こんにちは!
冬の移籍市場の解禁まで1ヶ月ほどとなりました!
近年は移籍市場の移籍金高騰だけでなく、移籍に向けた強硬策など、移籍市場を騒がす要因が多々あります。
そこで今回は移籍について語る上で必ず必要な選手の代理人について、
有名なエージェント会社や代理人にとって必要な資格、主な仕事内容、そして年収について調べ、まとめてみました(^^)/
>>【関連】サッカー代理人で有名な人は誰?日本・海外ヨーロッパ別にご紹介!
サッカー代理人が所属する会社
サッカー界のスポーツエージェント会社について、
売上高が世界トップ3の会社についてご紹介します!
トップ3にランクインしている会社は全て、有力代理人が作り上げた会社となっています。
個人エージェントとして名を上げ、業務が増えて大変になったことから会社を設立したパターンがほとんどではないでしょうか(^^)/
加えて選手以外で、近年の移籍市場を騒がすライオラに代表されるような、
会社に属さない個人エージェントや、代理人を家族が務めている場合についてもご紹介します!
Mondial Sports Management (モンディアル スポーツ マネジメント)
所属代理人
コンスタンティン・ドゥミトラスク
アンドレ・ビュファール
ラインハルト・ツィークラー
など
契約選手
エディンソン・カバーニ(URU)
アントニ・マルシャル(FRA)
フェルナンジーニョ(BRA)
ネマニャ・マティッチ(SRB)
フィリペ・コウチーニョ(BRA)
エンゴロ・カンテ(FRA)
オリヴィエ・ジルー(FRA)
などなど
🇪🇸来夏加入を希望🤔#マンチェスター・ユナイテッド のウルグアイ代表FW #エディンソン・カバーニ(34)が来夏の #バルセロナ 移籍を希望しているようだ。https://t.co/uXiJ4ts6jS
— 超ワールドサッカー (@ultrasoccer) December 2, 2021
コンスタンティン・ドゥミトラスクを会社のトップに据えたグローバルなエージェント会社です。
フランスで創設され、現在はドイツ、ロシア、カナダ、ブラジル、エジプト、中国に会社があります。
有力なドバイ系の投資ファンドとパイプを持ち、
取引額は約1230億円で、世界で1番目の売上高を誇ります。
契約選手は西ヨーロッパの大物選手だけでなく、東ヨーロッパの選手や南米の有力選手を数多く抱えていて、
ビッグディールを成功させて注目を集めるというよりは、多くの選手からの信頼を得て、数多くの取引を確実に成立させている印象です。
所属選手が移籍したり、契約を更新したりする際、契約関連の問題に巻き込まれる事が少なく、
クリーンかつ選手資本な運営で非常に信頼されている事が、世界でも1番の取引額を誇る要因になっているのではないでしょうか!
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Gestifute (ジャスト フット)
所属代理人
ジョルジュ・メンデス
ルイス・コヘイア
など
契約選手
クリスティアーノ・ロナウド(PRT)
ハメス・ロドリゲス(COL)
アンヘル・ディ・マリア(AGN)
ウィリアン・カルヴァーリョ(PRT)
ジョゼ・モウリーニョ(監督)(PRT)
などなど
ユーベに再び家宅捜索 ロナウドの移籍などに関連https://t.co/UKhZxaRJpX
イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)は3日、元所属選手のクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)らの移籍に関連し、同国検察が2日に新たな家宅捜索令状を取ったと発表した。— AFPBB News (@afpbbcom) December 4, 2021
ポルトガルの大物代理人、ジョルジュ・メンデスによって設立されたエージェント会社です。
C・ロナウドに代表されるよう、ポルトガルや南米系の選手や監督を抱え、
取引額は約1150億円で世界で2番目の売上高を誇ります。
近年はポルトガルのパイプが強く、ウォルバーハンプトン(ENG)へのポルトガル人選手(ジョアン・モウティーニョやルベン・ネヴェスら)の移籍へ強い影響力を持ちます。
こちらの会社は少しだけ移籍や契約更新時にトラブルがありましたが、
C・ロナウドやカルバーリョなど、選手の希望に沿うような交渉をしていて、特に選手からの信頼は厚い会社ではないでしょうか!
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Stellar Group (ステラー グループ)
所属代理人
ジョナサン・バーネット
デイヴィッド・マナサー
など
契約選手
ギャレス・ベイル(WAL)
ルーク・ショー(ENG)
ジョー・ハート(ENG)
ヴォイツェフ・シュチェスニ(POL)
などなど
🇪🇸コメント🇪🇸
中国移籍の可能性が再浮上も…ベイルの代理人はレアル残留を示唆https://t.co/Ql8LrzknqX🗣️編集部より
「ここにきて再び中国移籍の可能性が浮上しているベイルですが、同選手の代理人を務めるジョナサン・バーネット氏は中国移籍の可能性を否定しました」 pic.twitter.com/K45wMJlbo1— サッカーキング (@SoccerKingJP) November 1, 2019
イギリス人であるバーネット氏らにより設立された会社で、
イギリス人選手やプレミアリーグで活躍した選手が主な契約選手です。
ステラーグループ社の契約選手でベスト11を組むと、プレミアリーグの上位入賞が狙えるほどの陣容が出来上がり、
自国イングランドで活躍する選手に強いパイプを持ちます。
過去にはベイルのレアル行きを手掛けるなど、
上記のジャストフット同様に大物の取引経験があり、
トップ2社の半額の売上額ですが、約530億円で世界で3番目です。
英国紳士らしい交渉をモットーに掲げている会社ですが、
以前はアシュリ・ーコールの禁断の移籍の際には事前交渉を行っていたなど、強硬な手段も持ち合わせています。
それを除けばステラーグループも契約交渉等で選手やチームの関係がこじれた例は少なく、
信用度が高い会社として名をあげました!
