こんにちは!
セリエAの名門クラブとして人気を誇るラツィオですが、2023年8月に日本代表の鎌田が加入したことで、日本のサッカーファンからの注目が急上昇しています。
22-23シーズンはセリエAでナポリに次ぐ2位に入り、実力的にもセリエA屈指のものを持っているラツィオは、23-24シーズンは優勝候補の一角としてシーズンに臨むことになります。
そこで本記事では、ラツィオのフォーメーションやスタメン、監督に有名選手・強さや特徴についてまとめてみました!
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SSラツィオ | フォーメーション・スタメン
2022-23シーズンのフォーメーション・スタメン
22-23シーズン全試合
22-23シーズン、サッリ監督は全試合でこの4-3-3のフォーメーションを使用しました。
その中でサッリ監督は攻撃時にはタッチ数の少ないパスワークによる後方からのビルドアップを仕掛けていき、ラスト30メートルでスピードを上げて、相手のDFラインの裏に人とボールを送り込むスルーパス主体の崩しを見せていました。
また守備時にはボールと味方の位置に基準となる場所を設置し、人を見るよりも配置のバランスを優先するゾーンディフェンスによる守備を採用しました。
2023-24シーズン開幕戦のフォーメーション・スタメン
2023.8.20 第1節 vsレッチェ(1-2)
ラツィオの23-24シーズン、開幕戦となったレッチェとの試合は鎌田がスタメンでデビューを果たしましたが、まさかの黒星スタートとなってしまいました。
サッリ監督は試合後に
「負けて当然だ。我々の守備局面はバカバカしいものだった。後半は受け入れがたかった」
と、守備での課題を指摘していたので、今後の改善が期待されます。
2023-24シーズンのフォーメーション・スタメン予想
23-24シーズンのラツィオは主に22-23シーズンと主力メンバーは変わらず、チームの中心だったミリンコヴィッチ・サヴィッチが抜けた穴を鎌田がどれだけ埋められるかに、かかっています。
もしセリエA優勝を狙うのであれば、鎌田が2桁ゴール、2桁アシストを記録する活躍は必須で、インモービレやルイス・アルベルトなどの主力とどのような連携をとっていくかが注目されます。
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SSラツィオ | 監督・戦術
マウリツィオ・サッリ
🦅 伊紙が特集 🇮🇹🇯🇵#鎌田大地、#ラツィオ 移籍の舞台裏…
鎌田の獲得は会長からサッリ監督らに提案されるも、実績から「ラツィオへフリーで加入する可能性があるなど考えていなかった」という。
その後、指揮官がすぐに獲得へのゴーサインを出していたようだ。
— GOAL Japan (@GoalJP_Official) August 15, 2023
国籍:イタリア
年齢:64歳
イタリアが誇る名将であるサッリ監督は元々選手としてはアマチュアリーグでプレーしたのみで、すぐに引退した後は銀行員として働いていました。
しかし、銀行員の仕事と両立して下部リーグで指導者としてのキャリアをスタートさせると、徐々に評価が高まっていき、2012年には当時セリエBのエンポリの監督に就任します。
すると、若手や才能を持て余していた選手をブレイクさせて、就任2年目にはチームを1部に昇格させました。
こうして評価を高めたサッリ監督は、15-16シーズンから3シーズンの間、ナポリで指揮を執ると、18-19シーズンからはプレミアリーグのチェルシーで監督を務め、UEFAヨーロッパリーグで優勝し、監督として初のタイトルを手にしました。
そして19/20シーズンからはユベントスの監督に就任し、クラブをセリエA9連覇に導きましたが、僅か1シーズンでの解任となり、21-22シーズンからはラツィオの監督に就任し、就任1年目からチームをリーグ戦2位に導いています。
このように波乱万丈、紆余曲折の指導者人生を歩んでいるサッリ監督といえば、試合中にもタバコを吸うほどのヘビースモーカーで知られています。
そしてサッリ監督はポゼッションサッカーを得意としており、ナポリ時代にはヨーロッパで最も美しいサッカーと、評価されるほどのサッカーを見せていました。
またDFラインのラインコントロールにもこだわっていて、練習をドローン撮影してリアルタイムでiPadの映像を選手に見せながら、反復練習を行っているというエピソードもあるほどです。
間違いなくイタリアを代表する名将であるサッリ監督は、非常に緻密な戦術を選手に課すため、鎌田がサッリ監督の下でどのような役割を与えられるのか、そしてどのような選手に成長していくのか楽しみですね。
