アメリカ代表のフォーメーションは?注目選手や期待の若手と監督もご紹介!

こんにちは!

カタールW杯も開催直前となり、各国がメンバー発表を済ませ、ヨーロッパでプレーしていた選手たちが続々とカタール入りし、盛り上がりを見せています。

今回紹介するアメリカ代表は、前回のロシア大会に出場することができませんでしたが、この4年間で世代交代に成功し、強豪国にも対抗できる戦力を揃えています。

今大会のグループリーグでは、グループBに入り、イングランド、ウェールズ、イランと同じグループとなっているアメリカ代表はまずグループ突破を目標としています。

そこで本記事ではアメリカ代表の若手を含めた注目選手や有名選手、そしてフォーメーションや監督についてご紹介します!

 

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サッカーアメリカ代表のフォーメーション・スタメン

4-3-3

アメリカ代表 フォーメーション1

北中米カリブ海予選全試合で採用されたフォーメーションが、この4-3-3です。

現代サッカーにおいてオーソドックスなフォーメーションである4-3-3を採用しているアメリカ代表。

 

中盤の3枚が攻守両面に重要になってくる形ですが、アメリカにはアダムス、アーロンソン、マッケニーといった強豪国にも引けを取らないようなメンバーが揃っているため、グループリーグで対戦するイングランドなどにも簡単には主導権を握らせることはないはずです。

 

そして両サイドバック、両ウイングが両サイド共にスピード、テクニックに優れた選手が揃っているため、より攻撃的なスタイルを貫いていくことができれば、どんな相手にも豊富なチャンスを作ることができるはずです。

 

 

4-1-4-1

アメリカ代表 フォーメーション2

2021年に数回採用していた形がこの4-1-4-1です。

4-3-3と異なる点として、中盤の2枚がより攻撃的なポジションに上がったことで、1トップに対するサポートを素早く行うことができます。

その分、ボールを前線で失った場合、1アンカーと4バックの5枚と前線の5枚が分断された状態に陥ってしまうため、その点ではリスクを伴いフォーメーションといえます。

 

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サッカーアメリカ代表の注目選手・有名なスター選手

クリスティアン・プリシッチ(WG、CF、SH)

アメリカ代表の注目スター選手1人目は、クリスティアン・プリシッチ選手です。

プリシッチ選手は身長177㎝、1998年生まれ24歳のFW、MF(WG,CF,SH)です。

 

2015年2月にドイツの名門ボルシア・ドルトムントからオファーを受けたプリシッチは、ドイツに活躍の場を移すと、
トーマス・トゥヘル監督にその才能を見出されて、2016年1月30日には17歳133日でブンデスリーガデビューを果たしました。

 

その後、10代ながらドルトムントで攻撃の中心選手として活躍していったプリシッチは、多くのビッグクラブから関心を集める存在となり、2019年1月にプレミアリーグのチェルシーへ移籍します。

チェルシー移籍後は、1年目の2019/20シーズンに9ゴールを挙げて、将来のエース候補として期待されましたが、その後、現在まで伸び悩んでしまっています。

 

基本的に左右どちらでも遜色なくプレーできるウインガーのプリシッチは、サイドでプレーする選手として充分なドリブル能力を持っています。

スピードを活かした直線的なドリブルが得意なプリシッチは、カットインで中に切り込んでいくよりも縦へ突破することが多い選手です。

またゴールに絡んでいくプレーもしっかり持っていて、ドリブルを仕掛けると見せかけて、チームメイトとのワンツーなどで崩していき、フィニッシュに繋げていくことができます。

 

アメリカ代表では24歳ながら、若い攻撃陣を牽引する存在となっているため、プリシッチがその攻撃陣を引っ張る安定したプレーを見せられるかどうかが、グループリーグ突破に向けたカギになってくるはずです。

 

ウェストン・マッケニー(CMF、DMF)

アメリカ代表の注目スター選手2人目は、ウェストン・マッケニー選手です。

マッケニー選手は身長185㎝、1998年生まれ24歳のMF(CMF,DMF)です。

 

