クリスタルパレスのフォーメーションと注目・有名選手や監督は?戦術や特徴も!

こんにちは!

22/23シーズンのプレミアリーグは例年に比べて、監督交代が多いシーズンになっていますが、今回紹介するクリスタルパレスも、先日3月21日に監督を交代しました。

クラブとして21/22シーズンから新たなサッカーのスタイルを目指すために就任したヴィエラ前監督を解任して、その前に監督を務めていたホジソン監督を新監督として復帰させて、何としても残留するんだという気持ちを見せているクリスタルパレス。

そこで本記事では、クリスタル・パレスのフォーメーションや戦術、注目の有名選手や若手・監督について紹介します!

 

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クリスタル・パレスFC | フォーメーション・スタメン

フォーメーション・スタメン①4-2-3-1

クリスタルパレス フォーメーション①

2022.8.6 第1節 vsアーセナルFC(0-2)

前任のヴィエラ前監督が28試合のうち、13試合で採用していたこの4-2-3-1のフォーメーション。

 

2ボランチを置いていることで、守備にはある程度の安定感が生まれていましたが、どうしても攻撃にアクセントを加えることが難しく、前線の個人技頼みになっていました。

そのためプレミアリーグ第21節から28節まで1試合を除き、この形が使われていた時には7試合で僅か4得点しか奪えていませんでした。

 

フォーメーション・スタメン②4-1-4-1

クリスタルパレス フォーメーション②

2022.10.19 第12節 vsウルヴァー・ハンプトン(2-1)

続いてヴィエラ前監督体制で3試合採用されていたのが、4-1-4-1のフォーメーションです。

 

先ほどの4-2-3-1と比べて、ボランチを1枚減らしてより攻撃的な位置に起用することによって、攻撃には厚みを出すことが出来ていました。

しかし、どうしても守備の時には相手に自由を与える場面が多く見られていました。

 

フォーメーション・スタメン③4-3-3

クリスタルパレス フォーメーション③

2023.4.9 第30節 vsリーズ・ユナイテッド(5-1)

最後の3つ目はヴィエラ前監督が使っていて、ホジソン監督も採用している4-3-3のフォーメーションです。

ヴィエラ前監督時代には、ポゼッションを高めることを重視していたため、4-3-3の形はなかなか機能しませんでした。

しかし、よりシンプルな攻撃スタイルを採用するようになったホジソン監督の下では、WGの2人にボールを預けて、攻撃の切り札となってもらい、中盤の選手がそこに絡んでいくことで攻撃に多くの選択肢が生まれて、既にこれまでになかったような攻撃の形が見られています。

 

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クリスタル・パレスFC | 有名選手

ウィルフリード・ザハ(WG、CF)

クリスタルパレスの有名選手1人目は、コートジボワール代表のウィルフリード・ザハ選手です。

ザハ選手は身長180㎝、1992年生まれ31歳のFW(WG,CF)です。

 

クリスタルパレスの下部組織から2010年にトップチーム昇格を果たしていたザハは、類稀なる才能が評価されて2013年1月にはマンチェスター・ユナイテッドに引き抜かれました

しかし、選手層の厚いユナイテッドでは出場機会を手にすることができず、2014年8月には古巣のクリスタルパレスに復帰し、15/16シーズンからは完全移籍に移行します。

そこからザハはクリスタルパレスの攻撃の要に成長していくと、18/19シーズンには10G,10Aを記録するなど、プレミアリーグを代表するアタッカーにまで成長しました。

 

そんなザハは攻撃的な能力に圧倒的なセンスを感じる選手で、ひとたび彼がボールを持つと、1人でゴールまで持っていってくれるのではないかという期待感がスタジアム中に広がります。

特に身体能力の高さを活かした抜群のスピードとそのスピードに乗った中でも、ボールを失わない足元のテクニックを活かしたドリブルは迫力十分で、相手は複数で守らない限りザハのドリブルは防ぐことができません。

またキャリアを重ねるごとにドリブルだけではなく、ゴールに絡む動きの精度が高くなっていて、自らゴールを決める力はもちろん、味方の動きに合わせたラストパスにも磨きがかかっています。

 

これまで何度もクリスタルパレスでの活躍からビッグクラブへの移籍が噂されていたザハですが、結局30歳を超えてもクラブに残っているため、サポーターからの人気は抜群なので、今後も引退するまでクリスタルパレスで活躍して欲しいですね。

