こんにちは!
ブレントフォードFCは、ロンドンの小さなクラブながら今シーズンのプレミアリーグ2021−22で最大のサプライズを起こしているチームです。
開幕戦ではアーセナルを下すと、リバプール戦では撃ち合いの試合を演じ、チェルシーにはスコアこそ敗れたものの、シュート数などで大きく上回る堂々たる戦いぶりを見せました。
現在ヨーロッパで一気に株を上げているブレントフォード。
そこで本記事では、ブレントフォードの2021-22最新スタメンや予想フォーメーション、新加入の注目選手や、2021-22シーズンの展望を見ていきたいと思います(^^)/
>>【関連】ブレントフォードはなぜ強い?戦術は?監督・オーナーもご紹介!
ブレンドフォードの最新スタメン予想!フォーメーションと新加入注目選手紹介も!【2021-2022シーズン】
ブレントフォード最新スタメンはどうなるか予想
ここでは、ブレントフォードの予想スタメンをポジション毎に見ていきます。
GK
GKは昨季に引き続きダビド・ラジャを予想します。
セーブ技術も足元の技術も平均以上のものを持ち、常に落ち着いてチームを鼓舞しており、
安定感抜群のラジャのスタメンが有力です。
また今夏はセカンドキーパーのダニエルズが移籍し、ウエスカからアルバロ・フェルナンデスをレンタルで獲得しました。
フェルンデスは昨季のラ・リーガで22試合に出場し、東京五輪のメンバーにも選ばれるなど、将来有望な若手GKです。
買取オプション付きで、レギュラー争いをするためにやってきた選手ですが、好調のうちにGKを代えることは考えにくいです。
DF
スリーバックは、
左からイーサン・ピノック、ポントゥス・ヤンソン、クリストファー・アイエルの3人を予想します。
昨季限りで、デンマーク代表でもあるヘンリク・ダルスゴーアが移籍してしまいましたが、代わりにセルティックで活躍するアイエルの確保に成功しました。
ハイプレス戦術を志向するチームにとって、CBは広範囲をカバーしなくてはなりません。
フィジカルに自信のあるヤンソン、空中戦に強いピノック、足元の技術の高いアイエルの3人を主軸に、
前線からのプレスを後ろの安定感で支えるとともに、攻撃の起点ともなっています。
また9月に加入したマティアス・ヨルゲンセンが怪我をしたアイエルの穴を埋めており、
控えのマッツ・セーレンセン、マッツ・ラスムセンなどは出番確保に苦労するかもしれません。
MF
アンカーには、
クリスティアン・ノルゴーアを予想します。
フィジカルの強さと鋭い読みでボール奪取を得意とする守備的MFで、タックルやインターセプトに長けています。
ボール保持時もその体格を活かしたキープ力があるほか、配給能力も高くリバプールのファビーニョに近いプレースタイルと言えるでしょう。
不在の場合はイェンセン、ヤネルトなど、一列前の選手が代わりに入ります。
WBには、
左にリコ・ヘンリー、右にセルジ・カノスを予想します。
縦突破に優れたヘンリーは積極的な攻撃参加でチームの攻撃を加速させることができ、
一方で相手次第では守備に専念して変則的にSBの役割を担うこともできます。
既に移籍の噂があったほどの選手なので、ブレントフォードに在籍する間は試合に出続けるでしょう。
控えにはタリク・フォス、ドミニク・トンプソンなどがいます。
カノスは今季プレミア初ゴールを決めた選手です。
元々WGでもプレーしていた選手で、シュート精度やドリブルで相手を剥がす能力があり、縦に突破した後、クロスをFWへ供給します。
ヘンリーの代わりに左WBに入り、カットインしてミドルシュートを狙う起用法もあります。
控えには先述のラスムセンやサマン・ゴドスなどがいます。
次に、インサイドハーフには、
フランク・オニエカ、ヴィタリー・ヤネルトを予想します。
その戦術上、最も攻守に走り回る必要があるのがこのポジションです。
ヤネルトは、守備はもちろんながら、
攻撃時の崩しにかかわるのが上手く、敵陣突破の際にその能力を発揮します。
また、ミッティランから新加入したオニエカですが、
その守備力はプレミアリーグ中位以上の強度があり、IH陣にフィジカル的な厚みをもたらしました。
ここにはマティアス・イェンセン、ジュシュア・ダシルバ、シャンドン・バプティスト、マッズ・ビストルップなど優秀な選手が揃っているうえ、
既に怪我人が出ていることもあり、誰がレギュラーを奪ってもおかしくありません。
FW
FWには、イバン・トニーとブライアン・ムベウモを予想します。
攻撃時はムベウモがサイドに流れたり、MFの位置まで落ちてボールを受けたりと
ボールを引き出してスペースを作ります。
そしてトニーはゴール前で待ち、MFやムベウモが作ったチャンスを確実に仕留めてくれます。
