鎌田大地のポジションとプレースタイルの特徴は?所属チーム別成績も!

こんにちは!

2021-22シーズンも最終盤に入り、各国のリーグ戦や欧州大会も大詰めを迎えるなか、

日本人選手としては、フランクフルトに所属する鎌田大地選手の活躍が目立っています。

チームはヨーロッパリーグの決勝ラウンドでレアル・ベティス、バルセロナ、ウエストハムを打ち破り、鎌田も中心選手として決勝進出に大きく貢献しています。

そこで本記事では、日本代表復帰も期待される鎌田大地選手のポジションとプレースタイル、所属チーム別の成績をまとめてみました!

 

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鎌田大地のポジション

鎌田が得意とするポジションはトップ下です。プレースタイル上、自由に動き回るため、そのタスクが与えられていれば、偽9番、シャドー、サイドでも活きることはできます。

 

それでは、鎌田が所属したクラブ別で務めたポジションを振り返ってみましょう!

 

サガン鳥栖(2015~2017)

鳥栖でのデビュー当初はボランチで起用されていましたが、次第にトップ下を任されると、以降はマッシモ・フィッカデンティ監督の下でもトップ下で起用されます。

 

フランクフルト(2017~現在)

移籍後、ブンデスリーガの開幕戦では、2トップの一角で先発起用されました。
ちなみに、この試合でコンビを組んだのは現在アヤックスに所属し、今夏の人気銘柄となっているセバスティアン・ハラーです。

移籍初年度は、ポジション争いの激化、言語や欧州への適応などの問題から、ほとんど試合に出ることはできませんでしたが、シント=トロイデンから復帰以降はレギュラーを掴み、トップ下、2シャドーの一角でプレーしています。

 

シント=トロイデンVV(2018-19)

シント=トロイデンでは、主に2トップの一角、トップ下を任され、よりチャンスに絡む役割を任されました。

中心選手として鎌田はリーグ戦(+プレーオフ)で15ゴール7アシストを記録し、チームトップのゴール&アシストという結果を残したことで、欧州の舞台でも通用するというアピールに成功しました。

 

このローン移籍は鎌田にとって自信を掴み取るターニングポイントにもなり、復帰後のフランクフルトでも信頼を勝ち取りました。

 

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日本代表

日本代表では、招集当初は本職ではないセンターフォワードで起用されたことで、大迫勇也との比較からあまり良い評価を得られていませんでした。

 

その後は、次第に得意とするトップ下で起用されていますが、味方との連係で活きる鎌田がこれまで代表にフィットしているとは言い難く、システムを4-3-3に変更以降は招集からも外れることとなっています。

 

W杯に向けて、日本代表復帰が期待されていますが、鎌田を起用する場合、フランクフルトのように「デザインされた攻撃」「守備時の細かいタスクまで与える」ことがカギであり、それに応えられるだけのポテンシャルを持っていると言えます。

 

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鎌田大地のプレースタイルとその特徴

鎌田の特出すべき点は精度の高いパスと、的確なポジショニングが取れる戦術眼・戦術理解度であり、フランクフルトでは攻守に渡って「チームの頭脳」としてプレーしています。

 

184㎝の恵まれた身長は大きな武器であり、懐が深く、足元の技術も高いためボールキープにも優れ、溜め(時間)を作り出せます。

 

攻撃時には首を細かく振り、ポジションを修正することで、味方からボールを引き出せる状態をキープし、常にプレーの選択肢を広げられる選手です。

 

ボールを受けてからのプレーは、ワンタッチパスで潤滑油となったり、裏へのパスでチャンスを演出したり、

自身のドリブルで前線へボールを運んだり、敢えてボールキープし、味方が動き出す時間を作ってからパスを送るなど、

状況によって速攻・遅攻を使い分けることができるため、チームのバランスを保ちながらプレーすることができます。

 

守備時は、前述のとおり的確なポジショニングからパスコースを消し、相手のビルドアップに制限を掛けます。

 

この守備が光ったのが、ヨーロッパリーグのバルセロナ戦であり、バルセロナのインサイドハーフへのパスコースのカットをすることでバルセロナのボール支配を制限しました。

溜まらずバルセロナがサイドから攻撃を作る場合は、鎌田を含むシャドーの選手がサイドに流れて守備ブロックを作るなど、2試合を通して連動した守備でバルセロナを苦しめました。

このように、しっかりとチームでデザインされた守備を仕込めば、守備の面でも活きる選手です。

 

一方で、単独で打開するタイプではなく、チームとの連係を得意とするプレースタイルのため、個の力で打開するタイプの選手を好む監督の下では、なかなか真価を発揮できません。

またプレースタイル上、チーム状況(不調)の影響も受けやすく、鎌田のプレーに波があると指摘される要因でもあります。

 

日本代表への復帰も噂されている鎌田ですが、日本代表でよく見られる(攻撃面で)ピッチに立っている選手のアドリブに任せた戦術下では、あまり活かすことはできません。

このため、森保監督には起用法と合わせて一考して欲しいですね。

 

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鎌田大地のゴール集・プレー動画

2020-21 ヨーロッパリーグ ザルツブルク戦のハットトリック

 

