香川真司はなぜ評価されない?全盛期の成績・年俸とテクニック・凄さをゴール動画でチェック!

こんにちは!

迫る冬の移籍市場では、Jリーグ復帰も囁かれている香川真司選手。

日本代表では長年背番号10を背負い、欧州では日本人トップクラスの活躍を見せてきましたが、近年なかなかいい評価・評判が聞こえてきません。

そこで本記事では、香川選手が評価されない理由をまとめ、そして、全盛期はどうだったか、その成績・年俸、テクニックとその凄さを動画で振り返ってみたいと思います(^^)/

 

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香川真司が評価されない理由は?

香川真司が評価されない理由は「3つ」考えられます。

 

1つ目は、個人で打開するプレースタイルではなく、

連係から味方選手との相乗効果により能力を発揮する選手であるため、

「環境によってパフォーマンスが大きく左右されやすい」ことにあります。

 

2つ目は、その戦術(またはチーム選び)に左右され易いことから、

出場時間が短くなることでフィジカル面での問題も生じ、

「近年、安定したパフォーマンスを披露出来ていない」ことにあります。

 

3つ目は、「大活躍した過去との比較により、期待値が高い点」にあると言えます。

 

それでは、それぞれの理由を具体的に掘り下げてみましょう(^^)/

 

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チームや戦術とのマッチング・相性

1つ目の理由に挙げられる

「環境によってパフォーマンスが大きく左右されやすい」点において、

 

・2010-11~2011-12(ドルトムント)

・2012-13(マンチェスター・ユナイテッド)

・2015-16(ドルトムント)

 

この4シーズンは、継続した活躍が見られたことから、

戦術や選手同士の意識の共有という面でも、活躍できる環境にあった時期と言えます。

 

逆に、戦術面での相性などから起用に影響し、香川自身のパフォーマンス不良に陥ることとなるのが、

サー・アレックス・ファーガソン監督の退任後に就任した、

デイビッド・モイーズ政権以降のユナイテッド時代と、ドルトムント(2期)退団後のキャリア

と言えます。

 

この時期のキャリアの下降と世間の評価を掘り下げてみます。

 

後任となった当時のモイーズ監督は、

昔のイングランドサッカーと言えるオールドスタイルを貫き、

フィジカルを重視したサイド攻撃を戦術の主体としていました。

 

このため、モイーズ監督の戦術と香川のプレースタイルの相性はとことん悪いだけではなく、

香川自身も思うような結果が出せず、次第にイングランド国内や日本からも批判が集まり、結局、

このシーズンはプロデビュー以降、初めて公式戦無得点で終えることとなります。

 

続くユナイテッド3年目も、新監督に就任したルイ・ファン・ハール監督からは、

プレシーズンマッチの起用法や結果も踏まえ、直接「戦力外通告」を受けてしまいます。

 

この様な背景もあり、

「ユナイテッドのレベルになかった」「ファーガソンが監督を続けていれば」

と様々な意見を目にすることがあります。

結果として、この時期の香川の評価は「失敗」の烙印を押されることとなります。

 

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パフォーマンス不良・怪我の影響

ドルトムント復帰後は、ブンデスリーガ年間ベストイレブン(ビルド紙)に選出されたシーズンもありましたが、

戦術の変更や監督交代などの影響を受け、ベンチを温める時間が増えていきます。

 

香川が在籍したドルトムント(2期)での監督人事

(クロップ ⇒ トゥヘル ⇒ ボス ⇒ シュテーガー ⇒ ファーヴル)

 

主力として扱われない日々が続いたことで、コンディション調整が難しくなり

フィジカル面でも不調が見られ、そして怪我が増えてしまったことも、

近年の安定したパフォーマンスを見せられていない要因に繋がっていると考えられます。

 

この結果、ドルトムントのレジェンドの一人とも言える香川は、

リュシアン・ファーヴル監督からの構想外だけではなく、トップチームからも外されることになり、

これに伴い評価も著しく落ちることとなります。

 

その後のキャリアとして、ベシクタシュJK、レアル・サラゴサ、PAOKテッサロニキへと移籍しますが、

これらのクラブはリーグレベルの問題等から、

連係が重視される場面は少なく、局面を打開できる個の力が求められてきました。

 

このため、試合に起用されても中盤をショートカットした前線への放り込みが行われる時間も多く、

香川のプレースタイル上、求められるプレーも見せられず、環境を変えてもベンチを温める時間が増えてしまいます。

 

このことが名誉挽回に繋がらず、近年の「評価されない」という点に直結していると言えます。

 

また、怪我の問題として憶測の域ではありますが、

2018年の2月におよそ2ヶ月の離脱となる足首の怪我をして以降、

足首の怪我に悩まされている印象を強く受けます。

 

数か月と言った長期離脱はしていませんが、

数週間程度の離脱が多くなり、その多くが足首による問題となっています。

 

過去との比較・高い期待値

 

PAOKテッサロニキでも、事実上の構想外が続いていましたが、

現地時間12月18日に契約解除による退団が決まりました。

 

ドルトムント退団以降の移籍の際には、それぞれの現地で手厚い歓迎を受け、

この光景からは、ユナイテッド、ドルトムント、そしてワールドカップにも出場した

 

「SHINJI KAGAWA」というスター選手の一人であることが伺えますが、

 

これも過去の栄光から来る期待値の高さと、現在のギャップがその差を埋めきれず

国内外からの厳しい声、そして退団へと繋がっていると考えられます。

 