二人とも守備時にはファーストディフェンダーであり、
90分走り続けるスタミナと相手を確実に追い詰める戦術理解度があります。
その他、ユース出身のマルクス・フォルスや、フランスからの期待の新戦力ヨハン・ウィサが控えています。
ウィサは既に得点で結果を残しており、今後のスタメン争いにも注目です。
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ブレントフォード最新予想フォーメーション①
基本フォーメーションは3-1-4-2です。
ブレントフォードは、縦に早い攻撃を志向しており、逆サイドの広いスペースを使って遅攻をするよりも、
短いパスを繋ぎながら狭いスペースを潜り抜ける方が優先されます。
守備時には超ハイプレス戦術を敷き、ツートップ、両IHやWBを使って相手を片サイドへ追い込み、
ロングボールを蹴らせてパワー自慢のCBたちでボールを回収するシステムです。
プレスを90分かけ続けられるのは、選手たちのスタミナはもちろんですが、
確かな戦術眼と成績で選手たちを統率する、トーマス・フランク監督への信頼の賜物と言えるでしょう。
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ブレントフォード最新予想フォーメーション②
今季のカラバオ杯2回戦では4-2-3-1も使用しています。
この試合は控え選手中心のメンバー構成となった試合でした。
このフォーメーションでは、CBの枚数を減らして中盤の人数を増やすことで、
ハイプレスの強度が落ちても、それを人数でカバーすることができます。
基本メンバーでこのフォーメーションを取ることはあまりないと思われますが、
今後怪我人や移籍の関係で、またこのフォーメーションを選ぶこともあり得るでしょう。
ブレントフォード2021-22開幕戦スタメン・フォーメーション
開幕戦では3-1-4-2を使用し、BIG6の一角アーセナルを撃破しました。
この試合では、ハイプレスがはまってショートカウンターで幸先よく先制すると、
ロングスローからフィジカル優位を活かして2点目を奪い、ほぼアーセナルにチャンスを与えず、勝利しました。
狙い通りの作戦で強豪相手から勝利を得たことで勢いにのり、その後の好成績へいい影響を与えていると思います。
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ブレントフォード新加入注目選手の紹介(2021夏移籍・獲得選手)
クリストファー・アイエル
🏴公式発表✍️
🇳🇴DF #クリストファー・アイエル(23)/完全移籍
🏴#セルティック➡️#ブレントフォード🏴
📝契約期間:2026年6月30日アイエルはセルティックでレギュラーとしてプレー。公式戦176試合に出場し7ゴール7アシストを記録していた#超WS海外移籍https://t.co/HWiK99qgBe
— 超ワールドサッカー (@ultrasoccer) July 22, 2021
その経歴から「ファン・ダイク2世」の異名を持つのがアイエルです。
アイエルはセルティックから1350万ポンド(約20億円)で移籍してきたDFで、
同じくセルティックからプレミア入りし、サウサンプトン→リバプールとステップアップしていった
ヴィルヒル・ファン・ダイクと同様にフィジカルを活かした守備が得意な選手です。
足元の技術も高く、高精度のパスで攻撃の起点にもなれます。
時には不用意なファールを起こすなど、まだ粗さこそありますが、
かつてはトッテナムなどの強豪クラブからも関心を寄せられていた選手で、いずれはワールドクラスのDFになることが期待されています。
2021年10月下旬段階では怪我から戻ってきたばかりで100%のコンディションではありませんが、完全復活が待たれます。
マティアス・ヨルゲンセン
Welcome to the Bees family, @mzanka#BrentfordFC pic.twitter.com/jRGKa2nqzM
— Brentford FC (@BrentfordFC) September 19, 2021
ザンカの愛称で知られるヨルゲンセンは、シーズン開幕後に1年契約でブレントフォードに加入しました。
2年間プレミアリーグで昇格組として残留争いを経験しているベテランDFの加入は、
若い選手が多いブレントフォードにとって、足りないものを全て持っている選手でした。
そのフィジカルの強さやボールを捌く能力は主力の3人と遜色ない能力を持っており、シーズンを通しての活躍が期待されています。
特に怪我人が増えている最終ラインにおいて、既に一定の出場機会を得ており、ソリッドな守備を披露しています。
