こんにちは!
4年間続いた城福体制の最終年だった2021シーズン、
サンフレッチェ広島は4バックへの変更の失敗と深刻な得点力不足が響き、
2017年以来4年ぶりの2桁順位となる11位でシーズンを終えました。
2022シーズンは、経験豊富で若手育成に定評のあるスキッベ監督を招き、
新たなサンフレッチェ広島がスタートするシーズンです。
選手の新加入は新卒選手とレンタルバックだけという目立った補強戦略の見られない今冬でしたが、
自前の若手やJ2上がりの選手の成長で戦うスタイルの広島の真骨頂が見れそうです。
そこで本記事では、サンフレッチェ広島の2022シーズンのスタメンはどうなるのか、
最新スタメンや予想フォーメーション、新加入の注目選手や、2022シーズンの展望を見ていきたいと思います(^^)/
>>【関連】最新J1順位予想2022!優勝争い・残留降格ラインの勝ち点予想はこちら!
サンフレッチェ広島の最新スタメンはどうなるか予想
フォーメーション:3-4-2-1
広島の伝統的なフォーメーション、3-4-2-1で予想します。
GK
GKは、林を予想します。
林と大迫のポジション争いが繰り広げられていますが、
現在のベスト布陣と考えると林に分があります。
林は39歳と大ベテランですが、昨年29節からは最終節を除いて
大迫からスタメンを奪い返しています。
10月には通算100試合無失点も記録しており、
まだまだ安定したプレーを見せてくれています。
サブは大迫を予想します。
大迫はシュートストップ能力が素晴らしく将来性豊かですが、
メンタル面や守備の統率に不安があります。
新しく就任した菊池GKコーチの元、さらなる成長が期待されます。
DF
CBは昨年と同様、左から佐々木、荒木、野上を予想します。
広島のDF陣はJ1トップクラスの固さを誇っています。
特に空中戦や1対1の守備は文句のつけようがありません。
スペースで受けてスピードを活かして突破してくる相手に少し弱いですが、
3バックの戦術を採用する限りは、開幕からDF陣を変えてくることはないと思います。
CBのサブは住吉を予想します。
昨シーズン中に、水戸史上最高額の移籍金で獲得した将来有望なCBです。
シーズン中の加入だったこともありリーグ戦1試合9分間の出場に留まりましたが、
今年はキャンプから参加できるため、チームに馴染み出場機会を増やすと思われます。
MF
WBは、左に東、右に藤井が入ると予想します。
21歳と23歳で両サイドとも若手の選手ですが、
昨シーズンはコンスタントに試合に出続けました。
東はボールを持って単独突破という能力には欠けますが、
その分、クロス精度やシャドー、ボランチ、
CBの選手とのパス交換の能力は目を見張るものがあります。
サイドの選手としては高身長の180cmで、
ゴールキックのターゲットにもなっています。
また、直接FKという武器も持っています。
藤井は、東とは対照的でクロス精度にムラがありますが、
爆発的なスピードで直線的なドリブル突破や
フリーランでの抜け出しに強みを持っています。
その姿は、かつて広島の右サイドに君臨していたミキッチを彷彿とさせます。
サブは柏、茶島が入ると予想します。2人とも両サイドできる選手です。
柏は年齢を重ね、1試合通しての活躍は難しくなってきましたが、
細かいタッチと鋭く深い切り替えしで相手をかわすドリブル能力は健在です。
茶島はこれといった強みが無い選手ですが、
トラップやパスなど基本的な能力が平均して高い選手で
WBだけでなくシャドー、ボランチもこなせます。
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ボランチは、
青山と塩谷が入ると予想します。
青山はベテランですが、広島の攻撃を組み立てるのに不可欠な選手になっています。
広い視野を持っており、精度抜群の長短のパスやサイドチェンジ、
パスミドルシュートを織り交ぜて試合を組み立てる選手です。
昨シーズン夏に川辺が移籍してからは、3列目からのゴール前への飛び出しも見せています。
ボランチで青山の相方を務めるのは塩谷を予想します。
本来はCBが主戦場の選手ですが、昨シーズンの加入以来ボランチとしてプレーしています。
塩谷の代わりにスタメンに入る選手がいない為、現状のスタメンは塩谷と予想しました。
塩谷は、日本人離れしたフィジカルとキック力が特徴の選手です。
