サッカーセルビア代表のフォーメーションとスタメンは?有名・注目選手もご紹介!

こんにちは!

2022年11月から開催されるカタールワールドカップの予選では、イタリア、スウェーデン、エジプトなどこれまで出場が多かった有力国が敗退してしまい、サラー選手やイブラヒモビッチ選手などですら出れない厳しい予選となりました。

そんな中、激戦区のヨーロッパ予選を強豪ポルトガル代表と同じ組だったにもかかわらず、見事1位で本戦突破を決めたのが、今回紹介するセルビア代表です。

そこで本記事では、サッカーセルビア代表の戦術と強さやフォーメーション・スタメン、そして有名・注目選手、監督についてご紹介します!

 

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サッカーセルビア代表の戦術と強さ

今回紹介するセルビア代表は、2006年にセルビア・モンテネグロからモンテネグロが独立した段階で、セルビア代表として活動を始めました。

その後、行われたワールドカップにはこれまで2010、2018の2回出場していますが、どちらも予選で1勝2敗という成績で敗退となっています。

そしてEUROでも2008年大会から4大会連続で出場を果たしていますが、1度も予選を突破した経験がなく、大舞台での予選突破が目標となっているセルビア代表です。

 

セルビア代表はこれまでも常にヨーロッパのトップクラブで活躍している選手を揃えて、名前だけを見れば強豪国にも引けを取らないものを持っていました。

しかし、そんなタレントをこれまでは上手く監督がまとめることができずに、戦術面でまとまりを見せることができていませんでした。

 

そんな中で2021年に就任した日本でもお馴染みのドラガン・ストイコビッチ監督が、チームに対して精神的な強さ、戦術的な成熟度、行動、規律、犠牲、と様々な部分でチームをまとめることに成功した結果、今回の予選における躍進が生まれました。

 

戦術的な特徴で言えば、サイド攻撃を主としたサッカーでクロスボールを多様する攻撃や、ボールを奪ってから仕掛けの速いカウンターサッカーを繰り広げるのが現在のセルビア代表となっています。

 

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サッカーセルビア代表のフォーメーション・スタメン

フォーメーション:3-4-1-2

セルビア代表 フォーメーション1

ここ最近一番多く使われているフォーメーションが、この3-4-1-2の形です。

 

まずこの3バックの形で重要になってくるのは、両ウイングバックの運動量で攻撃時にはもちろんクロスなどで、厚み持たせることが必要ですし、守備時にはしっかり戻らないと3バックの脇を突かれてしまいます。

そこにはコスティッチやジブコビッチなど、スタミナを活かした攻守両面に貢献できる選手を起用しています。

 

そして攻撃時には、タディッチがトップ下としてタクトを振るい、ヨーロッパの中でも屈指の2トップであるミトロビッチとブラホビッチとの3人で攻撃を完結させることが出来ます。

 

フォーメーション:3-4-2-1

セルビア代表 フォーメーション2

先ほどの形と似ていますが、前線の形が違うのが、この3-4-2-1のフォーメーションです。

 

この3-4-2-1の形は、先ほど紹介した3-4-1-2とは前線の形が異なっており、こちらのフォーメーションの方がトップ下に2枚の選手を置いているため、中盤からのボール回しをスムーズに行うことができます。

 

1トップにはスピードがあるヴラホビッチを置き、空いたスペースに走らせて、ボールをキープすることによって、そこに食いついた相手が空けたスペースを中盤の6枚の誰かが使っていくというのも、攻撃の形の1つです。

 

試合中に2トップに変更するパターンもあるので、この2つのフォーメーションを試合中に使い分けていく場面も見られると思います。

 

フォーメーション:3-5-1-1

セルビア代表 フォーメーション3

ワールドカップ出場を決めたポルトガル戦で使われたのが、この3-5-1-1です。

 

強豪ポルトガルとの対戦ということもあり、中盤の真ん中の位置に3枚を置くことによって、相手の攻撃をしっかりとディフェンスラインの前で食い止める形をとっていました。

 

そして攻撃では前線の2人が何とかボールをキープしたところからのカウンターアタックで、少ないチャンスを物にしていくというのが狙いとなっています。

 

実際にポルトガル戦では枠内シュート3本で2点を奪っており、本大会でも同じグループにブラジルがいるため、このフォーメーションを使ってくる可能性はあると考えます。

 

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サッカーセルビア代表の有名選手・注目選手

ドゥシャン・ヴラホビッチ(CF)

セルビア代表の有名・注目選手1人目は、ドゥシャン・ヴラホビッチ選手です。

ヴラホビッチ選手は身長190㎝、2000年生まれ22歳のFW(CF)です。

 

セルビアの名門パルチザンで弱冠15歳にして、プロデビューを果たしたヴラホビッチ。

その後、2018年夏からセリエAのフィオレンティーナに移籍すると、2020-21シーズンにブレイクを果たし、一気にフィオレンティーナのエースに成長します。

そして2022年1月に多くのビッククラブから狙われていた中で、移籍金7000万ユーロ(約90億円)でユベントスへ移籍となり、ストライカーとして活躍をみせています。

 

セルビア代表ではアンダー世代から常に選出されており、フル代表には2020年11月のハンガリー戦でデビューを飾り、現在はチームの得点源にまで成長しています。

 

そんなヴラホビッチの最大の武器は、非常に高い得点能力であり、その得点パターンの中でも一番多いのがワンタッチシュートです。

ヴラホビッチは190cmと非常に長身ですが、だからといってクロスボールに頭で合わせるゴールが多いというよりは、相手センターバックとの細かい駆け引きの中でフリーになり、来たボールを冷静に流し込むという形がブラホビッチの真骨頂と言えます。

