高校総体インターハイサッカーの歴代優勝校と最多優勝回数は?

こんにちは!

高校生の夏の祭典高校総体インターハイサッカーが2022年7月24日(日)から徳島県で開催されます。

昨年度は青森山田が16年ぶり2度目の優勝に輝きましたが、今年はどのチームが夏の王者の栄冠を手にするのか楽しみですね。

そこで本記事では高校総体インターハイサッカーの歴代優勝校と最多優勝回数をランキング形式でまとめ、印象深い決勝戦についてまとめてみました。

 

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高校総体インターハイサッカーの歴代優勝校の一覧

第1回大会からの歴代優勝校・準優勝校は、次のとおりです。

年度優勝スコア準優勝
第1回1966年藤枝東1-0浦和市立
第2回1967年浦和市立2-0刈谷
第3回1968年秋田商3-2習志野
第4回1969年浦和南4-2清水市商
第5回1970年浜名1-0浦和南
第6回1971年藤枝東3-0広島工
第7回1972年清水東2-1秋田商
第8回1973年児玉2-1北陽
第9回1974年浜名2-1児玉
第10回1975年韮崎1-0児玉
第11回1976年帝京3-0古河第一
第12回1977年島原商3-0佐賀商
第13回1978年北陽3-1八千代
第14回1979年水戸商1-0大分工
第15回1980年清水東2-1今市
第16回1981年清水東3-1室蘭大谷
第17回1982年帝京3-0京都商
第18回1983年四日市中央工1-0水戸商
第19回1984年四日市中央工3-1広島工
第20回1985年九州学院4-1室蘭大谷
第21回1986年国見3-2中京
第22回1987年市立船橋2-1国見
第23回1988年市立船橋5-0古河第一
第24回1989年清水市商6-2大宮東
第25回1990年清水市商2-1南宇和
第26回1991年清水東2-1東海大第一
第27回1992年徳島市立1-0市立船橋
第28回1993年国見2-1鹿児島実
第29回1994年清水市商1-0帝京
第30回1995年習志野4-0西武台
第31回1996年清水市商3-1帝京
第32回1997年東福岡4-3帝京
第33回1998年市立船橋2-1岐阜工
第34回1999年八千代

広島皆実

3-3

両校優勝

第35回2000年国見2-1國學院久我山
第36回2001年市立船橋3-0藤枝東
第37回2002年帝京2-1国見
第38回2003年国見1-0帝京
第39回2004年国見2-1市立船橋
第40回2005年青森山田4-1那覇西
第41回2006年広島観音2-0初芝橋本
第42回2007年市立船橋4-1星稜
第43回2008年市立船橋

流通経済大柏

雷雨により決勝戦中止

両校優勝

第44回2009年前橋育英2-0米子北
第45回2010年市立船橋4-1滝川第二
第46回2011年桐蔭学園2-1静岡学園
第47回2012年三浦学苑2-1武南
第48回2013年市立船橋4-2流通経済大柏
第49回2014年東福岡4-1大津
第50回2015年東福岡1-1(PK6-5)市立船橋
第51回2016年市立船橋1-0流通経済大柏
第52回2017年流通経済大柏1-0日大藤沢
第53回2018年山梨学院2-1桐光学園
第54回2019年桐光学園1-0富山第一
2020年新型コロナウィルスの影響により大会中止
第55回2021年青森山田2-1米子北

 

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高校総体インターハイサッカーの最多優勝回数は?

第1位 市立船橋高校(優勝回数:9回)

優勝年:1987・1988・1998・2001・2007・2008・2010・2013・2016

 

市立船橋はセットプレーを武器に伝統の堅守で守り切るスタイルが特徴の千葉県の名門校です。

インターハイには、これまで26回出場し優勝9回・準優勝3回、選手権には23回出場し優勝5回・準優勝2回の輝かしい成績を残している高校サッカー界屈指の強豪校と言えます。

 

卒業生にはカレン・ロバート選手・杉岡大輝選手など数多くのプロサッカー選手を輩出しています。

また、全国からトップレベルの選手が集まり層が厚くチーム内で常に熾烈なポジション争いがある環境と、同じ千葉県の強豪・流通経済大柏高校が刺激となり選手達がお互いに切磋琢磨する事ができます。

市立船橋が長年強さを保てる秘密はそんなライバルの存在があるからだと考えられます。

第2位 国見高校(優勝回数:5回)

優勝年:1986・1993・2000・2003・2004

 

インターハイ5回優勝、選手権に21回連続出場し優勝回数最多タイ6回を記録する長崎県の強豪校です。

今年1月に亡くなった高校サッカー界の名将・小嶺忠敏監督が率いた国見は非常に強く2000年にはインターハイ・選手権・国体で優勝し高校三冠を達成しました。

 