守備的ポジションの選手とは思えないほどの攻撃センスも持っており、
以前広島に在籍していた時には強烈なゴールを何本も決めています。
フィジカルの強さを活かした対人守備も優れており、外国籍選手にも当たり負けしません。
サブには、野津田と柴崎を予想します。
野津田は甲府へのレンタル移籍を終え、今シーズンから再び広島に帰ってきた選手です。
プレー選択などの判断力は物足りませんが、パス精度やミドルシュートに強みを持っています。
27歳ですでに中堅の選手ですが、
青山のプレーを間近で見ていい所を吸収できれば化ける可能もあります。
柴崎は、チームメイトが声を揃えて「広島で1番うまい選手」と言う
トラップやボール保持時のテクニックがとても高い選手です。
ボールロストは滅多にありません。
体力的な問題でフル出場や連続出場が難しくなっているのが難点ですが、
出場すれば仕事をしてくれる選手です。
シャドーは、
森島、エゼキエウが入ると予想しました。
森島は、ドリブル能力が優れており、
相手に囲まれてもボールキープして抜け出せる能力があります。
パスセンスにも光るものがあります。
デビュー時から課題のシュート意識の低さが気になりますが、
まだ若いため成長に期待できます。
エゼキエウは左右の足を同じように使える選手で「利き足は両足」と本人も言うほどです。
そのためか、独特なリズムのドリブルで狭いスペースを抜けていくことができます。
サブには浅野とジュニオールサントスを予想します。
浅野は、爆発的なスピードと鋭いターンで相手をかわして積極的にゴールを狙う選手です。
シュートパターンの少なさと、ボールを呼び込む動きが不十分なところを改善できると、
相手にとってとても怖い選手になると思うので奮起が期待されます。
もう一人のサブはジュニオールサントスを予想します。
スペースが無い状態でボールを持つと、ボールロストがかなり目立ちますが、
スペースが開いた状態で投入されると迫力あるドリブルでゴリゴリ突破していき、
強烈なシュートを見せてくれます。
サイドに流れすぎるスタイルの改善と無謀なドリブルでの仕掛けが減ると
スタメンも見えてきます。
FW
FWのスタメンはドウグラス・ヴィエイラを予想します。
ポストプレーが上手く、味方に確実にボールを落とせます。
彼自身のゴールは少ないですが、攻撃の起点になりチームの得点数が増えるタイプの選手です。
前線に小柄な選手が多い広島では、特に欠かせない選手ですが
怪我が多く欠場試合がかなり多いのが欠点です。
ヴィエイラが何試合出場できるかが広島の順位に大きく影響すると思われます。
FWのサブには鮎川を予想します。
小柄な選手ですが、裏への抜け出しが上手く積極的にゴールを狙う選手です。
守備意識も高く時折、自陣深い位置でチームのピンチを救っています。
プロ3年目となる今シーズン、さらなる飛躍が期待できます。
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サンフレッチェ広島の最新予想フォーメーション①
3-4-2-1
サンフレッチェ広島の伝統的なフォーメーションです。
ボール保持時は、後ろでボールを繋ぎながらボランチからヴィエイラへの楔のパス、
シャドーやWBの裏のスペースへのパスから相手を崩します。
ボールを失ったらハイプレスで敵陣内で回収し、
積極的にショートカウンターを狙っていきます。
相手の速攻に対しては、ボランチにスピードが足りず
CB陣の個人技での守備が必要になりますが、
佐々木、荒木、野上の3人は、昨シーズン同様、充分こなせると思います。
相手がボールを持っているときは、できるだけ早くボールを奪うこと。相手に長くボールを持たせないで、早くボールを奪って攻撃につなげることを考えています
スキッベ監督は就任会見でこのように語っています。
同時に、「アグレッシブでオフェンシブなスタイル」をとることも発言しています。
選手には、攻撃時も守備時も運動量やスプリントを伴って連動した動きが求められます。
サンフレッチェ広島の最新予想フォーメーション➁
3-2-3-2
スキッベ監督の得意なフォーメーションです。
スキッベ監督は4バックのフォーメーションも得意としていますが、
SBの選手が足りないため実現は難しいです。
3-2-3-2は、2トップのすぐ後ろに3人配置しており多彩な攻撃を演出できます。
スキッベ監督は、
