オサスナのフォーメーションと注目選手・監督は?戦術や特徴も!

こんにちは!

スペインの国王杯コパ・デル・レイのベスト4が出揃い、レアル・マドリード、バルセロナ、アスレティック・ビルバオのほか、好調なシーズンを過ごしているオサスナが名を連ねました。

オサスナは2004-05シーズンの準優勝以来、18シーズンぶりのベスト4の舞台であり、3月2日に行われたオサスナホームの1st Legではビルバオに1-0で先勝しています。

2018-19シーズンにプリメーラ昇格以降、トップハーフ付近でのフィニッシュを継続しており、再びプリメーラの舞台に定着しています。

そこで本記事では、CAオサスナのフォーメーションや戦術、注目の人気選手、監督についてまとめてみました!

 

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CAオサスナ | フォーメーション・スタメン

フォーメーション・スタメン①4-4-2

2022.8.13 第1節 vsセビージャ(2-1)

 

昨シーズンの最終盤は6試合未勝利でシーズンを終えましたが、これまでの戦い方と同様に4-2-3-1、4-4-2をベースにした今シーズンの開幕戦です。

 

アラサテ監督が植え付けた組織的なビルドアップと献身的な守備は、今シーズンもスタートダッシュに成功し、現在まで好調を見せています。

 

この試合は、オサスナユース出身で今シーズンにトップチーム登録された21歳の至宝・アイマールが存在感を見せた試合であり、21歳ながらPKのキッカーを任され決勝点をあげるなど、オサスナの新たなスター候補として才能を見せました。

 

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フォーメーション・スタメン②4-1-4-1

2023.2.26 第23節 vsセビージャ(3-2)

 

ミッドウィークにビルバオとの国王杯が控えていたため、スタメンを複数人変更して試合に臨んでいましたが、セビージャとの打ち合いを制しています。

 

オサスナはシーズン途中から4-2-3-1と4-1-4-1の併用を見せていますが、主にルーカス・トロがアンカーの役割を果たしています。

 

オサスナユース出身のモンカジョラは、中盤からサイドハーフ、サイドバックをこなすポリバレント性を持ち、オサスナにとって非常に心強い選手となっています。

フォーメーション・スタメン③4-1-4-1

2023.3.2 国王杯 1st Leg vsアスレティック・ビルバオ(1-0)

 

シーズン途中からインサイドハーフとして起用されているモイ・ゴメスですが、この試合ではビルドアップ時に低い位置から組み立てる時間もあり、オサスナの攻撃を活性化させるキーマンとなりました。

 

守備時にはルーカス・トロと横並びの関係となり、4-4-2のブロックを敷いています。

 

また、バルセロナからのローン加入中のアブデは最近好調を見せており、左サイドから違いを生み出せる選手であり、直近の第23節セビージャ戦での得点に続き、公式戦2試合連続ゴールを記録しました。

 

オサスナの傾向として、前後半で戦い方が継続できなかったり、リスク回避から前線へのロングボールを多用するなど、時にウィークポイントにもなっていますが、この試合では戦い方を変えずに献身的な守備と、追加点を狙う攻撃の姿勢を見せました。

 

CAオサスナ | 注目選手

チミー・アビラ(FW)

 

年齢:1994年2月6日(29歳)

 

第23節を終えた時点で7ゴール2アシストを記録し、好調を見せるチミー・アビラですが、彼の人生は壮絶なものとなっています。

 

治安の悪い環境での幼少時代、両親の離婚を経験しながらサッカー選手を目指していましたが、ユースチームから過ごしていた母国・アルゼンチンのティロ・フェデラルで、

窃盗容疑(後に無実が証明)が掛けられると退団を余儀なくされ、長く建設現場での労働をしていました。

 

さらに同時期に愛娘が呼吸器系の重病に掛かり、医師からは最悪の宣告をされましたが、彼は神に祈りを捧げ、その祈りが通じたかのように奇跡的な回復を見せました。このような背景もあり、彼の太股には愛娘の顔と、首には十字架のタトゥーが掘られています。

 

プロ選手になってからは2度の靱帯断裂を経験しており、順風満帆とは行かない人生ながらも、何度でも立ち上がる彼の闘志はプレーにも表れており、サポーターの心を掴んでいます。

