横浜Fマリノスの人気・有名選手は?最新フォーメーションと戦術もご紹介!

こんにちは!

毎週熱戦が繰り広げられているJリーグ。

昨年に続き今年も川崎の独走状態が続いていますが、この川崎の独走を追撃できるチームはどこか?

その1つに本記事でご紹介する「横浜F・マリノス」が挙げられます。

2019シーズンは、圧倒的な攻撃力を爆発させてJリーグを制覇しましたが、

翌2020シーズンは主力選手のケガなどで振るわず9位。不本意な結果に終わりました。

その悔しさをバネに、今年は2年ぶりのリーグ制覇を狙います。

本記事では、その横浜F・マリノスについて、チームの特徴と、キーマンとなる人気選手・有名選手と日本代表選手の紹介、さらには最新フォーメーションと戦術分析についてまとめてみました(^^)/

 

横浜Fマリノスの人気・有名選手は?最新フォーメーションと戦術もご紹介!

横浜Fマリノスの特徴

「マリノス」とはスペイン語で「船乗り」を意味します。

7つの海を渡り世界を目指す姿が、ホームタウンである国際的な港町「横浜」とマッチしています。

青・白・赤3色の「トリコロール」がチームのシンボルカラーです。

 

起源は1972年に創部した日産自動車サッカー部。

1992年、Jリーグ開幕にあわせクラブ名を「横浜マリノス」に改称し、

1993年に開幕したJリーグに参戦しました。

その後、1999年に横浜フリューゲルスと合併し、現在の「横浜F・マリノス」となっています。

 

マリノスは、Jリーグ開幕当初から所属する「オリジナル10」の1つであり、

その中でもJ2に降格経験のないチームとして、長くJリーグを牽引しています。

 

獲得タイトルはJリーグ優勝4回、リーグカップ優勝1回、天皇杯優勝7回(日産自動車時代含む)と数多くのタイトルを獲得しています。名門チームの名にふさわしい実績ですね。

 

リーグ優勝は2003、2004年の岡田監督時代の連覇からしばらく遠ざかっていましたが、

2019年にポステコグルー監督が率いて15年ぶりのJリーグ制覇

 

今年2021シーズンもリーグ4位(2021/5/24現在)と上位をキープしています。

 

横浜Fマリノスの人気・有名選手

マルコス・ジュニオール


2012年、ブラジルのフルミネンセでプロのキャリアをスタートさせました。

チームの主力として活躍した後、2019年にマリノスに加入しています。

 

その加入初年度からいきなり15ゴールをあげて、チームメイトの仲川選手と同時に得点王に輝き、

この年はあわせてベストイレブンにも選出され、大車輪の活躍でした。

 

2020年も11得点を上げ、2年連続2ケタ得点を達成。

いまやマリノス攻撃陣の顔と言っても過言ではない、圧倒的な存在感を示しています。

 

特徴は、視野の広さと運動量です。

トップ下の位置が主戦場で、司令塔として味方からのボールをサイド、縦とピッチを広く使ってパスを供給することで、チャンスメイクを演出します。

また、パスだけでなく、空いたゴール前のスペースには積極的に顔を出し、自ら得点を奪うこともできます。

 

ゴール後には「ドラゴンボール」のパフォーマンスをすることでも知られています。

 

今季は、15試合終えたところで2得点とやや物足りない印象ですが、

実績のある選手なので、これから調子を上げてゴールを量産してくれることを期待しています。

 

喜田拓也

 

下部組織からマリノス一筋です。

生え抜き選手として9年目を迎え、

ポジション的にも年齢的にも精神的支柱としてチームを支えるリーダーとなっています。

 

真面目にサッカーに向かうその真摯な姿勢は後輩のよき手本ともいえます。

 

試合では、扇原選手とボランチを組み、中盤の守備を引き締めており

ボール奪取力や球際の強さといった守備面での貢献に加え、

攻撃的なチームにおいて、守備と攻撃をつなぐリンクマンとしてチームのバランスを取っています。

 

勝ちにこだわる姿勢は誰よりも強く、マリノスへの愛着も強い生え抜きの喜田選手は

「マリノスの系譜を継ぐ者」として、今やチームの大黒柱として欠かせない存在と言えます。

 

 

チアゴ・マルチンス

 

ブラジルのパルメイラスから2018年途中にマリノスに加入し、以降ディフェンスラインを支えています。

 

185cmの大型CBですが、特筆すべきはそのスピードです。

 

攻撃的なチームのディフェンスラインはかなり高めですが、

そうした積極的なディフェンスラインが敷けるのも、

広大なスペースをカバーできるチアゴ・マルチンスの存在があるからこそ。

 

