ベルギー代表最新フォーメーション2022!スタメンは?若手や注目・有名選手と監督もご紹介!

こんにちは!

6月からスタートするUEFAネーションズリーグ2022-23に向けたメンバー発表が各国行われ、カタールW杯へ向けた強化としても重要な試合が続きます。

中でも、欧州屈指のタレントを誇るベルギー代表は、最新のFIFAランキング(2022年3月31日発表)で2位(1位はブラジル)に着けています。

群雄割拠のヨーロッパ勢の中で最高位に着けていることから、一つの指標としても強さが伺えます。

ですが、そのベルギー代表も未だW杯やEUROを含め、主要タイトルとは縁がなく、近年は届きそうで届かない結果が続いています。

本記事では、黄金期を迎えているベルギー代表の最新フォーメーションやスタメン、注目の選手、若手選手、そして監督についてまとめてみました!

 

\ 2022年6月ネーションズリーグ開幕! /

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サッカーベルギー代表の最新スタメン・フォーメーション

フォーメーション:3-4-2-1①

 

2021.10.7 UEFAネーションズリーグ 2021-22 vsフランス戦

 

中盤は、豊富な運動量でスペースを埋めたり、潰し屋にもなれるティーレマンスとヴィツェルがコンビを組み、最終ラインには3枚のCBを置いて、ベルギーの強力な攻撃陣を支えています。

 

彼らがいることで、チームの頭脳となるデ・ブライネが自由にプレーできたり、WBのカラスコがより高い位置でプレーできたり、守備の面での貢献度が少ないエデン・アザールを活かすことができます。

 

そして、ティーレマンスやヴィツェルの代わりに、CBでもプレーできるレアンデル・デンドンケルを起用することもあることから、やはり中盤の強度を重要視していますが、対戦相手や試合状況を見て、デ・ブライネを中盤で起用することもあります。

 

また、最終ラインの高齢化が懸念されていましたが、フェルマーレン引退後のポジションをデナイヤーが務めています。

右WBも最近ではカスターニュが起用され、世代交代を図りながらW杯へ向けた強化を続けています。

フォーメーション:3-4-2-1②

 

2021.11.13 FIFAカタールW杯 ヨーロッパ予選 vsエストニア戦

 

この試合では、デ・ブライネが中盤に入りました。

 

怪我で離脱していたルカクの代わりに、クリスティアン・ベンテケが起用され、ルカク同様ポストプレーなどでも存在感を見せ、1ゴール1アシストの活躍を見せました。

しかし、所属するクリスタル・パレスでの出場時間が激減したことにより、今回は招集から外れています。

 

また、これまでのベルギー代表で右WBを務めていたカスターニュが右CBで起用されています。

 

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サッカーベルギー代表の予想スタメン・フォーメーション

フォーメーション:3-4-2-1①

 

現状予想されるベストメンバーです。

 

ネーションズリーグの初戦がオランダであり、中盤の強度を保つためにもデ・ブライネを中盤で起用することは考え難く、これまでと同様に右シャドーで起用されると予想します。

フォーメーション:3-4-2-1②

 

5月28日にチャンピオンズリーグの決勝が行われ、6月3日にネーションズリーグの初戦を迎えるため、レアル・マドリードに所属するクルトワ、アザールの疲労を考慮した場合に考えられる布陣です。

 

クルトワの代役は、ヴォルフスブルクで正GKを務めるクーン・カステールスの起用を予想しますが、ベテランのシモン・ミニョレが起用される可能性もあります。

 

アザールの代役は、アザールの不在時や交代要員でこのポジションに入ることが多く、左右でプレーできるハンス・バナケンの起用が濃厚ですが、デ・ケテラエルが起用される可能性もあります。

 

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サッカーベルギー代表の若手メンバー

アレクシス・サーレマーケルス(FW)

 

所属:ACミラン

年齢:1999年6月27日(22歳)

 

22歳ながらミランで主力選手の一人としてプレーし、今シーズンは11年ぶりとなるミランのスクデット獲得に貢献しています。

 

サーレマーケルスは、90分間走り回れるスタミナを持ち、攻守に渡りチームの助けとなります。

SBの上がったスペースを埋めたり、最終ラインにまで下がって守備をしたりと、守備意識も高いため、チームのバランスを考えて戦える選手です。

 

このため、ミランでは前線のズラタン・イブラヒモビッチ、オリビエ・ジルーといったベテラン選手の運動量をカバーしています。

 

攻撃の面では、上半身のフェイントからドリブルへと移行する動きが特徴的で、スピードで抜き去るというより、テクニックを駆使してスルスルと抜けていくタイプです。

 

対人の場面では、ボールを少しだけ離れた場所に出し、長い足を使って回収し、相手をかわしていくシーンも見られます。

 

今シーズンはリーグ戦36試合に出場し、1ゴール3アシストと、ウイングの選手としては物足りない数字ではありますが、チームへの貢献度が高いことが起用に繋がっているポイントと言えます。

