こんにちは!
セリエAでも近年、力をつけているクラブといえばガスペリーニが率いるアタランタBCです。
ここ数シーズンは、CL(UEFAチャンピオンズリーグ)にも毎年出るようになり、
グループリーグも突破していることから欧州の舞台でもアタランタのサッカーが通用していることが分かります。
2021夏の移籍市場では、ロメロやゴッリーニなど主力の放出もありましたが、同時に新選手を複数獲得し、スカッドの戦力も大幅に上がりました。
スクデッド獲得の期待が高まるなか、アタランタがどんなスタメン・フォーメーションで戦っていくのか注目ですね。
そこで本記事では、アタランタの2021-22最新スタメンや予想フォーメーション、新加入の注目選手や、2021-22シーズンの展望を見ていきたいと思います(^^)/
アタランタの最新スタメン予想!フォーメーションと新加入注目選手紹介も!【2021-2022シーズン】
アタランタ最新スタメンはどうなるか予想
GKは、
フアン・ムッソを予想します。
トッテナムに移籍したゴッリーニに代わり、迎え入れた新守護神です。
すでにセリエA100試合以上でプレーしているリーグ屈指のGKで、
長距離からのシュートを止めることを得意とし、ロングフィードに優れています。
チーム最高額の移籍金で加入したムッソが、自分の価値をプレーで証明できるのか見守っていきたいところですね。
DFは、
左からパロミーノ、デミラル、トロイの3CBを予想します。
まず、パロミーノはボールをインターセプトすることに長けていて、ガスペリーニのマンマーク戦術に非常に合っているといえるCBです。
左利きであるため、そのままボールを散らすことができ、左サイドの攻撃時のビルドアップにも貢献しています。
また中央には、新加入のデミラルが構えます。
対人戦が強いタイプのCBなので、ガスペリーニのサッカーにマッチすることは間違いないところですが、
プレー面では荒さが目立つので、集中を保ちたいところです。
CBの右はトロイです。
長年、在籍していたパブ・ゴメスからキャプテンマークを引き継ぎ、DFラインを統率するチームのリーダーです。
集中力が高く、右サイドのカバーもしっかりこなします。
ブラジルにルーツを持つトロイですが、EURO直前にイタリア国籍を取得し、本大会にも出場することができました。
そして、控えには昨シーズンヴェローナで活躍した、
期待の若手U-20イタリア代表のロヴァートや守備に堅実なタイプのDFであるジムシティが控えています。
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MFは、
フロイラー、パシャリッチの中盤2枚に、
WBとして左にゴセンス、右にメーレが張った形で、シャドウにはペッシーナ、マリノフスキーを予想します。
フロイラーは豊富な運動量で駆け回り、パスを繋ぐことによって中盤を活性化させることができるプレイヤーで、
パシャリッチも攻守にわたって幅広いプレーエリアで活躍しチームの攻撃の役割も担います。
中盤のポジション争いに入る選手は、コープマイネルスとデローンになります。
コープマイネルスは持ち前の攻撃力で得点を重ねていけばレギュラーとして試合に出続けることも考えられます。
そして、デローンは攻撃参加もでき、中盤でボールを刈り取ることができるMFで近年のアタランタの中盤を支える1人です。
左のWBはゴセンスが務め、積極的な仕掛けと、時にはエリア内でFWのようにプレーすることから、
相手からすると怖い存在になっています。
一方、右サイドはメーレを予想します。
今夏のEUROで大活躍し、母国デンマークのベスト4入りに非常に貢献した選手です。
ガスペリーニによって培われた良い流れを今度はアタランタのサッカーで還元してほしいところです。
右サイドの控えには、ハテブールがいますがケガで離脱しているため選手のやりくりが難しいところです。
ワントップの下、シャドウの位置には左にペッシーナ、右にマリノフスキーが入ると予想します。
ペッシーナは昨シーズン台頭した左利きのMFで、正確なポジショニングとパス技術が武器です。
EUROでは当初は予備メンバーでしたが、味方の負傷によってイタリア代表として正式に出場し活躍しました。
一方、マリノフスキーは強烈なミドルシュートが武器のMFで、アタランタの攻撃を組み立てます。
積極的なドリブルで頻繁にファウルをもらい、そのフリーキックも持ち前のキック精度でチャンスに変えることができます。
このポジションの選手層は厚く、イリチッチやミランチュクもいるので入れ替わりが激しく、
試合でアピールできないと定位置確保は厳しいものとなってきそうです。
FWは、
ドゥバン・サパタのワントップを予想します。
強力なフィジカルを生かした、強引なフィニッシュが可能で周りの選手を活かすような器用さもあります。
今シーズン最初は、玉突きでのインテル移籍の噂がありましたが、インテルはジェコを獲得したため破談になりました。
スクデット獲得するためには、最低20ゴールは決め、得点王争いにも名乗りをあげたいところです。
サパタに代わり、途中投入が多くなると予想されるのがムリエルです。
昨シーズンはリーグ戦36試合で、22点取りました。
豪快なロングシュートも度々決め、2トップでサパタと組んだ際のコロンビアのコンビは相手の脅威になります。
