最新レスター2021夏移籍情報!噂の獲得・放出候補と補強ポイントは?

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2020-21シーズンのレスター・シティは、プレミア20クラブの中で最も長い期間TOP4の位置をキープし続けるなど、安定した強さを見せていました。

しかし、最終盤に主力DFを怪我で欠くと成績は低迷し、CL出場権を逃す悔しい結果に終わりました。

2021-22シーズンに関して、ブレンダン・ロジャーズ監督は「我々はチーム強化を考えている。(中略)選手をあと1人か2人連れてきたいね」とコメント。

今季こそCL圏を確保するため、補強の意思を明言していました。今季はリーグ4位以内の確保をかけて戦うことになります。

本記事では、そのレスターの2021夏移籍情報、噂の獲得・放出候補と補強ポイントについてまとめてみました。

 

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最新レスター2021夏移籍情報!噂の獲得・放出候補と補強ポイントは?

レスター2020-21シーズン評価

プレミアリーグ2020-21:5位(勝ち点66/20勝6分12敗/68得点50失点)

カラバオカップ2020-21:3回戦敗退

FAカップ2020-21:優勝

ヨーロッパリーグ2020-21:決勝トーナメント1回戦敗退

 

2019-20シーズンを5位で終えたレスターは、

奇跡の優勝を果たした2015-16シーズン以来のTOP4入りを目指しました。

 

ブレンダン・ロジャーズ体制3年目に入った2020-21シーズンでは、

ベン・チルウェル(SB)を失ったものの、ティモシー・カスターニュ(SB)、ウェズレイ・フォファナ(CB)など、

不足の見られたポジションにピンポイントで補強を行い

またローマからジェンキズ・ウンデル(FW)をレンタルで獲得しています。

 

第3節でマンチェスター・Cを5−2で下すなど、序盤から快進撃を見せると、

エースのジェームズ・マディソンや新星ハーヴィー・バーンズ、昨季得点王のジェイミー・ヴァーディの活躍も目立ち、常にTOP4をキープし続けました。

 

一方で、怪我人の絶えない苦しい時期を迎えましたが、

システム変更を駆使しながら勝ちを積み重ね、前半戦を12勝2分5敗で終えます。

 

しかし、1月後半に差し掛かると、自慢の攻撃陣は徐々に勢いを失っていき、さらにDFを中心に怪我人が続出。

勝ちきれない試合が続き、後半戦を8勝4分7敗で終えることとなりました。

特に最終節では、後半75分以降に逆転されて敗北。

2年連続でCL出場圏外の5位でリーグを終えるという悔しい結果に終わりました。

 

一方FAカップでは、マンチェスター・Uやサウサンプトンなど

プレミアリーグのチームを次々と下して52年ぶりに決勝進出を果たすと、

決勝戦ではユーリ・ティーレマンスのゴラッソでチェルシーを下して優勝

 

ミラクル・レスターの立役者であるウェズ・モーガンの現役引退に華を添えました。

 

 

2020-21シーズンの評価としては、

常にTOP4をキープし続けた序盤〜中盤戦に対し、

2年連続の怪我人続出による戦力低下で勝ち点を失い、TOP4入りを逃す悔しい結果に終わりました。

一方でFAカップの初優勝はファンの記憶に残るものとなり、思い出に残るシーズンとなりました。

選手層を拡充しながら、いかにビッグクラブから注目される選手を慰留できるかが重要になります。

ロジャーズ監督の引き抜きも噂されましたが、引き止めに成功した今季こそはCL圏を目指すシーズンとなります。

 

最新レスター2021夏移籍噂の獲得候補・狙っている選手

ミッケル・ダムズゴー(MF)

サンプドリア所属

市場価値:1300万ユーロ(1億6900万円)

 

前線の選手層が若干乏しいレスターに、デンマークのニューカマーが移籍するという噂があります。

後述するユーロ2020での活躍がめざましく

リバプールやトッテナムなどの競合チームの名前も候補に挙がっており、競合状態となって市場価値が上がる可能性も高いです。

 

ダムズゴーは21歳ながら、昨季サンプドリアで35試合に出場するなど活躍を見せると、

ユーロ2020のデンマーク代表に選出されました。

アクシデントで離脱を余儀なくされたクリスティアン・エリクセンに変わってチームの攻撃を牽引し、

今大会最も活躍した選手の一人となりました。

 

ダムズゴーの特徴として、攻守にわたってハードワークできる姿勢と、積極的なドリブルによる仕掛けはプレミアリーグでも武器になり得ますし、

攻撃的なポジションならどこでもプレー可能なユーティリティプレーヤーなのも高評価です。

 

 

オザン・カバク(DF)

SCシャルケ04所属

市場価値:2500万ユーロ(約32億5000万円)

 

モーガンの引退に伴ってCBの補強が必要なレスターのリストに、カバクの名前が挙がっています。

昨季後半にリバプールでプレーしたカバクは、レンタル元であるシャルケの2部降格・財政難を受けて売却が既定路線となっています。

シャルケはカバクにプレシーズンキャンプの免除を伝えたと報じられており、移籍は間違いないとされています。

 

