こんにちは！
マンチェスターダービーを戦うユナイテッドとシティはプレミアリーグのみならず、ヨーロッパを代表するビッグクラブとして世界中から人気を集めています。
そんな2チームは2023年6月3日に行われるFAカップの決勝で、カップ戦の決勝では歴史上初めて戦うことが決まっています。
そこで本記事では、マンチェスターダービーの戦績や歴史、過去の印象的な試合をハイライト動画を交えてご紹介します！
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マンチェスターダービーとは？
イングランドの北西部に位置する都市・マンチェスターを本拠地を置いているマンチェスター・ユナイテッドとマンチェスター・シティによる試合の名称である『マンチェスター・ダービー』。
両チームが初対決したのは、それぞれのクラブの前身であるウェスト・ゴートンとニュートン・ヒースが対戦した1881年に遡りますが、お互いにダービーでの対抗心が燃え上がったのは1970年12月に起こったある出来事がきっかけでした。
その出来事とは、ユナイテッドのレジェンドでもあるジョージ・ベストが、シティのディフェンダー、グリン・パードーの足をあまりにも危険なタックルで完全に破壊したことがきっかけとなり、マンチェスター・ダービーはダービーらしくどの試合も常に乱闘寸前の荒れた雰囲気を伴う試合になっていったのです。
そんな両チームの成績を見てみると、プレミアリーグが始まった1992年以降はユナイテッドがアレックス・ファーガンソン監督の下で、長きにわたり黄金期を迎えており、シティはプレミアリーグに残留するのがやっとの状況だったこともあり、ユナイテッドがマンチェスターを代表するクラブとなっていました。
しかし、シティが2008年にUAE資本によって買収されたことによって、大金を費やした補強を進めてチーム力を急激に強化していったのと同時に、ユナイテッドはファーガソン監督の黄金期が終わってしまったこともあり、一気に両チームの力関係は逆転していきました。
現在ではシティが毎シーズンのように優勝争いをする一方で、ユナイテッドは少し苦しい時期が続いていますが両チームが強豪になったことにより、マンチェスターダービーは毎試合全世界からの注目を集める試合になっています。
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マンチェスターダービーの戦績
マンチェスターダービーは2022-23シーズンまでの間に通算133回（公式戦）行われ、
ユナイテッドが57勝、シティが41勝をあげ、35回の引き分けという成績となっています。
ユナイテッドが勝ち越している状況となっていますが、今後はシティが追い上げていく可能性もありますよね。
詳しいコンペティション別の成績はこちら
| コンペティション | 試合数 | ユナイテッド勝利 | シティ勝利 | 引き分け |
| プレミアリーグ | 52 | 25 | 18 | 9 |
| ファースト・ディヴィジョン | 68 | 23 | 19 | 26 |
| EFLカップ | 6 | 3 | 3 | 0 |
| FAカップ | 6 | 5 | 1 | 0 |
| コミュニティー・シールド | 1 | 1 | 0 | 0 |
| 合計 | 133 | 57 | 41 | 35 |
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歴代マンチェスターダービーの過去の対戦ハイライト動画
過去のダービーマッチから、印象に残る試合や名試合を5つほどピックアップしてご紹介します。
2009/10シーズン プレミアリーグ 第6節
マンチェスター・ユナイテッド 4 – 3 マンチェスター・シティ
得点者
2’ルーニー（ユナイテッド）
16’バリー（シティ）
49’フレッチャー（ユナイテッド）
52’ベラミー（シティ）
80’フレッチャー（ユナイテッド）
90’ベラミー（シティ）
96’オーウェン（ユナイテッド）
シティが徐々に戦力補強を進めて、両チームの差が縮まり始めていた中で行われた09/10シーズン、1度目のマンチェスターダービー。
この試合ではお互いに序盤戦から点を取り合いますが、3-2でリードしていたユナイテッドが90分に失点したことで痛み分けの雰囲気が流れていました。
しかし、ファーガソン監督時代に審判に圧力をかけているのではないかともいわれた『ファーギータイム』によって、伸びたロスタイムで途中出場のオーウェンが劇的なゴールを決めて、ユナイテッドが勝利していました。
結局09/10シーズンはユナイテッドがプレミアリーグを2位で終えましたが、シティもプレミアリーグ創設以降最上位となる5位にまで順位を上げていました。
