こんにちは！
2022年ワールドカップカタール大会もいよいよ目前に迫ってきました。
これまで日本代表は、各大会ごとに異なる監督、メンバーで様々な結果を残してきました。
そして、いよいよ今回の大会が森保JAPAN初のワールドカップということになります。
そんな日本代表の挑戦を前に、過去のW杯での試合成績が気になる方も多いと思います。
そこで、本記事ではサッカー日本代表のワールドカップ最高成績と歴代メンバーについて振り返ります！
サッカー日本代表のワールドカップ最高成績は？
これまでの大会の中で、日本の最高成績はベスト16です。
かつてベスト16まで勝ち進んだ大会は2002年日韓大会、2010年南アフリカ大会、2018年ロシア大会の3大会になります。
その中から記憶に新しく、最も印象深かった2018年ワールドカップロシア大会についてまとめてみました。
2018年開催ロシア大会：最終成績 ベスト16
グループステージの結果：グループ2位、1勝1敗1分（勝ち点4、得失点差0）
日本はグループHに入り、コロンビア、セネガル、ポーランドの3国と戦いました。
・日本対コロンビア
スコア：2-1
前半6分PKのチャンスを香川真司が決めて1点先取しました。しかし、その後前半39分フアン・フェルナンド・キンテーロにフリーキックから追いつかれます。
後半28分大迫勇也がゴールを決め、大事な初戦を白星スタートで飾ることに成功しました。
・日本対セネガル
スコア：2-2
前半11分こぼれ球にサディオ・マネが反応し先制を許しますが、前半33分乾貴士のシュートで同点に追いつきます。
後半25分にムサ・ワゲがゴールを決め逆転されますが、後半32分本田圭佑のシュートで同点に追いつきます。その後試合の動きはなく、引き分けで終了しました。
・日本対ポーランド
スコア：0-1
後半13分ヤン・ベドナレクのシュートで失点を許し、そのまま得点を挙げることはできず、敗退しました。
最終戦を勝利で終えることはできませんでしたが、セネガルと勝ち点や得失点差などが並んでいた日本は、フェアプレーポイント差でグループステージを突破し、決勝トーナメントへ進出しました。
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決勝トーナメントの結果：ベスト16
・日本対ベルギー
スコア：2-3
決勝トーナメント初戦はベルギーとの1戦になりました。
強豪ということもあり、難しい試合が予想される中、日本は後半2分原口元気のシュートで先制。
続いて6分乾のミドルシュートも決まり、2点先制という日本代表にとって非常に優位な状況を作り上げました。
しかし、後半24分コーナーキックからヤン・フェルトンゲンにヘディングシュートを決められ、失点します。
その後、28分マルアン・フェライニのクロスに合わせたヘディングシュートで更に1点を失います。
攻められる展開が続き、終盤に差し掛かったアディショナルタイム4分にカウンターからナセル・シャドリに流し込まれ、一気に逆転される形で試合は終了しました。
こうして、2018年ワールドカップロシア大会は悔しさの残る中、幕を閉じました。
また、この試合は後に決戦の地ロストフにちなんで「ロストフの死闘」と呼ばれる名試合となりました。
今大会はハリルホジッチ監督から西野監督への突然の交代があり、決して肯定的ではない意見も多い中、選手たちの実力で魅せることができたといえます。
前大会でのグループステージ敗退という雪辱を果たすべく、躍進しました。
・代表メンバー
GK
川島永嗣、東口順昭、中村航輔
DF
長友佑都、槙野智章、吉田麻也、酒井宏樹、酒井高徳、昌子源、遠藤航、植田直通
MF
長谷部誠、本田圭佑、乾貴士、香川真司、山口蛍、原口元気、宇佐美貴史、柴崎岳、大島僚太
FW
岡崎慎司、大迫勇也、武藤嘉紀
この大会で選出された選手は若手よりも代表経験を積んだ選手が多かったため、全体的に安定感があるチームでした。
