フランス代表のフォーメーションは?注目の有名選手や有望な若手に監督も!

こんにちは!

いよいよカタールW杯の開幕が迫ってきました。前回の2018年ロシアW杯の王者であるフランスは、豊富なタレントを揃えており、大会連覇に大きな期待が掛かっています。

その一方で、近年のW杯を振り返ると、前回大会の優勝国はその次の大会で好成績を残せないというジンクスが続いています。

フランスにはそのジンクスを打ち破る戦力は揃っているものの、エンゴロ・カンテ、ポール・ポグバという中盤の主力選手の欠場が決まり、早くも雲行きが怪しくなっています。

そこで本記事では、フランス代表のフォーメーションと、注目の有名選手、有望な若手選手、監督についてまとめてみました!

 

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サッカーフランス代表のフォーメーション・スタメン

フォーメーション①:3-4-1-2

2022.3.30 親善試合 フランス 5 – 0 南アフリカ

 

デシャン監督は、選手に合わせたシステム・戦術を取る監督であり、選手を活かす部分では柔軟性を見せますが、信頼したメンバーを固定する傾向があります。

 

現在は、やはり前線のエンバペを活かす戦術が取られ、基本的に前線でコンビを務めるオリヴィエ・ジルーがポストプレーで溜めや時間を作り、WBの選手やグリーズマンがプレーに絡み、チャンスを作り出します。

 

また、トップ下を務めるグリーズマンがバイタルエリアや、ライン間にポジションを取りながらボールを捌き、連動したプレーで相手を崩していきますが、

グリーズマンのアイディア、即興性も重要なポイントです。

 

その後方には、中盤でダイナミズムを生み出し、ときに黒子にも徹するポール・ポグバと、守備のスイッチ役にもなり、ボール奪取や幅広いエリアをカバーできるエンゴロ・カンテが君臨していたことでプレー強度も上がっていましたが、この主力2選手が不在という点は大きな痛手となります。

 

このシステム時のWBのポジションには、ウイングであるキングスレイ・コマンを起用したり、CBでもプレーできるベンジャマン・パヴァールを起用したりと、対戦相手によってタイプの違う選手を起用します。

フォーメーション②:4-3-3

2022.6.14 ネーションズリーグ フランス 0 – 1 クロアチア

 

今年行われたネーションズリーグでは、ベンゼマの復帰などもあり、起用選手やシステムの模索が行われ、複数のシステムを試運転していましたが、6試合で1勝2分3敗と結果には繋がりませんでした。

 

最終ラインを4枚にする場合は4-2-3-1(または4-4-2)を採用し、グリーズマンを温存する場合は4-3-3を採用することが多くなっています。

 

4バックと考えたときに、SBにパヴァール、リュカ・エルナンデス、ジュール・クンデなど、CBでもプレーできる選手を置くことで可変3バックを組むこともできます。

 

今大会で招集された26名のうち、純粋なSBはテオ・エルナンデスしか招集していないことからも、デシャン監督のこだわりが見えます。

 

ネーションズリーグ中にも懸念されていたのが、ゲームを支配したり、試合を落ち着かせるレジスタタイプの選手が不在な点であり、

デシャン監督が本番までの短い期間にどの選手を起用し、準備するのか注目です。

 

サッカーフランス代表の有名選手・注目選手

キリアン・エンバペ(FW)

 

年齢:1998年12月20日(23歳)

所属:パリ・サンジェルマン

 

W杯の中断期間までに、公式戦20試合に出場し、19ゴール5アシストと、今シーズンも好調を維持しています。

 

エンバペは爆発的なスピードを活かしたプレーを得意としていますが、同時に足下の技術も非常に高く、

止まった状態からもフェイントやテクニックを駆使して相手の重心を崩して突破し、チャンスを演出します。

 

ボールの保持、非保持に関わらず左サイドに流れてプレーする傾向があり、デシャン監督からも自由が与えられているため、

守備時には下がり過ぎず、カウンター時にスペースを突けるポジションを取ったりと、よりフィニッシュに絡むプレーを期待されています。

 

また、スター選手としての片鱗を見せた10代のころからペナルティエリア内では冷静にフィニッシュを沈められる選手であり、高い決定力に繋がっています。

 

大会中に多くのフィニッシュに絡み、エンバペが波に乗ることができればフランス代表の連覇に向けて大きな原動力となるため、結果を期待したいですね。

 

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アントワーヌ・グリーズマン(FW)

 

年齢:1991年3月21日(31歳)

所属:アトレティコ・マドリード

 

