こんにちは!
2021年9月30日、イタリアサッカー連盟はUEFAネーションズリーグの準決勝に臨む代表メンバー23名を発表しました。
10月7日にスペイン代表と戦うイタリア代表は、ユーロ2020を優勝に導いたロベルト・マンチーニ監督の元、主要大会の連覇を目指すことになります。
世界記録を更新中のイタリア代表の勝敗は、世界中のサッカーファンが注目しているところです。
そこで本記事では、イタリア代表の最新スタメンや予想・基本フォーメーション、注目選手・人気有名選手を見ていきたいと思います(^^)/
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イタリア代表の最新スタメン予想2021!フォーメーションと注目の人気有名選手は?
イタリア代表の最新スタメン予想
GK
GKには、ジャンルイジ・ドンナルンマを予想します。
わずか16歳でプロデビューを果たし、ACミランでも代表でもレギュラーを確保し続けている天才が、
ユーロ2020に続いてスタメンになると予想します。
怪我の影響で出遅れてクラブでサブ落ちしているものの、実力は申し分ないアレックス・メレトと、
長年代表のセカンドキーパーを務めているサルヴァトーレ・シリグが控えます。
DF
CBには、レオナルド・ボヌッチとジョルジョ・キエッリーニを予想します。
両者ともワールドクラスの選手で、フィジカルバトルの強さやカバー範囲の広さなどの守備能力はもちろん、
正確なフィード能力など現代サッカーに求められる全ての能力を持っています。
ユーロ2020決勝のイングランド戦では、ボヌッチが同点ゴールを決めているほか、キエッリーニもプロフェッショナルファールで相手のチャンスを未然に防ぐなど、ここ一番の駆け引きに強いメンタリティは、とても頼りになります。
また、アレッサンドロ・バストーニ、フランチェスコ・アチェルビもこのポジションに控えていますが、
ユベントスの9連覇に貢献し続けてきた2人が最優先で起用されると予想しています。
SBには、
右にジョバンニ・ディ・ロレンツォ、左にエメルソン・パルミエリを予想します。
ディ・ロレンツォはCBもできる右SBで、フィジカルを活かした守備やクロス精度に定評のある、バランス型の選手です。
代表では左肩上がりの攻撃システムのため、主に守備面でCBとSBの中間のような役目を担うこともあります。
右利きのDFがディ・ロレンツォとボヌッチしかおらず、控えがいないのが懸念点です。
また、エメルソンは積極的な攻撃参加がウリの左SBです。
昨季まで所属していたチェルシーでほとんど出場機会がなくても、マンチーニ監督の信頼を得て召集を受け続けていました。
リヨンに移籍して活躍している現在、レギュラーは確実でしょう。
ユーロ2020で負傷したスピナッツォーラの不在により、CBでもプレーできるラファエル・トロイが召集されており、出場機会をうかがうと予想します。
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MF
アンカーには、ジョルジーニョを予想します。
ジョルジーニョは現在のイタリア代表の核となる選手で、メンバーを落とした直近のリトアニア戦でもジョルジーニョはプレーしていました。
彼の配給能力を軸にシステムが組み立ててられており、多くの攻撃は彼のパスから始まります。
このポジションには、ほかにブライアン・クリスタンテがいるほか、ヴェッラッティなどもプレーできますが、
よほどのことがなければジョルジーニョがプレーすると予想します。
インサイドハーフには、マルコ・ヴェッラッティとニコラ・バレッラを予想します。
イタリア代表の戦術の肝はこのポジションです。
積極的にゴール前まで飛び出していき相手を掻き乱すバレッラに対し、ヴェッラッティがジョルジーニョとともにボール回しに関わることで、多くの攻撃チャンスを作ることができています。
このポジションには優秀な選手が多く、マヌエル・ロカテッリ、マッテオ・ペッシーナ、ロレンツォ・ペッレグリーニなど多くの才能が集まっており、誰がスタメンになってもおかしくありません。
FW
ウイングには、右にフェデリコ・キエーザ、左にロレンツォ・インシーニェを予想します。
キエーザは縦に速いドリブルを得意とするウインガーで、その突破を止められるDFはそう多くありません。
そして、インシーニェはキャプテンを務めることもあるチームの中心選手で、小柄ながら足元の技術やスピードで得点に関わるプレーができます。
このポジションにはドメニコ・ベラルディ、フェデリコ・ベルナルデスキなどの献身的な選手が控えています。
