23/24|レアルマドリード最新スタメン・フォーメーションと予想!注目の若手や有名選手も!

こんにちは!

今季のレアル・マドリードは新加入のベリンガムを生かした新たなシステムとスタイルを構築し、好調を見せています。

チャンピオンズリーグのグループステージでは全勝で首位突破し、ラ・リーガでもしっかり優勝争いに絡みながらリーガ最少失点も継続しています。

その一方で、クルトワとミリトンがそれぞれ前十字靭帯の損傷により長期離脱が強いられている中で、直近の第17節ではアラバも同じ怪我を負い不運が続いています。

冬の移籍市場では緊急補強を行うことも視野に入り、健全な経営が評価されているペレス会長と、選手を操る手腕に長けているアンチェロッティ監督がどのような決断を下すのか、後半戦に向けて注目ポイントとなります。

そこで本記事では、レアル・マドリードの最新スタメン・フォーメーションと、注目の若手や有名選手についてまとめてみました!

 

レアルマドリード|今季どんなチーム?強さや人気は?

 

今季のチーム事情は、すでに守備の主力選手3人の長期離脱が決まっており、DFミリトンがシーズン終盤に復帰予定で、GKクルトワとDFアラバはシーズンアウトが濃厚となっています。

 

今夏の移籍市場では、絶対的なストライカーであるベンゼマが退団しましたが、ドルトムントからベリンガムを獲得し、前線2トップの編成ながら基本的に9番タイプの選手を置かず、流動的にポジションを変えながらスペースを突いた攻撃を構築しています。

 

ライバルとなるバルセロナとは違い、伝統的なパスサッカーは求められず「勝利」が最大の目標であり、時代毎のスター選手を生かしながら柔軟に戦術を変えるのがマドリーの強さです。

 

スター軍団を擁し「銀河系軍団」とも称された時代は、成功とともに大きな失敗も経験し、以降は下部組織の育成に力を入れたり、スター候補となる選手を青田買いし、自前でスター選手を育成する方針に切り替えたことで、現在のマドリーのスカッドには若手の実力者が多く揃い、ベテラン、中堅、若手のサイクルを上手く回すことができています。

 

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レアルマドリード|最新スタメン・フォーメーションと予想

2023-24シーズンのスタメン・フォーメーション①:4-3-1-2

ラ・リーガ 第11節 vsバルセロナ(2-1)

 

今季から採用している中盤ダイヤモンドのシステムで、ボックス内に固定した選手を配置せず、ヴィニシウス、ロドリゴ、ベリンガムが流動的に動くことでボックス内にスペースを生み出し、チャンス時にそのスペースを突いた攻撃を見せています。

 

この試合では、これまで好調を見せているベリンガムにマークを付けられたことで、前半は思うような試合運びができませんでしたが、偽SBとして中盤と内側のレーンを使えるカマヴィンガと、ベリンガム同様にポイントでボールを受けて起点となれるモドリッチの投入により、流れを取り戻したマドリーが逆転勝利を収めました。

 

ベリンガム対策が講じられても、試合の中で解決策を打てるアンチェロッティ監督の手腕が光りました。

2023-24シーズンのスタメン・フォーメーション②:4-4-2

チャンピオンズリーグ GS第5節 vsナポリ(4-2)

 

最近の試合で見せている4-4-2(4-2-2-2)のシステムです。

 

ポイントなるのは、ポジションを固定する選手と流動的にプレーする選手の設定であり、CB2枚とクロースは積極的な上がりは見せず、カウンターへのリスクマネジメントを意識し、前線1枚は相手のラインを押し下げ、SBは大外の高い位置に張ることで幅を作り出します。

流動性が与えられるのは、サイドハーフと前線の選手で、4-3-1-2のシステムと同様にスペースメイクとスペースを突く攻撃が鍵となります。

 

また、クロースの横にはバルベルデを置き、彼の豊富な運動量とトランジションに切り替えの早さで広い範囲をカバーし、潰し役としても機能しており、チームの強度を担っています。

 

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2023-24シーズンのフォーメーション・スタメン予想①:4-4-2

 

アンチェロッティ監督がミラン時代に採用した4-3-2-1のクリスマスツリー型に近いシステムを可能性の一つとして予想します。

個人技で剥がせるヴィニシウスのポジションを固定させながら、現在の4-4-2のシステムに近い働きができます。

 

また、CBのアラバが長期離脱となる中で、その代役となるのがナチョとチュアメニになります。

10月の緊急時にはチュアメニのCB起用を行っており、好プレーを見せていましたが、チュアメニ自身はCBでのプレーに否定的な姿勢を見せていたため、アンチェロッティ監督が説得をするのか、冬に補強を行うのか、選択によっては後半戦の戦術にも関わってきそうです。

