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2018-19シーズン、リーグ戦は宿敵レアルマドリードが苦しむ中、バルセロナとの優勝争いが注目されましたが、勝点差11を付けられての2位と悔しい思いをしたアトレティコマドリード。
ホームスタジアムのワンダ・メトロポリターノが欧州CL決勝戦の舞台となり、悲願の決勝進出を目指しましたが決勝トーナメント1回戦で敗退という形になっています。
そんなアトレティコマドリードの今季の戦いぶりや課題を振り返り、来季の展望を徹底的に予想していきます!
【アトレティコマドリード2019-2020】移籍情報・補強の噂とメンバー・フォーメーション予想!
アトレティコマドリード2018-2019シーズン概況
シーズン開幕前に流出が危惧されたエースのグリーズマンと指揮官のシメオネの残留を確定させ、悪くない雰囲気の中18-19シーズンに挑みました。
ところがリーグ戦の序盤は主力の多くがロシアW杯での疲れを引きずったのか、得点力不足に喘ぎました。
しかしながら守護神オブラクを中心に堅い守備をベースとした試合を展開して勝点を重ねていきます。
最終的には失点をリーガ最小の29に抑えて22勝10分6敗で勝点76を獲得し、バルセロナに次ぐ2位でシーズンを終えました。
持ち前の守備力のおかげでトーナメント戦は滅法得意なアトレティコマドリードでしたが、国内カップ戦のコパ・デルレイはベスト16で敗退してしまいます。
欧州CLではドルトムント、モナコ、クラブ・ブルージュと同居したGSは首位と同勝点の2位で突破しますが、決勝トーナメント1回戦でユベントスに2ndレグで3点を奪われ逆転負けを喫しています。
アトレティコマドリード2018-2019シーズンの課題点
アトレティコマドリードの2018-19シーズンにおける課題は得点力不足があげられます。
守備力はリーガでの最小失点が物語るように申し分ないのですが、優勝したバルセロナの総得点90点から比べると35点少なく、今シーズン終始調子が上がらなかったレアルマドリードの63点よりも8点少ない得点数は55点とタイトルを取るためには得点力の向上は必要不可欠です。
ジエゴ・コスタは開幕から7戦ゴールが生まれず、冬にチェルシーから獲得したモラタも6得点のみと課題を残しました。
また世代交代の波が重くのしかかってきています。
高齢化が心配されていた守備陣ですが、新シーズンはシメオネ政権での堅守を支えてきたゴディン、ファンフランの退団が発表されており、フィリペ・ルイスの退団も予想されています。
シメオネ監督の代名詞である堅守を誇る守備陣についても見直しを迫られており、アトレティコマドリードの一つのサイクルの終焉を感じさせています。
アトレティコマドリード2019-2020シーズン移籍の噂とメンバー予想
IN(加入)予想
ジョアン・フェリックス、イバニェス、フェリペ、エルモソ、トリッピアー、ロディ、ハメス・ロドリゲス
OUT(放出)予想
グリーズマン、ゴディン、ロドリ、リュカ・エルナンデス、ファンフラン、フィリペ・ルイス、コレア
高齢化を機に世代交代が図られ大幅にスカッドが一新されます。
エースのグリーズマンがバルセロナに抜けた後釜に、ベンフィカよりポテンシャル抜群のジョアン・フェリックスを大枚をはたいて獲得しています。
また堅守を誇った最終ラインからゴディン、リュカ・エルナンデス、ファンフランの移籍が決定し、フィリペ・ルイスの移籍も規定路線と言われています。
代わりにポルトよりベテランCBのフェリペ、同じくエスパニョールからスペイン代表エルモソの獲得が決定。
SBにはイングランド代表のトリッピアーと超攻撃SBのブラジル人ロディを獲得し、最終ラインはヒメネス以外は一新されています。
中盤ではチームの中心であったロドリがマンチェスターシティへの移籍が決まっており、攻撃的なポジションでは、スーパーサブのコレアはイタリア方面への移籍の可能性が高まっています。
ロドリの代役としてバイエルンからレアルマドリードにレンタルバックとなるハメス・ロドリゲスを狙っているという噂が広まっています。