スピードだけでなく、ポジション取りもいいので、裏を取られる可能性を事前に察知して消しています。

 

2019年にベストイレブンに選出されるも、2020年にはケガにより一時離脱を経験しました。

この年チームの成績が振るわなかったのは、この離脱が要因の1つと言ってもいいでしょう。

 

今季2021年は、ここまでほぼすべての試合で先発フル出場を続けています。

相棒である畠中選手との相性もよく、この2人のCBコンビはJリーグ屈指の堅牢さです。

 

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横浜Fマリノスの代表選手

前田大然

 

山梨学院高校から、2016年に松本山雅に加入しました。

1年目は思うような結果を残せず、2年目に活躍の場を求めて水戸へ期限付き移籍をしています。

そこで13得点を上げ、一躍注目を浴びるようになりました。

 

そして、一旦は松本山雅に復帰するも、2019年にはポルトガルのマリティモに期限付き移籍。

翌2020年には期限付き移籍の形でマリノスへ入団し、今年2021年に完全移籍を果たしています。

 

特徴はなんと言ってもそのスピード。

 

「韋駄天」と評されるそのスピードは圧倒的で、

50mを5秒9で走る俊足の持ち主です。

また、スプリント力も備えており、リーグのスプリント数では常に上位の数値を叩き出しています。

 

一方で、技術面で課題があったものの、完全移籍を果たした今シーズンに大ブレイク。

一時は得点ランキング首位に立つなど、15試合終了時点で9得点をマークし、得点力を向上させています。

 

さらに、ディフェンスラインの裏を取るスピードだけでなく、

仲川選手や水沼選手との相性もよく、サイドからのボールに合わせる動きでゴールを奪い、

得点パターンの幅を広げています。

 

日本代表では過去に2試合に出場。

最近発表されたU24日本代表にも選ばれ、いま最も注目されるFWの1人です。

 

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仲川輝人

 

2015年、専修大学から入団しました。

大学時代、入団直前に大ケガをしたにも関わらず、

獲得方針を変えなかったフロントの姿勢に心動かされた話は有名です。

 

プロ入り後はなかなか出場機会に恵まれず、町田と福岡に期限付き移籍をして試合感覚を養いました。

そんな中、2018年のポステコグルー監督の就任により転機が訪れます。

 

その年にレギュラーを獲得すると、翌2019年には才能が一気に開花。

15得点を挙げて得点王になり、マリノスの15年ぶりの優勝に大きく貢献しています。

 

そして、この年のMVP、ベストイレブンに選ばれ、個人タイトルを総なめしました。

 

日本代表にも選ばれ、2試合に出場しています。

 

プレースタイルはスピードを活かしたドリブルで、自陣からでも相手陣内に一気に切り込みゴールを奪います。

得点だけでなくアシストにも優れ、サイドから高精度のクロスを供給し、味方のチャンスを演出します。

さらに、縦に突破してからのクロスと、中央にカットインしてからのシュートと、

ウイングとしての高い総合力を持ちあわあせている選手です。

 

今シーズンは4月にケガをして1ヶ月近く戦線を離脱していましたが、5/19に行われたJリーグカップ戦で復帰。

リーグ中盤戦を迎えるチームの巻き返しの起爆剤となることが期待されています。

 

 

オナイウ阿道

 

正智深谷高校から千葉に入団してプロのキャリアをスタートさせました。

千葉で3年間を過ごした後に、地元のビッグクラブである浦和レッズへの移籍を果たします。

 

しかし、浦和では思うような成績を残せませんでしたが、新天地の山口で大ブレイク。

その年、J2で22得点をマークし注目を浴びます。

その後移籍した大分でも10得点をマークし、J1での実績をひっさげて、2020年にマリノスへ加入しました。

 

昨シーズンは4得点と不本意な成績に終わりましたが、

2年目で迎えた今シーズンはストライカーとしての才能をいかんなく発揮し、

ここまで15試合を終えて10得点を上げ得点ランキングの3位につけています。

 

魅力は、なんといってもその身体能力の高さです

 

ナイジェリア人の父親を持ち、

滞空時間の長さと頭1つ抜け出るヘディングは日本人離れしていています。

また、どんな体勢からでもゴールを奪う事ができる柔軟性も兼ね備えており、

サイドからの崩しが多い横浜の攻撃スタイルともマッチしています。

 

ストライカーとしてCFでの起用が主であり、ゴール前へ侵入する姿は迫力満点です。

仲川選手がケガから復帰すれば、マークが分散されることが予想されるので、更にゴール量産の可能性が高まります。

 

2019年に日本代表に初選出。

今Jリーグで最も活躍が期待されている日本人ストライカーです。

 