また、連携がとれているので中盤でのパスが通りやすく、攻守のバランスの良さも感じられました。
フィジカル面からセットプレイやカウンターに弱い場面は見られましたが、それをカバーする決定力があるのが特徴でした。
特に大迫、香川、本田の決定力が抜きん出ていてチャンスをものにする力がありました。
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過去5大会の成績
1998年開催フランスワールドカップ：最終成績 グループステージ敗退
グループステージの結果：グループ4位、0勝3敗0分（勝ち点0、得失点差-3）
日本はアルゼンチン、クロアチア、ジャマイカの3国と同じグループHに入りました。
・日本対アルゼンチン
スコア：0-1
サッカー日本代表の歴史のなかで最初のワールドカップ、グループステージ初戦です。
序盤からピンチの続く中、前半28分ガブリエル・バティストゥータにゴールを決められ敗退しました。
・日本対クロアチア
スコア：0-1
後半32分ダヴォール・シューケルの股抜きシュートが決まり、得点を得ることができないまま敗退しました。
パスミスやチャンスを活かしきれないなど、日本にとって反省点の残る試合になりました。
また、この時点で2連敗していたため、グループリーグ突破の可能性は相当低くなっていました。
・日本対ジャマイカ
スコア：1-2
前半39分と後半8分にセオドア・ウィットモアのシュートが決まり2点先取されました。
後半29分に呂比須ワグナーが落としたヘディングに合わせた中山雅史がシュートを決め1点を返しますが、得点差を縮めることができず、グループリーグ敗退となりました。
この1点は日本のワールドカップ史上、初の得点となりました。
・代表メンバー
GK
小島伸幸、川口能活、楢崎正剛
DF
名良橋晃、相馬直樹、井原正巳、小村徳男、服部年宏、斉藤秀俊、秋田豊、中西永輔
MF
山口素弘、伊東輝悦、中田英寿、名波浩、小野伸二、森島寬晃、平野孝
FW
中山雅史、呂比須ワグナー、岡野雅行、城彰二
ワールドカップ初出場ということもあり、闘志溢れるプレイが多く見られました。
負傷してもプレイを続けるなど、体を張って貪欲に点をとりに行こうとするチームでした。
2002年開催日韓ワールドカップ：最終成績 ベスト16
グループステージの結果：グループ1位、2勝0敗1分（勝ち点7、得失点差+3）
日本と韓国の共同開催となった今大会ではベルギー、ロシア、チュニジアと同じグループHに入りました。
・日本対ベルギー
スコア：2-2
後半12分マルク・ヴィルモッツにオーバーヘッドシュートを決められ1点先取されました。
その直後、鈴木隆行と稲本潤一によるゴールで2点を返します。しかし後半30分失点し、同点のまま引き分けという結果に終わりました。
・日本対ロシア
スコア：1-0
後半5分稲本が先制点を挙げ、1点を守り切ったまま勝利しました。
高視聴率を叩き出すなど、多くの人がサッカーに夢中になっていたのが伝わってくる試合でした。
・日本対チュニジア
スコア：2-0
後半2分、森島寬晃のミドルシュートが決まり、後半30分には中田英寿のダイビングヘッドで追加点を挙げ快勝しました。
この試合の勝利で、日本初の決勝トーナメント進出となりました。
決勝トーナメントの結果：ベスト16
・日本対トルコ
スコア：0-1
グループステージを首位で通過した日本は決勝トーナメント初戦、トルコと対戦。
悪天候の影響もあり、日本のパスミスから相手にコーナーキックを与えてしまいます。
そして前半12分、そのコーナーキックからウミト・ダヴァラにヘディングゴールを許します。
前半終盤、三都主アレサンドロがフリーキックからゴールを狙いますが、ゴールポストに嫌われ、得点には至りませんでした。
今大会初の決勝トーナメントを勝利で飾ることはできませんでしたが、初のベスト16という成績を残しました。