フリーとなるポジションを取り、冷静にゴールに流し込める技術を持っています。

2点目のシーンは、裏へと走りながら首を細かく振り、相手の寄せとスペースを確認しながら鋭い切り替えしで相手DF2枚を剥がし、GKとの一対一を冷静に沈めました。

 

2020-21 ヨーロッパリーグ アーセナル戦の2ゴール

 

2得点ともボールを受けた際の置き所が素晴らしく、シュートまでのシーンに活きています。

そして2得点とも、ペナルティエリア付近から正確なシュートで沈めています。

 

鎌田大地の神パス集

 

 

ゴールシーンではありませんが、この動画に鎌田の良さが詰まっていると思います。

特に、相手のマークを引き連れてスペースメイクをしながらパスを出せる選手は貴重ですね。

 

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鎌田大地の所属チーム別成績

サガン鳥栖

 

2015:28試合 3ゴール 3アシスト

Jリーグ:21試合3ゴール3アシスト

天皇杯:3試合0ゴール0アシスト

Jリーグ杯(ナビスコ杯):4試合0ゴール0アシスト

 

2016:34試合 8ゴール 6アシスト

Jリーグ:28試合7ゴール4アシスト

天皇杯:3試合1ゴール1アシスト

Jリーグ杯(ルヴァン杯):3試合0ゴール1アシスト

 

2017:18試合 5ゴール 2アシスト(~6月25日)

Jリーグ:16試合3ゴール2アシスト

天皇杯:1試合0ゴール0アシスト

Jリーグ杯(ルヴァン杯):1試合2ゴール0アシスト

 

Jリーグ時代から、現在のプレースタイルを確立し、際立って上手さが光る選手でした。

当時を振り返ったインタビューでも鳥栖時代に監督から教わったのは、サッカーの部分ではなくメンタルの部分と語っています。

数字的に見ると爆発的な結果を残している訳ではありませんが、ゲームの組み立て・潤滑油としてチームを牽引し、海外移籍を果たすインパクトを与えています。

フランクフルト

 

2017-18:4試合 0ゴール 0アシスト

ブンデスリーガ:3試合0ゴール0アシスト

DFBポカール:1試合0ゴール0アシスト

 

移籍初年度は、監督の構想に入れず、シーズンでわずか4試合の出場にとどまり、アピールの機会もなくシーズンを終えることとなりました。

シント=トロイデンVV(ローン移籍)

 

2018-19:36試合 16ゴール 9アシスト

リーグ:24試合12ゴール2アシスト

プレーオフⅡ:10試合3ゴール5アシスト

カップ:2試合1ゴール2アシスト

 

構想外となったフランクフルトからシント=トロイデンにローン移籍をすると、レギュラーを掴み、十分な結果を残しました。

チームトップのゴール数、アシスト数を記録したことは大きなインパクトを与えたのと同時に、鎌田も大きな自信を掴み取りました。

当時のシント=トロイデンには遠藤航、冨安健洋、関根貴大、小池裕太、木下康介という日本人選手が多く在籍していたこともプラスに働きました。

 

フランクフルト(復帰)

 

2019-20:49試合 10ゴール 9アシスト

ブンデスリーガ:28試合2ゴール6アシスト

DFBポカール:4試合2ゴール0アシスト

ヨーロッパリーグ:10試合6ゴール2アシスト

ヨーロッパリーグ予選:6試合0ゴール1アシスト

 

2020-21:34試合 5ゴール 14アシスト

ブンデスリーガ:32試合5ゴール14アシスト

DFBポカール:2試合0ゴール0アシスト

 

2021-22:44試合 9ゴール 4アシスト(2022年5月9日時点)

ブンデスリーガ:31試合4ゴール3アシスト

DFBポカール:1試合0ゴール0アシスト

ヨーロッパリーグ:12試合5ゴール1アシスト

 

海外で通用するという自信を掴み、フランクフルトに復帰すると、復帰初年度にはヨーロッパリーグで6ゴール2アシストを記録し、インパクトを残しました。

そのヨーロッパリーグでは、今シーズンも中心選手としてプレーし、決勝ラウンドではレアル・ベティス、バルセロナ、ウエストハムを破り、ヨーロッパリーグ決勝へと導く活躍を見せています。

 

また、結果を残したシント=トロイデン時代から一貫して、チーム、監督が変わりながらも3-4-1-2、3-4-2-1のシステムで、同じ役割を与えられていることも、鎌田が得意とするプレーを体現できる環境にあったと言えます。

 

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まとめ

鎌田大地選手のポジションとプレースタイル、所属チーム別の成績をまとめてみました!

ブンデスリーガでプレーし、ヨーロッパリーグではスペイン勢(レアル・ベティス、バルセロナ)を相手に存在感を見せた鎌田には、カタールW杯で戦う対ドイツ、スペインの救世主としても期待の声が上がっています。

まずは、そのヨーロッパリーグ決勝でのプレーに期待し、是非とも優勝カップを掲げて日本を沸かせて欲しいですね!

今夏のステップアップも現実味を帯びていることからも、移籍が実現するのか、鎌田の動向に目が離せません!

 

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