 

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横浜Fマリノスの最新フォーメーション

基本フォーメーションは4-3-3です。

横浜F・マリノスフォーメーション

FW
前田大然、オナイウ阿道、エウベル

MF
マルコス・ジュニオール、扇原貴宏、喜田拓也

DF
ティーラトン、畠中槙之輔、、チアゴ・マルチンス、松原健

GK
高丘陽平

SUB
GK:梶川裕嗣
DF:岩田智輝
MF:天野純、渡辺皓太
FW:レオ・セアラ、水沼宏太、仲川輝人

 

GKは

高丘陽平です。

2021シーズンの開幕当初は、オビ・パウエル・オビンナが正GKを努めていましたが、

4月に入って以降は高丘陽平が継続して起用されています。

 

DFラインは

ティーラトン、畠中槙之輔、チアゴ・マルチンス、松原健です。

 

CBは畠中槙之輔チアゴ・マルチンスのコンビです。

このコンビを組んで3年目を迎え、2人の連携は円熟味を増してきています。

 

左SBのティーラトンはタイ代表も務める左利きのサイドバック。

 

右SBは岩田智輝、小池龍太、松原健の3名がポジション争いをしていますが、

ここ最近の試合では松原健の先発出場が続いています。

 

MFは

扇原貴宏、喜田拓也がボランチの位置に入り、マルコス・ジュニオールがトップ下の位置に入ります。

 

ボランチの2人は守備が基本ですが、

喜田拓也が攻守のバランスを取りながら、スキを見て扇原貴宏が前線に侵入することがあります。

マルコス・ジュニオールは豊富な運動量で中盤のスペースを有効に活用し、攻撃の潤滑油の役割を果たしています。

喜田拓也がキャプテンを務めています。

 

FWは

前田大然、オナイウ阿道、エウベルです。

 

前田大然が左、エウベルが右のウイングを務め、

CFの位置にオナイウ阿道が入ります。

 

オナイウ阿道・前田大然、この2人でチームの60%以上のゴール数を上げています。

ケガで離脱していた仲川輝人の復帰が近いですが、復帰した場合はエウベルに代わり、右ウイングのポジションに入ると予想されます。

 

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横浜Fマリノスの戦術分析

「アタッキング・フットボール」が信条のポステコグルー監督が指揮をとり、

圧倒的な攻撃力が特徴です。

※ポステコグルー監督には2021年5月29日時点で、スコティッシュプレミアリーグのセルティック指揮官就任の噂が出ており、その動向が気になるところです。

 

ディフェンスラインをかなり高い位置まで押し上げてコンパクトな陣形を取り、相手サイドにボールを押し込みます。

両サイドバックが高い位置を取り、ウイングもサイドに張り出しているため、

相手のサイドバックのポジショニングがあいまいになり、サイドでの数的優位が生み出されます。

 

そうしてできたスペースを使って

サイドから崩し、クロスを上げてしとめる

これが基本的なパターンです。

 

また、相手ボールになった際には即座にプレスを敢行。

相手の攻撃を遅らせるとともに、そこでボールを奪ったら素早くショートカウンターを仕掛けます。

 

攻撃が停滞した時にはマルコス・ジュニオールが下がり気味の位置まで来てボールを受け、

そこから攻撃を組み立て直すことができます。

 

押し込まれている展開でも足の早い前田大然がいるため、裏を取りやすく、相手は警戒心を解くことができません。

 

ハイラインディフェンスを敷いたリスクとして、

ディフェンスラインの裏には広大なスペースができますが、そのスペースをGKの高丘やチアゴ・マルチンスが埋めることで、リスクを軽減しています。

 

このように攻撃的なサッカーはハマると爆発力がありますが、反面高い位置取りをするSBの裏を取られやすく、

もろくも崩れてしまうケースも見られます。

 

安定感を高めることが今後首位川崎フロンターレを追跡する上で必要となってくるでしょう。

 

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まとめ

横浜Fマリノスの人気・有名選手、最新フォーメーションと戦術についてご紹介しました。

一昨年リーグ優勝を果たしたチームは、昨年はケガ人もあり低迷しましたが、今年は開幕で川崎に敗れたものの、徐々に自慢の攻撃サッカーが機能することが多くなり、見る者を魅了する試合が増えてきています。

ケガで離脱していた仲川選手の復帰により、上位追撃の体勢は整いつつあります。

まずはACL出場圏内の3位以内まで確実に順位を上げていきたいところです。

最終節にホームでの首位川崎との直接対決を残しているだけに、これ以上の取りこぼしは許されません。

少しでもJリーグを盛り上げるために今後の猛追に期待しましょう!

 

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