チャールズ・デ・ケテラエル(MF)

 

所属:クラブ・ブルッヘ

年齢:2001年3月10日(21歳)

 

今シーズン、公式戦49試合に出場し、18ゴール10アシストを記録しているデ・ケテラエルは、今夏の移籍市場でも注目を集めています。

 

所属クラブでは、2トップの一角で起用されていますが、試合によって右ウイングでも起用されることもあり、ベルギー代表では主にこのポジションで起用されています。

 

デ・ケテラエルは、純粋なストライカータイプではなく、10番の役割を果たす選手で、中盤に降りて組み立てに参加したり、サイドにボールを展開したりと司令塔としてもプレーします。

 

190cmの恵まれた体格と、足元のテクニックを駆使してボールキープにも優れています。

 

また、守備意識も高く、最終ラインまで下がってマークした選手を捕まえに行ったり、特にプレスバック時には、相手の背後から長い足を入れ、ボール奪取をするプレーもよく見られます。

 

今シーズンのジュピラー・プロ・リーグの年間最優秀選手にノミネートされるなど、実力と評価を伸ばしている選手です。

アルトゥール・テアテ(DF)

 

所属:ボローニャ

年齢:2000年5月25日(21歳)

 

アーセナルに移籍した冨安健洋の後釜として今シーズン加入し、期待通りレギュラーを務めました。

 

191cmの長身から空中戦に強く、セットプレーでもターゲットになります。

 

また、左足から放たれるフィードの精度も高く、相手の背後を狙ったり、サイドを変えるロブパスで局面を変えたり、中盤までボールを持ち運び、チームを押し上げるプレーも見せます。

 

守備面では、対人に強く、相手選手との間に体を入れてボール奪取をしたり、鋭い読みで相手選手にボールが入る前にパスカットをしたり、3CBの選手として高い能力を持っています。

このため、攻守に渡りポジションを離れることも多いため、味方選手との連携も重要になります。

 

ベルギー代表では、これまで2試合に出場していますが、ベテランとなったフェルトンゲン、アルデルヴァイレルトの後継者としても更なる成長が期待されます。

 

サッカーベルギー代表の注目選手・有名選手

ケビン・デ・ブライネ(MF)

 

所属:マンチェスター・シティ

年齢:1991年6月28日(30歳)

 

マンチェスター・シティ、ベルギー代表ともに替えが利かないマエストロとして君臨し、今シーズンは自身2度目となるプレミアリーグ年間最優秀選手賞を受賞しました。

 

デ・ブライネは、ゲームメイカー、チャンスメイカーとして様々な場面でボールを受け、ゲームの組み立てを行ったり、潤滑油として動いたり、針の穴を通すパスでチャンスを演出できる選手です。

 

また、ハーフスペースにポジションを取りながら相手の背後を突く動きや、スペースに走り込んでゴールを決めるなど、ボール保持に関わらず厄介な存在です。

 

このようにサッカーIQが高く、ジョゼップ・グアルディオラ監督の指導で更に化けた選手であり、中盤だけではなく偽9番やフィニッシャーとしての役割まで、高いレベルでこなすことができます。

 

ベルギー代表では、主に2シャドーの一角で起用されていますが、組み立てを重視する場合には、中盤で起用されたり、より自由度が高いトップ下を設けて起用されることもあります。

デ・ブライネの存在は絶対的であり、彼が不在の場合には、ベルギー代表の強さはもちろん、戦術にも影響を与えます。

ロメル・ルカク(FW)

 

所属:チェルシー

年齢:1993年5月13日(29歳)

 

2022年5月の時点でベルギー代表として歴代トップとなる68ゴールを挙げています。

 

2020-21シーズンはインテルでスクデット獲得に貢献し、満を持して今シーズン、チェルシーに復帰しましたが、サポーターを納得させられるような活躍は見せられず、やや調子を落としています。

 

ですが、ベルギー代表でのルカクは戦術面でも大きな役割を担っており、彼がポストプレーを行い、マークを引き連れることで、デ・ブライネや、エデン・アザールがプレーするスペースを確保します。

 

また、カラスコや、ムニエ、カスターニュといったWBの攻撃参加もベルギー代表の特徴のため、前線の選手のポストプレーは重要になります。

 

ルカクは191cmの長身と、94kgの厚みのあるボディから優れたフィジカルを持ち、マークに着けられても当たり負けせず、強引にプレーすることができます。

 

ベルギー代表ではポストプレーが求められていますが、本来ルカクが得意とするプレーは、スペースに走り出す動きや、マークを剥がして一瞬の動き出しからゴールを決めるストライカーとしてのプレーです。

 

エリア内では、冷静にフィニッシュを決め切る力があり、調子が良いときにはゴールを量産できる選手です。

 

ベルギー代表の躍進には、ルカクの調子にも左右されると言っても過言ではないため、来シーズンの開幕から再び調子を取り戻して欲しいですね!

