モウリーニョ・トッテナム戦術とフォーメーション予想!注目メンバーもご紹介!

こんにちは!

昨季はクラブ初の欧州CL決勝に進み、4シーズン連続の欧州CL出場権を獲得。

今季はタイトルに向けて更に前進するかに思われたトッテナムに激震が走りました。

トッテナムをプレミアリーグの「ビッグ6」と呼ばれるまでに成長させたポチェッティーノ監督が成績不振により解任され、代わってジョゼ・モウリーニョ監督が就任することが発表されました。

かつてはポルトやインテルを欧州王者に導いた『スペシャル・ワン』モウリーニョがトッテナムにおいてどのような采配を振るうのでしょうか。

それでは、モウリーニョ監督のトッテナムの戦術分析やフォーメーション予想、注目メンバーを紹介したいと思います。

 

モウリーニョ・トッテナム戦術分析とフォーメーション予想!注目メンバーもご紹介!

モウリーニョ・トッテナム戦術分析

ポチェッティーノ前監督は状況に応じて柔軟にシステムや選手を入替えながら攻撃的なサッカーを展開する監督でした。

しかし今季はリーグ戦12試合で3勝5分4敗で14位と低迷し解任されることになりました。

原因は12試合で17失点を喫している守備陣です。

一方、モウリーニョ監督といえば『バスを停める』という表現が有名なほどに守備的な戦い方も厭わない監督ですが、それは少し極端なやり方で、元々は強固な守備システムの構築に定評のある監督でした。

ポルトやインテルで欧州CLを制したときも、強固な守備から手数をかけないカウンターでゴールを陥れる非常に切れ味するどいチームを作っていました。

トッテナムでモウリーニョ新監督が取り入れる戦術も同様に、まずは堅い守備の構築、そしてそこから素早く縦にボールをつけて少ない人数でゴールを奪う戦術だと思います。

その中で起用される選手も何人か変わると思います。

幸い、今のトッテナムにはモウリーニョ監督がこれまでのチームで固い守備を構築した際に起用した選手達と同様の特徴を持った選手達が在籍しています。

CBやSB、中盤ボランチには特にフィジカルと空中戦に優れた選手を起用してくると思いますが、アルデルヴァイレルト、ダビンソン・サンチェス、デイビス、エンドンベレ、ダイアーといった選手達は出番が増える可能性が大いにあると思います。

前述の選手達を中心にまずは強固な守備システムの構築を行い、前線はケインやソン・フンミン、ルーカス・モウラなど少ない手数と独力でゴールを奪える選手を起用するものと思われます。

ただし、これまでのモウリーニョの戦術は現実的でリスクを犯さない為、クリエイティブさにかける嫌いがあり、一部の選手の攻撃を対策をされると相手を崩せないことが多々ありました。

極端に守備と攻撃の役割分担を行い、ローテーションもあまり採用せず主力選手の消耗が激しい為、短期的にはタイトルを獲得しても3年以上の継続性がないのもこれまでのモウリーニョのチームの特徴でもあります。

しかしながら、2002年以降に就任した全てのチームでタイトルを獲得しており、トッテナムでもタイトル獲得が期待されての就任となることは間違いありません。

 

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モウリーニョ・トッテナム予想フォーメーション

モウリーニョ監督が主に採用するシステムは4-2-3-1だと思います。

4+2でしっかり守って、攻撃は前の3+1で行うという明確な役割分担がなされると思います。

 

GKはロリス(怪我で離脱中の為、ロリス復帰まではガッサニーガ)

DFは左からデイビスアルデルヴァイレルトダビンソン・サンチェスオーリエ

MFはボランチにウィンクスエンドンベレ、攻撃的な位置にはソン・フンミンデレ・アリルーカス・モウラ

FWはワントップにケイン

 

就任初戦のウエストハム戦ではソン・フンミンをワイドに開いた2トップに近い形でした。

攻撃に特徴を持つSBのローズ、これまで攻撃のオーガナイズを担ってきたエリクセンは守備のタスクの面から出番が減少する可能性が高いと思います。

逆に、デイビスやダイアーは出番が増加するかも知れません。

攻撃の面で大きな役割を担うのは、ソン・フンミンです。

崩しの場面でのドリブルやフィニッシュにも絡む役割を担うことが予想され、強力なフィニッシャーであるケインやモウラを活かすも殺すも彼の出来次第だと思います。

モウリーニョ・トッテナム注目選手

タンギ・エンドンベレ


今季開幕前にリヨンから加わったMF。

大柄な体格で当たり負けしない守備もさることながら、特筆すべきはその攻撃性能の高さ。

身体の柔らかさを活かしたキープからテクニック豊かなドリブル、スルーパスで相手を崩します。

プレミアへのフィットに少し手間取っている印象ですが、モウリーニョはエッシェンやフェライニなどフィジカルが強い中盤の起用を好んできたので、エンドンベレも重用されるはずです。

ソン・フンミン


スピードに乗ったドリブル、左右両足を遜色なく使える技術が特徴のWG。

モウリーニョ監督就任後最初の試合では、カウンター時にボールを前線に素早くドリブルで運ぶ役割からフィニッシュに絡む役割まで、中心選手として多くを担っていることがうかがい知れました。

その試合で最初の得点も決めており、今後もチームの核として起用されるはずです。

クリスチャン・エリクセン


高いテクニックと長短様々なパスを使い分ける天才肌のMF。

プレースタイル面で攻守両面での貢献を求めるモウリーニョ監督の元では出番を減らす可能性もあります。

しかし、インテル時代には同じトップ下タイプのスナイデルを中心にしたチーム作りで三冠を達成した過去もあるだけに、エリクセンがモウリーニョの元でどういった扱いになるか注目が集まります。

ルーカス・モウラ

昨季の欧州CL準決勝2ndレグでハットトリックを達成し、大逆転での決勝進出を決めた立役者。

ブラジル人らしい高いシュートテクニックを持っており、DFの裏を取るプレーも非常に巧みです。

あまり守備が得意な選手ではありませんが、モウリーニョ監督はFWにも第一DFとして守備を求めますので、弱点を克服しながらどれだけ得点を挙げれるのか注目したいと思います。

ハリー・ケイン


いわずと知れたイングランド代表のエースストライカー。

高い得点力もさることながら、ポストワークで周囲を活かすプレー時間・タメを作るプレーも得意としています。

怪我で離脱中のロリスが不在の間は、リーダーとしてチームを引っ張るプレーも期待されており、チームが窮地のときに起死回生の一発を決めるメンタル力の高さも求められます。

 

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まとめ

チームを強豪に育て上げたポチェッティーノを切って、実績十分のモウリーニョを迎えたトッテナム。

超現実的なサッカーを展開する監督の元、チームがどのように生まれ変わるのか楽しみです。

残り試合数も多くありますので、これからの成績次第では欧州CL権争いに戻ることもまだまだ可能です。

また、欧州CLでも決勝トーナメント進出の可能性が十分にありますが、『スペシャルワン』モウリーニョが、どのような采配を振るうのか興味が尽きません。

モウリーニョ・トッテナムが昨年までのチームの勢いを復活させて、ビッグ6に留まれるのか、欧州カップ戦でも躍進するのか注目してして見て行きたいと思います!

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