ヨハン・ウィサ
Ladies and Gentlemen, Yoane Wissa#BrentfordFC #WHUBRE pic.twitter.com/oBGr7ZbGGg
— Brentford FC (@BrentfordFC) October 3, 2021
フランス1部のロリアンから完全移籍で獲得したのがウィサです。
ウィサはロリアン所属の3年半の間に128試合に出場し、37ゴール17アシストをマークしています。
WGとしてドリブルやシュートで違いを作れるウィサですが、加入後間もないためプレー強度がまだチームに追いついていません。
現在は主にトニー、ムベウモの次の3番手としてベンチスタートが多いですが、
6節リバプール戦、7節ウエストハム戦では貴重なゴールを記録し、勝点4獲得へ貢献する大活躍を見せています。
試合によってはスタメンで起用され、活躍することも十分期待できる選手です。
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ブレントフォード2021-22シーズンの展望
開幕から好調のブレントフォードは、代表選手も多くないためコンディション調整が他の強豪チームより難しくありません。
また、BIG6との対戦成績も1勝1分け1敗と悪くなく、前半戦では大きな失速はなくシーズンを消化できる可能性は大いにあります。
一方で、ブレントフォードの課題は、シーズン後半に現れることが予想されます。
というのも、ハードワークをベースにした戦術を用いるため、
どうしても後半戦に息切れして怪我人が増えたり、コンディションを落とす選手が出やすい戦い方です。
また昇格組のため、選手層が厚くなく、重要な選手が怪我をすると一気に大崩れする可能性もあります。
上位進出、ひいては来季の欧州大会の出場を期待してしまいますが、今季の目標は、まずは残留を確実にすることです。
そして、今のやり方を続けてプレミアリーグに定着できれば、クラブ経営が大崩れすることは考えにくく、
安定してクラブの成長へとつなげていくことができるはずです。
しかし、昇降格を繰り返すいわゆるエスカレータークラブになってしまうと、クラブの収支は安定せず、どこかから綻びが生じてしまうかもしれません。
また、新たな才能を発掘し続けることも必要です。
開幕以前から注目されていたトニーやヘンリーなどは、おそらく今冬か来夏にはクラブを去ることが予想されます。
彼らに代わる才能を、これまでよりも高いレベルで発掘し、育てることができるか、
分析班やフランク監督の手腕が問われます。
なお、ブレントフォードの細かい戦術や監督・オーナーの強化方針についての記事もありますので、よければこちらからお読みいただければと思います。
>>【関連】ブレントフォードはなぜ強い?戦術は?監督・オーナーもご紹介!
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ブレントフォード2021夏移籍情報(加入・退団)
IN
アルバロ・フェルナンデス(ウエスカ)
移籍金:レンタル(買取オプション付き)
契約年数:1年
クリストファー・アイエル(セルティック)
移籍金:1350万ポンド(約20億円)
契約年数:5年
マティアス・ヨルゲンセン
移籍金:フリー
契約年数:1年
フランク・オニエカ(ミッティラン)
移籍金:840万ポンド(約13億円)
契約年数:5年
ヨハン・ウィサ(ロリアン)
移籍金:840万ポンド(約13億円)
契約年数:4年
OUT
ルーク・ダニエルズ(ミドルズブラ)
移籍金:フリー
契約年数:2年
ヘンリク・ダルスゴーア(ミッティラン)
移籍金:フリー
契約年数:1年
エミリアーノ・マルコンデス(ボーンマス)
移籍金:フリー
契約年数:3年
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まとめ
プレミアリーグの台風の目となっているブレントフォードFCの最新スタメンやフォーメーション予想、そして新加入の注目選手や、2021-22シーズンの展望をまとめてみました。
並み居るプレミア強豪を抑え序盤戦から大方の予想を覆す活躍を見せているブレントフォード、勝負はシーズンの後半に入ってからです。
年間を通して今のパフォーマンスを維持できれば、プレミア残留、ひいてはプレミアリーグ定着も十分できるはずです。
シーズン中盤~後半戦のブレントフォードのサッカーも、注目してみてください (^^)/
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