戦術
戦術に関しては、先ほど22-23シーズンのフォーメーションで紹介したように、攻撃時にはタッチ数の少ないパスワークによるビルドアップからスルーパスで崩す形を採用しています。
ただ、ポゼッション志向がかなり強かったナポリやチェルシー時代と比べると、ラツィオでのサッリ監督はチームの重心がやや低めで、その分ボールを奪ってからの展開は縦に速い傾向が強まっています。
そして守備時には前線から追い回す再奪回の形とビルドアップを許さないボールプレッシャーをベースにしながら試合のペースを主導的に作ることを望む形を見せています。
SSラツィオ | 有名選手
チーロ・インモービレ(CF)
#インモービレ 🗣️… pic.twitter.com/vCFBTRXcxm
— Lazio Club Japan 🇯🇵 (@LazioCJ) August 21, 2023
ラツィオの有名選手1人目は、チーロ・インモービレ選手です。
チーロ・インモービレ選手は身長185㎝、1990年生まれ33歳イタリア出身のFW(CF)です。
今やイタリアを代表するストライカーに成長したインモービレは、2009年にユベントスでプロデビューを果たすと、2部へのローン移籍を繰り返し、13-14シーズンに移籍したトリノでブレイクを果たします。
13-14シーズン、トリノで22ゴールを記録し、セリエAの得点王に輝いたインモービレは、14-15シーズンからドルトムントに移籍しますが、結果を残すことができず、その後セビージャに移籍するも、スペインでも結果を残すことが出来ませんでした。
しかしながら、16-17シーズンからラツィオへ移籍すると、これまで17-18シーズンに29ゴール、19-20シーズンには36ゴール、21-22シーズンに27ゴールと3度の得点王に輝く圧倒的な得点力を見せつけて、ラツィオのエースとして活躍しています。
そんなインモービレは、通算4度セリエAの得点王に輝いていることから分かるように、ストライカーとしての得点感覚が秀でていて、特にDFラインとの駆け引きが上手い選手です。
絶妙なタイミングを見計らって、裏へ抜け出すインモービレは一瞬の加速力も素晴らしいものを持っているため、相手のDFはついていくことができず、簡単に決定機を作られてしまいます。
また頻繫に低い位置まで降りてきて、強靭なフィジカルと足元の技術を活かしたポストプレーで、チームの攻撃の起点となることもできます。
既に33歳とベテランの域に入っているインモービレですが、まだまだ得点力に関しては衰えていないと思うので、鎌田からのスルーパスをインモービレが決めるというシーンを何度も見たいですね。
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ルイス・アルベルト(CMF、OMF)
ルイス・アルベルト ⚽️👀#セリエA pic.twitter.com/w5FaQaIRfe
— レガ・セリエA (@SerieA_JP) July 11, 2023
ラツィオの有名選手2人目は、ルイス・アルベルト選手です。
ルイス・アルベルト選手は身長182㎝、1992年生まれ30歳スペイン出身のMF(CMF,OMF)です。
スペイン出身のアルベルトは2011年にセビージャのトップチームに昇格しましたが、2013年にはプレミアリーグの名門リバプールに移籍しました。
しかし、リバプールで出場機会を得ることができず、ローン移籍を繰り返していたアルベルトは16-17シーズンからラツィオに完全移籍を果たしました。
すると、ラツィオで才能を開花させたアルベルトは17-18シーズンに11ゴール、14アシスト、19-20シーズンには16アシストを記録するなど、現在までラツィオの司令塔として素晴らしい活躍を見せています。
そんなアルベルトはスペイン人らしく、足元の技術に優れた選手でボールを受けて、狭いスペースでも簡単にキープすることができます。
そして細かいタッチからボールを持ち運び、相手の逆をとったり、予想外のフェイントなどを駆使して、相手を引き付けることが可能な選手です。
そこからアルベルトは、相手を引き付けた上で前線に空いたスペースへ精度の高いスルーパスを出すことができる選手なので、これまでアシストを量産することができています。
23-24シーズンは鎌田と共に中盤でコンビを組む機会が多くなるはずなので、お互いのプレーをすぐに理解して、絶妙なコンビネーションを見せて、ラツィオの攻撃を引っ張って行ってほしいと思います。
アレッシオ・ロマニョーリ(CB)
#ロマニョーリ は昨日 #ラツィオ のユニフォームを着て、セリエA250試合目を迎えた!