ヴァージニア大学でプレーしていたマッケニーですが、2016年8月にシャルケの下部組織に移籍し、ドイツへ渡ります。

そして2017年5月にトップチームへと昇格すると、中盤でレギュラーに定着し、評価を上げていきます。

その後、2020年8月にイタリア・セリエAの名門ユベントスに期限付き移籍を果たしたマッケニーは、移籍初年度からチームの中心選手へとブレイクを果たすと、完全移籍を掴み取り、現在までプレーを続けています。

 

このようにユベントスで活躍するマッケニーは、CMFやDMFといった中盤の真ん中でプレーすることを得意とする選手ですが、過去にはFWやDFとしてプレーした経験もあるようにユーティリティ性が高く評価される選手です。

そんな中でも本職とする8番の位置でプレーする際には、持ち味の豊富なスタミナを活かして、攻守両面どこにでも顔を出してきます。

また、テクニックやフィジカルに特別優れている選手ではないものの、とにかくチームメイトをサポートする能力が高いため、チームに1人いることで大きく違いを作り出せる選手となっています。

 

そんなマッケニーは、プリシッチと同じく24歳ですが、現在のアメリカ代表の中では経験豊富な選手になっているため、中盤のリーダーとして精力的にピッチを駆け回り、相手の自由を奪うプレーに期待したいと思います。

 

セルジーニョ・デスト(SB)

アメリカ代表の注目スター選手3人目は、セルジーニョ・デスト選手です。

デスト選手は身長193㎝、1991年生まれ31歳のDF(CB)です。

 

2012年に育成が上手いことで有名なオランダのアヤックスの下部組織へと入団したデストは、順調にカテゴリーを上がっていき、2018/19シーズンにトップチームへ昇格。

その後、アヤックスでレギュラーを掴む前の2020年10月にデストの才能を見出したバルセロナが獲得を発表し、一気に注目を集める存在となりました。

しかし、バルセロナではなかなか出場機会に恵まれることなく、今シーズンは期限付き移籍でACミランへと移り、プレーしています。

 

そんなデストは右サイドバックを本職とする選手で、守備力よりも攻撃力に魅力的な部分を持っています。

サイドバックでプレーしながらも、ボールタッチのデータを見ると、敵陣でのタッチが多いというデストはボールを持ち運んでいくドリブルが上手い選手です。

スピード、テクニック共にDFとは思えないものを持っているため、右サイドを支配できる攻撃力を持っています。

しかし、守備面には少し不安があり、タックルやインターセプトにおけるタイミングが悪く、無理に飛び込んでしまい、相手に突破を許してしまうことが多々あります。

 

それでもその守備力を補って余りある攻撃力を持っているデストが、どれだけ守備に重きを置かずにプレーすることができるかが、アメリカの右サイドにとって重要なカギとなります。

 

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サッカーアメリカ代表の逸材!期待の若手や新星

ジョバンニ・レイナ(OMF、WG)

アメリカ代表の若手注目選手1人目は、ジョバンニ・レイナ選手です。

レイナ選手は身長185㎝、2002年生まれ20歳のMF、FW(OMF,WG)です。

 

父親のクラウディオ・レイナがイングランドのサンダーランドでプレーしていた時に生まれたレイナは、父の引退後にアメリカへ戻ると、ニューヨーク・シティの下部組織でプレーを続けていきました。

彼の才能にはバルセロナやアヤックスなどの名門が興味を示していた中で、レイナは2019年7月にドルトムントへ移籍することを決断。

同国の先輩である『プリシッチの再来』と呼ばれ、20/21シーズンには10代ながらリーグ戦32試合に出場し、4ゴール、7アシストという素晴らしい数字を残していました。

しかし、その後は現在まで怪我で苦しむ時期が続いてしまっています。

 

そんなレイナは主にトップ下の位置でのプレーを得意としていますが、サイドでもプレーすることができるアタッカーです。

彼の最大の武器といえるのは、圧倒的なテクニックであり、そのテクニックを活かしたボールタッチから繰り出されるドリブルは、スピードに乗りながらも、相手にボールを奪う隙を全く見せずに狭いスペースでも侵入していくことができます。

そして、そのドリブルから一瞬で決定的なスルーパスを出したり、強烈なミドルシュートも持っているレイナはゴールに絡んでいく動きにも定評がある選手といえます。

 

