こんにちは!
現在、Jリーグの各クラブが新シーズンに向けたキャンプを行い、戦術や連係面の強化に力を入れています。
2022年シーズンは、11月に行われるカタールW杯を考慮して、通常より日程を前倒し、
2月18日に開幕し、11月5日に閉幕となり、普段よりもやや過密日程となります。
その2022シーズンのJ1リーグ、川崎フロンターレが3連覇を達成するのか、
対抗するクラブが現れるのか、優勝争いも注目が集まります。
本記事では、2022年シーズンのJ1順位予想とあわせ、優勝・ACL出場権・残留の各争いと、
その目安となる勝ち点ラインを予想してみました!
>>【関連】最新J2順位予想2022!優勝候補は?J1昇格争いの勝ち点ラインと展望も!
>>【関連】最新J3順位予想2022!優勝候補は?J2昇格争いの勝ち点ラインと展望まとめ!
【結論!】2022年度最新J1順位予想
01位:川崎フロンターレ
02位:浦和レッズ
03位:ヴィッセル神戸
04位:名古屋グランパス
05位:鹿島アントラーズ
06位:横浜 F・マリノス
07位:セレッソ大阪
08位:FC東京
09位:アビスパ福岡
10位:コンサドーレ札幌
11位:サガン鳥栖
12位:ガンバ大阪
13位:湘南ベルマーレ
14位:京都サンガ
15位:清水エスパルス
16位:サンフレッチェ広島
17位:ジュビロ磐田
18位:柏レイソル
このような順位を予想しました!
みなさんの応援するクラブは何位と予想されているでしょうか。
これはあくまでも予想であって、応援するチームの躍進を期待したいところですね(^^)/
この後に、優勝争い、ACL出場権争い、J1残留(J2降格)争いをするチームについて、
詳しく掘り下げてみたいと思います!
2022年度J1優勝争い・勝ち点予想
2022年度J1優勝争い
◎本命:川崎フロンターレ
〇対抗:浦和レッズ、ヴィッセル神戸
△穴:名古屋グランパス
順位予想で、川崎フロンターレの優勝を予想したとおり、
やはり王者・川崎フロンターレが2022年もJリーグの中心にいる事でしょう。
下記では、優勝争いに絡むチームごとに、
その根拠や、現在のチーム状況についてご紹介します。
2021年シーズン:1位
2022年シーズンも優勝に最も近いチームであることに間違いはないでしょう。
鬼木達監督就任から6年目となり、これまで4度のJリーグ優勝に導いていますが、
常に慢心はなく、チームの基礎となる戦術をアップデートすることで、
日々進化しているチームであり、近年の川崎の強さは歴代最強のチームとも言えます。
特に昨シーズンは、シーズン前に守田英正の移籍、
シーズン途中には田中碧、三笘薫も移籍し、主力選手の退団が懸念されていましたが、
その影響を感じさせない戦いで失速を見せず、最終的に2位と勝ち点13ポイント差で優勝を果たし、
鬼木監督が作り上げた川崎の底力を見せたシーズンでした。
その戦いぶりからも、日々のトレーニングから質の高さが伺え、
新シーズンに向けたキャンプでも、チームに更なる「スピードアップ」を意識付け、
シーズン目標としては昨シーズンから継続して「1試合に3点」を掲げています。
冬の移籍市場の動きとしては、札幌からチャナティップ、横浜FCから瀬古樹を獲得し、
堅実な補強もある中で、高校、大学、ユース年代の選手も多く獲得し、
若手育成にも余念がありません。
そんな盤石とも言える川崎にとっての懸念材料は、
ACL出場による過密日程と、チームを支えるベテラン選手の高齢化です。
過密日程が組まれている今シーズンのJリーグを考慮し、
ACLに「どれほど重きを置くか」というチームの指針次第では、
リーグ戦のパフォーマンスにも影響してきそうです。
また、ベテランである
チョン・ソンリョン、家長昭博、レアンドロ・ダミアン、小林悠が、
継続したパフォーマンスを見せられるかがJリーグ3連覇の鍵を握ると言えます。
2021年シーズン:6位
リカルド・ロドリゲス体制2年目となる浦和は、
「打倒川崎」を果たすポテンシャルを秘めているチームであると考えます。
浦和は、2019年12月にフロントの一新と、それに伴う新たな指針を発表していました。
2020年:変革元年、2021年:飛躍の年、2022年:リーグ制覇
というものです。
2021年シーズンは天皇杯優勝という結果を残し「飛躍」と言えるシーズンであり、
今シーズンの目標である「リーグ制覇」に向けて、
サポーターからの期待も高まるシーズンとなっています。
冬の移籍市場の動きとしては、
大幅な選手の入れ替えがありましたが、主力選手の流出を抑え、
鹿島でプレーしていたCB犬飼智也を筆頭に、馬渡和彰、知念哲矢、松尾佑介、松崎快といった