 

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ジョルダン・アイェウ(CF、WG)

クリスタルパレスの有名選手2人目は、ガーナ代表のジョルダン・アイェウ選手です。

アイェウ選手は身長182㎝、1991年生まれ31歳のFW(CF,WG)です。

 

フランスの名門マルセイユの下部組織から18歳でトップチームデビューを果たし、世間の注目を集めていたアイェウですが、マルセイユでは結果を残せずに2014年夏にロリアンへ移籍。

ここでブレイクを果たすと、2015年の夏にはアストン・ヴィラに移籍し、プレミアリーグへ上陸すると2017年1月にはスウォンジーへ移籍します。

このスウォンジーで17/18シーズンに7ゴールを決めていたアイェウは、2018年8月にクリスタルパレスへと移籍してきました。

 

そんなアイェウは、クリスタルパレス移籍後、FWとしてゴール数こそ少ないもののしっかりと出場機会を得ています。

なぜFWでゴール数が少ないのに出場機会を得ているのかというと、アイェウは献身的な前線からのプレスが持ち味の選手で守備でもチームを助けてくれるからです。

また屈強なフィジカルを持っているため、ラフなボールを前線で収めてくれるポストプレーも評価されています。

 

これまでクラブを転々としてきたアイェウですが、クリスタルパレスでは5シーズン目を迎えていて、完全にクラブを代表する選手となっています。

今後もこれまで培ってきた経験を活かして、クリスタルパレスの攻守両面に貢献して欲しいと思います。

 

ヨアキム・アンデルセン(CB)

クリスタルパレスの有名選手3人目は、デンマーク代表のヨアキム・アンデルセン選手です。

アンデルセン選手は身長192㎝、1996年生まれ26歳のDF(CB)です。

オランダのトゥウェンテでプロデビューを果たしていたアンデルセンは、2017年8月にイタリアのサンプドリアへ移籍を果たします。

そして18/19シーズンにサンプドリアでレギュラーに定着すると、2019年7月にはフランスの名門リヨンに移籍しますが、フランスの地には馴染めずに20/21シーズンはプレミアリーグのフラムへレンタル移籍で移ります。

このフラムではチーム自体は降格してしまったものの、アンデルセン自身は素晴らしいパフォーマンスを見せたことで、2021年7月からクリスタルパレスへと加入しました。

 

そんなアンデルセンは192㎝という大型のCBらしく、空中戦には圧倒的な強さを持っています。

さらに地上戦でもフィジカルの強さを武器にプレミアリーグの屈強なアタッカー相手にも、自信を持って対応しています。

またビルドアップの面でも精度の高いロングボールを蹴ることができるので、1本のパスでスピードのある前線の選手へとパスを通してくれる選手です。

 

クリスタルパレスに移籍して以降は、同じタイミングで加入したグエイと共にプレミアリーグの中でも屈指の強さを誇るCBコンビを組んでいるので、今後も相手の攻撃をシャットアウトする仕事ぶりに期待したいと思います。

 

クリスタル・パレスFC | 若手注目選手

ミカエル・オリーズ(RWG、AM)

クリスタルパレスの若手注目選手1人目は、ミカエル・オリーズ選手です。

オリーズ選手は身長184㎝、2001年生まれ21歳のFW、MF(RWG,AM)です。

 

マンチェスター・シティの下部組織を経て、レディングの下部組織でプレーしていたオリーズは常に年齢より上のカテゴリーでプレーするなど、才能に期待が集まっていました。

そして当時2部だったものの、2019年3月に17歳3か月の若さでデビューしたオリーズは、20/21シーズンにレディングで7G,12Aという素晴らしい数字を記録します。

こうした活躍からプレミアリーグの複数クラブで争奪戦が起こりましたが、結果的に2021年7月にクリスタルパレスがオリーズの獲得に成功していました。

 

そんなオリーズは右のWGやトップ下といった攻撃的なポジションなら複数ポジションをこなせる器用な選手です。

プレー面での特徴は同じクラブの先輩、ザハに負けず劣らずの繊細なボールタッチと抜群のスピードから繰り出すドリブルを持っていて、相手DFを翻弄することができます。

またフリーキックの精度は見事なものがあり、2023年1月に行われたユナイテッド戦では名手デ・ヘアから完璧なフリーキックを決めていました。

 