アメリカ代表でも2020年11月に17歳でデビューしているアメリカが誇る新たな神童といえるレイナが、代表で初の大舞台となる今回のW杯で、全世界を驚かせるようなプレーを見せることができれば、アメリカはグループリーグの突破に近づく可能性があります。

 

ブレンデン・アーロンソン(OMF、RWG)

アメリカ代表の若手注目選手2人目は、ブレンデン・アーロンソン選手です。

アーロンソン選手は身長177㎝、2000年生まれ22歳のMF(OMF,RWG)です。

 

地元アメリカのフィラデルフィア・ユニオンで2019年にプロデビューを果たしたアーロンソンは、すぐに頭角を現し、『北米のカイ・ハフェルツ』と評価されるようになります。

その後、2020年10月にザルツブルクへの移籍が決まり、2021年1月からプレーし始めるとすぐに先発へ定着し、チームの攻撃の中心選手として活躍します。

そして、2022年5月にザルツブルク時代の恩師であるマーシュ監督に引き抜かれる形で、プレミアリーグのリーズ・ユナイテッドへステップアップを果たしました。

 

そんなアーロンソンは、トップ下で10番タイプのプレーを披露したり、サイドで起用されれば、上下動を厭わない運動量を披露するなど、どのポジションでも高いレベルでのプレーを見せることができます。

このようにサッカーIQが高いアーロンソンは、常にフリーでボールをもらえるポジショニングの良さが持ち味で、チャンスの場面では、必ずといっていいほどいい位置に出ていく姿がよく見られます。

また基礎的な技術にも優れているため、パス、ドリブル、シュート全ての面で優れたプレーを見せており、特に広い視野を活かしたスルーパスは、素晴らしいものを持っていて、決定的なチャンスを創出することができる選手です。

 

今シーズンからプレーするリーズでも既に印象的なプレーを見せていることから、ワールドクラスの選手へと一気に駆け上がっていく可能性を秘めているアーロンソンが、W杯の舞台でさらなる進化を見せてくれることに期待したいと思います。

 

ユヌス・ムサ(CMF、SH、WG)

アメリカ代表の若手注目選手3人目は、ユヌス・ムサ選手です。

ムサ選手は身長178㎝、2002年生まれ19歳のMF(CMF,SH,WG)です。

 

ガーナ出身の両親の下、アメリカで生まれたムサはすぐにイタリアへ移住すると、10歳でイングランドに渡り、アーセナルの下部組織へ入団します。

その後、アーセナルの下部組織で注目を集める存在となったムサは、2019年7月に突如スペインのバレンシアへ移籍

2020/21シーズンにトップチームへ昇格すると、チームが混乱に陥っていた中で、17歳ながらレギュラーに定着、リーグ戦31試合に出場して、バレンシアの希望へと成長して、現在もプレーしています

 

アーセナル時代には、レジェンドであるパトリック・ヴィエラのような選手だと評価されていたムサでしたが、バレンシアでSHやWGで起用されると元々持っていた身体能力を活かしたプレーで新境地を見出していきました。

一瞬の瞬発力やガッチリとしたフィジカルで強引な突破を見せることができるムサは、どのポジションでボールを受けても、簡単に相手を剝がすことができる選手です。

また中央でプレーする時にはしっかりゲームメイクできる視野の広さを持っていて、攻撃にアクセントを付けることができますし、守備においてもフィジカルを活かしたボール奪取能力を持っています。

 

このように若くしてトップレベルでのプレーを見せていたムサは、アンダー世代ではイングランド代表でプレーしていましたが、2020年11月にアメリカ代表に招集を受けて、プレーすると2021年3月に正式にアメリカ代表を選択することを発表。

圧倒的な才能を見せるムサがアメリカ代表を選んでくれたことは、大きな戦力アップに繋がっており、若手が多く活躍するアメリカ代表の中で、のびのびとプレーを続けています。

 

サッカーアメリカ代表の監督

グレッグ・バーホルター 

アメリカ出身 49歳

 

現役時代にオランダ、イングランド、ドイツとヨーロッパ各国でプレーしていったバーホルターは、2011年にロサンゼルス・ギャラクシーで現役を引退。

その後、2011年12月からスウェーデンで監督としてのキャリアをスタートさせると、2013年11月に就任したアメリカのコロンバス・クルーでは2018年まで長期政権を築いていきました。