レンタルバックでスペツィアから戻ってきたピッコリは、昨シーズンビッグクラブから次々ゴールを決め勝負強さがうかがえます。
持っているポテンシャルが高いため、ガスペリーニの元どういうストライカーに変わっていくのか楽しみです。
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アタランタ最新予想フォーメーション①
3-4-2-1
今シーズン、アタランタは3-4-2-1のシステムが基本フォーメーションになると予想します。
ガスペリーニの思考するマンツーマン・ディフェンスが守備のやり方で、
1対1の対人戦に持ち込むことによりボールを奪います。
これは他のチームには見られない特異な守り方であり、チーム全員の運動量が求められます。
そして、マリノフスキーが攻撃の軸となり、左WBのゴセンスが積極的にエリア内に入っていきます。
最後の局面では、サパタにボールが集まり、サパタが決定的な仕事ができるかによって勝敗が決まってきます。
アタランタ最新予想フォーメーション②
3-4-1-2
チームが負けている場面や、守備面で前線からプレッシャーにいかないといけない場面で使われるのが
このシステムです。
2トップにはサパタとムリエルが入り、より得点のにおいを感じさせます。
前線に2枚置いているため守備に重きを置いて考えると、ペッシーナが使われるでしょう。
トップ下1人のため相手が中盤に人数をかけてきた時、守備の役割をはっきりさせないと苦戦が強いられそうです。
アタランタ2021-22開幕戦スタメン・フォーメーション
開幕戦はトリノと対戦し、フォーメーションは3-4-2-1で臨みました。
ムリエルをワントップに置き、イリチッチとマリノフスキーがシャドウに入り、
ペッシーナが1列低い位置で起用されました。
一方、トリノは3-4-3でアタランタと似たような形で対戦することとなりました。
試合は、ショートカウンターからサイドに流れたムリエルがボールを受け、カットインからのシュートで前半6分に幸先良くアタランタが先制します。
アタランタはトリノにサイドをうまく使われ、カットインからのシュートも何本も受けましたがムッソの好セーブで耐えていました。
しかし、後半79分ディフレクトしたボールが運悪くゴールに吸い込まれ、追いつかれてしまいます。
このまま試合終了かと思われた後半93分、ゴール前の混戦からピッコリが土壇場で押し込み2-1でアタランタが大きな勝ち点3をつかみました。
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アタランタ新加入注目選手の紹介(2021夏移籍・獲得選手)
フアン・ムッソ
I sogni devono essere realizzati. Ci siamo, @Atalanta_BC ⚫🔵
Los sueños están para cumplirse. Acá estamos, @Atalanta_BC ⚫🔵 pic.twitter.com/UY1xUvwgED
— Juan Musso (@musso_juan) August 1, 2021
注目選手1人目は、
ウディネーゼからゴッリーニの後釜として獲得したアルゼンチン代表GKフアン・ムッソです。
移籍金2000万ユーロ(約26億円)の4年契約で加入しました。
獲得にはローマやインテル、アトレティコ・マドリーといったビッグクラブが興味を示していましたが、
トッテナムに移籍したゴッリーニに代わるGKとして後釜をさがしていたアタランタが争奪戦を制する形となりました。
代表では、2019年3月のモロッコ戦で代表デビューを果たし、最近行われたコパ・アメリカ2021にもアルゼンチン代表として参加しています。
初挑戦となるCLでは、ビッグクラブのGKとして活躍しアタランタの躍進に貢献したいところです。
メリフ・デミラル
New challenge, new goals. Forza @Atalanta_BC pic.twitter.com/mpJ5IhYp09
— Merih Demiral (@Merihdemiral) August 6, 2021
注目選手2人目は、
ユベントスから買取オプション付きの1年間のレンタル移籍で加わった
トルコ代表DFメリフ・デミラルです。
2019年の冬にサッスオーロに加入し頭角を表すと、わずか半年でユベントスに移籍を果たします。
そのユベントスではケガの影響もあり、2シーズンで公式戦通算32試合にとどまっていました。
こちらも、トッテナムに移籍したアルゼンチン代表DFクリスティアン・ロメロに代わる新CBとして迎え入れられました。
192センチあり身体が強く当たり負けしない大型のCBで、得意の空中戦でセットプレーの脅威になることも多くあります。
デミラルは、
「ガスペリーニのトレーニングは大変だと聞いているけど、きっとうまくできると思っている。それに、このチームは3季連続でチャンピオンズリーグに出場できる点も重要だった。」と語っており、
モチベーションの高さをうかがえます。
トゥーン・コープマイネルス
🎙️ Teun #Koopmeiners: “Contento per la vittoria”
