サッカー日本代表の次期キャプテンは誰?歴代やチーム・ゲームキャプテンの違いも!

こんにちは!

森保一監督の下、2026年のW杯に向けて新たなスタートを切った日本代表。

カタールW杯でキャプテンを務めた吉田麻也選手の代表での今後も未定ということもあり、日本代表のキャプテンが誰になるのかという注目が集まっています。

そこで本記事では、サッカー日本代表の次期キャプテンは誰か予想し、歴代キャプテンやチーム・ゲームキャプテンの違いについて紹介していきます!

 

サッカー日本代表 | 次期キャプテン予想

2026年のW杯に向けて、新たなスタートを切った森保ジャパン。

カタールW杯でキャプテンを務めた吉田麻也がまだ代表引退を表明していないため、キャプテンが変わるかどうかはまだ分かりませんが年齢的にもそろそろキャプテンの座を譲ることが予想されています。

ここでは次期キャプテンを予想していきます。

 

◎:遠藤航

 

まず次期キャプテンの本命候補として予想したのが遠藤航選手です。

吉田が不在だった3月の代表ウィークでは、ウルグアイ戦でキャプテンマークを巻いていた遠藤。

またこれまでのキャリアでもプロデビューした湘南ベルマーレでは19歳でキャプテンを任されていましたし、2016年のリオデジャネイロオリンピックでもU-23日本代表のキャプテンを務めていました。

さらに現在遠藤が所属するシュツットガルトでは日本人にも関わらず、ドイツのチームで21/22シーズンからキャプテンマークを巻いています

 

このようにキャプテンとしての経験が豊富な遠藤は、自らが描くキャプテン像について

「それぞれのキャプテン像があっていい、と思っていて。僕の場合は、大声を出して指示するタイプではない。代わりに、自分のベストを尽くすことでピッチの選手たちに、彼らが何をしなければならないかを伝えたい。例えば、残り5分。誰もが体力的にきついときこそ自分が一番、走る。勝ちたい、戦えることを見せる、とか」

と語っていました。

遠藤は吉田の後を継ぐキャプテンの本命候補で間違いないはずです。

 

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○:板倉滉

 

続いて遠藤に対抗して、キャプテン候補に挙げられるのが板倉滉選手です。

3月に行われた代表ウィークの2戦目、ウルグアイ戦では遠藤がベンチスタートだったこともあり、26歳の板倉がキャプテンマークを巻いて出場しました。

板倉は初めてキャプテンを務めたウルグアイ戦の試合後に

「今日初めてキャプテンマークを巻かせてもらって、チームがうまくいかない時、たとえばディフェンスラインがうまくいってない時に、軸となって支えられる選手じゃないといけないというのは今回戦って感じています」

と語っていました。

 

遠藤が欠場したことによって回ってきたキャプテンマークですが、遠藤とは違って板倉はCBとしてチームを最後尾からキャプテンとして盛り上げていくことができます。

また遠藤は既に30歳とベテランの域に入っている中で、板倉は26歳と若い部分も新たな日本代表をスタートさせる上で新世代にキャプテンを任せる可能性があるのではないかと考えます。

 

△:冨安健洋

 

最後に穴狙いでキャプテン候補に予想するのは冨安健洋選手です。

現在アーセナルに所属している冨安は、10代から日本代表に定着している選手でこれから板倉と共に守備の要として期待されています。

今回の代表では怪我の影響で参加出来ませんでしたが、板倉よりも若い24歳の冨安には世界最高峰のプレミアリーグで戦っている経験、そして試合中にもリーダーシップを発揮している姿から充分にキャプテンを務められる能力があるのではないかと考えます。

 

また元日本代表の福西崇史氏は新たなキャプテン候補について

「冨安健洋選手です。遠藤選手も適任ですが、そこを飛ばして若返らせたほうがいい」

と語っています。

冨安を選んだ理由については

「責任感です。もちろん分からないこともたくさんあると思いますが、キャプテンを任せたら、キャプテンになりますから。長谷部選手が、なぜあれほどのキャプテンになったのか。初めの頃は動揺していた彼も、今では不動のキャプテンと言われる存在になった。彼の努力ももちろんありますし、環境が人を変える面もあるんです」