・代表メンバー
GK
川口能活、楢崎正剛、曽ヶ端準
DF
秋田豊、松田直樹、森岡隆三、中田浩二、宮本恒靖
MF
稲本潤一、服部年宏、中田英寿、森島寬晃、三都主アレサンドロ、福西崇史、小野伸二
小笠原満男、明神智和、戸田和幸、市川大祐
FW
西沢明訓、中山雅史、鈴木隆行、柳沢敦
決定力に欠ける面もありましたが、果敢にシュートを打ち、ゴールを狙いに行く積極性がありました。
また、攻撃力が高く攻めの姿勢が強いチームでした。
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2006年開催ドイツワールドカップ：最終成績 グループステージ敗退
グループステージの結果：グループ4位、0勝2敗1分（勝ち点1、得失点差-5）
今大会ではオーストラリア、クロアチア、ブラジルと同じグループFになりました。
・日本対オーストラリア
スコア：1-3
前半26分相手キーパーと中村俊輔が揉み合う形でゴールを決めた日本は、1点先制の良い形で後半戦にもちこみます。
しかし、試合も終盤に差し掛かったところでティム・ケーヒルに2点をとられ、守備の乱れを修正しきれないまま、ジョン・アロイージに1点を決められ、無念の敗退となりました。
・日本対クロアチア
スコア：0-0
宮本恒靖がPKを献上するなど、危ない場面が続きましたが、両者得点には至らずスコアレスドローという結果に終わりました。
・日本対ブラジル
スコア：1-4
立ち上がりからブラジルの猛攻を受けます。
危ない場面が続くも、前半34分玉田圭司の痛烈シュートで先制点を挙げました。
GK川口能活の好セーブにより、無失点のまま前半を終えようとしていましたが、その直後ロナウドのヘディングシュートが決まり同点となりました。
勢いは止まることなく、ジュニーニョ・ペルナンブカーノ、ジウベルト・シウバ、そしてロナウドの2点目が決まり1-4の大敗を喫しました。
この試合で日本はグループステージ敗退となりました。
・代表メンバー
GK
土肥洋一、川口能活、楢崎正剛
DF
茂庭照幸、宮本恒靖、三都主アレサンドロ、中沢佑二、中田浩二、坪井慶介、加地亮、駒野友一
MF
福西崇史、中田英寿、中村俊輔、小笠原満男、稲本潤一、小野伸二、遠藤保仁
FW
柳沢敦、高原直泰、玉田圭司、大黒将志、巻誠一郎
キャプテンの宮本を筆頭として、グループステージ突破を狙いました。
チームとしての一体感はあまり高くありませんでしたが、個々の能力は高く、中田のドリブルやキープ力の高さが特徴でした。
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2010年開催南アフリカワールドカップ：最終成績 ベスト16
グループステージの結果：グループ2位、2勝1敗0分（勝ち点6、得失点差+2）
今大会ではカメルーン、オランダ、デンマークと同じグループEに選ばれました。
・日本対カメルーン
スコア：1-0
前半39松井大輔のクロスに本田圭佑が合わせ、先制点を手に入れました。
ワールドカップ初戦を勝利で試合を締めくくる幸先の良いスタートになりました。
・日本対オランダ
スコア：0-1
後半7分ヴェスレイ・スナイデルの鋭いシュートをGK川島永嗣が弾ききれず先制点を許します。
その後、1点差を返すことができず敗退となりました。
・日本対デンマーク
スコア：3-1
前半17分本田がフリーキックから直接狙い、先制しました。続いて前半30分、遠藤保仁もフリーキックからしっかりとゴール枠内にボールを落とし、追加点としました。
また後半34分長谷部誠がPKを献上し、失点を許しますが、直後岡崎慎司が落ち着いて3点目を挙げ、決勝トーナメントへの進出を決めました。
決勝トーナメントの結果：ベスト16
・日本対パラグアイ
スコア：0-0（PK 3-5）
日本の決勝トーナメント初戦の相手はパラグアイでした。