ティボー・クルトワ(GK)

 

所属:レアル・マドリード

年齢:1992年5月11日(30歳)

 

現時点で、間違いなく世界で3本指に入るGKです。

 

マドリーに加入以降、正GKとして5つのタイトル獲得に貢献し、今シーズンもチャンピオンズリーグの決勝に進出する活躍を見せています。

 

クルトワは、驚異の反射神経と200cmの長身からなる手足を伸ばしたセーブが魅力の選手で、コースを狙い澄ましたシュートも逃さずセーブすることや、ハイボールの処理能力も世界屈指です。

 

まれに簡単なミスをしてしまうシーンもありますが、それを引きずらず、試合を通して安定感があるプレーを見せます。

 

また、マドリーではGKが組み立てに参加するというチームではありませんが、ロングフィードでピタリと味方にボールを合わせるなど、パス精度も一定以上備えています。

 

大きな大会では、GKの覚醒によってジャイアントキリングを起こすチームが現れるほど、GKのパフォーマンスは重要になります。

世界屈指の実力を持つクルトワが最後の砦として構えるベルギー代表は心強いですね!

 

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サッカーベルギー代表の特徴・戦術

鋭いカウンターと、個の力で完結できる攻撃力は見物です!

 

「型にハマらないサッカー」をしているのが、ロベルト・マルティネス監督が率いるベルギー代表と言えます。

 

GKのティボー・クルトワ、3枚のCB、豊富な運動量を持つ中盤でチームのバランスを担っています。

両WB,WGにはスピード、テクニックのある選手を揃え、素早いカウンターを仕掛けたり、デ・ブライネのアイデアのあるパスで崩したり、時にはパワープレーに出たりと、選手の個の力を活かした攻撃パターンが特徴的です。

 

ビッグクラブでプレーする選手が揃い、ネームバリューから見ても「黄金期」を迎えている近年のベルギー代表ですが、ある程度の相手であれば、選手の個の力で圧倒し、大会レベルでも存在感を見せています。

 

ですが、やはりあと一歩が届かない要因として、トップレベルの強豪国と戦う際に、戦術の引き出しの少なさを感じることも多く、近年の課題にもなっています。

 

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サッカーベルギー代表の監督

ロベルト・マルティネス

 

スペイン人であるロベルト・マルティネスは、現役引退後、多くの時間を過ごしたスウォンジー・シティで監督キャリアをスタートさせます。

以降、ウィガン、エヴァートンの監督を経て、2016年8月からベルギー代表を率いています。

 

そのベルギー代表では、2018年のロシアW杯で、ベルギー史上最高位となる3位で大会を終えたほか、EURO(2016,2020)では2大会連続ベスト8に進出し、成績を残しています。

 

ベルギー代表では、戦術面での不安が指摘されていますが、元々ロベルト・マルティネスは戦術家としての評価が高い監督です。

ウィガン、エヴァートン時代の手腕により評価を高めていましたが、ベルギー代表では「個の力」を活かした戦術が取られ、ある意味、殴り合いのような試合をしています。

 

前述のとおり、GKのティボー・クルトワ、3枚のCB、豊富な運動量を持つ中盤でチームのバランスを考慮した上で、

前線のタレントを伸び伸びとプレーさせる戦術を取っていますが、チームのバランスが崩れた後、崩された後の立て直しができず「守備面」の戦術はあまり得意ではない印象です。

 

また、現在のベルギー代表は、黄金期を迎えているとはいえ、主力であるデ・ブライネ、エデン・アザール、ルカク、ヴィツェル、アルデルヴァイレルト、フェルトンゲンといった選手は、

年齢の面から考えると、このカタール大会がW杯の舞台で最高のパフォーマンスを発揮できる最後の大会とも言えるため、今大会での躍進に期待したいですね。

 

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サッカーベルギー代表の主要な戦績・成績

過去5大会の成績を振り返ってみましょう!

 

FIFAワールドカップ

2002年:ベスト16
2006年:出場なし
2010年:出場なし
2014年:ベスト8
2018年:3位

 

UEFA欧州選手権(EURO)

2004年:出場なし
2008年:出場なし
2012年:出場なし
2016年:ベスト8
2021年:ベスト8

 

UEFAネーションズリーグ

2018-19:グループステージ敗退
2020-21:ベスト4

 

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まとめ

ベルギー代表の最新フォーメーションやスタメン、注目の選手、若手選手、そして監督についてまとめてみました!

各ポジションにワールドクラスの選手を揃え、ベテランと中堅、そして若手の台頭と、必要なピースは揃ってきてはいますが、本格的な世代交代にはまだ成功していません。

ロベルト・マルティネス監督には、このタレントたちをどう活かすのか、ネーションズリーグを戦いながらW杯へ向けて模索して欲しいですね。

ベルギー代表の躍進に期待しましょう!

 

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