今後は間違いなくビッグクラブへステップアップすることが噂されているオリーズのプレーは、今のうちに注目しておいて損はないと思います。

 

マーク・グエイ(CB)

クリスタルパレスの若手注目選手2人目は、イングランド代表のマーク・グエイ選手です。

グエイ選手は身長182㎝、2000年生まれ22歳のDF(CB)です。

 

チェルシーの下部組織で優秀なパフォーマンスを見せていたグエイは2019年にトップチームへ昇格するも、厚い選手層に阻まれて、ほとんど出場機会がありませんでした。

そこで2020年1月から2部のスウォンジーへレンタル移籍したグエイは、約1年半の間で元々持っていた才能を開花させます。

こうして2021年の夏に一度チェルシーへ戻ったグエイでしたが、出場機会を得るために移籍を決断し、約30億円の移籍金を払ったクリスタルパレスへと加入しました。

 

そんなグエイはCBを務める中で、相手がパスを出してくるコースを読めるからこそ可能になる出足の早いプレスを得意としていて、ボール奪取能力に優れた選手です。

また身長は182cmと大きくないですが、空中戦を苦にしていないという面にも特徴があります。

さらにビルドアップにも不安はなく、無難に攻撃へと繋いでいくことができるCBです。

 

カタールW杯には選ばれなかったものの、2026年のW杯ではイングランド代表でCBのレギュラーを張っていてもおかしくないほどの逸材であるグエイが、ここからどのような成長を見せていくのか注目ですね。

 

エベレチ・エゼ(AM、SH)

クリスタルパレスの若手注目選手3人目は、イングランド出身のエベレチ・エゼ選手です。

エゼ選手は身長178㎝、1998年生まれ24歳のMF(AM,SH)です。

 

元々アーセナルの下部組織に所属していたものの、13歳で放出され、その後ミルウォールに移るも契約はもらえず、大学生の時にはアルバイトをしながら、サッカーを続けていました。

その後、QPRのフロントがエゼの才能を見出して、契約を勝ち取ると19/20シーズンに2部で14G,8Aの大活躍を見せます。

この活躍によって、プレミアリーグのクラブから関心を受けたエゼは2020年8月にクリスタルパレスへ加入しました。

 

現在のクリスタルパレスでザハ、オリーズと共に攻撃陣を引っ張っているエゼは、他の2人と同じく身体能力を活かしたスピードはもちろんありますが、ドリブルを仕掛ける際のステップワークに特徴があります。

エゼのドリブルは肩を左右に大きく揺らしながら進んでいくため、相手DFは重心を大きく動かされてしまい、その隙にエゼはボールを少し動かすだけで相手を簡単に抜いていくことができます。

また左右両足を使えるのも魅力で、22/23シーズンは既に7ゴールを決めていて、これまで以上にゴールに絡む動きに磨きがかかってきています。

 

クリスタルパレスに加入した20/21シーズンの終盤に大けがを負ってしまい、21/22シーズンは本領発揮できていなかったエゼですが、今シーズンは本来の実力を存分に発揮していて、今後はイングランド代表に選出される可能性も充分にあると思うので、楽しみに見ていきたいと思います。

 

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クリスタル・パレスFC | 監督

ロイ・ホジソン

主な監督歴

1976-1980 ハルムスタッド
1985-1986 マルメ
1992-1995 スイス代表
1995-1997 インテル
1997-1998 ブラックバーン
1999     インテル
2002-2004 UAE代表
2006-2007 サッカーフィンランド代表
2007-2010 フラム
2010-2011 リヴァプール
2011-2012 ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン
2012-2016 サッカーイングランド代表
2013          U-21サッカーイングランド代表
2017-2021 クリスタル・パレス
2022     ワトフォード
2023-        クリスタル・パレス

 

現在クリスタルパレスの監督を務めるのは、イングランド出身で75歳ロイ・ホジソンです。

 

現役時代は地元のイングランドでDFとして1965年から1976年までプレーしていたホジソン。

引退後はスウェーデンのクラブやスイス代表などで監督としての経験を積んでいくと、その後もイタリアの名門インテルやUAE代表など世界中様々な場所で監督経験を積んでいました。

 

そんなホジソンが一躍プレミアリーグで有名になったのが、2007年12月から就任したフラムの監督でした。

このフラムでホジソンは小規模だったクラブを堅守速攻のスタイルで、08/09シーズンに7位へと導くと、09/10シーズンはヨーロッパリーグ準優勝という快挙を成し遂げました。

