こんにちは!
過去10年に渡りバイエルン・ミュンヘンの1強体制が続いているドイツ・ブンデスリーガ。
これまで対抗馬としてボルシア・ドルトムントやバイヤー・レバークーゼンが挙げられてきましたが、ここ数年で突如として第2グループに割って入ったチームがあります。
2016-17シーズンに昇格したRBライプツィヒがそのチームですが、いきなりリーグ2位という成績を残し旋風を巻き起こし、その後も6位、3位と歴史の浅いチームとしては異例の成績を収めています。
そんなRBライプツィヒが2019-20シーズンどのように戦っているのか、戦術分析やフォーメーション、注目メンバーを紹介したいと思います。
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RBライプツィヒ戦術分析とフォーメーションまとめ!注目メンバーもご紹介!
RBライプツィヒ2019-20戦術分析
RBライプツィヒはレッドブル・ザルツブルクなどを含むレッドブルグループに属しています。
レッドブルグループのサッカー部門開発責任者であるラルフ・ラングニックが監督として率いた昨シーズンは、ブンデスリーガで3位という成績を残し欧州CL出場権を獲得しました。
ラルフ・ラングニックといえば、ゲーゲンプレッシングの生みの親として知られ、出足の鋭いプレスと縦に早いショートカウンターを武器にシャルケやシュトゥットガルトで監督として活躍しました。
今季は、小クラブのホッフェンハイムを欧州CL出場までに育てた32歳の若き戦術家ユリアン・ナーゲルスマン新監督を迎えました。
ナーゲルスマン監督は、これまでラングニックの元で鍛えられたゲーゲンプレッシング、ショートカウンターの戦術に加えてポゼッション戦術を取り入れています。
これまでのように縦に急ぎすぎるのではなく、GK、CBは丁寧に後ろからボールを繋ぎながら相手チームを左右に揺さぶって攻撃を仕掛けています。
しかしながら、ボールを失った際には即時奪回を目指してプレッシングを仕掛け、高い位置でボールを奪えれば素早くショートカウンターに移るこれまでの戦術も踏襲しています。
ナーゲルスマン監督の新しい戦術は、まだまだ完成度が低く、発展途上いう印象ですが、ラングニックの戦術+αという将来に期待の持てる新しい取り組みを見せてくれています。
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RBライプツィヒ2019-20フォーメーション
RBライプツィヒの2019ー20のリーグ戦での基本フォーメーションは3-5-2です。
ホッフェンハイム時代からナーゲルスマン監督が得意とする布陣で、3バックの中央にはDF能力だけでなく、パスで繋げる能力を求めるのが特徴です。
GKはグラーチ。
DFは3枚で左からオルバン、コナテ、ムキエレ。
MFはアンカーポジションにライマー、インサイドハーフにフォルスベリとザビツァー。
WBに左ハルステンベルグで右がクロスターマン。
FWがヴェルナーとポウルセン。
攻撃時にはウイングバックは高い位置をとり、インサイドハーフが中に絞った3-1-4-2の形で、中央で数的優位を作り出すような可変システムとなっています。
ただし試合中でも頻繁にシステムをいじるナーゲルスマン監督の元、リーグ第5節のバイエルン・ミュンヘン戦では劣勢の後半から4-4-2にして引き分けに持ち込むなど、戦況に応じて様々なシステムを使い分けています。
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RBライプツィヒ2019-20注目選手
ペトル・グラーチ
ハンガリー代表の守護神であり2部の時代からチームを支える選手。
リバプール時代には目が出ず控えとして過ごしたが、ドイツへの移籍後に一気に才能が開花した。
攻撃時にはゴールを目指す基点となりパスで繋ぐ一方で、昨季ブンデスリーガ最小失点の堅牢な守備陣をビッグセーブで支えている。
エミル・フォルスベリ
クラブでもスウェーデン代表でも10番を背負う攻撃的MF。
視野が広く、的確に相手DFの背後に通すスルーパスを武器としており、16-17シーズンはリーグ19アシストを挙げてアシストキングに輝いています。
豊富な運動量と汚い仕事も厭わない姿勢も持ち合わせており、チーム戦術のハイプレスもサボることなく献身的にこなす選手。
また、高精度の右足から放たれるFKの名手でもあります。
マルセル・ザビツァー
精度の高い右足を持つオーストリア代表の攻撃的MF。
フォルスベリと共に、インサイドハーフの位置からボールを前に運んだり、ワンツーなどダイレクトパスを使用して前に出て行く攻撃的な役割を担っています。
キック精度が非常に高く、右ワイドに開いてクロスを供給したり、相手DFの背後にスルーパスを通すのを得意としています。
欧州CL第3節のナポリ戦では右サイド45度の位置からアウトサイドにかけたハーフボレーを叩き込んでおり、ロングレンジのシュートも得意としています。
ティモ・ヴェルナー
ドイツ代表でも9番を背負う快速ストライカー。
相手DFの裏を一瞬にして取る素晴らしいスピードを持っており、チームのショートカウンターのスタイルに見事にはまっています。
16-17シーズンは21得点をあげるなどストライカーとしての能力も間違いないが、第一DFとして献身的な守備も怠らない選手です。
リバプールやマンチェスターユナイテッド、バイエルンミュンヘンなどのメガクラブへのステップアップが毎年のように噂されていますが、今シーズン開幕前に契約を延長しており今後の動向に注目が集まります。
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まとめ
ナーゲルスマン新監督の元、ラングニックのプレッシングサッカーに新たな試みを導入したRBライプツィヒ。
ここまではリーグ戦で3位タイ、欧州CLのグループステージでは首位に立っており、まずまずの成績を収めています。
第10節終了時点で25得点を挙げてバイエルン・ミュンヘンと並んでリーグ最高の得点力を見せていますが、内容的にはまだまだ発展途上であり、試行錯誤の上、更なる改善が見られることと思います。
RBライプツィヒとナーゲルスマン監督が見せる攻撃的なサッカーがブンデスリーガの1強体制を終わらせるのか、注目して見て行きたいと思います!
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