 

チミー・アビラは、南米の選手らしく足首の柔軟性を生かした足技が得意であり、相手に囲まれた状況でもボールキープしたり、ヒールパスなどでボールを逃がしたり、フリックで味方と繋ぎ前線で起点になることができます。

 

オサスナではサイドで起用されることも多く、サイドからドリブルで侵入してチャンスボールを配球したり、スペースを見つけてタイミング良く走り込み、味方からのボールに合わせる動きを見せます。

 

守備も献身的であり、最終ラインまで戻って守備をしたり、相手選手とボールの間に体を預けてボール奪取をしたり、時には激しいスライディングで攻撃の芽を摘みます。

 

29歳となりましたが、オサスナで居場所を見つけた彼は、これからもチームを助けるプレーでサポーターを沸かせてくれるはずです!

 

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モイ・ゴメス(MF)

 

1994年6月23日(28歳)

 

今シーズン、ビジャレアルから加入したモイ・ゴメスはオサスナの中心選手としてプレーしており、第23節を終えた時点でGKを含むオサスナの選手の中でトップの出場時間を記録しています。

 

ビジャレアルでは主に左ウイングを任されていましたが、最近はインサイドハーフで起用されており、ポジションを変更しても変わらない存在感を見せています。

 

モイ・ゴメスは、得点を量産する選手ではありませんが、アイデアを生み出せる選手であり、味方に合わせるラストパスでチャンスを演出したり、同サイドのSBを生かすプレーを見せたり視野の広い選手です。

 

インサイドハーフとしては、チームの攻守のバランスを保ちながらプレーできるため、的確なポジショニングでスペースを埋めたり、パスの受け手となれるポジションを取ったり、よりゲームメイクの部分で貢献を見せています。

 

また、ビジャレアル時代には献身性なプレーでも評価されていた選手で、献身性が求めるオサスナのサッカーにもすぐさまフィットを見せました。

アブデ・エザルズリ(FW)

 

2001年12月17日(21歳)

 

今シーズンはバルセロナからのローン移籍により、オサスナでプレーしています。

 

モロッコ人選手のアブデは、幼少期から過ごしているスペイン(国籍も保有)の代表を希望していましたが、最終的にモロッコ代表でのプレーを選択し、2022年カタールW杯の代表にも選出されています。

 

プレースタイルは、まさにウインガーといった選手で、サイドからスピードに乗ったドリブルや、足下のテクニックを生かしたドリブルからチャンスへと繋げていきます。

 

一瞬の加速力と切り返しの鋭さは見物となっています。

 

足下を確認しながらプレーすることが多いため、テクニックを生かしたボール保持に長けており、被ファールも多い選手ですが、シュートなどは感覚的なものも多く、決定力を伸ばしていきたいところです。

 

先日のコパ・デル・レイのビルバオとの1st Legでは、カウンターの場面でロングボールを収め、単独突破からのシュートを決めており、将来性のあるプレーを見せました。

 

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CAオサスナ | 監督

ハゴバ・アラサテ

指導歴

2007-2008 ベリアトゥコ
2008-2010 エルゴイバル
2010-2012 レアル・ソシエダ (ユースチーム)
2012-2013 レアル・ソシエダ (アシスタントコーチ)
2013-2014 レアル・ソシエダ
2015-2018 ヌマンシア
2018- オサスナ

 

現在監督を務めているのは、ハゴバ・アラサテです。

 

現役時代は、レアル・ソシエダの下部組織出身の選手でしたが、トップチームに昇格することができず、主にバスク地方の下位リーグでプレーし、選手としては大成せず29歳で現役引退します。

 

その後、下位リーグのクラブの監督を約3年間務めたのち、自身もユース時代を過ごしたソシエダのユースチームの監督に就任し、2012年からはトップチームのアシスタントコーチに就任します。

 

当時監督を務めたフィリップ・モンタニエの退任により、2013-14シーズンは暫定監督としてソシエダのトップチームの監督を務め、リーグ戦では7位で終わりますが、コパ・デル・レイでは準決勝まで進み、シーズン終盤に2016年までの契約延長を果たします。

 

しかし、翌シーズンとなる2014-15シーズンはリーグ第10節を終えた時点で1勝3分6敗と成績不振に陥り、解任が決まります。

 