グリーズマンは、味方からのボールを引き出す動きに長けており、中盤と前線を繋げられる選手で、フランス代表やアトレティコでは、ゲームメイクの役割も期待されています。

 

中盤に下がりながらボールを受ける際も、相手のプレスを感じながらワンタッチパスやフリックでボールを捌くため、テンポやリズムを作り出せるほか、

アイディアのあるパスや即興性・意外性のあるプレーでチャンスを演出します。

 

プレースキッカーを任されることも多く、左足から精度の高いボールを配球できますが、

今シーズンはアトレティコでオリンピコ(CKから直接ゴールを決めること)を決めており、

セットプレーでも即興性・意外性を見せています。

 

運動量も豊富で、守備時のプレスやスペースを埋める動きでもチームに貢献できるのは強みです。

 

また、シュート精度も非常に高く、コースを狙い澄ましたシュートで決定力もあるため、

フランス代表では通算110試合で42ゴール32アシストと、得点もお膳立てもできる選手であり、グリーズマンの調子もフランス代表の成績を左右しそうです。

カリム・ベンゼマ(FW)

 

年齢:1987年12月19日(34歳)

所属:レアル・マドリード

 

自身のスキャンダルなどから約5年半の間、代表を追放される形となっていましたが、昨年に代表復帰が決まったほか、2022年のバロンドールにも輝き、満を持してW杯に臨みます。

 

ベンゼマは類稀なる得点能力を見せ、一瞬の動きからスペースに走り込んでゴールを決めたり、ペナルティエリアで構えた状態から当たり負けしない体幹を活かしてシュートまで持ち込むことができます。

 

シュートレンジも広く、強烈なミドルシュートを放つなど、試合を決定付けるプレーに期待が掛かります。

 

また、ポストプレーで溜めを作ったり、中盤やスペースに流れてボールを受け、サイドに展開して攻撃を加速させたり、味方を活かすプレーもできるため、得点以外にも貢献を見せる選手です。

 

その一方で、オールラウンダーな選手だけにフランス代表での役割が定まらず、復帰後はフィットしきれずにいます。

 

フランス代表ではエンバペとの相性も含め、ジルーの方が円滑であり、本大会でデシャン監督がどちらの選手を重用するのか注目です。

 

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サッカーフランス代表の期待・有望な若手注目選手

オーレリアン・チュアメニ(MF)

年齢:2000年1月27日(22歳)

所属:レアル・マドリード

 

今シーズンはマドリーでカゼミーロの穴を完全に埋めるプレーで信頼を掴み、ポテンシャルの高さを見せています。

 

チュアメニは、中盤からチームを引き締める選手で、リーチの長い足を活かしてボールを刈り取ったり、セーフティーなタックルでボールを掻き出したり、187cmの長身から空中戦でも強さを見せます。

 

22歳の選手ながら、クリーンな守備も強みであり、マドリー加入前のモナコでは公式戦95試合で貰ったイエローカードがわずか2枚のみであり、冷静にプレーできる選手です。

 

また、足下の技術もあるため、相手に寄せられてもプレス回避する技術があり、フィジカルとテクニックでボールキープをしたりと、低い位置から時間を作れます。

 

ポグバ、カンテという中盤の主力が不在となったことで、チュアメニにも多くの出場時間が与えられることが予想されます。

 

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エドゥアルド・カマヴィンガ(MF)

 

年齢:2002年11月10日(19歳)

所属:レアル・マドリード

 

プレースタイル的にチュアメニと似ている部分もありますが、カマヴィンガの方が起用されるポジション上、ボールを持ち運ぶプレーやより攻撃に絡むプレーが多くなっています。

 

カマヴィンガは、豊富な運動量から幅広いスペースをカバーできる選手であり、

チュアメニと同様にリーチの長い足を活かしたボール奪取、対人守備の強さを見せ、ボックス・トゥ・ボックスとしてのプレーを得意としています。

 

前述の通り、前線へボールを持ち運ぶプレーで攻撃にアクセントを加えられますが、左足からクロースのようなサイドチェンジのパスも見せます。

 

その一方で、まだ19歳ということもあり、判断を誤ったりすることで安定性に欠ける試合もありますが、経験を積んでいる最中であり、今後さらに化ける選手として期待されています。

マテオ・ゲンドゥージ(MF)

 

年齢:1999年4月14日(23歳)

所属:オリンピック・マルセイユ

 

マルセイユでは主に守備的MFと2シャドーの一角など、複数のポジションで起用されています。

 