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2010/11シーズン プレミアリーグ 第27節
マンチェスター・ユナイテッド 2– 1 マンチェスター・シティ
得点者
41’ナニ（ユナイテッド）
65’ダビド・シルバ（シティ）
78’ルーニー（ユナイテッド）
この試合ではマンチェスターダービー史上、最も美しいゴールが生まれていました。
お互いに優勝争いをしていた中で迎えた勝利が欲しい試合は1点を取り合い、緊迫した展開で終盤を迎えます。
すると、78分にナニが上げたクロスボールをユナイテッドのエース、ウェイン・ルーニーがこれ以上ないほど完璧なオーバーヘッドでゴールに叩き込み、チームを勝利に導いていました。
その後、ユナイテッドは劇的なルーニーのゴールで調子を上げていき、プレミアリーグを制覇しました。
2011/12シーズン プレミアリーグ 第9節
マンチェスター・ユナイテッド 1 – 6 マンチェスター・シティ
得点者
22’バロテッリ（シティ）
60’バロテッリ（シティ）
69’アグエロ（シティ）
81’フレッチャー（ユナイテッド）
89’ジェコ（シティ）
91’ダビド・シルバ（シティ）
93’ジェコ（シティ）
11/12シーズンは、遂にユナイテッドとの力関係をシティが覆して、44シーズンぶりのリーグ優勝を果たしていましたが、その予兆が第6節に行われたマンチェスターダービーでした。
アグエロやダビド・シルバ、ヤヤ・トゥーレなどワールドクラスの選手を揃えるようになっていたシティに対して、一時期の勢いはなくなっていたユナイテッド。
そんな勢いの差が出たのか、この試合では前半こそ1-0でしたが、後半にシティの強力攻撃陣が爆発し、最終的には6-1と大勝。
まさしく両チームの力関係が平等になり、今後シティがマンチェスターの覇権を握るのではないか？と予感させた試合でした。
2017/18シーズン プレミアリーグ 第33節
マンチェスター・シティ 2 – 3 マンチェスター・ユナイテッド
得点者
25’コンパニ（シティ）
30’ギュンドアン（シティ）
53’ポグバ（ユナイテッド）
55’ポグバ（ユナイテッド）
69’スモーリング（ユナイテッド）
12/13シーズンに優勝して以来、低調なパフォーマンスが続いていたユナイテッドに対して、シティは11/12シーズンに初優勝して以来、常にプレミアリーグで優勝争いをするチームに成長していました。
そして17/18シーズンはユナイテッドも健闘していましたが、シティは圧倒的な力を見せつけて第33節のマンチェスターダービーに勝利すれば、優勝が決まるという展開になっていました。
何としてもダービーで優勝を決めさせる訳には行かなかったユナイテッドですが、勢いで勝るシティに前半で2点のリードを許してしまいます。
それでも後半開始10分までにポグバの2ゴールで追いついたユナイテッドは、最終的に69分にスモーリングの逆転ゴールを守り切り、何としても目の前では優勝を決めさせないというユナイテッドの意地を見た試合となりました。
2022/23シーズン プレミアリーグ 第9節
マンチェスター・シティ6 – 3 マンチェスター・ユナイテッド
得点者
8’フォーデン（シティ）
34’ハーランド（シティ）
37’ハーランド（シティ）
44’フォーデン（シティ）
56’アントニー（ユナイテッド）
64’ハーランド（シティ）
72’フォーデン（シティ）
84’マルシャル（ユナイテッド）
91’マルシャル（ユナイテッド）
22/23シーズン、1度目のマンチェスターダービ－となった試合は、怪物ハーランドにとっても初のマンチェスターダービーでした。
そんな大事な試合でハーランドはいきなりハットトリックを記録し、シティ育ちのフォーデンと共に2人でハットトリックを記録するというシティにとっては最高の試合となっていました。
今後も怪物ハーランドがどれだけマンチェスターダービーで、得点を重ねていくのか楽しみですね。
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まとめ
マンチェスターダービーの戦績や歴史、過去の印象的な試合をハイライト動画を交えてご紹介しました！
最近はシティの強さが目立っているマンチェスターの2チームですが、FAカップの決勝ではユナイテッドもEFLカップとの2冠を目指しているので激闘になることが予想されます。
また今後もユナイテッドとシティはプレミアリーグのみならず、ヨーロッパを代表するビッグクラブとして切磋琢磨していく存在になると思うので、いつかはチャンピオンズリーグの決勝で2チームが対戦する姿を見てみたいですね！
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