!

現在ワールドカップの激闘が続く中、ベスト4にはヨーロッパから2か国、南米から1か国、アフリカから1か国が残っている状況となっています。(2022年12月12日現在)

その中でやはり南米のサッカーというのは、かなり特徴的なものがあり、今大会でもブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、エクアドルがそれぞれ南米らしい戦いを見せてくれています。

しかし、実際にヨーロッパサッカーに比べて、南米サッカーは見る機会が少ないのも確かで細かい部分までは認識されていません。

そこで今回は南米サッカーの特徴、強い理由に加えて、ヨーロッパとの違いについても紹介していきたいと思います。

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南米サッカー | 特徴・レベル

まず南米サッカーのレベルについて見ていくと、リーグと代表でのレベルは全く違うものであることは誰もが認識している部分だと思います。

 

基本的に現代サッカーの中心はヨーロッパのリーグであり、南米出身の選手たちは母国のクラブで若くしてデビューすると、10代のうちにヨーロッパのビッグクラブに引き抜かれるというのが主流となっています。

そのため、現在のリーグランキングを見てみると、トップ10に南米のリーグは入っておらず、一番高いのがブラジル1部リーグ・セリエAで11位となっています。

 

しかし、逆に代表レベルにおいてFIFAランキングを見てみると、トップ20の中にブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、コロンビアと4チームが入っていて、ブラジルは1位、アルゼンチンは3位と代表では南米が世界のトップを走っていることが分かります。

 

そのため南米サッカーのレベルというのは、十分ヨーロッパサッカーに引けを取らない高いレベルにあると考えます。

 

そして南米サッカーの特徴として、誰もがまず思うのが『個の力』が圧倒的であるという部分です。

ヨーロッパの選手ももちろん個がある選手がいますが、南米の選手たちは幼い頃からストリートサッカーなどでテクニックを磨いているため、ドリブルなどのボールタッチは、ずば抜けたものを見せてくれます。

また南米の選手たちは日本人のようにリスク回避型の考えではなく、リスク選好型の考えを持っているため、常に失敗を恐れずにチャレンジしていくプレーも特徴的です。

 

さらに南米サッカーといえば、非常に駆け引きが上手い部分にも特徴があります。

そんなプレーを表す言葉として『マリーシア』という言葉があります。

ポルトガル語でずる賢さを意味するブラジル発祥の言葉であるマリーシアは、サッカーの試合におけるさまざまな駆け引きを指す言葉としてよく使われています。

 

このマリーシアという言葉は国ごとにその解釈が異なっていて、日本では試合終盤に時間稼ぎを行ったり、反則まがいのプレーを審判に見えないように行うなど、あまり良くないプレーに使われることが多くなっています。

しかし、実際マリーシアには『機転が気く』という意味があり、本来は駆け引きを行い、試合で優位に立つための行為を指すもので、ルールの裏をかくといったスポーツマンシップに反するような意味合いはありません。

南米サッカーにおいて、このマリーシアはとても重要なものであり、局面での駆け引きが上手いのも頷けます。

 

南米サッカー | 強い理由

南米サッカーが強い理由、その根底にあるのはヨーロッパや日本などと違い、貧富の差が激しい国々が多い中で、プロサッカー選手となってお金を稼ぎ、家族を楽にさせたいという強い思いがあるからだと考えます。

 

ブラジルを筆頭に南米では、未だに貧富の差が激しく、多くの子供たちは幼少期から恵まれた環境でサッカーをプレーしているヨーロッパ、日本とは違い、裸足で丸めた靴下などをボール代わりに蹴って、サッカーをプレーしているのです。

また先ほども紹介したように、基本はグラウンドではなく、道路や砂浜などのかなり足元が悪い地面でボールを扱うので必然的に技術は付いてくるようになります。

 

そして何といっても、プロサッカー選手になるという強い思いがあるのは大きく、現在ブラジル代表でプレーする選手たちも幼少期は厳しい時間を送ってきています。

例えば、今回のワールドカップでブラジル代表の1トップを務めていたリシャルリソンは、違法薬物や銃などが横行するスラム街出身で、常に犯罪と隣り合わせな日常を送っていました。

そんな中でも、サッカーで成功することを夢見てプレーした結果、成功を掴んだわけですが、プロになっても幼少期から命懸けでサッカーをプレーしてきた経験からボールに食らいついていく姿勢というのは、やはり南米の選手たちはひと味違うものが見られます。

 

このようにサッカーに対して、幼少期から自分の命を懸けるほどの想いでプレーしているという部分は間違いなく南米サッカーの強さに直結しているはずです。

 

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南米サッカー | ヨーロッパサッカーとの違いは?

