こんにちは!
現地時間11月11日、「リヴァプールのレジェンド」スティーブン・ジェラードがアストン・ヴィラの新監督に就任したことで、イングランドの舞台に帰ってきました。
また一つ、プレミアリーグが盛り上がるニュースが舞い込んできましたね。
本記事では、そのスティーブン・ジェラード監督の戦術や評価とその手腕、また現役時代はどんな選手だったかについてまとめてみました!
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スティーブンジェラード監督の戦術
2017- リヴァプール アカデミー(コーチ)
2017- リヴァプール U-18
2018- レンジャーズFC
2021- アストン・ヴィラ
スティーブン・ジェラードは、2016年11月にロサンゼルス・ギャラクシーで現役引退後、
ユースから多くの時間を過ごしていたリヴァプールへと戻ります。
2017年から、アカデミーのコーチとして指導者の道に進み、同年、リヴァプール U-18の監督に就任します。
2018-19シーズンからはスコットランドの古豪レンジャーズFCの監督に就任し、クラブ監督としてのキャリアをスタートさせます。
そのレンジャーズでは、4-3-3のシステムを基本として、状況によって4-2-3-1を使い分けており、
いずれもサイド(SB,WG)の選手が攻撃の鍵を握ります。
ジェラードがとる戦術の基本には、高い位置からのプレスがあり、高いラインを保つため、SBも高い位置を取ります。
攻撃時、ウイングの選手は相手のDFラインを押し下げながら、内側のハーフスペース寄りのポジションを取ることで、
空いた大外のスペースをSBが使い、クロスを配球するなど、チャンスメイクをしていきます。
また、SBとWGの役割が逆になる事もあり、積極的に高い位置を取るSBが内側に絞ることで、
大外のスペースをWGの選手が使うなど、状況に応じて変化していきます。
この戦術は、レンジャーズの両SBが攻撃に特徴を持つ選手であることや、
守備時にはスペースをカバーするスピードと対人の強さがある事で成せる戦術でした。
特に右SBのジェームズ・タヴァーニアーは、攻撃の中心人物の一人であり、
ジェラード監督が指揮を執ったシーズン(2018-19)から、退任する直近のリーグ戦まで、
全168試合で42ゴール62アシストと驚異的な記録を残しています。
このように、4-3-3のシステム、ウイングの選手の使い方やSBの攻撃参加、そしてプレスを用いた戦術は、
ユルゲン・クロップ監督が率いる現在のリヴァプールと多くの共通点があります。
舞台はプレミアリーグへと変わり、レベルも選手も一新された環境で、
ヴィラを新たに機能させることが出来るのか期待が掛かります。
スティーブンジェラード監督の評価と手腕
スコティッシュ・プレミアシップにおいて、セルティックが国内で圧倒的な強さを誇っていますが、
ジェラード監督がレンジャーズに就任して3シーズン目にあたる2020-21シーズンにレンジャーズを優勝に導く手腕を見せています。
🏆 The Gaffer 🏆 pic.twitter.com/TItNgWyJtd
— Rangers Football Club (@RangersFC) May 15, 2021
国内リーグでセルティック以外のクラブが優勝するのは10年ぶりであり、
監督として一つ大きなものを成し遂げたことは、今回のアストン・ヴィラの新監督として招聘されたことが物語っているように、
ステップアップを果たす要因となりました。
また、優勝を収めた昨シーズンの強さは圧倒的であり、
リーグ戦33試合で無敗を誇り、78得点10失点という数字からもチームの成熟度が見えてきます。
リーグ上位陣による優勝を掛けた総当たり戦(※)でも、
5試合で4勝1分、14得点3失点と正真正銘のシーズン無敗で優勝を決め、ジェラード監督にとっても集大成となったシーズンでした。
※現在のスコティッシュ・プレミアシップは、全12チームによる総当たり戦×3=33試合(第33節)が行われ、
第33節までの成績から上位6チームと、下位6チームを2つのグループに分け、
グループ内の総当たり戦×1=5試合(第34節~38節)の成績を合算してシーズン成績を決めます。
現役時代はピッチで偉大なキャプテンシーを誇っていましたが、
現在は監督としてチームを束ねるキャプテンシーが発揮されているのかもしれませんね。
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スティーブンジェラード監督の年俸
現段階では具体的な年俸は明かされていませんが、契約は2024年6月までとなっています。
そして、アストン・ヴィラはレンジャーズに対して、
スティーブン・ジェラードと、アシスタントであるガリー・マカリスターの双方の
契約解除金を支払い、その額は325~400万ポンド(約5億円~約6億円)と報道されています。
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スティーブンジェラード監督の現役時代
A true #LFC legend ❤️