と若くても、キャプテンを務めることでどんどんキャプテンシーが身に付いていくことを語っていました。

 

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チームキャプテンとゲームキャプテンの違い

サッカーにおけるキャプテンは、2種類のキャプテンが存在しています。

1つがゲームキャプテン、もう1つがチームキャプテンです。

 

まずゲームキャプテンというのは、自分たちのチームに出場している11人の中から選ばれたキャプテンマークを巻いている選手のことです。

役割としては試合前のコイントスや試合中にはチームを代表して審判とのコミュニケーションを取るといった内容がありますが、もちろんこの選手が交代することになれば、ゲームキャプテンは試合中に変わることになるのです。

 

その一方でチームキャプテンというのは、チームが新シーズンを迎える時にピッチ内外でチームを支えてくれる信頼がある選手が選出されます。

代表では主に新体制が発足した際や切りがいい時に指名されることが多くなっています。

このチームキャプテンの役割として明確なものはありませんが、私たちが見ている試合中の姿だけではなく、練習中や普段の移動などでもチームの代表、顔として常に模範的な行動を示す必要があります。

 

基本的にこのゲームキャプテン、チームキャプテンは同じ選手が務めることが多くなっています。

それでも今回3月の代表ウィークにおける日本代表では、森保監督がまだチームキャプテンを決める段階ではないと判断し、ゲームキャプテンを遠藤に指名するのみでした。

今後、誰が日本代表の新たなチームキャプテンになるのか注目ですね。

 

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サッカー日本代表 | 歴代キャプテン紹介

長谷部 誠

 

誰もが日本代表のキャプテンとして認める長谷部誠選手は、2010年から2018年まで日本代表の歴史上、最も長くキャプテンを務めた選手です。

そんな長谷部は、2010年の南アフリカW杯直前に調子が悪かったチームの流れを変えるために岡田武史監督が抜擢したことでキャプテンのキャリアをスタートさせました。

 

その後、アルベルト・ザッケローニ監督が就任した後にベテラン選手が代表からいなくなったことで本格的にキャプテンシーを発揮していった長谷部。

長谷部のキャプテン姿を見ていた川島永嗣が

マコはものすごく責任感の強い男

と語るように、長谷部はキャプテンとしてダメなことはダメとしっかり苦言を呈することができるキャプテンでした。

 

しかし、2014年のブラジルW杯で惨敗したことで長谷部自身は若い選手にキャプテンを譲ることを示唆していましたが、ハビエル・アギーレ監督に指名されて、もう1度キャプテンとしてロシアW杯を目指していきました。

そしてキャプテンとして迎えた3度目のW杯となるロシアW杯で長谷部は見事に日本代表をベスト16に導くと、大会終了後に代表引退を発表。

同時に8年間務めてきたキャプテンの座を吉田へと譲ったのでした。

 

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吉田麻也

 

ロシアW杯後、8年間キャプテンを務めた偉大なキャプテンである長谷部の後を継ぐことになったのが吉田麻也選手でした。

この長谷部の後という難しいミッションにも、吉田は若くして海外に渡り、長年プレーした様々な経験を活かして、日本代表のキャプテンを堂々とこなしていきます。

そして2021年の夏に東京オリンピックにオーバーエイジとして参加。

U-24の選手達をまとめるキャプテンとして日本代表をベスト4に導いていました。

 

またカタールW杯アジア最終予選で序盤に低調なパフォーマンスが続いた時には

結果が出ていなければ協会、監督、選手も責任を取る覚悟はできている」

と責任感の強さが現れるコメントを出していました。

 

そしてカタールW杯ではキャプテン、守備の要としてスペイン、ドイツを破るジャイアントキリングに大きく貢献し、ベスト16でクロアチアにPKで敗れた際には涙を流しました。

そんな吉田は理想のキャプテン像を

「モチベーターであり、苦しいときに先頭に立つ。いいところばっかりフォーカスされるのがキャプテンじゃない。苦しいときにチームのことを考えられるのがキャプテンだと思う