卒業生には三浦淳寛、大久保嘉人、平山相太など多くのJリーガー・日本代表を輩出しています。

強さの秘訣であった小嶺監督退任後は成績が低迷し全国大会から遠ざかっている国見ですが、小嶺監督の教え子が監督として就任。

新生・国見として名門復活を目指し再起をはかっています。

 

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第3位 清水市商・清水東(優勝回数:4回)

清水市商

優勝年:1989・1990・1994・1996

 

選手権優勝3回、インターハイ優勝4回、全日本ユース選手権5回の計12回の全国優勝を誇る静岡県の名門校です。

特に元日本代表の名波浩、大岩剛、山田隆裕が在籍していた1990年の清水市商は史上最強と呼ばれインターハイ・ユース選手権の二冠を達成し、当時レギュラーメンバーのほとんどがJリーグ入りを果たしました。

 

元日本代表GK川口能活、コンサドーレ札幌の小野伸二選手も清水市商の出身です。

清水商業高校は2013年に庵原高校と統合し現在は清水桜が丘高校となっています。

 

清水東

優勝年:1972・1980・1981・1991

 

清水東は堅守速攻とサイド攻撃を得意とする静岡県の名門校です。

県内有数の進学校でありながら文武両道を体現し、インターハイ優勝4回、選手権優勝1回の成績を残しています。

 

また、卒業生には元日本代表の武田修宏、相馬直樹、高原直泰、内田篤人など名だたる選手を多く輩出しています。

第4位 帝京・東福岡(優勝回数:3回)

帝京

優勝年:1976・1982・2002

 

名将・古沼貞雄監督擁する高校サッカー界の名門・帝京高校はインターハイに32回出場3回優勝、選手権には34回出場し優勝回数は国見と並び最多6回の記録を誇っています。

縦に早いサッカーが特徴で黄色いユニフォームからカナリア軍団と称され中田浩二、田中達也など多くの名選手を輩出しています。

 

古沼監督退任後は成績が低迷しタイトルからは遠ざかっていますが、抜本的な改革を行い古豪復活を目指しています。

 

東福岡

優勝年:1997・2014・2015

 

スピード溢れるサイド攻撃と赤のユニフォームから赤い彗星という異名を持つ高校サッカー界屈指の強豪校です。

福岡県内では無敵の実力がありインターハイ17回出場、選手権22回出場は県内最多です。

 

また、1977年には公式戦52戦無敗、史上初高校三冠を達成するという驚異的な記録を打ち立てました。

200人以上の部員が在籍しているため選手層が厚く、常に競争意識を高められることが強さの秘訣です。

 

第5位 四日市中央工・藤枝東・浜名・流通経済大柏(優勝回数:2回)

四日市中央工

優勝年:1983・1984

 

多数のプロサッカー選手、日本代表を輩出している三重県の名門校です。

攻撃的なサッカーを得意としインターハイ2連覇、選手権は34回出場し優勝1回・準優勝3回の成績を残しています。

 

近年は海星・三重などが台頭し県内予選で苦戦を強いられていますが、三重県の絶対王者としての実力は健在で、2022年度三重県高校総体予選では優勝を飾り30回目のインターハイ出場を果たします。

 

藤枝東

優勝年:1966・1971

 

藤枝東はパスで繋いでいくスタイルが伝統の静岡県屈指の強豪校です。

インターハイ2回優勝、選手権は県内最多の25回出場を果たし4回優勝を飾っています。

 

そんな静岡トップの実力がある藤枝東の部員の大半はクラブチーム出身者が占めています。

特に藤枝東高OBによって2000年に設立された藤枝東の下部組織である藤枝東FCはパスサッカーを得意とし、TOPリーグ静岡で優勝、クラブユース選手権全国大会出場などの成績を残している強豪チームです。

中学年代から選手を育成し、卒団生の多くが藤枝東に進学することが強さの秘訣になっていると考えられます。

 

浜名

優勝年:1970・1974

 

浜名はカウンターサッカーを得意とする静岡県の古豪です。

インターハイに7回出場し2回優勝、選手権には2回出場しています。

2006年に出場して以来全国の舞台からは遠ざかっていますが、県予選では静岡学園、藤枝東を破るなどサッカー王国静岡で存在感を放っています。

 

流通経済大柏

優勝年:2008・2017

 

流通経済大柏はハイプレスと豊富な運動量、守備を重視したサッカースタイルを特徴としています。

千葉県の市原緑高校・習志野高校を強豪校に育て上げた本田裕一郎監督が2001年に就任すると手腕を発揮し、インターハイ優勝2回・準優勝2回、選手権優勝1回・準優勝2回と快進撃を遂げました。

 

2019年度に本田監督が退任してからタイトルは獲得していませんが、激戦区である千葉県において市立船橋を下し全国大会に出場をするなど、強豪校としての強さは健在です。

また、2010年に設立された流通経済大柏の下部組織クラブ・ドラゴンズで中高6年間一貫指導をする事でチーム力強化に繋がっています。

 

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高校総体インターハイサッカーの印象深い決勝3選!