Have a great birthday, Stevie! 🎈🥳 pic.twitter.com/RsIpskT8Zv
— Liverpool FC (@LFC) May 30, 2021
1998-2015 リヴァプール
2015-2016 ロサンゼルス・ギャラクシー
・FAカップ 2000-01、2005-06
・フットボールリーグカップ(現カラバオ・カップ) 2000-01、2002-03、2011-12
・FAコミュニティ・シールド 2006
・UEFAチャンピオンズリーグ 2004-05
・UEFAカップ(現ヨーロッパリーグ) 2000-01
・UEFAスーパーカップ 2001
スティーブン・ジェラードは、リヴァプールを象徴するレジェンドであり、
ユース時代から過ごすこのクラブへの愛は退団後も変わらず、
監督として「リヴァプールに戻ること」を夢の一つに挙げています。
現役時代のポジションはMFであり、中盤ならどこでもこなすことが出来るプレイヤーです。
そして、ジェラードの代名詞と言えば、
人々の記憶に色濃く残る、ゴールネットを突き刺すFKやミドルシュートだと思います。
#OnThisDay in 1998, Steven Gerrard made his debut for us…
LEGEND 👏 pic.twitter.com/S2y2I5NYuZ
— Liverpool FC (@LFC) November 29, 2019
幾度となく、この目の覚めるような豪快な一発でフットボールファンを魅了してきました。
プレースタイルは、チームの為にピッチを駆け回り、攻守に渡り闘志溢れる姿を見せますが、
中盤から精度の高いパス、サイドチェンジを展開するゲームメイカーであり、
ロングパス一本で局面を変えることが出来るチャンスメイカーでもあります。
また、時にボックス・トゥ・ボックスの選手の様に幅広くピッチをカバーし、泥臭くプレーする姿からも、
長年リヴァプールのキャプテンとして、チームを牽引する説得力あるプレーを見せていました。
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アストンビラ監督に就任後の期待
Welcome to Aston Villa, Steven Gerrard. pic.twitter.com/MF8n9CPaYW
— Aston Villa (@AVFCOfficial) November 11, 2021
11月7日の解任発表までアストン・ヴィラを率いていたのが、ディーン・スミスでした。
この監督は2018年の10月に、当時チャンピオンシップ(2部)にいたヴィラの監督に就任し、
同シーズンの昇格プレーオフを勝ち抜き、プレミアリーグへの昇格を決めました。
2020-21シーズンは、およそ7000万ポンドの移籍金から、
オリー・ワトキンス、ベルトラン・トラオレ、エミリアーノ・マルティネス、マッティ・キャッシュといった大型補強を行い、
リヴァプール相手に7-2で勝利した衝撃の試合を含む、開幕から4連勝と序盤は好調を見せ、最終的に11位でシーズンを終えています。
今シーズンは、ジャック・グリーリッシュというチームの大黒柱がマンチェスター・シティに移籍したことで、
レヴァークーゼンからレオン・ベイリー、ノリッジ・シティからエミリアーノ・ブエンディアを獲得しましたが、
未だインパクトを残せていないことや、チームの調子も上がらず、
直近の成績が5連敗ということもありディーン・スミスの解任が決まります。
ジェラード新監督の仕事としては、シーズン途中の就任という事もあり、
第一に残留を目標にシーズンを戦うことが予想されます。
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ヴィラのクラブ規模から、優勝争いやCL圏内でのフィニッシュが求められているクラブではないため、
目先の結果というよりも、長期的なプランで、チームの強化を図っていくことと見られます。
また、2シーズン連続で大型補強も行っていることから、粒揃いの選手が集まっており、
冬の移籍市場までの間にチーム作りをしながら、必要なポジションに選手の補強を行うものと見られ、
古巣レンジャーズからの引き抜きもあるかもしれません。
レンジャーズを3シーズン掛けて優勝に導いたように、
現在のヴィラをもう一段階上のステージに上げてくれる監督として期待が掛かります。
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まとめ
アストン・ヴィラの新監督に就任した、スティーブン・ジェラードの戦術や評価と手腕、そして現役時代はどんな選手だったかについてまとめてみました!
12月11日にはリヴァプールとの一戦があり、これはジェラードにとって凱旋試合となり、
様々な意味を持った注目の一戦になることが予想されます。
ジェラードが監督として初のプレミアリーグの舞台でどんなチームを作り上げるのか、その手腕に注目していきましょう!
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