南米とヨーロッパ。

サッカーにおいて強さを誇る2つの大陸ですが、そのスタイルにも大きな違いが見られます。

その違いとして、個人の力に依存するサッカーが南米サッカーであり、組織的なサッカーを行うのがヨーロッパサッカーだと大まかに分類することができます。

 

具体的に見ていくと、守備に関してはヨーロッパではラインを高く設定して、ゴールを守るというよりも前線の選手からボールを奪うことを目的に守備をしています。

逆に南米では南米ではラインは低く設定されていて、まずはゴールをしっかりと守ることを重視しているのです。

 

次に攻撃の面を見ていくと、南米は守備と一変してかなり攻撃的なスタイルを見せていきます。

特に無難な横パスなどはせずに、とにかく前線の選手に対して、無理にでも縦パスを入れていきます。

それでも南米の選手たちは個の力があるので、無理な縦パスに対してもしっかりと収めることができるので、攻撃をそこから組み立てていくことができます。

逆にヨーロッパではしっかりと後ろでボールを回し、徐々に前線へ運んでいって、人数をかけながら攻めていくというスタイルが多く見られます。

 

しかし、現代サッカーにおいては南米もしっかりと組織を形成しつつも、そこに元の良さである個の力を組み込んできているため、さらなる発展が南米サッカーには期待されます。

 

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南米サッカー | 強い国

ブラジル

ワールドカップにおいて唯一、22大会全てに出場を果たしており、最多となる5度の優勝を経験している南米サッカーを代表する国であるブラジル。

ブラジル国内で最も人気のあるスポーツであるサッカーは、男女問わず人気で、ワールドカップとなれば、国民全体が仕事を休んだり、会社にいたとしても試合を見れるよう、会社側が設定するなどそのサッカー熱は世界一といってもいいほどのものがあります。

 

サッカーのスタイルとしては、非常に攻撃的で特にドリブルはブラジルのサッカーにおいて、非常に重要な部分となっています。

 

歴代のスター選手たちを見てみると、ペレ、ジーコ、ロマーリオ、ロナウド、ロナウジーニョなど世界最高と呼ばれた攻撃的な選手たちが揃っていて、現在もネイマールやヴィニシウス・ジュニオールなど、どの年代においても、スター選手が発掘され続けているのもブラジルの特徴です。

 

今回のワールドカップでは惜しくも敗れてしまいましたが、今後もブラジルは南米のみならず、世界のサッカーを引っ張っていく存在になっていくはずです。

 

アルゼンチン

ブラジルと並んで、南米サッカーを代表する強豪国として挙げられるのがアルゼンチンです。

これまでワールドカップで2回、コパ・アメリカでも6回の優勝を果たしているアルゼンチンは、ブラジルと同じく国内でサッカーが最も人気のあるスポーツとなっています。

 

国内サッカーにおいても、かなり熱狂的なものがあり、ボカ・ジュニアーズとリーベル・プレートのダービーマッチは死ぬまでに見るべき50のスポーツイベントの第1位に選出されたことがあるほどです。

 

そんなアルゼンチンのサッカーにおいて、ディエゴ・マラドーナとリオネル・メッシという存在は圧倒的なものがあり、全ての国民から崇拝される存在となっています。

今後、そんな2人に続く大スターが現れるのかという部分にも注目ですね。

 

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ウルグアイ

小国ながらも南米サッカー屈指の強豪国であるウルグアイは、1930年に行われた第1回のワールドカップで優勝するなど、ブラジル、アルゼンチンよりも先に結果を残していました。

しかし、南米でプレーする選手が多かったために、その後はなかなか結果が出せずにヨーロッパでプレーする選手が多くなっていったブラジル、アルゼンチンに南米サッカーの顔を奪われてしまいました。

 

それでも近年ではヨーロッパのトップクラブで活躍する選手を多く排出していて、ディエゴ・フォルラン、ルイス・スアレス、エディンソン・カバーニなど世界トップクラスの選手たちも出てきています。

今後も、小国でありながらもサッカー文化が根ずいているウルグアイは、ブラジル、アルゼンチンに負けじと素晴らしいサッカーを見せてくれるはずです。

 

コロンビア

南米サッカーの中でも、近年力をつけてきているのがコロンビアです。

コロンビアは1938年に代表チームが形成されて以降、なかなか結果が残せずに南米の中でも弱小国でした。

 