ワントップにはチーロ・インモービレを予想します。
ラツィオで150得点、代表では15得点を記録する、ワールドクラスのストライカーであるインモービレは、
ユーロ2020でも2得点したものの、決勝ラウンドで数字を残せませんでした。
得点でチームの助けになりたいところです。
このポジションには、ジャコモ・ラスパドーリが召集されており、ジョーカー役を担います。
イタリア代表の最新予想フォーメーション
基本フォーメーションは4-3-3です。
マンチーニ監督は就任以降、数試合を除いてほぼこの形を使用しており、
ユーロ2020から大きなメンバー変更のない今回の試合も、このフォーメーションを使用することになりそうです。
このフォーメーション使用時、左SBと右IHが高い位置をとって3-2-5のようなポジションに変化すると、
CBやジョルジーニョ、ヴェッラッティがパスを繋ぎながら、守備陣の隙間を探して楔(くさび)を打ち込みます。
そして、前線にはポストプレーも裏抜けもできるインモービレがDFラインを乱すことで、キエーザやインシーニェにドリブル、シュートをさせるためのスペースを与えることができます。
ここにエメルソンやバレッラが関わりあうことで、攻撃を完結させることができます。
もしボールを失ったとしても、中盤の選手が即座にプレスをかけることで相手カウンターを制限し、攻撃を遅らせることができます。
ロングカウンターを狙うクリアボールはボヌッチやキエッリーニが全て処理できてしまうため、相手は思うように攻撃に移ることが難しくなります。
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イタリア代表の基本フォーメーション(ユーロ2020)
ユーロ2020グループステージ・第2戦スイス戦
特に戦術が嵌っていたのがスイス戦でした。
スイスのプレスを剥がして中盤で数的優位を作ると、前線の選手が一気にシュートまで持ち込むことができ、主導権を握り続けます。
後半WGにポジションを移したディ・ロレンツォがアシストを記録するなど、監督の采配も的確でした。
結果、スイスの攻撃もいくつかの個人技によるもの程度に抑え、3−0の快勝でGS突破を決めています。
その後もスタッツ的には苦しむ試合もありましたが、常に主導権を握る試合を続けることができ、準決勝に駒を進めました。
ユーロ2020準決勝・スペイン戦
イタリア代表が苦戦を強いられたのが、準決勝のスペイン戦でした。
0トップを採用して中盤の枚数で優位に立つスペインを相手に、試合を支配することがなかなかできませんでした。
しかし相手に主導権を握られても、カテナチオと呼ばれる鉄壁の守備を誇っていたイタリア代表は焦りません。
スペインのパスワークと縦の速さを兼ね備えたハイブリッドなサッカーを1失点に抑え、
PK戦で勝利を勝ち取ったことは、これまで何十年も積み上げてきたイタリアのフィロソフィーの勝利とも言えます。
決勝のイングランド戦でも同様の試合になりましたが、試合運びの巧さを見せたイタリアが優勝を勝ち取りました。
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イタリア代表の基本フォーメーション(カタールW杯2022欧州予選)
カタールW杯ヨーロッパ予選・第5節スイス戦
ユーロ2020のグループステージでは快勝したスイスに対し、思わぬ苦戦を強いられることになります。
イタリアはユーロ2020のベストメンバーを送り出しながらも、
ジョルジーニョのPK失敗などチャンスを決め切れず、スコアレスドローに終わってしまいました。
マンチーニ監督も、
「あまりに多くのチャンスを逃し、勝利を収めることができなかった。(中略)今日の試合も圧倒的に支配していただけに、2-0や3-0で勝てないなどあり得ない」
とコメントしており、悔しさをあらわにしています。
前節のブルガリア戦もドローに終わっていたように、ユーロ後は煮え切らない試合もしてしまっているイタリア。
早い時間帯で試合を決められるかどうかも、好結果を残せるかの指標の一つとなります。
カタールW杯ヨーロッパ予選・第6節リトアニア戦
前節にあたるリトアニア戦は、レギュラーメンバーをほぼ起用しなかったにもかかわらず、5−0と圧倒的な強さを見せつける試合になりました。
特にラスパドーリやキーンは得点というわかりやすい結果を残し、ラスパドーリは今回の招集を勝ち取っています。
マンチーニ監督はメンバー選考に大いに頭を悩ませたことでしょう。