J1・J2の各クラブで主力を務めていた選手の補強に成功し、
更には、スウェーデン代表経験を持つ27歳のMFダヴィド・モーベルグを獲得し、
2チームを作れる選手層を確保しました。
更に、浦和にとって朗報と言えるのが、欧州への移籍の可能性があった
エースであるユンカーの残留であり、浦和との契約延長を果たしています。
スカッド的にはFWが手薄であり、
登録上はユンカーと、京都橘高校から加入した木原励しかいませんが、
既に補強に向けた動きを見せているため、心配はないと言えます。
一応、明本考浩や江坂任も偽9番的にプレーすることも出来ます。
浦和にとって懸念されるポイントは、
阿部勇樹(引退)、宇賀神友弥、槙野智章、興梠慎三(ローン移籍)といった、
長年浦和を支えてきたベテラン選手が一気に退団してしまったことです。
このため、2022年シーズンは、精神的支柱としてもGK西川周作に期待が掛かります。
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2021年シーズン:3位
ビッグネームを抱える神戸も、引き続き優勝候補の一角と言えます。
昨シーズンは、シーズン途中に日本代表の大迫勇也、武藤嘉紀、
そしてバルセロナで神童とも表現されたボージャン・クルキッチなどを補強し、
古橋享梧の抜けた穴を十分に埋め、
クラブ史上最高位となる3位でシーズンを終えました。
名実ともに、日本のビッグクラブとしての地位を築き上げている最中と言えます。
冬の移籍市場の動きとしては、
槙野智章、扇原貴宏といった実力者の補強に成功し、
セルジ・サンペールも新シーズンに向けたキャンプに参加していることから、
残留の可能性が高まり、選手層も厚くなってきました。
楽天をスポンサーに持つ資金力から、ネームバリューはJリーグ屈指のチームであり、
不安要素の一つだった三浦淳寛監督も、
送り出す選手によって戦術を変更することでチームに柔軟性が生まれ、
昨シーズンは神戸の地固めに成功したシーズンと評価できます。
現在、考えられる懸念材料は2点あり、
ACL本大会出場による過密日程と、イニエスタのパフォーマンスになります。
ACLという点では、神戸はプレーオフからの参加となりますが、
既に「アジアNo.1を目指す」と公言していることから、本大会の出場を決めた場合、
Jリーグと共に本気で獲りに行くタイトルであると予想されます。
2020年シーズンに出場した際は、
ベスト4という成績に終わり、この雪辱を晴らす戦いになります。
イニエスタのパフォーマンスという点では、過密日程が予想されるシーズンに置いて、
年齢、怪我などを考慮し「シーズンを通してどれほど貢献できるのか」という部分も、
神戸の成績を左右しそうです。
2021年シーズン:5位
近年、堅い守りを武器に戦っている名古屋も優勝候補の一角であると予想します。
マッシモ・フィッカデンティ監督の下では、
2020年シーズンはリーグ最少失点、
昨シーズンは優勝した川崎に次ぐ最少失点でリーグ戦を終え、
守備の面では結果を残していた名古屋でしたが、フィッカデンティ監督の辞任と、
長谷川健太監督の就任が発表されています。
長谷川健太体制でスタートする名古屋の予想としては、
これまでフィッカデンティが築いてきた4-4のブロックを用いた戦術をそのまま継承できると考えられます。
細かな戦術の違いはありますが、基礎のところで戦術的に通ずる部分も多くあるため、
後任に長谷川健太を招聘したとも考えられます。
また、昨シーズンのFC東京で採用していた4-3-3のシステムに関しては、
長谷川監督にピタリと嵌(ハマ)るアンカータイプの選手を見つけられるか、という点で、
ベースのシステムになるか、オプションとして用いられるか、変わってくると予想されます。
以上を踏まえて、多くの改革に取り組むというより、
フィッカデンティ監督のサッカーを継承しつつ、
課題となっている得点力をどう伸ばすか?という戦い方の模索になってくると考えられます。
冬の移籍市場の動きとしては、退団した選手に合わせた補強が行われており、
大きな戦力ダウンはなくシーズンを迎えられそうです。
懸念されるポイントとしては、
長谷川監督は、選手の能力に依存する戦術でもあるため、
一度チームが崩壊してしまうと、立て直しを図ることは難しく、
シーズンを通して安定した戦いが出来るかが、鍵になると言えます。
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勝ち点予想
※この数字は、20チームで争われた昨シーズンと、2ステージ制だった2016年,2017年を除く、