まだ20歳ながら足元の技術と対人戦の強さをもち、シャルケからリバプールにレンタル移籍してきたカバクでしたが、リバプールではプレミアへの対応で苦戦。

買取OPは行使されませんでした。

 

しかし、まだ若く伸びしろのある選手の補強はこれまでのレスターの補強方針にもマッチしており

トルコ代表の同僚であるソユンクも在籍しているため、チームへの適応にもそれほど時間はかからないはずです。

カバクがプレミア再出発となるクラブにレスターを選ぶだけの条件は揃っています。

 

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タミー・エイブラハム(FW)

チェルシー所属

市場価値:4000万ユーロ(約52億円)

 

既にパトソン・ダカを獲得しているレスターですが、チェルシー退団が噂されるエイブラハムを狙っているとされています。

トゥヘル監督が就任して以降ほとんどプレー機会を与えられていないエイブラハムは、出場機会を求めての移籍が濃厚となっていますが、行き先候補としてレスターが挙がっています。

 

レスターの攻撃陣には、ヴァーディ、イヘアナチョ、新加入のダカがいますが、

彼らにはない身長やフィジカルの強さを持つエイブラハムは、レスターにとって貴重なオプションとなります。

 

なお、エイブラハムは2018−19シーズンに当時チャンピオンシップ相当のアストン・ヴィラへ

レンタル移籍すると、37試合25得点を記録し、プレミア昇格に大きく貢献すると、

翌19−20シーズンはチェルシーの監督に就任したフランク・ランパード監督の信頼を掴み、

34試合15得点でプレミアリーグでも活躍

昨季も前半戦は出場機会を得ていましたが、トーマス・トゥヘル監督が監督に就任すると構想外になり、移籍の噂が取り沙汰されていました。

 

その他の選手

その他に獲得候補として、

セルティックのライアン・クリスティ(MF)、オドソンヌ・エドゥアール(FW)、バルセロナのフィリップ・コウチーニョ(MF)、ドルトムントのトルガン・アザール(MF)等の名前が挙がっています。

クリスティは約1年半、エドゥアールは約2年間ロジャーズ監督の指導を受けており、フィットに心配がありません。

コウチーニョやアザールに関しては、攻撃的な選手を増やしたいレスターにとっては魅力的な報道ですが、移籍金や年俸を加味すると成立する可能性は低いです。

 

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最新レスター2021夏移籍噂の放出候補

ユーリ・ティーレマンス(MF)

 

市場価値:5500万ユーロ(約71億5000万円)

 

リバプールがジョルジニオ・ワイナルドゥムの後釜として

ユーリ・ティーレマンスの獲得を狙っています。

 

過去にティーレマンス本人はレスター残留を希望する旨の発言をしていますが、

ビッグクラブでのプレーも夢見るティーレマンスにとって、

リバプールから魅力的なオファーが届いた場合、その気持ちは揺らぐ可能性は否定できず、レスターとしては早めに新契約を勝ち取りたいところです。

 

彼の特徴は、攻守にわたって豊富な運動量を担保できるところにあり、また精度の高いキックで攻撃を活性化させることもできます。

 

2019年冬にレスターに移籍するとすぐにレギュラーに定着したティーレマンスは、昨季はリーグ戦全ての試合に出場し、レスターの心臓としてフル稼働しています

さらにユーロ2020でも4試合に出場し、ベルギーの決勝トーナメント進出、前回覇者のポルトガル撃破に貢献しました。

ベルギーの至宝は来季、どのチームでプレーするのでしょうか。

 

ジェームズ・マディソン(MF)

市場価値:5500万ユーロ(約71億5000万円)

 

アーセナルがマルティン・ウーデゴールの後釜として、ジェームズ・マディソンをリストアップしています。

昨季はキャリアハイを更新しながらも、怪我やライバルの台頭で絶対的地位を失いつつあるマディソンは、新天地で再起を図る可能性があります。

 

2018年からレスターに所属するマディソンは、トップ下でのプレーを得意とし、精度の高いパスでチャンスを作り出し、レスターの攻撃を牽引してきました。

また自身の打開力もあり、相手のスペースを突く鋭いドリブルや、ロングレンジのミドルシュートも魅力の一つです。

 

しかし2020年に新たに4年の契約を結んでいるため、

移籍には6000万ポンドほど必要となり、この高額な移籍金がネックになります。

 

また、チェルシーなども獲得を狙っているとされ、アーセナルが獲得できる可能性は高くないとされています。

とはいえ、もしマディソンが退団することになれば、戦力ダウンは避けられません。

 

チャーラル・ソユンク(DF)

 

市場価値:4500万ユーロ(約58億5000万円)

 

毎年のようにレギュラー格のDFを失っているレスターですが、今季もソユンクに移籍の噂が挙がっています。

ハリー・マグワイアの相方を探すマンチェスターUが獲得を目指しているとされ、その候補としてソユンクが選択肢に入っています。

 