2023-24シーズンのフォーメーション・スタメン予想②:4-3-3

 

今季のマドリーは4-3-3のシステムを封印していますが、得意としているこのシステムを一時的に採用する可能性も予想します。

 

この場合、アンカーにはチュアメニを起用したいところですが、彼を手薄なCBにコンバートとさせる可能性があることや、現在のスタイルにハマっているクロースとバルベルデの中盤コンビは、システムを変えても継続しそうです。

 

レアルマドリード|戦術・サッカーの特徴

 

伝統的な戦術に縛られていないものの、カウンター攻撃はいつの時代も鋭さを持っています。

 

今季は4-3-1-2の中盤ダイヤモンドのシステムと、4-4-2(4-2-2-2)を採用しています。

4-3-1-2はアンチェロッティ監督が黄金期のミランを率いていた時代と似ており、CFの後ろで、MFとFWの役割を担うカカ(ベリンガム)と、中盤の底に入るピルロ(クロース)でゲームを支配していたシステムで、ボールを保持しながら手数を掛けずにフィニッシュまで持ち込むオートマティックなサッカーを、現代サッカーにブラッシュアップさせています。

 

今季のラ・リーガでビルドアップ戦術に特徴を見せるジローナやラス・パルマスとは違い、点と点をつなげるシンプルかつ効果的なサッカーであり「選手の質」で成し遂げられています。

 

アンチェロッティ監督が指示する設定は明確であり、流動的に動く選手、幅を取る選手、相手のラインを押し下げる選手、カウンターに備えたリスク管理をする選手と、それぞれの選手が自身の役割を遂行するため事故が起こりにくいのも特徴的で、第17節を終えた時点でリーガ最少失点数を保持しています。

 

また、9番タイプのホセルはシンプルにボックス内でターゲットとなったり、ポストプレーを体現してくれる選手であり、先発としてもオプションとしても、相手を崩すための二の手、三の手の策として機能しています。

 

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レアルマドリード|有名選手

ダニエル・カルバハル(SB)

 

年齢:1992年1月11日(31歳)

市場価値:1200万ユーロ(約18億7000万円)

 

好調マドリーを支える選手の一人で、攻守において質の高さを見せています。

 

カルバハルは、タイミング良くオーバーラップ、アンダーラップで攻撃参加しながら中の状況を判断し、精度の高いパスやクロスでチャンスメイクに繋げます。

 

相手選手と対峙する場面でも剥がしてクロスを上げてくれるため、サポートなしでもプレーをやり切ってくれる選手です。

 

守備時はボールの奪いどころで体を入れたり、足を伸ばしてボールカットしてくれる選手ですが、ピンチの時には躊躇なくスライディングで潰してくれるため、味方としては助かるプレーを見せます。

また、中盤のスペースを埋める守備や、最終ラインの背後のケアもできるため、とても頭脳的な選手です。

 

ベテランとなりましたが、マドリーにとってもスペイン代表にとっても替えの利かない選手であり、世界最高峰のSBです。

アントニオ・リュディガー(CB,SB)

 

年齢:1993年3月3日(30歳)

市場価値:3200万ユーロ(約50億円)

 

CBのミリトンが長期離脱となっていますが、その不安を払拭する非常に安定したプレーを見せています。

 

リュディガーはフィジカルに優れたDFで、スピードタイプ相手にも並走できる走力と、相手のカウンター攻撃に対応できるカバーエリアの広さを持ち合わせています。

リーチの長い足を伸ばしたボールカットや、体をぶつけてボール奪取したりと、対人守備にめっぽう強く、空中戦にも強さを見せます。

 

攻撃時にはそのフィジカルを生かしてボールを持ち運ぶプレーを見せ、その推進力からSBでもプレーできる選手ですが、今季のマドリーは後ろの枚数を揃えておく必要があるため、積極的な攻撃参加は控えていることもあり、一つ一つのプレーを冷静に対処しチームに安定感をもたらしています

 

ミリトン、アラバが長期離脱する中で、シーズン後半戦からリュディガーへの負担がさらに増してくることが予想されますが、このピンチを乗り切る気迫あるプレーと、怪我無くシーズンを終えて欲しいですね。

ホセル(CF)

 

年齢:1990年3月27日(33歳)

市場価値:600万ユーロ(約9億3500万円)

 

昨季に降格したエスパニョールとの契約条項(サラリー全額負担)を行使し、今夏の移籍市場で約11年ぶりにマドリーに復帰(ローン移籍)しました。

 

ベンゼマ退団後の唯一の9番タイプの選手であり、チームの新スタイルから途中出場が多くなっていますが、これまで公式戦21試合で8ゴール2アシストを記録し、一定の成績を残しています。

 

ホセルは、前線に張ることで相手のラインを押し下げたり、ポストプレーで味方が動き出す時間を作り出し、流動的な動きを任されているベリンガムやロドリゴのプレースペースを確保する役割も担います。