😁 “I’m happy with the win”Post-match interview 📹 https://t.co/ftFAQqYFwH#AtalantaSassuolo #GoAtalantaGo ⚫️🔵 pic.twitter.com/QTld10uJbw
— Atalanta B.C. (@Atalanta_BC) September 21, 2021
注目選手3人目は、
オランダのAZから獲得した、オランダ代表MFトゥン・コープマイネルスです。
契約は1年の延長オプションがついた4年契約で、移籍金は1200万ユーロ(約15億5000万円)です。
コープマイネルスはAZの下部組織出身で、
AZでは若くしてキャプテンマークを巻き、持ち前のパススキルやフリーキックで数々のゴールを演出してきました。
そして、公式戦では通算154試合に出場し、守備的MFながら43ゴール17アシストを記録しています。
2020年10月にはメキシコ戦でオランダ代表デビューも果たし、EURO2020では出番は回ってこなかったものメンバー入りもしていました。
活躍の場をイタリアへ移し、持ち前の得点力でアタランタで攻撃の柱になれるのか注目です。
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アタランタ2021-22シーズンの展望
今シーズンのアタランタの目標としてはリーグ戦3位以上の成績を取り、
スクデッドに少しでも近づくことです。
また、CLではグループリーグを突破しベスト8以上を目指すというのが現実的な目標です。
近年は、リーグ戦3年連続3位とCL出場クラブの常連に定着しつつあり、ガスペリーニの体現するサッカーは着実に結果を出しています。
セリエAの上位クラブでは監督交代が多く起こり、
序盤からの完成度が他クラブよりアタランタは高いためスクデット獲得は夢ではなく、実際に狙えるほどの力を持っているのはたしかです。
CLでは、マンチェスター・ユナイテッドやビジャレアルが同居する難しいグループですが、
過密日程の中うまくローテーションしつつ、ベスト8の壁を破りたいところです。
今夏のEUROで状態を上げている選手が多く、ムッソやデミラルといった選手を獲得し選手層も厚くなっています。
ガスペリーニがどうチームを一体化してくるのか、采配に注目しましょう!
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アタランタ2021夏移籍情報(加入・退団)
IN
フアン・ムッソ(ウディネーゼ)
移籍金2000万ユーロ(約26億円)の4年契約
マッテオ・ロヴァート(ヴェローナ)
移籍金800万ユーロ+ボーナス300万ユーロの総額1100万ユーロ(約14億3000万円)の4年契約
+1年間の延長オプション付き
ダヴィデ・ザッパコスタ(チェルシー)
移籍金1000万ユーロの4年契約
ジュゼッペ・ペッツェッラ(パルマ)
1年間のレンタル+特定の条件を満たせば買い取り義務付き
メリフ・デミラル(ユベントス)
1年間のレンタル+買取オプション付き
トゥーン・コープマイネルス(AZ)
移籍金は1200万ユーロ(約15億5000万円)の4年契約
ロベルト・ピッコリ(スペツィア)
レンタルからの復帰
フェデリコ・マッティエッロ(スペツィア)
レンタルからの復帰
OUT
ボリス・ラドゥノヴィッチ(カリアリ)
移籍金500万ユーロの4年契約
ピエルルイジ・ゴッリーニ(トッテナム)
1年間のレンタル+公式戦20試合に出場で1500万ユーロ(約20億円)の買い取りオプション
マッテオ・ルッジェーリ(サレルニターナ)
1年間のレンタル
クリスティアン・ロメロ(トッテナム)
移籍金4000〜4500万ユーロ(約52億〜58億円)+ボーナス1000万ユーロ(約13億円)の5年契約
ボシュコ・シュタロ(ヴェローナ)
1年間のレンタル
マッティア・カルダーラ(ミラン)
レンタル終了
ヴィクトル・コヴァレンコ(スペツィア)
1年間のレンタル
サム・ラマース(フランクフルト)
1年間のレンタル
エブリマ・コリー(スペツィア)
1年間のレンタル+買取オプション付き
ホージェル・イバニェス(ローマ)
移籍金900万ユーロの4年契約
ニコラス・ハース(エンポリ)
移籍金300万ユーロの3年契約
アルカディウシュ・レツァ(スペツィア)
1年間のレンタル+買取オプション付き
レナート・ツィボラ(ビーレフェルト)
1年間のレンタル+買取オプション付き
ムサ・バロー(ボローニャ)
移籍金1450万ユーロの3年契約
アンドレアス・コルネリウス(トラブゾンスポル)
移籍金840万ユーロの4年契約
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まとめ
アタランタBCの最新スタメン、予想フォーメーションや新加入選手の紹介、そして2021-22シーズンの展望についてまとめてみました。
新戦力の融合によってガスペリーニの特異なサッカーが、セリエAの優勝争いに新しい風を起こしていくのか楽しみですね!
そして、昨シーズンを超える3位以上の成績、スクデット獲得に期待して注目しましょう(^^)/
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