個人エージェント
ミーノ・ライオラ
【活動停止処分】
FIFA、代理人ライオラ氏に3カ月の活動停止処分…ポグバやデ・リフトの移籍に影響かhttps://t.co/ZW59AWycQb🗣️編集部より
「ライオラ氏は8月9日まで全世界で活動禁止に。プレミアリーグの今夏移籍市場は8月8日までのため、多くの移籍に影響が出そうです。」 pic.twitter.com/6ERc1Zhjeu— サッカーキング (@SoccerKingJP) May 10, 2019
個人エージェントといえば真っ先に名前が挙がるのではないでしょうか。
約340億円で世界で7番の売り上げを誇ります。
契約選手はイブラヒモビッチ、ポグバ、ルカク、バロテッリ、ムヒタリアンなどで、ライオラの入れ知恵で練習参加拒否で強引に移籍を行ったイメージがあります。
ライオラは経営や交渉に優れていて、交渉は全く負けずに多額の移籍金や手数料を要求することから金の亡者とも言われていますが、
近年の移籍市場では動きに最も注目したい代理人です!
加えて個人エージェントはネイマールのお父さんや、イカルディのワンダ・ナラ夫人がいます。
家族を大切に思っていたため、不当な扱いを受けた際はクラブへ容赦無く批判的な発言をしたり、
契約更新時には有利に進めるための発言をしたり、チームとの関係がこじれてしまったことは記憶に新しいです。
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サッカー代理人になるには弁護士資格が必要?
2015年にFIFAが規制を緩和したことで、
各国のサッカー協会に登録しさえすれば誰でもエージェントとして契約が可能となっていました。
ところが、規制緩和は”間違いだった”とFIFAが認め、新たに2021年からルールを施行しました。
新ルールでの代理人資格の面では、
- FIFA公認のエージェントとしてのライセンスが必要
- ライセンス取得時の性格診断
- 家族であってもライセンスを所持しなければ代理人を務めることは不可
が設けられ、再び、代理人としてFIFAでのライセンス取得試験での合格が必要となりました。
弁護士資格は必須ではありませんが、法務関係の内容が多いため、勉強しておく必要はあります。
なお、Jリーグでの代理人資格は、トラブルを避けるために「FIFA公認代理人」もしくは「弁護士」の資格が必要です。
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サッカー代理人の仕事
代理人の仕事とはズバリ、交渉です。
選手とチームの交渉や、チームとチームの交渉を担当することもあります。
移籍期間となる6~8月または12~1月や、選手の契約更新交渉時などでは、
契約内容の精査や、他チームやエージェント、そして選手の動向に注視しながら交渉の駆け引きを行います。
この期間は寝る時間もないほど多忙を極めます。
またシーズン中では、自身の契約選手の試合をチェックして交渉時に使えるデータを蓄積したり、各国の同等に位置するチームや選手の情報を収集したりする必要もあります。
選手の年俸や移籍金が自身の報酬へと繋がるため、金額の交渉では、選手にとっても、エージェント自身にとっても有利に進めるためのデータを集める必要があります!
また、人脈を広げることも大事な仕事の一つで、社交界やパーティーに積極的に出る人もいるようです。
仕事量は際限ないと言われ、自身で管理しないと勤務時間が不規則になり、休日も無くなってしまいます。
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サッカー代理人の年収・報酬・手数料
2021年からの新ルールのもとでは、「代理人が受け取る手数料に上限を設ける」ことが決まりました。
- 選手の代理人を務める場合、年俸の3%
- 買い手のクラブの代理人を務める場合、年俸の3%
- 選手と買い手クラブの両方を代理する場合、6%
- 売り手クラブの代理人を務める場合、10%
となっています。
10%というと少なく感じるかもしれませんが、近年の高騰した移籍市場では妥当な金額かもしれません。
移籍金30億円のうち10%の3億円を代理人が受け取る事ができると考えると、かなりの利益ではないでしょうか。
また、上記のルールによりライオラといったやり手として有名なエージェントらの、
報酬目当ての暴走に歯止めをかける事が期待されていて、
練習参加拒否など、選手資本ではない交渉手段がなくなり、クリーンなサッカー界に近づく事が期待されます。
ただ、セリエAでは未だに規定範囲外の報酬を要求・受け取る代理人もいるようで、
整備の徹底がFIFAには求められています。
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まとめ
本記事では、世界でトップ3の売上を誇るエージェント会社に加え、個人で活躍するエージェントについご紹介し、
必要な資格や仕事内容、そして報酬の規定についてまとめてみましました!
2021年からの規制改定により代理人の資格も以前のように必要になり、
クラブと代理人の揉め事により選手が不利益を被る事が少なくなります。
移籍期間の代理人の動きについて注目することはあまりないかもしれませんが、
移籍の裏には大物代理人が潜んでいるかもしれない、と思うと、裏話まで気になりますよね(^^)/
移籍期間ではビッグディールに加え、背後にいる代理人たちの動きに注目するのも面白いですよ!
>>【関連】サッカー代理人で有名な人は誰?日本・海外ヨーロッパ別にご紹介!
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