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香川真司の全盛期の成績・年俸・市場価値

ここからは香川真司選手がこれまで最も輝いた全盛期を振り返ってみたいと思います。

全盛期の成績

 

所属:ボルシア・ドルトムント
時期:2011-12シーズン

市場価値:2200万ユーロ(約28億円)
推定年俸:300万ユーロ(約4憶円)

個人成績

・ブンデスリーガ
31試合 13ゴール 13アシスト
・DFBポカール
5試合 3ゴール 2アシスト
・チャンピオンズリーグ
6試合 1ゴール 0アシスト
・DFLスーパーカップ
1試合 0ゴール 0アシスト

チーム成績

・ブンデスリーガ
優勝(勝ち点81:25勝 6分 3敗)
・DFBポカール
優勝
・チャンピオンズリーグ
グループステージ敗退
・DFLスーパーカップ
準優勝

獲得タイトル・個人タイトル

・ブンデスリーガ
・DFBポカール
・ブンデスリーガ年間ベストイレブン キッカー紙
・ブンデスリーガ年間ベストイレブン ビルド紙
・ESM欧州年間ベストイレブン

最高市場価値・最高移籍金・最高年俸

最高市場価値:2200万ユーロ(約28億円)

所属:ボルシア・ドルトムント
時期:2011-12シーズン終了後

最高移籍金:1500万ポンド(約22憶円)

所属:ボルシア・ドルトムント→マンチェスター・ユナイテッド
時期:2012年

最高年俸:550万ユーロ(約7億円)

所属:マンチェスター・ユナイテッド
時期:2013-14シーズン

 

※日本円は2021年12月のレートで計算

 

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香川真司の全盛期のテクニック・凄さ

 

香川のプレースタイルは周りの選手との連係によって活きる選手です。

ライン間にポジションを取るのが上手く、相手の嫌な位置でボールを受け、試合を展開する潤滑油の役割から、

創造性が溢れるラストパスでチャンスメイクも行いながら、タイミング良く相手の背後へと抜け出す

オフ・ザ・ボールの質も高く、ゴールとアシスト両方を狙っていく選手です。

 

<ドルトムントの公式チャンネルが選出した香川真司のベストゴールトップ10>

 

また、利き足に限らず、両足から精度の高いパスを配球することが出来ることや、

フィジカルが強い選手ではありませんが、技術やテクニックを駆使したボールキープに優れ、溜めや時間を作ることが出来ます。

 

守備の面では、対人守備は苦手としていますが、

相手のパスコースを切るポジショニングでの守備が得意であり、

過去のバイエルン戦ではシャビ・アロンソのマークに付き、完封する役目を果たしています。

 

<ドルトムント2年目(2011-12)のリーグ優勝とカップ優勝の2冠を果たしたシーズンのプレー集>

 

また、クロップ監督が落とし込んだゲーゲンプレスの戦術と香川の相性は良好で、それは現在でも、

基本的にはプレスに行きたい(守備時もアクションを起こしたい)選手であり、ベシクタシュやサラゴサでは、

その意識からプレスを掛けに行きますが、意識の共有が出来ず、チームの連動性に欠けるシーンも見られました。

 

適正ポジションは、トップ下(シャドー)であり、このポジションで幾つものゴールを演出してきましたが、

近年はインサイドハーフでの起用も増え、中盤からのゲームメイクで存在感を示すことも多くなっています。

 

香川自身も元々はボランチの選手だったことや、全盛期と比べてアジリティが落ちてしまっているだけに、

現在の適正ポジションにインサイドハーフを推す声も上がっています。

 

香川の全盛期のプレーや近年のプレー動画は、まだまだあります。

<「ファンタスティック4」の一人として活躍し、ビルド紙によるブンデスリーガ年間ベストイレブンに選出されたドルトムント復帰後の2015-16シーズンのプレー集>

 

<ベシクタシュJK時代のプレー集>

 

<レアル・サラゴサ時代のプレー集>

 

評価が下っている近年も、要所では全盛期を彷彿とさせるプレーが見られることから、

このままキャリアの終わりを迎える前に、もう一花咲かせて欲しいですね!

 

 

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香川真司のスーパーゴール・アシスト集

<マンチェスター・ユナイテッドvsノリッジ・シティ(2012-13)>

キャリア初のハットトリックを記録した伝説の試合です。

満員のオールド・トラッフォードが一体となる歓声の中心に、日本人選手がいたことはとても誇らしいですね!

 

<チャンピオンズリーグ準々決勝モナコ戦(2016-17)>
3:40~アシスト
5:19~ゴール

ドルトムントのチームバス爆発事件の翌日に強行開催された試合でしたが、

香川は1ゴール1アシストの活躍を見せ、この節のチャンピオンズリーグ公式によるベスト11に選出されました。

 

※なお、この爆破事件はテロによるものではなく、株価の変動により、

膨大な利益を得ようとした個人による犯行だったことが捜査によって明らかとなっています。

 

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まとめ

香川選手が現在思うように評価されない理由をまとめ、これまでの栄光を築いた時代から、近年の活躍まで、動画を交えて振り返ってみました!

振り返ってみると、とてもワクワクさせるプレーに溢れ、

多くのサッカーファンを魅了してきた選手であると感じさせられます。

既にPAOKからの退団が発表されたこともあり、今後より具体的に移籍先の名前が取りざたされることと思います。

この冬での新天地と、その去就がどこに収まるのか注目です(^^)/

 

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