と語っています。

 

今後吉田が日本代表での活動にどういった判断を下すのかは分かりませんが、堂々とキャプテンを務めた姿は誰もが賛辞を送るものでした。

 

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柱谷哲二

 

続いて、日本代表が徐々に世界に近づいていった1992年から1995年にキャプテンを務めていたのが柱谷哲二選手です。

現役時代に出場したほとんどの試合でキャプテンを務めていた闘将こと柱谷は、日本代表でも1992年3月にハンス・オフト監督からキャプテンに指名されます。

 

しかし、当時の代表は食事を食べるメンバーが決まっていて、特定のメンバーにしか会話が生まれない状況でした。

そこで柱谷は仲の良かった中山雅史や井原正巳に頼んで、早めに別の席に座ってもらったり、ホテル側には大きなテーブルにしてもらうように頼みこんでいました。

さらに王様タイプであまり言う事を聞かなかったラモス瑠偉とコミュニケーションを積極的にとるなど、ピッチの外でも柱谷は日本代表をより良いチームにするために動いていました。

 

その後、柱谷は1994年のアメリカW杯出場を目指して予選を戦っていきますが、最後はドーハの悲劇に泣いて、キャプテンとして日本代表を初のW杯出場に導くことはできませんでした。

井原正巳

 

柱谷がキャプテンの座を受け継ぎ、1996年から1999年まで日本代表のキャプテンを務めたのが井原正巳選手です。

井原は加茂周監督からキャプテンに指名されると、ピッチ上では『アジアの壁』と評されるディフェンスで日本代表の守備を支えていました。

一方でキャプテンとしてはフランスW杯出場への期待が高まっていたこともあり、大きなプレッシャーを受けながらアジア最終予選を戦っていたといいます。

 

それでも最後はジョホールバルの歓喜でフランスW杯出場を決めると、井原は日本代表にとって初のW杯でキャプテンマークを巻いて、3試合全てにフル出場していました。

そんな井原は理想のリーダー像を聞かれた際に

「どういうものがリーダーに求められているかをすぐ察知できたり観察できて、その状況に必要なものを出していけるリーダーが1番いいのかな」

と語っています。

 

宮本恒靖

 

高いキャプテンシーで2004年から2006年にかけて日本代表のキャプテンを務めたのが、宮本恒靖選手です。

各世代の日本代表でキャプテンマークを巻いていて、キャプテンシーが評価されていた宮本は、ジーコジャパンが発足後、キャプテンに指名されていた中田英寿が故障で離脱して以降、キャプテンを務めていきました。

その後、宮本はキャプテンとして素晴らしい働きを見せた伝説の場面がありました。

それは2004年に行われたアジアカップ準々決勝のヨルダン戦で、日本代表は格下相手に苦戦してしまい、PK戦で決着をつけることになります。

このPK戦で日本代表は1番手の中村俊輔と2番手の三都主アレサンドロが大きくゴールを外してしまいます。

そこでキャプテンの宮本はマレーシア出身主審に、

「これはフェアじゃない。ピッチ状態がよいほうでやるべきだ」

と通訳なしで芝生の状態が悪いことを抗議し、PKの位置変更を申し入れたのでした。

結果的に宮本の提案が通り、逆のエンドでPK戦が再開されると、川口能活の神セーブもあり、日本代表が勝利しました。

 

このように冷静沈着な対応でスマートにキャプテンを務めた宮本は、2006年のドイツW杯終了後にキャプテンの座から退きました。

 

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まとめ

サッカー日本代表の次期キャプテンは誰か予想し、歴代キャプテンやチーム・ゲームキャプテンの違いについてご紹介しました。

このように日本代表のキャプテンを務めてきた代表的な選手を見てみると、どの選手も人柄が素晴らしい選手ばかりで、キャプテンに選出されたのも頷ける選手たちです。

今後も日本代表でキャプテンを務める選手には、プレッシャーもあるかもしれませんが日本代表を目標のW杯ベスト8に連れていくという強い意識を持った選手に務めて欲しいと思います。

 

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