2015-16シーズンからは、セグンダのヌマンシアの監督に就任し、3シーズンでコパ・デル・レイのベスト16、プリメーラ昇格プレーオフ進出という成績を収めています。

 

2018-19シーズンからは、現在も務めるオサスナの監督に就任し、就任1年目でセグンダ優勝を果たし、プリメーラ昇格を掴み取ります。

 

以降、ハードワークを軸とした献身的なチームを作り上げ、プリメーラ3シーズン連続でトップハーフ付近のフィニッシュ(10位→11位→10位)を継続しており、オサスナの歴史の中でも好調な時期を過ごしています。

 

今シーズンも第23節を終えた時点で8位に着けているほか、コパ・デル・レイの舞台でも準優勝を記録した2003-04シーズン以来、18シーズンぶりとなる準決勝の舞台に駒を進めています。

 

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CAオサスナ | 戦術・特徴

オサスナは、献身的な守備と組織的なビルドアップが見所のチームです。

 

攻撃時は両CBがワイドに開き、GKがCBの間に入りながら丁寧にボールを繋いでいきます。

 

中盤の選手が絡みながらサイドを起点に攻撃を作り、サイドの縦関係を生かしながら相手陣内へと侵入したり、前線の選手はシンプルに裏を取る動きでボールを受けたり、スペースを作っていきます。

 

センターフォワードに入ることが多いブディミル、キケ・ガルシアは両選手とも身長が高く、ロングボールのターゲットになることも多くなっています。

 

中盤にはモンカジョラ、ルーカス・トロと技術面と運動量を備える選手が揃っていましたが、今シーズンはモイ・ゴメスの獲得やアイマールの台頭もあり、より中盤の質を上げ、チーム全体の底上げに繋がっています。

 

その一方で、前後半で戦い方が変わってしまう試合もあり、リスク回避からボールを前線に放り込む単調な攻撃が続く場合もあります。

 

守備の面では、献身的な守備がオサスナの持ち味となっていますが、基本的に無理なプレスは行わず、4-4-2の形から前線の選手がパスコースを切り、相手GKやサイドにボールを誘導したり、後方に構える選手はボールの受け手となる選手にマークすることで、相手のビルドアップを制限していきます。

 

サイドに追い込んだ状況、あるいは中盤では人数を掛けて囲い込み、ミドルプレスに近い形でボール奪取していきます。

 

また、オサスナも育成に定評があるチームの一つであり、オサスナの本拠地があるナバーラ州はバスク自治州の定義に含まれているため、オサスナのユース・トップチーム出身の選手たちが後にアスレティック・ビルバオ、レアル・ソシエダに移籍することもあります。

 

その選手たちを含め、近年ではラウール・ガルシア、セサル・アスピリクエタ、ナチョ・モンレアル、ミケル・メリーノなど、スペイン代表クラスの選手たちを輩出しています。

 

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CAオサスナ | 主要な戦績

直近5シーズンの成績を振り返ってみましょう!

 

2017-18シーズン

セグンダ:8位 勝ち点64 44得点 34失点
コパ・デル・レイ:3回戦敗退

2018-19シーズン

セグンダ:1位 勝ち点87 59得点 35失点
コパ・デル・レイ:2回戦敗退

2019-20シーズン

プリメーラ:10位 勝ち点52 46得点 54失点
コパ・デル・レイ:ベスト16

2020-21シーズン

プリメーラ:11位 勝ち点44 37得点 48失点
コパ・デル・レイ:ベスト16

2021-22シーズン

プリメーラ:10位 勝ち点47 37得点 51失点
コパ・デル・レイ:ベスト32

 

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まとめ

CAオサスナのフォーメーションや戦術、注目の人気選手、監督についてまとめてみました!

アラサテ監督の下、オサスナ旋風を巻き起こしていると言っても過言ではなく、コパ・デル・レイの決勝進出へ向けて大きな期待感を見せています。

ビッグクラブと比較すると、スター選手の不在や資金力も限られていますが、地元に愛される優れた選手も多く在籍し、チーム全体で戦う姿勢が見られるのもオサスナの魅力となっています。

オサスナのさらなる躍進に期待しましょう!

 

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