アグレッシブで攻撃的なサッカーをすると公言しているので、
このフォーメーションを採用する可能性は充分あります。
基本的な攻め方は、かなり高い位置をとったWBを活かしたサイド攻撃です。
相手がサイドに引っ張られてセンターが開いたら、ヴィエイラに当ててポストプレーを狙います。
守備時は、WBが高い位置を取るためサイドに広大なスペースが空きやすく、
CBとボランチでカバーする必要があります。
このフォーメーションでの動き方をしっかり浸透させないと、
簡単にスペースを与えることになり、守備が崩壊する可能性があります。
ボランチは、守備強度を考慮して森島と塩谷にしています。
サンフレッチェ広島の2021開幕戦スタメン・フォーメーション
4-2-3-1
vsベガルタ仙台
2021シーズン第1節は、
ジュニオールサントスの個人技で得点を挙げましたが、
前半27にシマオマテが退場して10人だった相手に終了間際に追いつかれて
引き分けで終わっています。
2021シーズン序盤は、
昨シーズンまでの3-4-2-1からフォーメーションを変えて
4-2-3-1や4-4-2の4バックで挑みました。
サイドバックとインサイドハーフでサイドの厚みを増し、
城福監督が2019年からかかげていた「サイドでフットボールをする」をしながら
攻撃時の迫力とショートカウンターの発動回数を増やすというのが主な狙いです。
しかし、結果的にこのフォーメーション変更は失敗に終わります。
敵陣でボールを奪える回数は狙い通り増えましたが、
敵陣を抜け出されると相手を止められなくなったのが一番の要因です。
本職のSB不在で4バックに取り組んだことでSBの選手の動きがWBのような動きになり、
ボランチの青山のスピードも足りなかったので、
2枚のセンターバックで3~4人をみないといけないような数的不利になることが多くなりました。
また、主な攻撃戦術はサイドで組み立ててクロスを入れることでしたが、
唯一ゴール前で競り勝てるドウグラスヴィエイラが怪我で欠場することが多く、
戦略が破綻してしまいました。
チームの強みだった守備では失点数が増え、
改善したかった攻撃面では得点数が伸びずで、
5月には元の3-4-2-1に戻していました。
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サンフレッチェ広島の新加入注目・有名選手の紹介(2022冬移籍・獲得選手)
仙波大志
仙波大志選手(流通経済大学)、2022シーズンの新加入内定のお知らせ https://t.co/tJYsqXrLE5 #sanfrecce #sf_official pic.twitter.com/3YGKioeapb
— サンフレッチェ広島 公式 (@sanfrecce_SFC) February 25, 2021
前所属:流通経済大学
主なポジションはトップ下です。
広島ユース卒業後、流通経済大学に入学しました。
4年生だった昨年、主力として挑んだ関東大学サッカー1部リーグで
12年ぶりの優勝を果たしています。
優勝をかけた試合ではベンチスタートでしたが、
途中出場して決勝点を挙げています。
元々パスやシュートのテクニックに優れた選手でしたが、
大学にコーチとしてやってきたチョウキジェの指導で
前への意識やフリーランを教え込まれ、スペースに入り込む技術を身につけました。
ルーキーイヤーですが、
昨シーズンの藤井のようにスタメン奪取も夢ではない選手です。
満田誠
満田誠選手(流通経済大学)、2022シーズンの新加入内定のお知らせ https://t.co/d9aCMxXCGM #sanfrecce #sf_official pic.twitter.com/FtrRdE3ijg
— サンフレッチェ広島 公式 (@sanfrecce_SFC) February 25, 2021
前所属:流通経済大学
FWの選手です。仙波と同じく、広島ユース卒業後、流通経済大学に入りました。
昨年は、サッカー部の主将を務め、関東大学サッカー1部リーグで優勝しています。
身長170cmと小柄な選手ですが、
スピードに乗ったドリブルを武器に、積極的に相手ゴールを狙う選手です。
FWは絶対的なレギュラーと言える選手が不在なので、
シーズン中のベンチ入りやスタメン入りも充分ありえます。
野津田岳人
🟣Welcome Back to Hiroshima‼️🟣