 

得点パターンはまさにストライカーという選手で、ゴールへの嗅覚、ワンタッチで沈める決定力、空中戦の強さでゴールを狙います。

 

スペイン代表の常連にもなり、遅咲きのベテランストライカーの活躍に期待です。

 

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レアルマドリード|若手の注目選手

ジュード・ベリンガム(CM)

 

年齢:2003年6月29日(20歳)

市場価値:1億5000万ユーロ(約234億円)

 

今季、公式戦20試合で17ゴール5アシストを記録し、マドリーの新たな顔となる印象的なプレーを見せています。

 

ベリンガムは、万能型のMFでありパスの精度、視野の広さ、決定力に加え、オフ・ザ・ボールの質と守備意識の高さを兼ね備えています。

 

マドリーでは、攻撃時に自由を与えられながらも頭脳的であり、パスの逃げ道を作ったり、プラス1となるポジショニングで優位性を生み出したり、攻撃のスイッチとなり加速させるなどMFとしての顔を見せ、ボックスではポケットを突いたり、ヘディングでゴールを決めるなどFWとしての顔も見せます。

 

ミドルシュートの精度も高く、様々なゴールパターンで得点を量産し決定力を開花させています。

 

守備面ではネガトラの意識が高く、プレスで相手の攻撃の芽を摘んだり、相手からボールを刈り取ったりと、潰し役としても効果的なプレーを見せます。

 

キャプテンシーもある選手であり、腕章を着けてプレーする日も近いかもしれません。

ロドリゴ(WG,SS)

 

年齢:2001年1月9日(23歳)

市場価値:1億ユーロ(約156億円)

 

ヴィニシウスが離脱後は、特に試合を決定づけるプレーを見せ、公式戦23試合で10ゴール6アシストを記録しています。

 

ロドリゴは、高いテクニックと相手を剥がすドリブルスキルを持っている選手ですが、状況を俯瞰(ふかん)できる判断力にも優れ、スペースを狙う動き、使うプレーで穴を突きながら局面を作り出せる選手です。

 

オフ・ザ・ボールの質も高く、サイドから斜めに侵入する形でディフェンスの間を潜り抜け、フィニッシュワークへと繋げられることもあり、サイドに張ったり、中へ侵入したり、斜めの動きでチャンスに絡んだりと、彼をマークするDFは手を焼きます。

 

また、高い決定力も脅威とさせている要因であり、テクニックに優れながら必要以上にボールを持たず、周りを生かしながらフィニッシュに絡めるロドリゴは、現在のマドリーの重要な選手の一人となっています。

ニコ・パス(WG,OMF)

 

年齢:2004年9月8日(19歳)

市場価値:500万ユーロ(約7億8000万円)

 

今季トップチームデビューを果たした下部組織の選手で、チャンピオンズリーグのナポリ戦で初ゴールを決め、新たなスター候補として期待されています。

 

カスティージャで10番を背負うニコ・パスは、CF、右WG、攻撃的MFなど複数のポジションでプレーしますが、アセンシオの退団と今夏加入のギュレルの負傷離脱が続き、一部メディアで久保建英の復帰も囁かれる中で、貴重な左足を武器とした選手です。

 

ニコ・パスは186cmの長身選手でカスティージャ(3部)では、相手に体を預けたり、体をぶつけながらボールキープするなど、溜めが作り出せる選手で、フィジカルを生かした推進力も見せています。

 

長いリーチを生かした切り返しや、上半身のフェイントを使って相手の重心を崩してから突破するプレーも見せ、カットインからのシュートも得意としています。

 

現在は、アルゼンチンの年代別代表ではありますが、スペイン国籍も保有し、将来的にどちらを選択するのかも注目です。

 

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レアルマドリード|主要な戦績

それでは、過去5年の成績を振り返ってみましょう!

シーズンラ・リーガ国王杯CLスーペルコパスーパーカップクラブW杯
18-193位準決勝敗退ベスト16準優勝優勝
19-20優勝準々決勝敗退ベスト16優勝
20-212位ベスト32ベスト4準決勝敗退
21-22優勝準々決勝敗退優勝優勝
22-232位優勝ベスト4準優勝優勝優勝

 

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まとめ

レアル・マドリードの最新スタメン・フォーメーションと、注目の若手や有名選手についてまとめてみました!

開幕前の懸念を払拭するアンチェロッティ監督の采配と最適解を導き出す手腕、それをピッチで体現する選手たちは、エンブレムの重みを背負って戦術以上の結果を出しています。

アラバの長期離脱は大きな痛手となりますが、この逆境さえも跳ね除けてしまいそうな期待感を感じさせてくれるマドリーに期待しましょう!

 

 

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