ジダン新フランス代表監督の戦術・スタメン・フォーメーションを予想!

こんにちは!

カタールW杯で連日盛り上がっていますが、優勝候補の一角であるフランス代表から早くも次期監督の噂が流れています。

フランスサッカーのレジェンドであり、レアル・マドリードでは選手としても監督としても成功を収めたジネディーヌ・ジダンが監督に内定したと一部メディアで報じられています。

現在、フランス代表監督を務めているディディエ・デシャンとは2022年12月31日までの契約となっており、契約更新を行わない場合は実質カタールW杯までの指揮となっております。

そこで本記事では、次期フランス代表監督の最有力候補であるジネディーヌ・ジダンの戦術・スタメン・フォーメーションなどを予想してみました!

 

ジダン新フランス代表監督の予想戦術

 

レアル・マドリードの監督時代のアシスタントコーチであるダヴィド・ベットーニは、ジダン監督退任後に以下の言葉を語っています。

彼は偉大な選手であり、偉大なコーチに指導され、自分でも『コーチになりたい』と言っていた人だから、かなりの準備をしていたのだと感じ取れた。彼はサッカーの知識があったからこそ決断できたのであって、戦術はスタッフや選手に任せていたんだ

 

この言葉からも、ジダンは戦術面で高度な戦術を植え付ける監督ではありませんが、チームの軸となる選手を生かし、そのためにどのようなシステム・サポートが最適なのかをプランニングします。

 

マドリーの監督時代には、そのカリスマ性から人心掌握に長けており、スター軍団が揃うマドリーをまとめ上げ、チャンピオンズリーグ3連覇を達成するなど成功を収めました。

 

フランス代表監督に就任した際には、フランスの選手層・質という面では申し分なく、多くのワールドクラスの選手と、将来有望な若手選手が揃っていますが、

その中で軸となるのはやはりキリアン・エンバペであり、彼を生かすための戦術が予想されます。

 

戦術面の引き出しは多くありませんが、それでもマドリー時代に2度の成功を収めたように、試合毎のチーム設定や事前準備は念入りに行う監督です。

 

例えば、CL・リヴァプール戦では、相手に多くの時間ボールを握らせてはならないと判断し、基本的に守備のラインを低めに取りながらポゼッションを意識した選手起用をしています。

 

また他の試合では、相手のキーマンを封じる術(すべ)として、その選手がウイングだった場合は、同サイドに攻撃的なSBを起用し攻撃参加させ(中盤の選手が下がる形でスペースをカバー)

同サイドにSBとWGという数的有利の状況作り出し、そのサイドを穴にさせることで相手ウイングに守備での負担を増やす狙いを作る試合もありました。

 

タイトルの掛かった試合では驚異の勝率を誇る監督だけに、フランス代表でも質の高い選手たちがワンマンプレーに走らず、いかにジダンの指示・意図を体現できるかが鍵になります。

 

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ジダン新フランス代表監督の予想スタメン・フォーメーション

スタメン・フォーメーションパターン① 4-3-3

現デシャン政権のフランス代表とは大きく変わらない布陣になります。

 

ジダンが植え付けるチーム設定とは別に「ピッチ内の監督」という存在は大きな重要性を持ちます。

 

現役時代の彼自身がそうだったように、試合の状況を俯瞰(ふかん)しながら監督の指示よりも先にチームの監督・頭脳となり、試合をコントロールできる選手です。同様に、マドリーの監督時代にはルカ・モドリッチが、試合をコントロールしていました。

 

この役割を遂行できる選手として、ポール・ポグバがいますが、彼は怪我での欠場も多く、カタールW杯ではグリーズマンがその役割を担っています。

このため、グリーズマンを引いた位置で起用することも考えられるほか、センターフォワードをベンゼマにすることで、中盤に降りてボールを捌くという点でリズムを生み出せます。

 

その一方で、ベンゼマ、グリーズマン、ポグバもベテランの域に入る選手であり、2026年W杯を見据えると世代交代も視野に入れる必要があります。

 

右サイドにはデンベレを起用し、彼には自由度を与えることで真価を発揮できる選手ではありますが、デシャン監督からは恐らく守備の意識を徹底されており、カタールW杯のデンマーク戦では守備面で奮起する場面も見られました。