その他にも、ソユンクを狙っているとされるクラブとして、レアル・マドリードやチェルシーが挙がっているため、競争が激しくなるようだとさらに価値は高まるでしょう。

 

ソユンクは恵まれた体格を活かした空中戦や球際の勝負を得意とするセンターバックで、

その体格の割に足も速く、カバーリング範囲も広く、サイドバックが高い位置を取るレスターに非常にマッチしており、ぜひ慰留したいプレーヤーです。

その他の選手

第2GKのダニー・ウォードにウォルバーハンプトンへの移籍の噂があります。

またレンタルバックしたラシド・ゲザル(FW)はレンタル先であったガラタサライへ完全移籍のオファーがあり、

フィリップ・ベンコヴィッチ(DF)は具体的な名前こそ挙がっていないものの、退団が既定路線です。

 

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最新レスター2021夏移籍噂の補強ポイント

ポジション別に整理していくと、

GKは、

カスパー・シュマイケルが引き続き正GKを務めると考えられます。

控えにダニー・ウォード、エルディン・ヤクポヴィッチがいますが、

ウォードに移籍の可能性があるため、その際は後釜確保が不可欠となります。

 

DFでは、

CBにジョニー・エヴァンズ、ウェズレイ・フォファナを主力として計算できますが、

ウェズ・モーガンの引退と、3バック・4バックを併用することを考慮すると、

オザン・カバクなど噂の挙がる選手の補強が必要です。

チャーラル・ソユンクが移籍した場合はさらに枚数が必要になるでしょう。

 

右SB・WBでは、リカルド・ペレイラがスタメンを務め、ユーロ2020で負傷したティモシー・カスターニュが巻き返しを狙う形となります。

左SB・WBでは若手のジェームズ・ジャスティンルーク・トーマスがいます。

ジャスティンは開幕に間に合わない可能性がありますが、ライアン・バートランドの加入で穴は埋まりました。

 

守備的MFは、ウィルフリード・エンディディが主にレギュラーを担い、ナンパリス・メンディ、ハムザ・チョードリーがサブに回ります。

攻撃的MFは、ユーリ・ティーレマンスが主軸となり、残りのひと枠を新加入のブバカリ・スマレジェームズ・マディソン、デニス・プラートらで争うことになります。

3バックを採用する場合はそれぞれから一人ずつ起用する形になります。

3バックと4バックのいずれにせよ、ティーレマンスやマディソンの移籍次第で獲得が必要になるポジションでもあります。

 

FWは、

WGに、ハーヴィー・バーンズアヨセ・ペレスがメインとなり、マーク・オルブライトンが控えを務めることになります。

ジェンキズ・ウンデルの退団で層が薄くなってしまったので補強が不可欠ですが、可能性の高い報道はまだありません。

本職CFのケレチ・イヘアナチョのコンバートやレンタルバックのラシド・ゲザルがいますが、今後の動向に注目です。

CFでは新規獲得したパトソン・ダカジェイミー・ヴァーディ、イヘアナチョがここのポジションを担います。

システム変更やウインガー起用の可能性を加味すると、エイブラハムの獲得は選手層を厚くするためにも実現させたいところです。

 

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最新レスター2021夏移籍決定情報

IN

パトソン・ダカ(FW)

移籍元:RBザルツブルク

移籍金:3000万ユーロ(約39億円)

 

ブバカリ・スマレ(MF)

移籍元:リール

移籍金:2000万ユーロ(約26億円)

 

ライアン・バートランド(DF)

移籍元:サウサンプトン

移籍金:フリー移籍(0円)

 

ラシド・ゲザル(FW)

移籍元:ベジクタシュ

移籍金:レンタルバック(0円)

 

フィリップ・ベンコヴィッチ(DF)

移籍元:OHルーヴェン

移籍金:レンタルバック(0円)

 

OUT

ウェズ・モーガン(DF)

移籍先:引退

移籍金:なし(0円)

 

クリスティアン・フクス(DF)

移籍先:未定

移籍金:フリー(0円)

 

マッティ・ジェームズ(MF)

移籍先:ブリストル・シティ

移籍金:フリー(0円)

 

ジェンキズ・ウンデル(FW)

移籍先:ASローマ

移籍金:レンタル満了(0円)

 

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まとめ

レスターの2021夏の移籍情報、噂の獲得・放出候補と補強ポイントについてまとめてみました。

昨季は序盤戦を順調に進めながらも怪我人やコンディション不良に苦しみ、2年連続の失速、CL圏出場を逃す5位に終わってしまいましたが、FAカップの獲得やバーンズなど若手の台頭など、今季に繋がる要素も随所に見られたシーズンとなりました。

2021-22シーズンでは悲願の4位以内を目指し、的確な補強をしてスカッド不足をどこまで解消できるかが鍵になり、ロジャーズ監督には、トッテナムからの関心など不安材料もありましたが、断りを入れたとの報道もあり、まだまだレスターを強くしていってくれそうです。

今季もレスターが躍進できるかどうか、楽しんでいきましょう!

 

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