こんにちは!
2022-23シーズンのラ・リーガが終了し、日本代表の久保建英選手が所属するレアル・ソシエダが10年ぶりとなるチャンピオンズリーグ出場圏内でのフィニッシュを決めたほか、
今シーズン不調に陥っていたセビージャはメンディリバル監督の就任とともに復調し、ヨーロッパリーグを制するなど、各方面からスペインサッカーを盛り上げました。
優勝争いでは、バルセロナが2018-19シーズン以来となる4年ぶりの優勝を決め、強固な守備を築いた新たなスタイルでチャビ監督体制初のタイトルを獲得しました。
歴史的にもバルセロナとレアル・マドリードの2強がスペインサッカーを牽引する存在として君臨していますが、チームの戦力を維持するためにはシーズン毎の賞金も重要な要素となります。
そこで本記事では、ラ・リーガの歴代優勝チームと優勝回数、そして賞金についてまとめてみました!
\ ラリーガ最高のストライカーは誰? /
ラリーガ最多優勝チーム
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— Real Madrid C.F. (@realmadrid) April 30, 2022
ラ・リーガの最多優勝チームは、2022-23シーズンを終えた時点で「レアル・マドリード」で35回になります。
時代毎に「アルフレッド・ディ・ステファノ」「クリスティアーノ・ロナウド」といった勝利をもたらす象徴的な選手の活躍もあり、マドリーは伝統としてメディアでも表現される「勝利のメンタリティ」を培ってきたチームで、戦術を超えた勝利への執念を宿しています。
また、戦術的な美学が存在しないことで、監督選考や戦術に柔軟性を生み、時代毎のスター選手が活躍するサッカーは、世界中の子供たちに「夢」を与え続け、現代ではプレミアリーグの資金力勝負では敵わなくても、その世界屈指のブランド力で良質な選手を引き入れることに成功しています。
現在では、フロレンティーノ・ペレス会長の第一次政権時代に生み出した「銀河系軍団」の成功と失敗を教訓として、第二次政権では世代交代を進めるとともに、将来性のある若手選手を引き入れ、スター選手を育成する方針に切り替え、インフレが続くサッカー界に新たな手を打っています。
最後に、どの時代でも強力なライバルとして君臨するバルセロナの存在と「エル・クラシコ」の盛り上がりも、マドリーが強さを維持し続ける要因と言えます。
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ラリーガ歴代優勝チーム
ラ・リーガの歴代優勝チームを1980年代からまとめてみました。
レアル・マドリード、バルセロナに迫る黄金時代を見せたチームの存在も歴史から見えてきます。
シーズン | 1位 | 2位 | 3位 |
2022-23 | バルセロナ | レアル・マドリード | アトレティコ・マドリード |
2021-22 | レアル・マドリード | バルセロナ | アトレティコ・マドリード |
2020-21 | アトレティコ・マドリード | レアル・マドリード | バルセロナ |
2019-20 | レアル・マドリード | バルセロナ | アトレティコ・マドリード |
2018-19 | バルセロナ | アトレティコ・マドリード | レアル・マドリード |
2017-18 | バルセロナ | アトレティコ・マドリード | レアル・マドリード |
2016-17 | レアル・マドリード | バルセロナ | アトレティコ・マドリード |
2015-16 | バルセロナ | レアル・マドリード | アトレティコ・マドリード |
2014-15 | バルセロナ | レアル・マドリード | アトレティコ・マドリード |
2013-14 | アトレティコ・マドリード | バルセロナ | レアル・マドリード |
2012-13 | バルセロナ | レアル・マドリード | アトレティコ・マドリード |
2011-12 | レアル・マドリード | バルセロナ | バレンシア |
2010-11 | バルセロナ | レアル・マドリード | バレンシア |
2009-10 | バルセロナ | レアル・マドリード | バレンシア |
2008-09 | バルセロナ | レアル・マドリード | セビージャ |
2007-08 | レアル・マドリード | ビジャレアル | バルセロナ |
2006-07 | レアル・マドリード | バルセロナ | セビージャ |
2005-06 | バルセロナ | レアル・マドリード | バレンシア |
2004-05 | バルセロナ | レアル・マドリード | ビジャレアル |
2003-04 | バレンシア | バルセロナ | デポルティーボ・デ・ラ・コルーニャ |
2002-03 | レアル・マドリード | レアル・ソシエダ | デポルティーボ・デ・ラ・コルーニャ |
2001-02 | バレンシア | デポルティーボ・デ・ラ・コルーニャ | レアル・マドリード |
2000-01 | レアル・マドリード | デポルティーボ・デ・ラ・コルーニャ | マジョルカ |
1999-00 | デポルティーボ・デ・ラ・コルーニャ | バルセロナ | バレンシア |
1998-99 | バルセロナ | レアル・マドリード | マジョルカ |
1997-98 | バルセロナ | アトレティック・クルブ | レアル・ソシエダ |
1996-97 | レアル・マドリード | バルセロナ | デポルティーボ・デ・ラ・コルーニャ |
1995-96 | アトレティコ・マドリード | バレンシア | バルセロナ |
1994-95 | レアル・マドリード | デポルティーボ・デ・ラ・コルーニャ | レアル・ベティス |
1993-94 | バルセロナ | デポルティーボ・デ・ラ・コルーニャ | レアル・サラゴサ |
1992-93 | バルセロナ | レアル・マドリード | デポルティーボ・デ・ラ・コルーニャ |
1991-92 | バルセロナ | レアル・マドリード | アトレティコ・マドリード |
1990-91 | バルセロナ | アトレティコ・マドリード | レアル・マドリード |
1989-90 | レアル・マドリード | バレンシア | バルセロナ |
1988-89 | レアル・マドリード | バルセロナ | バレンシア |
1987-88 | レアル・マドリード | レアル・ソシエダ | アトレティコ・マドリード |
1986-87 | レアル・マドリード | バルセロナ | エスパニョール |