直近5年間の優勝チームの勝ち点を平均(小数点切り捨て)して割り出しています。
2017年:勝ち点72(川崎フロンターレ)
2018年:勝ち点69(川崎フロンターレ)
2019年:勝ち点70(横浜 F・マリノス)
2020年:勝ち点83(川崎フロンターレ)
とはいえ、近年の川崎フロンターレの強さは
Jリーグの歴史を振り返っても、屈指の強さであり、
優勝を果たした2017,2020年シーズンはこの勝ち点を上回っています。
※20チームで戦った2021年シーズンは「勝ち点92」の最高勝ち点で優勝を果たしています。
優勝を目指すチームは、
川崎フロンターレとの直接対決もシーズンを左右する重要な一戦となりそうです。
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2022年度J1ACL出場枠争い・勝ち点予想
※優勝争いの勝ち点ラインと同様の方法で平均点を割り出しています。
2017年:勝ち点62(4位:柏レイソル)
2018年:勝ち点56(3位:鹿島アントラーズ)
2019年:勝ち点63(3位:鹿島アントラーズ)
2020年:勝ち点60(4位:セレッソ大阪)
※各シーズンのACLプレーオフ以上に進出したチームの最低ライン
ACL出場枠には、優勝予想であげた4チームに加え、
鹿島アントラーズ、横浜 F・マリノス、セレッソ大阪も絡んでくると予想しています。
それでは、この3チームについて、
予想の根拠や、現在のチーム状況についてご紹介します。
2021年シーズン:4位
昨シーズンは開幕から6戦4敗とスタートダッシュに躓きましたが、
その後に立て直し、最終的に4位でシーズンを終えています。
冬の移籍市場の動きとしては、ベテランのレオ・シルバ、永木亮太、遠藤康が退団し、
その後任となる選手の補強に努め、
何と言ってもFW鈴木優磨の復帰は大型補強と言えます。
昨シーズン2桁得点を記録した上田綺世、荒木遼太郎に加え、
もうひとり2桁得点を目指せる選手が加入したのは強みであり、
2022年は鹿島の攻撃力に期待が持たれます。
一方守備の面で、
町田浩樹、犬飼智也というレギュラー級のCBが2枚とも移籍した影響は大きいことが予想されますが、
札幌からキム・ミンテの獲得に成功し、ディフェンスの再構築を図ります。
また、新シーズンから鹿島のレジェンドの一人である岩政大樹がコーチとして就任します。
岩政は、解説やインタビューを見ても、言語化する能力が高く、
彼の言葉を交えて、一つ一つの指導・経験がチームに還元され、
特に若手選手の成長にも期待が掛かります。
以上を踏まえて、攻撃陣は上位を狙える選手が揃っているため、
チームとして攻守のバランスが保つことが出来れば、
ACLの出場権、あるいは優勝を狙えるチームとなりそうです。
2021年シーズン:2位
2021年シーズンは、勝ち点のラインで言えば、優勝も視野に入る好成績でしたが、
終盤の失速が響き、首位川崎と並走することは出来ませんでした。
アンジェ・ポステコグルー監督の後任として、
昨シーズンの途中から監督に就任したケヴィン・マスカットには、
このキャンプ合宿中に新チームの基礎作りと、戦術の上積みが求められます。
というのも、マリノスにとってシーズンを左右すると言っても過言ではないのが、
前田大然、扇原貴宏という「チームの中心選手が移籍した影響をどのように抑えるか」という点です。
冬の移籍市場で、既に補強は済ませていますが、
リーグ23得点という穴を埋めるのは、戦術の部分だけではカバー出来ないため、
新エースとして期待される西村拓真や、中盤では藤田譲瑠チマのブレイクが必要となります。
このため、優勝争いからは後退するものの、
ACL出場枠を争う強さは維持できていると予想します。
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2021年シーズン:12位
昨シーズンの途中から、長年セレッソの強化部長やコーチとして携わっていた
小菊昭雄が監督に就任しています。
2022年シーズンも、昨シーズンに見せていたプレスをベースとした戦術で戦うことが予想され、
プレス回避された後のチームの動きまでデザインできるかが、上位を狙う鍵となります。
また、冬の移籍市場での動きとしては、
積極的な選手の入れ替えを行っているクラブであり、
山中亮輔、上門知樹、毎熊晟矢など、J1・J2を戦った実力ある選手が加入しています。
一方で、瀬古歩夢、坂元達裕が海外移籍を果たしており、セレッソにとって大きな影響を与えそうです。