おめでとう🎊🦅#LazioClubJapan pic.twitter.com/HgfzR3kMMO
— Lazio Club Japan 🇯🇵 (@LazioCJ) October 24, 2022
ラツィオの有名選手3人目は、アレッシオ・ロマニョーリ選手です。
アレッシオ・ロマニョーリ選手は身長185㎝、1995年生まれ28歳イタリア出身のDF(CB)です。
地元のASローマの下部組織から才能を見出され、17歳でトップチームに昇格したロマニョーリでしたが、ローマでは出場機会を得ることができず、15-16シーズンからはACミランへと移籍します。
ミランでは絶対的なレギュラーではなかったものの、しっかりと出場機会を得て、2018年8月からはチームのキャプテンも務めていました。
そして2022年7月、少年時代から大ファンだったというラツィオへと移籍を果たします。
そんなロマニョーリは左利きのセンターバックで、対人戦に非常に強いことが特徴で、相手の攻撃をガツガツとして守備で潰すことができる選手です。
また単純に突っ込んでいくだけではなく、判断力にも優れているため、安易にファールを与えることもないので、非常にクレバーなセンターバックだといえます。
まだ28歳ではありますが、17歳でトップチーム昇格を果たし、ミランではキャプテンを務めるなど、既に様々な経験を積んでいるロマニョーリは、ラツィオにとって非常に頼りになる存在となっているので、23-24シーズンも守備の要としての活躍を期待したいですね。
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SSラツィオ | スタジアム・本拠地
UEFAユーロ2020開幕戦スタジアム
スタディオ・オリンピコ・ディ・ローマ pic.twitter.com/YIl5z5D1OP
— 🇯🇵あむけよてるむ🇪🇸🇮🇹🏆1️⃣4️⃣🏆(3代目) (@amukeyo81) June 11, 2021
現在ラツィオはイタリアの首都・ローマにあるスタディオ・オリンピコ・ディ・ローマというスタジアムを本拠地としています。
このスタジアムは同じくローマに位置するASローマもホームスタジアムとして使用しています。
ちなみローマはここ数年、新スタジアム建設の構想を立てていますが、全く進捗がないため、まだしばらくはラツィオとローマが同じホームスタジアムを使用することになりそうです。
また1953年に竣工した歴史あるスタジアムで、収容人数は70,634人となっています。
そしてサッカー、ラグビーのイタリア代表もこのスタジアムを本拠地として使用しているなど、イタリアを代表するスタジアムでもあるのです。
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SSラツィオ | 強さ・特徴
1900年に設立されたラツィオのチームカラーは白と青(水色)で、通称はラツィオ、サポーターはラツィアーレと呼ばれています。
先ほど同じホームスタジアムを使用していると、紹介したローマとは激しいライバル意識を持っていて、両チームのダービーマッチはデルビー・デッラ・カピターレと呼ばれています。
このダービーマッチは世界でも屈指の盛り上がりをみせ、熱狂的なサポーター同士の暴力沙汰や器物損壊などの騒動も頻繫に起こる危険なダービーマッチでもあります。
そんなラツィオは1990年代後半にクラブとしての黄金期を迎えて、99-00シーズンにはのリーグ優勝とコッパ・イタリア制覇とクラブ史上初の2冠を達成していました。
ただその後は経営不振やカルチョ・スキャンダルなどもあった影響で、優勝争いに絡むクラブではなくなったものの、常に1桁順位はキープしていて、今でもセリエAの名門クラブとしてミランやインテル、ユベントスに次ぐ知名度を持っているクラブです。
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SSラツィオ | 主要な戦績
コッパ・イタリア:優勝
UEFAヨーロッパリーグ:ベスト32
コッパ・イタリア:準々決勝敗退
UEFAヨーロッパリーグ:グループリーグ敗退
コッパ・イタリア:準々決勝敗退
UEFAチャンピオンズリーグ:ベスト16
コッパ・イタリア:準々決勝敗退
UEFAヨーロッパリーグ:ベスト32
コッパ・イタリア:準々決勝敗退
UEFAヨーロッパリーグ:グループ敗退
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まとめ
ラツィオのフォーメーションや戦術、注目の人気選手・監督についてまとめてみました!
鎌田が加入して注目を集めているラツィオですが、22-23シーズンが2位だったこともあり、23-24シーズンは優勝の期待が集まっています。
もちろんチームの中心であるミリンコヴィッチ・サヴィッチが移籍したことは痛いですが、その代わりに我らが日本代表の鎌田が活躍することができれば、一気にチームの中心選手として認められるはずなので、是非がんばって欲しいと思います。
99-00シーズン以来となるセリエA優勝に鎌田が貢献する姿に期待したいですね!
\ SSラツィオ鎌田大地選手、欧州王者を目指すCLの戦いが始まる! /
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