ちなみにこの勝利で37試合無敗と、世界記録を樹立しています。
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イタリア代表の注目選手・人気有名選手
ロレンツォ・インシーニェ
❓OK avec ce choix ❓
⭐️ Star du Match ⭐️
🇮🇹 Lorenzo Insigne 🇮🇹#BELITA #EURO2020 pic.twitter.com/e78Z03H6TV— UEFA Nations League 🇫🇷 (@EURO2020FR) July 2, 2021
ロレンツォ・インシーニェは、ASナポリで主将を務めるウインガーです。
163cmと小柄ですが、スピードと足元の技術の高さで相手を一瞬で置き去りにすることができます。
サイドの選手らしく正確なクロスが蹴れるほか、カットインからのミドルシュートは脅威です。
ユーロ2020では6試合に出場し、2得点を挙げて優勝に大きく貢献しました。
特に準々決勝のベルギー戦で決めたような得意のカットインシュートは、「tiro a giro(回転のかかったシュート)」と呼ばれ、辞書にも載るほどの代名詞です。
ジョルジーニョ
🇮🇹 ジョルジーニョ = 同じ年にチャンピオンズリーグとEUROを制した史上10人目の選手 🏆🔥#UCL pic.twitter.com/7WWXioIiD8
— UEFAチャンピオンズリーグ (@UCLJapan) July 12, 2021
ジョルジーニョは、現在のイタリア代表において最も変えの効かない選手と言えるでしょう。
前線に出ていくことはあまりありませんが、後ろから細かいパスを繋ぎながら、攻撃のリズムを作ることを得意とする選手です。
浮き球やゴール前への鋭い縦パスなどで、ゴールに直結するボールを供給することもできます。
また、守備に関しても相手の攻撃を読んだ激しいプレスやインターセプトに長けており、
かつてのレジェンドであるアンドレア・ピルロをさらにスケールアップさせた選手とも言えます。
所属チームのチェルシーではCL制覇を経験し、ユーロ2020も優勝。その実績が称えられ、欧州最優秀選手賞を受賞しました。
1年で3度目の優勝という偉業を達成できるか、ジョルジーニョの活躍に注目です。
ジャンルイジ・ドンナルンマ
🌎欧州サッカー🌎
📌移籍情報📌パリSGがイタリア代表GK #ドンナルンマ の獲得を正式発表! EUROでは大会MVPに輝く
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— サッカーダイジェスト (@weeklysd) July 14, 2021
今季からPSGに移籍したドンナルンマは、まだ21歳ながら、ユーロ2020優勝の立役者と言っても過言ではありません。
決勝戦のイングランド戦ではPK戦にもつれ込みましたが、2度のセーブを見せ、自らのPKストップで優勝を手にしました。
196cmの巨体を活かしたセービングや、機を見た的確な飛び出しでゴールを守ります。
また足元の技術もGKとしては水準以上で、積極的にビルドアップに参加することができます。
現所属のPSGではまだ監督の信頼を掴み切れておらず、コスタリカ代表ケイラー・ナバスに先発の座を譲っていますが、
今後10年以上の成長・活躍が期待できる、ナンバーワンGKの最右翼です。
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イタリア代表の過去の戦績
2021年 UEFA EURO2020 優勝
2018年 FIFAワールドカップロシア大会 ヨーロッパ予選 プレーオフ敗退
2016年 UEFA EURO2016 ベスト8敗退
2014年 FIFAワールドカップブラジル大会 グループステージ敗退
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まとめ
イタリア代表の最新スタメンや予想・基本フォーメーション、注目選手・人気有名選手をご紹介しました。
優勝したチームは対策されやすく、優勝後しばらくは苦戦を強いられることも少なくありません。
今後さらに勝ち続けることができるかどうか、選手の奮起や監督の采配が試されるネーションズリーグに、一緒に注目していきましょう(^^)/
>>【関連】サッカーイタリア代表の最新スタメンとフォーメーション!若手や注目選手・監督は?
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