1985-86 | レアル・マドリード | バルセロナ | アトレティック・クルブ |
1984-85 | バルセロナ | アトレティコ・マドリード | アトレティック・クルブ |
1983-84 | アトレティック・クルブ | レアル・マドリード | バルセロナ |
1982-83 | アトレティック・クルブ | レアル・マドリード | アトレティコ・マドリード |
1981-82 | レアル・ソシエダ | バルセロナ | レアル・マドリード |
1980-81 | レアル・ソシエダ | レアル・マドリード | アトレティコ・マドリード |
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ラリーガ優勝回数
ラ・リーガの優勝チームとその優勝回数をまとめてみました。
レアル・マドリードとバルセロナの2強に最も迫っているアトレティコ・マドリードですが、優勝回数からもこの2強は圧倒的な強さを誇っています。
クラブ名 | 優勝回数 | 優勝年 |
レアル・マドリード | 35 | 1931-32, 1932-33, 1953-54, 1954-55, 1956-57, 1957-58, 1960-61, 1961-62, 1962-63, 1963-64, 1964-65, 1966-67, 1967-68, 1968-69, 1971-72, 1974-75, 1975-76, 1977-78, 1978-79, 1979-80, 1985-86, 1986-87, 1987-88, 1988-89, 1989-90, 1994-95, 1996-97, 2000-01, 2002-03, 2006-07, 2007-08, 2011-12, 2016-17, 2019-20, 2021-22 |
バルセロナ | 27 | 1929, 1944-45, 1947-48, 1948-49, 1951-52, 1952-53, 1958-59, 1959-60, 1973-74, 1984-85, 1990-91, 1991-92, 1992-93, 1993-94, 1997-98, 1998-99, 2004-05, 2005-06, 2008-09, 2009-10, 2010-11, 2012-13, 2014-15, 2015-16, 2017-18, 2018-19, 2022-23 |
アトレティコ・マドリード | 11 | 1939-40, 1940-41, 1949-50, 1950-51, 1965-66, 1969-70, 1972-73, 1976-77, 1995-96, 2013-14, 2020-21 |
アトレティック・クルブ(アスレティック・ビルバオ) | 8 | 1929-30, 1930-31, 1933-34, 1935-36, 1942-43, 1955-56, 1982-83, 1983-84 |
バレンシアCF | 6 | 1941-42, 1943-44, 1946-47, 1970-71, 2001-02, 2003-04 |
レアル・ソシエダ | 2 | 1980-81, 1981-82 |
デポルティーボ・デ・ラ・コルーニャ | 1 | 1999-00 |
セビージャ | 1 | 1945-46 |
レアル・ベティス | 1 | 1934-35 |
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ラリーガ優勝賞金はいくら?
最新の2022-23シーズンを例にすると、
①放映権料全体の25%は約14億2700万ユーロであり、まずはその内の半分の約7億1350万ユーロを均等に分けた約3560万ユーロがプリメーラの全20チームに分配されます。
②残り半分の約7億1350万ユーロをさらに半分に分けた約3億5670万ユーロを、過去5シーズンの成績、観客動員数、視聴者数などの数値から独自のランキングを割り出し、その順位に応じた分配金が支払われますが、このランキングは該当シーズンの最終順位と必ずしもイコールとはなりません。
③残り半分の約3億5670万ユーロからは、シーズンの順位を反映した分配金がボーナスとして支払われます。
シーズン順位 | 分配金の割合(2022-23) | シーズン順位 | 分配金の割合(2022-23) |
1位 | 17%(約6064万ユーロ) | 11位 | 2.5%(約891万ユーロ) |
2位 | 15%(約5351万ユーロ) | 12位 | 2.25%(約802万ユーロ) |
3位 | 13%(約4637万ユーロ) | 13位 | 2%(約713万ユーロ) |
4位 | 11%(約3924万ユーロ) | 14位 | 1.75%(約624万ユーロ) |
5位 | 9%(約3210万ユーロ) | 15位 | 1.5%(約535万ユーロ) |
6位 | 7%(約2497万ユーロ) | 16位 | 1.25%(約446万ユーロ) |
7位 | 5%(約1783万ユーロ) | 17位 | 1%(約356万ユーロ) |
8位 | 3.5%(約1248万ユーロ) | 18位 | 0.75%(約267万ユーロ) |
9位 | 3%(約1070万ユーロ) | 19位 | 0.5%(約178万ユーロ) |
10位 | 2.75%(約981万ユーロ) | 20位 | 0.25%(約89万ユーロ) |
このボーナスは一括ではなく5シーズンに分けて支払われることになります。
(1年目:35%、2年目:20%、3年目:15%、4年目:15%、5年目:15%)=100%
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まとめ
ラ・リーガの歴代優勝チームと優勝回数、そして賞金についてまとめてみました!
資金力ではプレミアリーグと大きな差を着けられていますが、レアル・マドリード、セビージャがチャンピオンズリーグとヨーロッパリーグの舞台で最多優勝を記録しているように、欧州のコンペティションで結果を残すことで、スペインサッカー全体の底上げに繋げることができます。
その一方で、ラ・リーガが設けているサラリーキャップ制度により、クラブが破産する可能性は減りましたが、補強もままならないまま新シーズンを迎えるチームも多く、ラ・リーガとして問題点も多いのが現状です。
このため、今後も各クラブは育成年代から力を入れ、育成に成功したクラブが成功を収め、2強に迫るチームを作り上げていく構図となっていきそうです。
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