同様にジダン監督からの指導により、守備時のタスクを遂行できる場合、重宝されそうです。

 

このシステムの場合、中盤の底でチームを引き締められるチュアメニが存在し、各ポジションに豊富な選手を揃えていますが、インサイドハーフにどのタイプの選手を起用するのか、代表未選出の選手も含めて興味深いところです。

 

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スタメン・フォーメーションパターン② 3-4-1-2

 

現在のサッカー界では3バックもトレンドの1つとなっており、カタールW杯における各国の1試合目を見ると、

カタール、イラン、オランダ、ウェールズ、デンマーク、チュニジア、ポーランド、ベルギー、カナダ、ガーナ、セルビアが採用しています。

(※試合開始時点でのシステム)

 

優秀なCBを多く抱えるフランスにもその可能性があり、現監督のデジャンも何度か3バックを採用しています。

 

予想したシステムでは、守備時に5バックで手堅く守り、ボール奪取後に鋭いカウンター攻撃に移行できるシステムであり、

WBにスピードのあるキングスレイ・コマンを起用することで、エンバペ以外のターゲットを増やすことも考えられます。

 

レアル・マドリードの監督退任から1年以上が経過し、一部報道では他クラブからの打診を拒否したことを考えると、カタールW杯後のフランス代表監督に早い段階で内定している可能性もあり、

その場合は前述のダヴィド・ベットーニ氏の「かなりの準備をしていたのだと感じ取れた」という言葉通り、フランス代表にとっての最適解を模索しているはずです。

 

スタメン・フォーメーションパターン③ 4-3-3(若手主体)

 

ベテラン選手も多いフランス代表にとって、このカタールW杯後に代表引退を表明する選手が現れる可能性もあるため、この項目では世代交代を意識した布陣を組みました。

 

カタールW杯のフランス代表には選出されませんでしたが、リヨンでプレーするフセム・アウアー、アストン・ヴィラでプレーするブバカル・カマラなどは、ビッグクラブも注視する選手です。

 

また、U-21フランス代表にもすでに評価の高い選手が多く存在しており、監督交代後のA代表に招集される可能性もあります。

 

SB:マロ・グスト(リヨン)
CB:ピエール・カルル(ACミラン)、ブノワ・バディアシル(モナコ)
MF:マクサンス・カケレ(リヨン)
FW:アミーヌ・グイリ(スタッド・レンヌ)

 

一部選手を挙げてみましたが、彼らの今後のステップアップにも注目です。

 

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ジダン新フランス代表監督への期待

 

ジダン監督への期待は、チームのブラッシュアップと、キリアン・エンバペの効率的な活用法です。

 

カタールW杯を戦うフランス代表は、多くの主力選手を怪我で欠いていますが、現有戦力でも優勝候補の一角に数えられるほどに選手層は厚く、

グループステージ2試合を終えた時点で2連勝を飾り「W杯のジンクス」を破る勢いを見せています。

 

また、デシャン監督もジダンと同様に、フランスサッカーのレジェンドであり、監督のタイプ的にも選手を生かした戦術、モチベーターという点で似ています。

 

このため、ジダン監督就任後も、明確にチームを変えることは難しいことが予想されるため、良い部分は継承しながらも、

特定の選手に依存気味であるデシャン監督からの脱却と、ジダン流の選手選考によるチームの新陳代謝に期待したいところです。

 

ジダン監督就任後は、新体制というブーストも掛かり、監督交代の効果が早々に表れるかもしれませんが、1~2年後の成績や、EURO 2024の結果でまずはジダン監督の判断ができそうです。

 

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まとめ

次期フランス代表監督の最有力候補であるジネディーヌ・ジダンの戦術・スタメン・フォーメーションなどを予想してみました!

ベテラン、中堅、若手とどの層を見てもワールドクラスの選手を揃えており、まずはチームの若返りに着手するのか、チームの完成度を優先させるのか注目です。

そして、エンバペというバロンドールも視野に入るトップ・オブ・トップの選手がいるだけに、彼をどう生かす布陣を組むのかも興味深いですね。

レアル・マドリードで発揮した「勝者のメンタリティ」をフランス代表にも植え付けることができるのか、ジダン監督に期待しましょう!

 

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