ヴァンフォーレ甲府に期限付き移籍していた #野津田岳人 選手の復帰が決定しました✨
ガク、お帰り😄
野津田選手のコメントはこちら
⏩ https://t.co/Kw5Gfu31Ny#sanfrecce pic.twitter.com/vfQzqGjYr8— サンフレッチェ広島 公式 (@sanfrecce_SFC) December 27, 2021
前所属:ヴァンフォーレ甲府(レンタル移籍)
本職はトップ下の選手でしたが、今シーズンはボランチとして挑むようです。
左足からのロングパスの精度やミドルシュートのパンチ力が売りの選手です。
相手からのプレッシャーが掛かったときのプレー選択に難があり伸び切れていませんが、
トップ下に比べてプレッシャーの薄いボランチで勝負するということで、
今シーズンの活躍に期待が持てます。
仙台にレンタル移籍していた際には、ボランチとしてJ1でスタメンを張っていました。
ボランチは青山の後釜探しが急務なので、野津田に期待します。
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サンフレッチェ広島の2022シーズンの展望
サンフレッチェ広島は、
2022~2024シーズンがクラブの大きな転換点になると思われます。
というのも、4年間続いた城福体制の終了、黄金期メンバーの減少と高齢化、
2024シーズンに行われる広島都心の専用スタジアムへの移転など
チーム状況が大きく変わる事柄があるからです。
今シーズンオフでの補強は、
2022/1/24時点ではレンタル移籍からの復帰と新卒選手のみとなっています。
元横浜FCの瀬古やノルウェー代表FWオルセンへのオファーの噂はありましたが、
失敗に終わったようです。
他チームからの選手の補強はありませんが、
その代わり指導陣のテコ入れに力を入れています。
監督には若手育成に定評があり、
ドイツやトルコで実績のあるスキッベを招聘。
スキッベはギリシャ代表の監督も歴任しています。
コーチには昨シーズンまで岡山の監督を務めた有馬賢二と、
ハーノファーなどでアシスタントコーチをしてきたハセット・ウマルが就任。
GKコーチは2012年から川崎に在籍していた菊池GKコーチが就任しました。
中堅選手の層が薄く、有望な若手が多い広島に合った指導陣を揃えたという印象です。
昨シーズン、フォーメーションを3-4-2-1に戻してからの守備は
安定してJ1トップクラスを維持していましたが、
攻撃はアタッキングサードからの攻め手を欠き、上手くいかないことが多かったです。
ベテランの青山と塩谷がコンスタントに試合に出られている間に後釜を育てることと、
ヴィエイラを実力でベンチに追いやるFWの出現が今シーズンの課題です。
FWは鮎川や満田、棚田と今後が楽しみな選手が特に多いので、
Jリーグ初参戦のスキッベ監督の手腕に注目です。
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サンフレッチェ広島の2022冬移籍情報(加入・退団)
・加入は「IN」、退団は「OUT」でまとめて書いてください
IN
野津田岳人(←ヴァンフォーレ甲府)※レンタル終了
川村拓夢(←愛媛FC)※レンタル終了
満田誠(←流通経済大学)
仙波大志(←流通経済大学)
棚田遼(←広島ユース)
OUT
ハイネル(横浜FC)※レンタル終了
増田卓也(ロアッソ熊本)
清水航平(契約終了)
土肥航大(水戸ホーリーホック)※レンタル移籍
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まとめ
サンフレッチェ広島の最新のスタメンやフォーメーションを予想し、新加入の注目選手や2021−22シーズンの展望についてまとめてみました。
他チームからの補強をせず、自前選手の強化で世代交代を図ることを決めたと思われるサンフレッチェ広島。
新たに就任したスキッベ監督の手腕で世代交代を成功させ、生まれ変わった広島を見せてくれることと思います。
クラブの転換点の真っ只中、生まれ変わっていくサンフレッチェ広島に大注目です(^^)/
>>【関連】最新J1順位予想2022!優勝争い・残留降格ラインの勝ち点予想はこちら!
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