またメキシコからアルゼンチン人ストライカーのイバニェス獲得が決定しています。
近年チームの中心を担った多くの選手が抜ける一方で、若い選手、実績のある選手をバランスよく補強しようとしています。
アトレティコマドリード2019-2020シーズンの予想フォーメーション
昨シーズンまでは中盤フラットな4-4-2をベースとしていましたが、大金を使って獲得したジョアン・フェリックスの攻撃力を活かす為、4-4-1-1になると予想します。
GKは世界でも屈指のセービング能力を誇るオブラク。
4バックは左からロディ、フェリペ、ヒメネス、トリッピアー。
中盤はボランチにトーマスとサウール、左サイドハーフにハメス・ロドリゲス、右サイドハーフにコケ。
シャドーストライカーに新加入のジョアン・フェリックス、1トップにジエゴ・コスタと予想します。
ジエゴ・コスタとモラタは両選手とも実績があり試合によって使い分けになるかと思います。
ハメス・ロドリゲスが加入すればフェリックスとの併用や、中盤の質の高いターンオーバーも実現する為、是非ともチームに迎え入れたい選手です。
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アトレティコマドリード2019-2020シーズンの注目プレイヤー
ジョアン・フェリックス
【公式】アトレティコは、ベンフィカからジョアン・フェリックスを2026年6月30日までの7年契約で獲得。 pic.twitter.com/TT4IBuZL6N
— Atléti Japan (@AtletiJapan) 2019年7月3日
グリーズマンの後釜で、背番号7番を継承した新エース候補。
移籍金も約150億とチームとしてもそれだけの期待と実力を評価して迎え入れた選手です。
ポルトガル国籍ということでネクスト・ロナウドと言われますが、インテリジェンス溢れるパスやシュートはかつてミランやレアルマドリードで活躍したカカに似ていると思います。
競技面だけでなく、甘いマスクで女性人気も高くユニフォームの売上げで財政面での貢献も期待できそうです。
トーマス・パーテイ
トーマス・パーテイ、3月のマオウ月間最優秀選手に選出。 pic.twitter.com/DkizlIHjgM
— Atléti Japan (@AtletiJapan) 2019年4月16日
中盤にパワーとフィジカルをもたらすガーナ代表選手。
守備面の貢献だけでなくボックス・トゥ・ボックスでゴール前にも顔を出し、縦横無尽にピッチを走り回る献身的な選手。
アトレティコマドリードのテクニカルな中盤を支える為、自分を犠牲にすることも厭わない献身性は正に縁の下の力持ちです。
サウール・ニゲス
⏱️ 88′ | ⚽️ GOAL!! サウール!!
🏟 アトレティコ 2-0 ビジャレアル pic.twitter.com/TOLyzpc6lx— Atléti Japan (@AtletiJapan) 2019年2月24日
戦術眼、テクニックに優れた中盤の司令塔。
スペイン代表でも活躍していますが、ただ上手いだけでなくハードワークも厭わず、時にはチームのためにサイドバックすらこなすユーティリティ性も備えています。
高性能のミドルシュートも装備しており、チームの得点力向上にも彼の力は不可欠です。
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まとめ
1つのサイクルの終焉を迎え、大幅なスカッドの一新を行うアトレティコマドリード。
新加入の選手が多い為序盤に勝点を取りこぼす試合が多くなることが予想されますが、守備力・組織力をチームに植えつけるのが得意なシメオネ監督の手腕が試される絶好の機会になりそうです。
ここ数年続いているバルセロナ、レアルマドリードとの3強体制から滑り落ちないためにも重要なシーズンになりそうです。
新シーズンのアトレティコマドリードの戦い、そして闘将シメオネ監督の指揮から目が離せません!
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