 

このようにTHE・ストライカーのようなプレースタイルが武器のブラホビッチは、現在ハーランドと並んでサッカー界における若手ストライカーの代表のような存在となっています。

ワールドカップでもセルビア代表を初のグループリーグ突破に導くゴールを量産して欲しいところですね。

 

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セルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ(OMF、CMF)

セルビア代表の有名・注目選手2人目は、セルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ選手です。

ミリンコビッチ=サビッチ選手は身長192㎝、1995年生まれ27歳のMF(CMF,OMF)です。

 

セルビアのFKヴォイヴォディナというクラブで2013年11月にプロデビューを飾ったミリンコビッチ=サビッチは、2014年6月にベルギーリーグのKRCヘンクに移籍。

ヘンクには1シーズンのみの在籍となり、2015年7月にセリエAのラツィオに移籍すると、2017-18シーズンに年間ベストイレブンを獲得するなど、現在までビッククラブへの移籍が噂される中、ラツィオでのプレーを続けています。

 

セルビア代表では2017年にデビューを果たすと、2018ロシアワールドカップではグループリーグ全3試合に出場するなど、チームの中心選手として活躍しています。

 

そんなミリンコビッチ=サビッチは中盤の選手としては珍しく、192センチという長身で、もちろんその体格を生かした空中戦の強さやリーチの長さを活かしたボール奪取能力も魅力の選手です。

しかし、ミリンコビッチ=サビッチは他にも体格に似合わないような繊細なボールタッチで前線へ運ぶドリブル、チャンスを見逃さずにタイミング良く、ボックス内へ飛び込むゴールへの嗅覚、さらに低い位置からのビルドアップにおける貢献など、中盤に求められる仕事を常にハイレベルでこなすことができる選手といえます。

 

既に世界のトップレベルに成長しているミリンコビッチ=サビッチが、さらにもう一段階上のステップに進むためにもワールドカップでの活躍が必要になってきます。

ダイナミックで華麗なプレーに期待したいと思います。

 

 

フィリップ・コスティッチ(LSH、LWB)

セルビア代表の有名・注目選手3人目は、フィリップ・コスティッチ選手です。

コスティッチ選手は身長182㎝、1992年生まれ29歳のMF(LSH,LWB)です。

 

コスティッチはセルビアのFKラドニチュキでキャリアをスタートさせると、その後エーデルヴィジのフローニンゲン、そしてブンデスリーガのシュツットガルト、ハンブルガーSVでプレーすると、2018年8月にアイントラハト・フランクフルトに移籍します。

フランクフルトでは現在、日本の長谷部誠、鎌田大地と共にプレーしており、2021-22シーズンのヨーロッパリーグでは6アシストを記録、大会最優秀選手に輝き、チームの優勝に大きく貢献しました。

 

セルビア代表では2015年6月にデビューを飾ると、現在も攻守両面に貢献する主力選手として活躍しています。

 

主に左サイドを主戦場とするコスティッチは、現在フランクフルト、セルビア代表で共に左ウイングバックを務めています。

そのポジションで攻撃時はキック力を活かした高精度のクロスとスピードとテクニックを織り交ぜた推進力のあるドリブルでどんどん縦に突き進む選手であり、その攻撃力は圧巻のものがあります

そしてウイングバックとして、守備面でもチームに大きく貢献できるのがコスティッチの良さで、豊富なスタミナを活かし、90分間常に休むことなくピッチを上下することができます。

 

今回のワールドカップでもセルビア代表は主に3バックの形を採用すると見られています。

ウイングバックの運動量がキーになる中、このコスティッチがいるというのは非常に心強い存在として期待できると思います。

 

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サッカーセルビア代表の監督

ドラガン・ストイコビッチ

セルビア出身 57歳

 

現役時代、ユーゴスラビア代表のスター選手として活躍を見せていたストイコビッチは、1994年にJリーグの名古屋グランパスへと加入すると、その後2001年までプレーし、日本のサッカーファンの心を奪う華麗なプレーを披露しました。

そして、日本の舞台で現役引退した後は、セルビアのレッドスターの会長職に就くなどの仕事をしていましたが、2008年から今度は監督として名古屋グランパスに戻り、監督キャリアをスタートさせました。

 

名古屋グランパスでは、就任3年目の2010年にクラブ史上初となるJ1リーグ優勝にチームを導くなど、素晴らしい手腕を発揮し、2013年まで在籍しました。

その後は2015年から5年間中国の広州富力で監督を務めて、2021年2月20日に母国セルビア代表の監督に就任しました。

 

そして初の大仕事となったカタールワールドカップの予選では、ポルトガル、アイルランドなどと同組で、難しいグループに入りましたが、規律を重んじたサッカーで見事にグループ1位で本大会の出場権を手にしました。

 

このようにセルビア代表を率いて、ワールドカップ出場を決めたストイコビッチは自身がユーゴスラビア代表で選手として出場した1998フランスワールドカップ以来、今度は監督として挑むことになります。

選手時代の最高記録のベスト8を目指していってほしいところですね!

 

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まとめ

サッカーセルビア代表の戦術と強さや、フォーメーション・スタメン、そして有名・注目選手、監督についてご紹介しました。

カタールワールドカップでセルビア代表は、ブラジル、スイス、カメルーンと同じグループとなっており、どの国もワールドカップ常連で突破には本来のプレー以上のものが求められる戦いとなります。

もし日本代表以外に応援するチームを作りたいという日本のサッカーファンがいらっしゃれば、長く日本でプレーし、馴染みのあるストイコビッチ監督率いるセルビア代表を応援してみるのも面白いと思います!

 

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