それでもラダメル・ファルカオやハメス・ロドリゲスなどのタレントが出てくるようになり、2014年のワールドカップでは初のベスト8に進出するなど、南米の強豪国として認識されるようになってきました。

2017年には、コロンビアサッカー連盟がサッカーの指導者養成学校を設立するなど、今後さらなる発展が期待されています。

 

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南米サッカー | 名門・強豪クラブ

CAリーベル・プレート(アルゼンチン)

創設:1901年

代表的な選手:パブロ・アイマール、ハビエル・マスチェラーノ、エルナン・クレスポ

 

アルゼンチンを代表するビッグクラブであるリーベル・プレートは、アルゼンチン国内における5大クラブの1つに数えられているクラブで、育成が得意なクラブとしても有名です。

これまで国内リーグでは、ライバルのボカ・ジュニアーズを抑えて、37回もの優勝を記録していて、南米最強をきめるコパ・リベルタドーレスでも4度の優勝を誇っています。

 

しかし、そんなリーベル・プレートも2011年に創設以来初となる2部降格を経験し、試合後には暴動が起こる騒ぎになっていました。

それでも2012年に1年で1部復帰を果たし、再び南米を代表する強豪クラブとして復活を果たしています。

 

サンパウロFC(ブラジル)

創設:1930年

代表的な選手:ロジェリオ・セニ、カフー、カゼミーロ

 

ブラジルを代表するサッカークラブのサンパウロは、これまでコパ・リベルタドーレスで3度の優勝を果たしている以外にも、クラブ世界一を決めるトヨタカップ(現・クラブワールドカップ)でヨーロッパの強豪クラブ相手に3度の優勝を経験しています。

そして人気の面でも、ブラジル全土においてフラメンゴ、コリンチャンスに次ぐ人気を誇っています。

また日本のサッカーファンに馴染む深い理由としては、世界的に人気があるサッカー漫画『キャプテン翼』の主人公・大空翼が最初に所属したプロチームだという部分をあります。

 

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ボカ・ジュニアーズ(アルゼンチン)

創設:1905年

代表的な選手:フアン・ロマン・リケルメ、ガブリエル・バティストゥータ、カルロス・テベス

 

アルゼンチンにおいて、リーベル・プレートと人気を2分するクラブのボカ・ジュニアーズ。

国内リーグ戦ではリーベルに惜しくも及びませんが、34回の優勝を果たしていて、コパ・リベルタドーレスでは史上最多となる6度の決勝進出を果たしており、優勝回数も歴代2位となる5度の優勝を記録しています。

 

またホーム・スタジアムのラ・ボンボネーラは世界的にも有名なスタジアムで「ボケンセ」と呼ばれる熱いサポーターたちの熱狂的な応援によって、スタジアムが激しく震動する事でも知られています。

 

サントスFC(ブラジル)

創設:1901年

代表的な選手:ペレ、ロビーニョ、ネイマール

 

ペレやネイマールなどブラジルを代表するスター選手を輩出しているサントス。

また1962年にブラジルのクラブで、初めてコパ・リベルタドーレスを優勝したクラブとしても有名です。

 

同じサンパウロを本拠地とするコリンチャンス、サンパウロFC、パルメイラスとは、サントスを含め「サンパウロのBIG4」とも呼ばれています。

そして、これまでサントスには三浦知良と前園真聖が所属し、かつてはパナソニックや東芝など日本の企業がスポンサーになったことでも知られています。

 

CAぺニャロール(ウルグアイ)

創設:1891年

代表的な選手:パブロ・ベンゴエチェア、ダルウィン・ヌニェス、フェデリコ・バルベルデ(下部組織時代)

 

ウルグアイで最も成功を収めているクラブであるペニャロール。

ウルグアイ国内のみならず、南米サッカー連盟に『中南米でもっとも成功しているサッカークラブ』として認定されているクラブでもあります。

コパ・リベルタドーレスでは、第1回、第2回大会の優勝を含めて、これまで歴代3位となる5回の優勝を記録しています。

ブラジル、アルゼンチンに強豪クラブがひしめく中でも、これだけの結果を残している部分にペニャロールというクラブの強さを感じます。

 

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まとめ

今回は南米サッカーの特徴、強い理由に加えて、ヨーロッパとの違いについても紹介しました!

このように南米サッカーには、ヨーロッパサッカーとは違う部分が多くあることから、一度しっかりと南米サッカーを見てみると、サッカーに対する認識が変わってくるかもしれません。

代表での戦いはもちろんですが、南米のリーグ戦なども見れる機会があれば、是非見て欲しいなと思います。

 

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