試合は0-0とスコアに動きのないまま、PK戦へもつれ込みます。
両者とも着実にPKを決めていましたが、日本3人目のキッカー駒野友一のシュートがクロスバーに直撃し、ポイントを逃します。
その後もパラグアイは落ち着いて決め、5人目のキッカーのシュートが決まった瞬間、日本の敗退が確定しました。
日本代表メンバーが肩を抱きあい、膝をついて見守る姿が印象に残った大会でした。
決勝トーナメント初勝利の兆しは見えたものの、惜しくもあと1歩及びませんでした。
・代表メンバー
GK
川口能活、楢崎正剛、川島永嗣
DF
中沢佑ニ、田中マルクス闘莉王、駒野友一、岩政大樹、今野泰幸、長友佑都、内田篤人
MF
中村俊輔、稲本潤一、遠藤保仁、中村憲剛、松井大輔、阿部勇樹、長谷部誠、本田圭佑
FW
玉田圭司、大久保嘉人、矢野貴章、岡崎慎司、森本貴幸
今大会は守備の固さが目立ちました。
中でも川島のセーブ力の高さで失点を抑えられた場面が多く、攻めのサッカーというよりも守りのサッカーという特徴がありました。
また一方で、チャンス時に自分が決めに行くという、本田の強気なスタイルも目立ちました。
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2014年開催ブラジルワールドカップ：最終成績 グループステージ敗退
グループステージの結果：グループ4位、0勝2敗1分（勝ち点1、得失点差-4）
今大会ではコートジボワール、ギリシャ、コロンビアと同じグループCに入りました。
・日本対コートジボワール
スコア：1-2
前半16分本田の一撃で先制し、前半を折り返します。
しかし、後半ディディエ・ドログバの投入から雰囲気が一変し、後半19分にウィルフリード・ボニー、21分にジェルビーニョにゴールを決められ、あっという間に2点を失いました。
グループステージ初戦は逆転負けという厳しいスタートとなりました。
・日本対ギリシャ
スコア：0-0
コンスタンティノス・カツラニスが2枚目のイエローカードで退場したため、10人のギリシャを相手に戦うことになりました。
数的優位な状況でしたが、ギリシャの守備に阻まれ、得点を得られずスコアレスドローに終わりました。
・日本対コロンビア
スコア：1-4
前半17分今野泰幸がPKを献上し、フアン・クアドラードが冷静に決め1点先制されます。
前半46分本田が浮かせたボールを岡崎が頭で押し込み、同点で前半を折り返しました。
後半9分、36分にジャクソン・マルティネスがゴールを決め、更に試合終盤の後半44分ハメス・ロドリゲスのシュートが決まり、これがダメ押しの1点となりました。
この試合での敗退で、今大会はグループステージを突破することができませんでした。
・代表メンバー
GK
川島永嗣、西川周作、権田修一
DF
今野泰幸、伊野波雅彦、長友佑都、森重真人、内田篤人、吉田麻也、酒井宏樹、酒井高徳
MF
遠藤保仁、長谷部誠、青山敏弘、山口蛍
FW
大久保嘉人、岡崎慎司、本田圭佑、香川真司、清武弘嗣、柿谷曜一朗、斎藤学、大迫勇也
チーム全体の連携が取れていて、特に遠藤と清武弘嗣の間の意思疎通ができていたため、中盤の安定感がありました。
一体感のあるチームでしたが、ワールドカップでは結果が奮わずに終わりました。
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まとめ
サッカー日本代表が出場した過去のワールドカップ大会について振り返ってみました。
2022年ワールドカップカタール大会、スペイン・ドイツと同組で厳しい組み合わせと言われていますが、過去最高成績ベスト16を上回る、目標のベスト8の達成なるか注目です。
4年に1度の大舞台、観客の胸を熱くさせ、日本サッカー界が大いに盛り上がる試合を期待しています！
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