清武弘嗣、乾貴士、復帰した山下達也というセレッソをよく知るベテラン勢と、
新戦力・若手の融合次第では上位を狙えるポテンシャルを秘めているため、
2022年の台風の目にもなり得るチームであると予想します。
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2022年度J1残留(J2降格)争いの勝ち点ライン
※優勝争いの勝ち点ラインと同様の方法で平均点を割り出しています。
2017年:勝ち点32(16位:ヴァンフォーレ甲府)
2018年:勝ち点41(16位:ジュビロ磐田)
2019年:勝ち点36(16位:湘南ベルマーレ)
2020年:勝ち点28(16位:清水エスパルス)※コロナ禍を考慮し降格なし
※2014年,2017年シーズンは自動降格。2018年以降はJ1参入プレーオフに参戦
下記では、
残留を争うと予想されるチームの根拠や、チーム状況などをご紹介します。
2021年シーズン:11位
新シーズンから、ドイツ人のミヒャエル・スキッべが監督として指揮を執ります。
ドイツの育成年代からトップチーム、ガラタサライ、ギリシャ代表など、
経験豊富な監督ですが、コロナ禍の影響により、来日の目途が立たず、
既にスタートしている新シーズンに向けたキャンプに合流出来ていません。
このため、戦術指導が満足に行えないまま開幕を迎える可能性があるため、
スタートダッシュに躓く恐れがあります。
広島のプランとしては「若手育成」を重点に置き、個人・チームの成長を経て、
上位を目指していく長期プランであり、このプランにスキッべ監督も共感を得ています。
このことから、仮にスタートダッシュに躓いても時間を与えられる事は既定路線であり、
シーズン中の成長を目指し、今後に期待を持たせるシーズンにしたいところです。
冬の移籍市場の動きとしては、川村拓夢の獲得や野津田岳人の復帰などの新戦力と合わせ、
昨シーズンのメンバーがほぼ残留し、組織力は継続したままシーズンを迎えられそうです。
ポイントは、昨シーズンからの課題である「得点力不足」であり、
この点が改善されないことには、
残留争いを目指して戦うシーズンになる可能性が高くなります。
降格濃厚ではありませんが、他のチームと比べて、
難しいスタートダッシュになることは確かと言えます。
2021年シーズン:1位(J2)
昨シーズン、J2優勝果たしたことで、3年ぶりにJ1の舞台に帰ってきました。
J1を戦う強化として、
杉本健勇(ローン移籍)、黒川淳史を筆頭に
各ポジションに補強を行い、選手層の確保に成功しています。
また、ベテランの遠藤保仁は完全移籍へと移行し、
遠藤のプレーも2年ぶりにJ1の舞台で見ることが出来ます。
J2優勝の勢いそのままに新シーズンを戦いたい磐田ですが、
懸念されるのが守備の部分であり、昨シーズンはJ2優勝ながら、
最少失点数がリーグ7位とやや守備に不安が残ります。
レベルが上がるJ1の舞台で、攻撃力の維持と、
崩壊を招かない守備を構築できるかが鍵となります。
2021年シーズン:15位
ネルシーニョ体制4年目となり、
柏での監督指導は通算10年目の節目となるシーズンになります。
昨シーズンは、特に前半戦で難しい時間を過ごし、
チームの得点源だったオルンガの退団が響き、リーグ戦の折り返しを迎えた時点で
4勝2分13敗という厳しい成績でした。
後半戦は、残留に向けて戦うシーズンとなり、
シーズン途中に江坂任の移籍もありましたが、何とか立て直し残留を果たしています。
冬の移籍市場の動きとしては、神戸からドウグラスを獲得し、主に若手選手の獲得が目立っていますが、
チームを牽引する「核」となる選手が現れるかが鍵になります。
ネルシーニョ監督の続投もあり、昨シーズンの崩壊を教訓に戦うことが必要であり、
現状、引き続き厳しいシーズンとなることが予想されます。
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まとめ
2022年シーズンのJ1順位予想とあわせ、優勝・ACL出場権・残留の各争いと、
その目安となる勝ち点ライン予想をご紹介しました。
川崎がリーグ3連覇を果たすのか、川崎の牙城を崩すチームが現れるのか、
優勝争いや、ACL出場圏内の争い、そして残留争いと、白熱が予想されます。
また、シーズン終了後に控えるカタールW杯のメンバー入りも含めて、
選手たちはより一層ギラ付かせるシーズンになるかもしれません。
2022年シーズンのJリーグ開幕が待ち遠しいですね(^^)/
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