2021年大会(青森山田 vs 米子北)

印象深い決勝1選目は、最後まで決着が分からない激闘の末、

青森山田がアディショナルタイムに逆転ゴールという劇的な幕切れが印象に残った2021年大会決勝です。

 

高校サッカー界のキング・松木玖生選手擁する青森山田高校は、準決勝まで5試合28得点2失点と圧倒的な強さで勝ち上がり優勝候補筆頭でした。

一方、米子北は準決勝まで苦戦を強いられながらも勝負強さと粘り強さで延長戦、PK戦を制し決勝まで勝ち上がります。

決勝戦は米子北の勝負強さが発揮され先制点を奪いその後堅い守備で青森山田に隙を見せません。

 

優位と思われていた青森山田を追い詰めた米子北の勝利が目前に見えた試合終了間際69分、青森山田に同点弾を決められ延長戦に入ります。

延長戦もお互いに激しい攻防が続く中、延長後半アディショナルタイムに青森山田の逆転ゴール!

同時に試合終了のホイッスルが響く劇的な幕切れで青森山田がインターハイ16年ぶりの優勝を決めます。

どちらが勝つのか最後まで決着が分からず決勝戦に相応しい激闘でした。

 

・延長後半10分アディショナルタイム中の青森山田ラストワンプレーで決めた逆転ゴールです。

 

2019年大会(桐光学園 vs 富山第一)

印象深い決勝2選目は、延長戦目前の決勝ゴール、タイムアップというドラマチックな展開が印象に残った2019年大会決勝戦です。

 

前大会準優勝の雪辱を晴らしたい桐光学園と、前大会準々決勝で桐光学園に5-0で大敗を期した富山第一のリベンジを果たしたい一戦となりました。

 

桐光学園は果敢に攻めますが、富山第一の守備に阻まれ試合は一進一退の攻防が続きます。

延長戦に突入するかと思われた後半アディショナルタイム終了間際、ラストプレーで桐光学園・神田選手が値千金のゴールを決め直後に試合終了のホイッスルが響きます。

恐らく見ている誰もが延長戦だろうと思っていた矢先の劇的ゴールで桐光学園はOB中村俊輔もなし得なかった優勝を果たします。

 

・2:10〜試合終了間際、桐光学園・神田選手の劇的決勝ゴールで悲願の初優勝に輝きました。

2016年大会(市立船橋 vs 流通経済大柏)

印象深い決勝3選目は、インターハイ最多9回の優勝を誇る市立船橋と、最大のライバルである流通経済大柏の千葉県勢同士の対決となった2016年大会決勝です。

 

インターハイ決勝で両校の対決は3度目となり、どちらが勝つのか注目度の非常に高い一戦でした。

(※2019年大会からインターハイ規模縮小のため千葉県は今までの2枠から減枠され1枠の出場になりました。)

 

一進一退の攻防が続く中、前半アディショナルタイムに市立船橋が先制点を決めます。

後半は流通経済大柏が反撃を開始し猛攻をしかけますが、市立船橋の鉄壁のCBコンビ杉岡大暉選手・原輝綺選手が立ちはだかりネットを揺らすことはできません。

再三のチャンスを活かせないまま試合は終了し1点を守り切った市立船橋に軍配が上がります。

流通経済大柏も最後まで激しく攻め続け死闘と言えるハイレベルで見応えのある決勝戦でした。

 

・45:40〜、47:05〜後半アディショナルタイムに流通経済大柏に訪れた2度のチャンスですが市立船橋に守り切られます。

 

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まとめ

高校総体インターハイサッカーの歴代優勝校と最多優勝回数をランキング形式でまとめ、印象深い決勝戦についてご紹介しました。

最多優勝回数を誇る市立船橋、再起をはかる名門・国見は県予選を勝ち上がってくるのか期待ですね。

2022年大会、今年はどんな熱い戦いを高校生たちは見せてくれるのか楽しみです。

 

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>>インターハイサッカー2022の結果速報!放送やネット中継のライブ・見逃し配信は?

 

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