ゲンドゥージは攻守に渡ってアグレッシブにプレーできる選手であり、

守備面では相手に食らい付きながらタイミング良く足を伸ばしてボール奪取をしたり、

味方と挟み込みながらプレースペースを消し、ストッパーとなります。

 

攻撃面では様々なポジションを取りながら潤滑油として攻撃のリズムを作りますが、

特にミドルパス、ロングパスの精度が高く、相手の背後や走り出す味方に合わせるパスを出せるのが強みです。

 

また、マルセイユではよりチャンスに絡むプレーを見せ、サイドに流れてウイングのようにクロスを配球したり、チャンスがあればペナルティエリアにも積極的に侵入し、ゴールを狙います。

 

W杯を欠場となったポグバほどのダイナミックさはありませんが、プレースタイル的にも彼の穴を埋めるポテンシャルを秘めています。

 

ゲンドゥージは度々素行の悪さが取り上げられ、アーセナル退団の要因にもなりましたが、W杯のメンバーに選ばれた以上、精神的にも成長して本大会での覚醒に期待したいですね。

 

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サッカーフランス代表の監督

ディディエ・デシャン

 

現在、フランス代表を率いているのはディディエ・デシャンです。

 

現役時代は守備的MFとしてプレーし、マルセイユ、ユヴェントス、チェルシーなどでプレーし、2度のチャンピオンズリーグ優勝を経験。フランス代表としても1998年W杯、EURO 2000の優勝を経験し、選手時代は大きな成功を収めました。

 

2001年に現役引退を迎えますが、その直後にはモナコの監督に就任し、指導者のキャリアをスタートさせると、2002-03シーズンはリーグカップの優勝、2003-04シーズンにはチャンピオンズリーグ準優勝に導く手腕を見せます。

 

2005-06シーズンはチームの不振からシーズン序盤に解任されますが、翌シーズンにはユヴェントスの監督に就任します。

ですが、当時のユヴェントスは「カルチョ・スキャンダル」とも呼ばれる審判買収などの不正が明るみとなり、これにより、セリエBの降格、勝ち点のマイナススタート、罰金という処分が下され、主力選手の流出も余儀なくされた状態で監督を任されました。

厳しいチーム状況となりましたが、見事セリエB優勝に導き無事1年で昇格を決めました。

 

しかし、フロントとの確執が報じられ、ユヴェントスで2年目を指揮することはありませんでしたが、約2年間の休養を挟み、母国のマルセイユの監督に就任すると、

このシーズンにリーグ・アンの優勝と、3シーズン連続でリーグカップの優勝に導きました。

 

2012年7月からはフランス代表の監督に就任し、2014年ブラジルW杯ではベスト8を記録し、EURO 2016では準優勝、2018年ロシアW杯では見事優勝に導きました。

 

直近の主要大会であるEURO 2020ではベスト16、2020-21シーズンのネーションズリーグでは優勝を記録しています。

 

フランス代表監督としては10年目の節目であり、豊富なタレントを擁するフランスの連覇が期待されていますが、懸念されるのはメンバーの固定化であり、

これまで信頼して起用してきたポグバ、カンテという主力選手2名の欠場が決まり、彼らの不在は戦術にも影響を与えるため、替わりのプランが必要になります。

 

このため、今回招集された中盤のチュアメニ、カマヴィンガ、ゲンドゥージ、フォファナの若手選手に大きな期待が掛かります。

 

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サッカーフランス代表のW杯最高成績

W杯にはこれまで14回出場し、1998年、2018年に優勝を記録しています。

このため、フランスは王者としてカタールW杯に挑みます。

 

直近10大会の成績

1982年:ベスト4(4位)
1986年:3位
1990年:出場なし
1994年:出場なし
1998年:優勝
2002年:グループリーグ敗退
2006年:準優勝
2010年:グループリーグ敗退
2014年:ベスト8
2018年:優勝

 

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まとめ

フランス代表のフォーメーションと、注目の有名選手、有望な若手選手、監督についてまとめてみました!

ポグバ、カンテの不在は痛手となりますが、それでもクオリティの高い選手たちを揃えられる選手層の厚さはフランス代表にとって大きなアドバンテージですね。

デシャン監督にとっても3度目のW杯の舞台であり、これまでの2大会の経験を活かすことができるのか、曲者でもあるデシャン監督の采配の面でも大きな期待が掛かります。

前回王者のフランスがこれまでのジンクスの通り、不本意な成績で大会を終えてしまうのか、それともジンクスを打ち破り、優勝候補に相応しい成績を収めるのか注目です!

 

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