 

そんな中、アメリカ代表はロシアワールドカップの出場を逃してしまい、2017年10月にブルース・アリーナ監督を解任すると、約1年に渡り監督が不在になってしまうという異常事態に陥っていました。

それでも2018年12月、新監督に任命されたのがバーホルターです。

 

監督就任後、バーホルターは2022年のカタール大会のみならず、2026年にメキシコ、カナダ、そしてアメリカの3か国で共同開催される大会に向けて、将来性豊かな10代の選手たちを続々とフル代表に抜擢していきます。

このように一気に世代交代を進める中でも、2021年にはゴールドカップを制して、北中米カリブ王者に輝き、前回大会逃してしまったW杯の切符もしっかり取り戻すなど、結果も出していきました

 

大胆ながらも将来を見据えた強化プランで、アメリカ代表を新たなレベルへ引き上げつつあるバーホルターが初のW杯となる今大会で若いチームをどこまで連れていけるのか注目です。

 

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サッカーアメリカ代表の戦術や特徴

アメリカといえば、アメリカンフットボール、ベースボール、バスケットボール、アイスホッケーが4大プロスポーツとして知られていますが、近年はサッカーもその4大プロスポーツに迫る人気を誇っています。

そんな中でアメリカ代表の特徴としては、とにかく若い才能が多く育っているという部分です。

今回招集された26人のメンバーの平均年齢はなんと25歳となっており、メンバーの中に2000年以降に生まれた選手が8人も招集されています。

 

そして戦術的な面を見ていくと、アメリカ代表はイングランドなどと同じくハードワークを90分間続けていくスタイルを採用しています。

また、組織的なサッカーも見せるアメリカ代表は、しっかりと連携も強化しているため、個がある選手たちがコンビネーションプレーを行ってくるため、相手にとっては大きな脅威となっています。

 

さらに若い選手が多いとはいえヨーロッパのトップクラブでプレーしている選手が多いため、経験不足は心配なく、もしこの若い選手たちが本大会を通して、一気に波に乗っていくことがあれば、台風の目になる可能性を秘めています。

 

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サッカーアメリカ代表のW杯最高成績

これまでアメリカ代表は、W杯には10度出場して、次のような成績を残しています。

1930年ウルグアイ大会:3位

1934年イタリア大会:1回戦敗退

1950年ブラジル大会:グループリーグ敗退

1990年イタリア大会:グループリーグ敗退

1994年アメリカ大会:ベスト16

1998年フランス大会:グループリーグ敗退

2002年日韓大会:ベスト8

2006年ドイツ大会:グループリーグ敗退

2010年南アフリカ大会:ベスト16

2014年ブラジル大会:ベスト16

 

第1回W杯で3位に入ったのを除けば、1994年に行われた地元アメリカ大会で初のベスト16入りを果たしています。

その後、日韓大会ではベスト16で格上と見られていたメキシコ代表を撃破し、ベスト8へ躍進すると、南アフリカ大会、ブラジル大会でも安定してグループリーグを突破する力を見せつけています。

 

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サッカーアメリカ代表のカタール試合日程

カタールW杯でアメリカ代表は、グループBです。グループリーグの試合日程はこのようになっています。

試合日時(日本時間)対戦カード会場
111/22(火) 4:00アメリカ vs ウェールズアハマド・ビン・アリ競技場
211/26(土) 4:00イングランド vs アメリカアルベイト競技場
311/30(水) 4:00イラン vs アメリカアルスママ競技場

 

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まとめ

本記事では、アメリカ代表の若手を含めた注目選手や有名選手、そしてフォーメーションや監督についてご紹介しました。

バーホルター体制となり、新たに蘇った北中米の強豪アメリカ。

グループステージでは、イングランドが頭一つ抜けている中でウェールズ、イランとの2位争いが予想されますが、各国リーグで活躍する選手たちがしっかりと力を発揮できれば、充分決勝トーナメントに進める力はあると思います。

そんな若いチームのモチベーションをどれだけコントロールできるかが、今大会躍進できるかのカギを握ります。

 

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