こうした実績が評価されて、2010年7月には名門リバプールの監督に就任したホジソンでしたが、ここでは上手くいかず、僅か半年で解任されてしまいます。

 

それでも2012年5月には空席となっていたイングランド代表の監督に就任

2014年のブラジルW杯ではグループリーグ敗退と結果を残せませんでしたが、そのまま辞任せず、 EURO 2016のベスト16でアイスランドに敗れた後、辞任しました。

その後、2017年9月から2021年5月までクリスタルパレスの監督を務めた後、ワトフォードの監督も務めたホジソンは監督業を引退する意思を示していました。

 

しかし、先日2023年3月21日にパトリック・ヴィエラ前監督を解任したクリスタルパレスの新監督として、再び監督業に復帰することが発表されました。

これまでのホジソンといえば、ロングボール主体で堅守速攻の古き良きイングランドスタイルのサッカーを得意としていましたが、今回のクリスタルパレスではより攻撃的に攻めていく戦術を採用していて、2023年になってから1勝もできていなかったチームを4月22日時点で就任後3連勝に導いています。

75歳という年齢もあり、契約は今シーズン終了までとなっていますが、このまま結果を残し続けた場合、ホジソンが続投するのかどうか今後の展開に注目したいですね。

 

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クリスタル・パレスFC | 戦術・特徴

長きにわたり下部リーグで過ごす時間が長かったクリスタルパレスですが、13/14シーズンにプレミアリーグへ昇格してきた以降、毎年のように残留争いを繰り広げながらも何とかプレミアリーグに残っています

その中で長期政権を築いたのが、今回復帰したホジソン監督が2017年9月から2021年5月まで率いていた時でした。

この時のクリスタルパレスといえば、ホジソン監督の下で前線にベンテケなどの屈強なセンターフォワードを起用し、DFラインからロングボールを飛ばして、何とかチャンスを作るという戦術的なサッカーというよりは、フィジカルで勝負するサッカーを展開していました。

 

しかし、ホジソン監督退任後に就任したヴィエラ前監督の下でチームはより現代的なサッカーを目指していきます。

ヴィエラ前監督は攻撃時にはポゼッションを重視し、簡単にロングボールを蹴らない形を採用し、守備時にも後ろで構えるのではなく、前線から積極的にプレスをかけて、はめていく形を落とし込んでいきました。

しかしながら、ヴィエラ前監督の戦術は上手くチームに浸透せず、徐々にチームは成績を落としてしまい、ヴィエラ監督は解任となってしまいました。

現在はホジソン監督の新たな攻撃的サッカーで結果を残していますが、来シーズンに向けて、フロントはどんな監督を連れてくるのか、それともホジソン監督にそのまま任せるのかという判断に注目したいと思います。

 

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クリスタル・パレスFC | 主要な戦績

ここではクリスタルパレスが残している直近5シーズンの成績を振り返ってみましょう!

 

2017-18シーズン

プレミアリーグ:11位 勝ち点44 – 45得点 55失点
FAカップ:3回戦敗退
カラバオカップ:4回戦敗退

2018-19シーズン

プレミアリーグ:12位 勝ち点49 – 51得点 53失点
FAカップ:準々決勝敗退
カラバオカップ:4回戦敗退

2019-20シーズン

プレミアリーグ:14位 勝ち点43 – 31得点 50失点
FAカップ:3回戦敗退
カラバオカップ:2回戦敗退

2020-21シーズン

プレミアリーグ:14位 勝ち点44 – 41得点 66失点
FAカップ:3回戦敗退
カラバオカップ:2回戦敗退

2021-22シーズン

プレミアリーグ:12位 勝ち点48 – 50得点 46失点
FAカップ:準決勝敗退
カラバオカップ:2回戦敗退

 

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まとめ

クリスタルパレスのフォーメーションや戦術、注目の有名選手や若手・監督について紹介しました!

ご紹介した通り、ホジソン監督就任後、クリスタルパレスは再び息を吹き返して残留争いを抜け出した感があります。

クラブとしてはよりサッカーのスタイルが明確だったヴィエラ前監督体制で結果が出なかったのは、残念だったかもしれませんが、ホジソン監督のように今いる選手たちに会った柔軟な戦術で戦える監督を来シーズン以降、連れてくることができれば、さらなる上位進出も期待されます。

 

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